A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダーにパーカー、西武ライオンズ、FEプレイ日記(似非)・・・好きなことをぽつぽつと。

だからとっくに年は明けている。(雑記・エンタメ・ゲーム話諸々)

 

ご無沙汰しておりました。皆々様、あけおめでございます。……いや、もう寒中お見舞い申し上げます。

 

……現在地元、もう雪いらない、ヤ・メ・テ(はぁと)(あおすじ)

 

来月あたりには色々打ち上げたいと思っておりますが、どうなることやらのこのごろです。

 

以下、どーでも近況。

 

・アラフォー、年末年始でイラレレベル1になる。(※ illustratorを勉強したの意)……これで小説の地図を(あんな見るにたえない手書きから)もっとまともにできる……!という目論見のもと。

現在、作業がめんどくさくて頓挫。(えっ)

本の表紙とかもデザインできるかな?と思いきや、自分にデザインセンスが絶望的にないことを実感する。ちょっとばかしイラレ使えてもアイディアが出ないとこうなりますわな……。

 

・転居、転職活動を続行中。まだ実感がわかないものの、ちょっと見通しがついてきたかも。

 

・一方で現本業も繁忙期。なのにうっかりあの似非『グランベル778』の続きを小説形式で書いて、あっという間に7万字☆ 

……オマエは良い年してなにをやっとるんや……(あ然)

あ、DS復活させましたわ。久しぶりにFEプレイしたら5回くらい死んだ☆彡

……だからなにをやっとるんや。

もう2/3くらいで完結の構想中☆

書いたものの、公開するんか、コレ……(汗)

 

(上の事実を見ると、多忙だ暇だに関わらず、自分がなにをめんどくさがり、なにをすいすい進めるか、残酷なまでによくわかるな……)

 

・あ、肝心の三作目中身は、もう最終推敲をはじめていいかというところまで来ました。中身だけならば、来月中には公開可能状態にできそう。中身だけなら。

……推敲の結果、やっぱり文字数増えたけどな!

…………ダメパターンすぎる。最終推敲でなんとか今度こそ削りたい。

 

 

《以下、諸々エンタメ事情》

 

・昨年の『吸血鬼すぐ死ぬ』アニメ、最高でしたな! わたくしめの好きな下半身透明くんとあっちゃんが出てこなかった以外、どこをどう観ても最高!(第2期に持ち越しというわけですよね?)(でもあのお話のキッスさん出オチがすばらしすぎるんだけどなぁ……)

うん、しかし毎話声優陣が豪華すぎて話が頭に入ってこないことがたびたびあったので、うんうん、もう一回観よう! 何度でも観よう!

 

ところで、わたくしの人生四半世紀間の声優さんの根幹である、箱田先生の『ファイアーエムブレム』ドラマCDの話をしていいっすか? マジもう四半世紀くらい前のなんですけど……

 

オグマ→キンデメさん

ナバール→ヨモツザカさん

アベル→ナギリさん

カイン(2作目)→シーニャさん

カミュ→Y談おじさん

ミシェイル→ドラウス父さん

 

……世の中、狂ってなぁい?(はぁと) 

声優陣様、昔から豪華すぎなぁい?

私はもう四半世紀も天国で生きているのね。

 

(箱田先生FEのドラマCD……つくづくおっそろしいって。今なお主役級の著名な方々ばかりだからね、まさに)

(私、カインのファンでございまして、高木さんverも小野坂さんverも最高。どっちも豪華すぎやろ)

(したがって私が後にボーボボのアニメを観た際の衝撃を、お察しください。いや、めちゃくちゃ楽しんだんですけども)

(あとナギリ回の途中CMで『最遊記』の三蔵様をぶっこんできたときは盛大に吹きました)(私の中にはいつまでもアベルがいるよ……。毎月Gファンの名シーン読者投票で1位だったアベルを忘れていないよ……)

(こういう経験を思うと、気楽な身の上のままアラフォーになるってのも悪いことばっかりじゃないね、ホント……)(時間っていうのは、ある日エンタメの感動を最上級に高めてくれますよ)

(そして長く続けられている方々の偉大さに思いを馳せる……)

 

 

・『相棒』シーズン20視聴しておりますよ。

先日(19日)放送のは、開始1分足らずで狂気を感じましたが、案の定ぶっとんでましたな。笑いました。いや、事件そのものはシリアスなんですけど。

例のここ掘れワンワンもですが、一目見て悪人とわかる部屋のデザインセンスとか感嘆するしかないですZE……

 

冠城くんさぁ、あんな右京さん放置して卒業とか、マジなん? なんの嫌がらせ?? ひどくない? だれが今後あれと上手くお付き合いできるというの? 次の相棒がどこのどなたにせよ、気の毒で仕方ないんですが。たとえすでに出演していらっしゃるだれかだとしても、まったく新しい人だとしても、同情しか覚えませんよ、もう。こんなんこれまでの相棒交代では覚えなかった感情。ただただ後任気の毒!

(いや、個人的に……たぶん大多数の視聴者の方々と同様に、冠城君に卒業してほしいなんて1ミリも考えていない人間なんですが。もうずっと冠城君しかいないと思ってたし)

二代目あたりがもしや万一戻ってこられたとしても、本気で同情しますわ、これ。ごめんなさい、すべては冠城亘とシーズン最長お付き合いをしていたせいなんです、右京さんがこんなにパワーアップ(色々な意味で)したのは。

……で、どう卒業なさるんです? 正月スペシャルで言及されていたカズヤくんとかいうお友だちが無事闇落ちし、最恐テロリストと化して襲来するとかですか? 初代の卒業も旧友の意志を継ぐ形でしたよね(闇落ちじゃなかったけど)。

以前に観たドラマ『天国と地獄』で、一生さんと迫田さんが演じた二人を勝手に思い起こしているところであります。

それともあれか、獄中の例の悪女が、また遠距離攻撃を仕掛けてくるわけですか?

 

……もう、わかりましたよ。覚悟はできましたよ。

 

私は某ボーンズの『甘い人』を経験した人間ですから。もうなにが来ても死なないからいいよ、たぶん……(ほぼ自棄)

 

でも個人的には、右京さんが定年退職して紅茶屋兼探偵事務所を開き、特命係は冠城くんと青木くんあたりに譲る形がいちばん良いのになぁ……と妄想してましたわ。

 

ぶっちゃけ思うに、シーズン20も続いた名作長寿ドラマに、新しい相棒を入れる「体力」があるんでしょうか? あってはいけない気もするんですが……

(せめてもう出演済みのだれかならばまだしも──)

 

 

・昨日SONGSを、大泉さんの紅白舞台裏特集ということしか知らないで、仕事終わりに間に合って視聴しましたら、まさかのシゲさん登場でひっくり返りましたわ。

いやぁ、視聴しはじめ、「なぁに、シゲさん、今日はナレーションやらないんですかぁ~?」なんて言ってたそばから、本人出て来たもん。そりゃ夕食むせもするよ。ありがとうございます、国営放送。

なんかもう途中、ジャンボリーの総合P再来を見ている気持ちになりましたよ。

 

 

以上、新春の結論:世の中ちょっと狂ってなぁい?

 

 

 

 

ティベリウス・クラウディウス・トラシュルスの華麗なる経歴

仕事納めてきました。年の瀬、ご機嫌うるわしゅうございます。

 

さて、表題の方ですが、ティベリウス帝の友人であり側近であったとして、史書に名前が残っている人物です。天文学者。古代は天文学者占星術師(占い師)を区別していなかったらしいのですが、ちょっと信憑性の怪しい占いエピソードも残っております。タキトゥス、スエトニウス、ディオといった歴史家全員に言及されているので、実在していたのは確かでしょう。

 

不肖わたくし、古代ローマ小説の一作目、二作目とも登場させている人物です。

 

年内最後は、この人の、ちょっと泡を吹いて倒れるレベルの華麗なる経歴について書かせていただければ、と。

 

不肖わたくしの小説はさておき、

 

出身はエジプトのアレクサンドリア、あるいは同じナイルデルタ内にあった都市メンデスと言われています。歴史上は「メンデスのトラシュルス」と書かれることも。

生年不明。ただ没年はわかっています。ティベリウス帝死去の前年です。(帝よりは長生きしてほしかったですわ……)

帝は77年の生涯と、当時としては長命も長命でしたので、その前年まで生きていたというトラシュルスは、たぶん帝より年下だった可能性が高いと思われます。確実ではないですが。

 

帝と知り合い、友人になったと思われる時期は、おそらく前6年~後2年のあいだ、すなわち当時、ティベリウスロードス島家出……いや引退していた時期です。

 

その後、ティベリウスは後2年にローマへ帰国しますが、トラシュルスも友人に同行したようです。時々もしかしたら里帰りしたかもしれませんが、アウグストゥス帝死去の年にもローマにいますし、ティベリウスが皇帝になってからもカプリ引きこもりまで付き合っていたようです。

 

ここでまずスゴいのが、彼の名前。

ティベリウスクラウディウス・トラシュルス」とは、ティベリウスによってクラウディウス一門の名前をもらい、パトローネス=クリエンテス関係を結んだということ。そしてローマ市民権を得たということ。

 

ティベリウスが、アウグストゥスと仲直りをする前に……いや養子になる前に。

後4年以降であれば、彼の名前は「ティベリウス・ユリウス・トラシュルス」になっていたはず。

トラシュルスは天文学のほかにも文法等の専門分野があったらしく、おそらく教師としてローマ市民権をゲットしたのでしょう。アウグストゥスは市民権を容易くは与えなかったとされる人ですが、先代カエサルに倣って医者と教師になら市民権を与えることにしていたはず。

と、いうことは後2年~後4年2月頃までのあいだに、首都ローマにて、トラシュルスはローマ市民権をゲットしたということか。

ロードス島にいたうちにゲットした可能性もなくはないですが。

どっちにしろ、ティベリウスアウグストゥスがまだ喧嘩しているうちに、よくゲットできたな……とは思います。天文学者といったって、場合によっては「インチキ占い師」と紙一重だったでしょう。ティベリウスなど皇帝になってから、占い師全員首都追放令とか出していますからね。疑いの目で見られてもおかしくはない。

 

ただ問題は、このトラシュルス氏が、クラウディウス一門家父長から上手いことローマ市民権をゲットしたことではありません。

 

問題は、後3年時点で、彼が二児の父親だったということ。

 

 

 

しかも奥方はコマゲネの王女。

 

 

 

え……?

 

 

ええ……??(ドン引き)

 

 

(※以下、私もいくらかは資料を持っておりますが、多くが英語版Wikipedia様からの情報。私の読み違いもあるかもしれません。ご注意を)

 

 

……なぜ後3年で二児の父であることがわかっているかというと、この時生まれた男児が、「ティベリウスクラウディウス・バルビルス」という超大人物であるがため。詳しくは後で書きますが、クラウディウス、ネロ、ヴェスパシアヌスの三皇帝に仕えて、無事大往生を遂げたらしい、大河ドラマの主役にできそうな人(後3年~79年)

 

息子出世しすぎぃ! トラシュルス!

 

このバルビルスの孫が、ユリア・バルビッラという、こちらもハドリアヌス帝とその妃の友人として有名な女性になる。

……トラシュルスについて史家が触れているのは、たぶんこのように子孫繁栄にもほどがある人だったからでしょう。バルビルスとユリアを遡れば、先祖である彼に触れないわけにいかない、と。

なにしろ首都ローマに一族で初めて来た人なんだから。

 

そして息子バルビルスには姉がいたようなんですが、この方(名前は不明)、エンニウスという人と結婚して、エンナ・トラシュラという娘を産みます。この孫エンナも有名で、ティベリウスの近衛隊長マクロの妻であり、カリグラ帝の愛人だったとされる女性です。そのせいだったのか、気の毒に、まだ若いのに非業の最期を迎えます。

 

 

ところで、え……? 孫って……?

 

 

仮に母親が後1年生まれだとして、エンナは後17年くらいに生まれ、ティベリウスが死去した年は二十歳くらいで、その翌年にはもう……──となるわけですが、

(ちなみに夫マクロが生年前21(※いくら当時では珍しくもないとはいえ、若い妻をもらいすぎだろ)、カリグラが後12)

 

つまり……どういうことか。

 

ティベリウスロードス島にいた時点で、第一子が生まれていないとおかしい、少なくとも妊娠していないとおかしい、ということ。

 

不肖わたくしの二作目の小説の時点で、もうトラシュルスは父親であった可能性が高いということ。

 

しかも相手はコマゲネ王女!

 

 

待てや、ゴルァ!

 

いったい全体なにコネクションで、小国とはいえ王女様と結婚しとるんや、トラーーーーッシュ!!??(アバンストラッシュでも見舞いたい…)

 

ま、まずコマゲネとは、ですが、当時カッパドキアアルメニア、そして属州シリアに挟まれて存在した国です。(当時の地図でも無視されるくらい小国…)王国になって160年くらいだったらしく、比較的若い。セレウコス朝シリアから独立したそう。

 

とはいえ、トラシュルスがめとったのは、この国の第7王女とか第8王女ではありません。

 

第1王女をゲットしたらしいよ!

 

 

ウソだろ……??(ここで泡を吹く)

 

 

奥方であるAKA王女(アーカ王女? それとも英語でalso known asとかいう用語?)は、四人兄妹の二番目で長女。ティベリウスロードス島に引っ込んだ時点で、父王はすでに亡く、実の兄が国王。

 

どうかしてるぜ、兄王! 妹で第1王女を、よくわからないエジプトの学者にほいほいと嫁に出すなんて……!

 

い、いや、トラシュルスが良い家柄であったのかもしれませんが、この人、父親の名前は残っていないんですよ。ギリシア系の名前なので、○○のトラシュルスと紹介される際、ここに出身都市でなく父親の名前がきてもよさそうであるのに。

 

したがって、父親は無名であったとするしかない。

 

父親無名のメンデス市とかいうナイルデルタのどっか出身の一介の天文学者に、王女を嫁にやるですと……!?

 

信じ難いことですが、現代の研究者の方々も同じであるらしく、「どうやってアーカ王女と縁ができたのか不明」と書いています。

 

マジでどーやったんですか、トラシュルス!?

 

……いちばん考えられるのが、ティベリウス・コネクションですが、ティベリウスも別段コマゲネ王家と親しかったような話はありません。王族がローマに留学していた可能性はありますが。

ティベリウスロードス島滞在中に、コマゲネ王一家が親善訪問した。そこでなぜか王女とトラシュルスが恋仲になった。

そういうことなの?

 

……恋仲、と言いましたが、そう言うしかない。ここに政略の類が見いだせないのがまず奇妙なんですよ。コマゲネ王、ティベリウスのファンだったのかもしれませんが、当時ならアウグストゥスの孫ガイウス・カエサル派の人とでも縁組みさせるほうが、まだ自然では?

なぜティベリウスの友人? しかもたぶん友人歴そんなに長くない。(不肖私の小説はさておき)せいぜい5年くらいでしょ、わかっているかぎりは。

 

なんでこういうことになった!?

 

当時のティベリウスの心境こそまさに上記だったかもしれません。え? そこくっつくの? そして、いいの?

 

いいよって言っちゃうコマゲネ王、大丈夫? 

 

くり返しますが、わかっているかぎり、トラシュルスは庶民。一介の天文学者

 

それとも違うの? クレオパトラ女王の親戚かなにかだったの?

 

こうして考えてみると、ティベリウスと知り合う前に、王女と結婚していた可能性さえなくはないのですよね。王女コネクションからティベリウスと友人になったというパターンもあり得る。

いずれ、トラシュルスって何者!? どうやって王女を落としたの? もしかしてとてつもない美形だったりした??

 

こうして見事逆玉に乗った挙句、さらに友人ティベリウスアウグストゥスの後継者になり、とうとう帝位にまで就いてしまう。トラシュルスは帝の側近として、死ぬまで一緒に居続ける。孫はその次の皇帝の愛人。息子は次の次の皇帝の側近。以後、ひ孫の代まで歴代皇帝のそばに居続ける。

 

だから子孫繁栄にもほどがあるでしょうが、トラシュルス! 少しその子やひ孫の幸運を、友人ティベリウスの子や孫に分けてあげるべきだ。どんだけ家庭に恵まれたのか、この天文学者兼占い師は。

 

わりとマジで、本物の占い師で、自分の未来を予知できたんじゃないだろうか? しかも予知したうえで運命を操れるという、超能力。そんな疑惑さえ抱いてしまうレベルでしょ、もう。

 

なんならアウグストゥスにも認知されていたみたいで、彼がトラシュルスをからかって笑いこける描写さえ、スエトニウスが残しています。

彼の孫二人の若死にが、もしも万一陰謀によるものだったとしたら、結果だけ見れば、このトラシュルスこそ最も疑惑の人にさえなりやしませんか、これ……。

 

そして彼の優秀すぎる息子バルビルスよ……。どれだけ優秀かというと、カリグラ帝に殺されずに済み、クラウディウス帝とともにブリタニアに行って軍団を指揮し、ネロ帝によって殺されるどころかエジプト総督という騎士階級の出世の頂に立ち、父親の故郷に凱旋し、総督退任後はネロに近づくのが危険だからとそのままアレクサンドリアに居座り、たぶん悠々自適の老後を満喫し、そうしたらネロが死に、三皇帝が入り乱れ、ついにヴェスパシアヌスが皇帝に名乗りを上げ、たぶん少なくともブリタニア遠征の時点で顔見知りではあっただろう彼を支持し、ヴェスパシアヌスが帝位に就くやローマに戻り、専属の天文学者となり、帝の死ぬ年に大往生を遂げる。享年76歳。

幸運すぎる……。

 

この方も実に大人物ですが、なによりまず貴方のお父上は何者ですか、と問い詰めたい。そんな2021年年末。三作目、第二次推敲終わり目前。

 

貴方のお父上、また書かせていただきますよ。

 

王女との結婚の謎は永久に解けそうにないけど。

 

 

※※※

以下、「小説家になろう」様に投稿している拙著。

来春三作目公開予定。

ティベリウス・ネロの虜囚』 (https://ncode.syosetu.com/n6930cz/) 
『ピュートドリスとティベリウス』(https://ncode.syosetu.com/n6661ez/

年末年始へ向けて、変化

いきなりですが、来年早々に実家を出ることになりました。現在恐怖の一人暮らし計画を邁進中でございます。

不動産屋さんに行ってきましたZE⭐️ もうだいたい住むとこも決めた!


デモデモガクブル((((;゚Д゚)))))))


……いや、一応一人暮らしはしたことなくはないんですけどね、学生時代に。

ただあれは中でもイージーモードの一人暮らしだったと当時から思っておりました。


この仕事の繁忙期によりによって……ではありますが、3月になったら引っ越しシーズンが始まりますし、その前にケリをつけねば、と。


まぁ、今いるところからそれほど遠くに行くわけではないのですが、とりあえずは。


現在、いい年をしてだいぶビビっております。新生活にワクワク♪ドキドキ⭐️……なんて気持ちはまず微塵もない。ベリーハードモードが待っているのがわかるだけムダに年を食ってしまったので。


でもまぁ、ずるずるここまで来てしまったし、良い機会かな。


あなたはちゃんと相談できる人だから、大丈夫だって言ってもらえたし。


この一年数ヶ月で、色々ありすぎて金欠ではありますが(先日トドメの一撃を食らってようやっと腹を決めました、苦笑)、無理矢理にでも楽しもうと思います。


他人を変えることはできません。自分でさえ大変なことだとわかりますが、それでもまだ楽でしょう。とりあえず楽観的に、謙虚に、動けばいいんだから。


人様より十何年も遅いですが、ようやく。



ああ、前記事のあとがきにも書きましたが、三作目の小説は、予定どおりの打ち上げをあきらめておりません。それどころか、予定を早めようとさえ目論んでいます。「ネット小説大賞」に応募するために。入選の可能性はどう考えてもゼロですが、自分への区切りと、いくらかでも宣伝になればと(詳しくは長い長い前記事の最下部の「あとがき」で)


ぶっ倒れるなよ、わたくし。


まだ今年最後の記事ではないと思いますが、そうなった時のために。

本年もこちらブログや小説を載せているあちこちのサイト様にアクセスしてくださった皆様、ありがとうこざいます。私のパワーの源です。


来年こそは、公開しますぜ、58万字!!(そんなに要る?……笑)

リーフ王子のグランベル778/第6話 リーフ軍の最後の聖戦(前編?)

ほぼ17年前(今回で確定)、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめ↓)

  


第6話

~終章 最後の聖戦~

 

 

エリウッド:ここはぼくが一人で戦おう!

 

フィン:だから! あなたがたのゲームじゃないんですってば!

 

エリウッド:くっ……みんな、すまない……!

 

リーフ:いや、わけわかんないし。本当に一人で戦ってくれるとありがたいんだけど。

 

ナンナ:リーフ様、いよいよですね。

 

リーフ:ああ、ナンナ。ぼくらはいよいよここまで来たよ。表向きは追いはぎもせずに、我ながらよくやってきたと思うよ。

 

リフィス:裏ではちゃっかりやってたんだけどな。ほらよ、今回は1人5000G。これ以上売るもんはねぇから、あとは持ち物を処分するとか村人から巻き上げるとかして、自分らで工面しろよ。

 

リーフ:さんきゅー、リッフィー&パーン(はぁと)

 

フィン:巻き上げるはマズいです…(^-^;

 

パーン:へぇ、ここがグランベルかぁ。観光には良い機会だな♪

 

リーフ:…こうなったらトラキアから残ってる仲間をみんな招集して戦おうか? そしたらいくら帝国の精鋭部隊だってあっという間に丸裸にでき……いや、倒せるよ! もう敵には偽物だってバレてるんだし、今さらコソコソしてもしょうがないじゃないか。

 

セティ:だがグランベル市民にはバレていない。まぁ、堂々と戦うのはいいことだが、一応このセリスロボは使うとしよう。

 

シャナム:ホントはただマギ団製作のソレが気に入って使いたいだけだろ、あんた…(^_^;)

 

セティ:それに、今から呼んでももう遅い。外にベルクローゼンとエッダの傭兵団が配置されたぞ。

 

カリン:結構数が多いですよ、リーフ様! どうします?

 

リーフ:……よし。行こうか、みんな!

 

オーシン:おうよ! 今までで最強の敵が来やがる戦いだな! おもしれぇ。こういうのを待ってたんだよ!

 

シャナム:うっ……ほ、本気か、諸君! 帝国の最精鋭部隊だぞ! 恐ろしく強いんだぞ!

 

マリータ:大丈夫ですよ、師匠! 私がついてます! サラを助けるためにも!

 

デルムッド:セリス様たちを助けるためにも、ここで退くわけにはいかない。

 

コープル:ぼくもクラスチェンジしました! これからは攻撃面でも頑張ります!

 

フェルグス:ま、世の中なんとかなるもんだって!

 

ハンニバル:うむ、今こそ我らトラキア人の力を見せつける時ぞ!

 

リーフ:そのとおり! このマスターナイト・スーパーリーフマンはもう帝国なんかに負けるもんか!

 

アルテナ:その意気よ、リーフ! さあ、行きましょう!

 

リーフ:はい、姉上! いざ、トラ7の誇りをかけた最後の聖戦へ! まず手始めは、あそこの山の上のベルクローゼンどもだ。ぼくとハンニバル将軍で間接攻撃を仕掛ける。届かないところは姉上とカリンでよろしく!

 

 

 

 

パーン:行ったな……

 

リフィス:えぇ、えぇ……

 

パーン:一応バックアップの連中を呼んでくるとするか。

 

リフィス:そうっすね……

 

 

 

 

リーフ:トルネード!

 

ハンニバル:勇者の弓! ザシュゥゥッ

 

ロプト兵:ギャーーーーッッ

 

アルテナ:スリープはみんな片づけたわ、リーフ!

 

リーフ:よし、姉上とカリンはシアルフィ北西にいる別のベルばら隊を片づけに行ってください。ケガをしたらコープルにリブローしてもらうこと。

 

カリン:了解です! 行きましょう、アルテナ様!

 

セティ:エッダの傭兵騎士団が来たぞ、リーフ王子。

 

リーフ:みんな、平地だが壁をつくれ! フィン、前線を任せていいね?

 

フィン:はっ! この道はあの日キュアン様、エスリン様と御供に歩いた道……。お二人とも見ていてください。このフィン、命をかけ、最後まで王子をお守りいたします! くらえ、勇者の槍ーーーー!!

 

 

 

ロベルト:うむ…今戦っているのは反逆者セリスの軍だというのに、良い賞金首が見当たらんな。どこだ、どこだ?

 

オーシン:おいコラ、キョロキョロしてんじゃねぇよ! この俺を前にしてずいぶんと余裕じゃねぇか、隊長さんよ!

 

ロベルト:フン、山賊に用はない。どけ!

 

オーシン:だれが山賊だぁ!!(# ゚Д゚)

 

マリータ:そうよ、オーシンはこう見えても普通の村の青年なんだから!

 

シャナム:こう見えても…(^_^;)

 

フェルグス:お前、ロベルトっていうのか? セルフィナ親衛隊のロベルトとは似ても似つかねぇが、当たり前か。

 

ロベルト:なんなんだお前らは? そろいもそろって貧乏くさい、田舎の平民どもばかりではないか!

 

4人:だれがだあああああああっっ!!!!

 

マリータ:失礼ねっ、私たちのどこが貧乏くさいっていうの!?

 

ロベルト:それはもう見た目と、かもし出す雰囲気が、どーしようもなく庶民的だ。

 

フェルグス:おいおい、俺はこう見えてもコノートの……ゲフンゲフン

 

シャナム:おのれおのれ! イザークの王子シャナン様に向かってなんと無礼な発言を!(# ゚Д゚)

 

ロベルト:イザークの王子? 笑わせるな! 俺は世界を旅しているから本物の顔くらい知っている。お前とは似ておらん!

 

シャナム:くっ……ホメロスと同じようなセリフをっ……

 

ロベルト:おおっ、いたいた、あそこに! 高貴な身分の絶好の賞金首が!

 

ナンナ:ああっ、お兄様っ! やっぱり私たちの高貴なる気品は田舎の平民の中にあっても隠しきれないものなんですねっ

 

デルムッド:ナンナ……(・・;)…いや、あのな……

 

ナンナ:でも残念でした。あなたは哀れにも私たちの高貴なるカリスマパワーに触れることもかなわないのです。

 

ロベルト:な、なんだと?

 

フェルグス:まぁ、よーするにカリスマ×2で20%、平民軍団はパワーアップするわけだ。

 

マリータ:バカにしないでね! 平民の力を見せてあげるわ! 流星必殺剣ーーーー!!

 

ロベルト:ぐわーーーーーっ!!……ってこれはイザーク王家の……ぐふ。

 

リーフ:よし、まずは第一陣を突破だ! 全軍、エッダ城に向かって進軍だ!

 

 

 

 

リーフ:なんだよあれわっっ! ええっっ!!?

 

シャナム:うわぁ……見渡すかぎりのスリープと遠距離魔法……(~_~;)

 

リーフ:くっ、なんということだ……。こんな、こんなことってっ……

 

ナンナ:リーフ様っ

 

リーフ:いったいいくら金使ってんだ? エッダってあんなに金持ちなの? ああ、もったいない。あんなに資産があるなら少しはこっちにくれればいいのにっ。てゆーかあいつら全部とっ捕まえて身ぐるみはいじゃえばいくらになるかなっ? なっ? あーもう、うらやましったらありゃしない!

 

セティ:…まぁ、思ったより余裕じゃないか、リーフ王子。

 

リーフ:教団ってあんなに儲かるんですね。初めて知った……。はっ、待てよ? バルキリーの杖があるってことは、コープルはエッダ家の直系で、つまりあれは本来全部コープルのもの──(キラーン☆)

 

セティ:(新しい金ヅルを見つけた顔だ……(^_^;))

 

フィン:…とりあえず中央のボイス傭兵団をおびきだして、先に片づけてしまいましょう。

 

 

 

 

シャナム&ボイス:フッ、今宵の必殺剣はよく斬れる──……!!??

 

シャナム:チッ、貴様、俺のカッチョ良いセリフを真似するな!

 

ボイス:それはこっちのセリフだ。まぁいい、どっちの必殺剣がよく斬れるか、試してみようではないか。

 

シャナム:え゛?

 

ボイス:我が秘剣、とくと受けるがいい。

 

シャナム:おっ、その台詞もいいな♪ もらっとこう…

 

ボイス:必殺太陽剣!!

 

シャナム:ぐはあっっ……う……ぐ……

 

マリータ:きゃああああっ、師匠! シャナム師匠! しっかりしてください!!

 

シャナム:で、弟子よ……私はもうダメだ……。どうか……私の教えを…後世に……──

 

マリータ:いやぁっ、死なないで! 師匠ーーーーっ!!

 

リーフ:リカバー!

 

一同:!!!???

 

シャナム:…………????……へ?……へ?……へ?……あれ??

 

フェルグス:……気のせいか? 今何かとてつもなく非現実的な光景を見たような……(・_・;)

 

オーシン:……うん、さすがだな。見事な杖さばきだぜ、コープルっ

 

リーフ:コープルじゃないって。ぼくがやったの! しかも全快させたの!

 

オーシン:うそだぁっ! そんなのリーフじゃねぇっっ! 杖を振るリーフなんて、なんか違う! おかしいっっ!!

 

フェルグス:トルネードまでならすげーで済むんだが、さすがにコレはちょっと……(^_^;)

 

ナンナ:シクシク……(;_:) 私はあっという間に杖レベルまでリーフ様に越されてしまって……! ああっ、もう私なんかいなくたってっ、いなくたってぇっ──

 

リーフ:うわあ、ナンナっ、泣かないでくれ! ぼくは決してそんなつもりで使ったんじゃっ……! ああ、ナンナ、君が泣くくらいなら、もうこんな杖いらないっ!

 

フィン:リ、リーフ様、一応それでシャナムの命が助かったんですから……(^_^;)

 

コープル:バルキリー代の節約と思えば安いもんですよ!

 

セティ:コープル……ちょっとその言い方は……(^_^;)

 

ボイス:お前ら、さっきから私を完全にシカトしておるな(怒)

 

リーフ:ナンナっ、どうしたら泣き止んでくれるんだい?

 

ナンナ:この戦いが終わったら、私と世界リワープ新婚旅行を共にしてください。

 

リーフ:わかった、約束するよ。絶対だ!

 

デルムッド:ナンナ……まさかお前が王子をかついで──*1 お、俺は腰のあたりの頭痛が──

 

ナンナ:大丈夫ですよ、シャナムさん! 私とお兄様が後ろについてカリスマしますから。さぁ、行ってらっしゃい♪

 

シャナム:どわあっ、いやだぁっっ!Σ((゚Д゚;)

 

ブリアン:ゆけ、グラオリッター!!

 

ドズル軍:うおおおおおおおっっ!!

 

シャナム:ひーーーーっ!((;゚Д゚))) 斧を2回もブンブン振りまわすなぁっ!

 

オーシン:どんどん来やがれ!

 

シャナム:見様見真似流星剣ーーーー!

 

ブリアン:フン、平民の分際で我らグラオリッターにかなうと思っておるのか? まずは前線の一人に集中攻撃をかけ、連中を総崩れにしてやれ!

 

シャナム:おっ、俺はイザークの王子だぞ! バルムンクだぞ!

 

ブリアン:そこの生意気そうな小娘をねらえ!

 

マリータ:むっ……

 

ドズル軍:どりゃあああああああああっっ!!

 

マリータ:我流流星剣! 月光剣! 必殺4連撃! さらに連続! たあーーーーーーっっ!!

 

ズバッグサザシュズカドカッズババッバキズサザシュズバババザングサズバズバッ

 

ブリアン:ぬ……ぬぉぉ……(゚Д゚;)

 

フェルグス:…なんでいちばん強いのにかかってくかな? バカなんじゃねぇ?

 

コープル:しかも相手の攻撃はかすりもしませんよ。ぼくの出番ナシですか?

 

オーシン:俺もだ。つまんねぇなっ

 

シャナム:で、弟子よ……少しはこっちにまわしてもいいんだぞ……

 

マリータ:え?

 

アルテナ:…でももうほとんど壊滅状態よ、グラオリッター。

 

ハンニバル:よし、全軍、一気に敵を全滅じゃ!

 

デルムッド:毎回毎回おたくの軍はなんでこんなに学習能力がないんだ?

 

ブリアン:お、おのれおのれ! こうなればいったん城に引き返し、援軍を連れてくるぞ!

 

デルムッド:やってることもシュミットと同じだな。だが、そうはいくか!

 

ブリアン:このスワンチカで砕かれたくなければそこをどけ、傍系!

 

セティ:フォルセティ──は届かないか…。大丈夫か、デルムッド?

 

デルムッド:ええ、こいつは俺が引き受けます。

 

オーシン:スワンチカってそんなに強力な斧なのか?

 

アルテナ:確か守備+20、魔防+10よ。

 

ブリアン:非力なフォレストナイトにこの最強の斧がやぶれるものか! 実際、キサマの妹のほうが力も守備も──

 

ナンナ:お兄様っ! 一刻も早くそんなヤツやっつけちゃってください! 伝説の武器がなんですか! あんな男に聖戦士を名乗る資格なんてないわ!(※注 フォレストナイトの力・守備の最大値23、パラディンは24、そしてトラ7ナンナの体格は──おっとだれか来たようだ…)

 

デルムッド:……(^_^;)…わかった。いくぞ! ベオの剣!! 連続!

 

ブリアン:フン! 

 

ガキィツ ガチィッ

 

ブリアン:蚊に刺されたようなものだな。くらうがいい、真の聖斧スワンチカの威力!

 

キラーーーン! ズバババババッ

 

デルムッド:ぐあぁっ……

 

フェルグス:デル!

 

ナンナ:お兄様! 負けないで!

 

デルムッド:こ、ここからだ。突撃必殺!!

 

ブリアン:こちらもだぁ!!

 

ズババッ ザシューーーーーーッッ

 

 

ブリアン:………………バ、バカな……スワンチカの斧が……! …本当にこれでよかったのか……

 

デルムッド:ハァ……

 

ナンナ:やったぁ! お兄様! すごいわ、聖戦士の武器をやぶるだなんて!!

 

フェルグス:腕を上げたな、デル! よくやった! あとは俺たちに任せとけ!

 

コープル:リザーブーー!

 

 

 

 

リーフ:この際きっぱり言うけど、あんたたち弱い! 弱すぎる! だからちょこまかと動かず、胸を借りるつもりでどーんとかかってきなさい、正面から。

 

カリン:そうよ! 私たちの魔法剣がもったいないじゃない!

 

フィッシャー:やかましい! 我々も誇り高きグラオリッターの一員なのだぞ!

 

リーフ:その3軍か4軍だろ、きっと。

 

フィッシャー:どやかましいわっ、たわけっっ(# ゚Д゚)

 

リーフ:あれ、図星だったのかな?

 

フィン:王子が出るまでもありません。ここはこのフィンが勇者の槍で! はあっ!!

 

グサッ ズバッ

 

フィッシャー:うぅっ……ブリアンさまぁ……

 

カリン:やっとここも突破ね!

 

リーフ:ああ、ドズル城に急ごう!

 

 

 

ダゴン:おのれ、フェンリルーー!

 

フェルグス:うわっとっと…

 

カリン:フェルグスーー!

 

フェルグス:おう、そっちも片づいたみたいだな。

 

リーフ:うん、そっちもみんな無事かい?

 

フェルグス:ああ、わりとあっさりとな。

 

リーフ:よし、ではいくぞ、フィン、フェルグス! トライアングルアターーック!!!

 

カリン:あーずるいーっ! 私もやりたいーー!

 

リーフ:うん、じゃ、スクエアアターーック!!!!

 

ダゴン無茶苦茶なぁぁぁぁぁっっ

 

 

 

 

セリスロボ:セイアーツ!

 

リーフ:さあ、これでドズルまで来たぞ。ああ、丘の上にはすでに王都バーバラが見える……。でも次は──

 

フィン:次に目指すはフリージです、リーフ様。我らトラ7軍と北トラキアの民を長年にわたって苦しめてきた宿敵…

 

リーフ:そうだ、ついにフリージとの最終決戦というわけだな。積年の恨み……ほとんど生まれつきの逃亡生活……何度も絶望しかけた長い長い戦いの終わりと言っていい。よくもぼくを長いあいだ苦しめてくれたな!

 

フィン:そのとおりです、王子! 私もフリージから王子を何度命からがらお守りしたことか! 今こそ決着のときです!

 

シャナム:……少しは「いっぱい追いはぎしちゃってごめんなさい」とかも言うべきなんじゃ……(^_^;)

 

リーフ:さあっ、さあっ、ゲルプリッタ―なんて怖くない! 進撃開始だ! ──っとその前に、各自武器とか修理しておくように。

 

 


 

ナンナ:リーフ様、この戦いはいつ終わるのでしょうか?

 

リーフ:それはわからない。でも最後のときが近いのは確かだ。この戦いが終わったら、ぼくはみんなと一緒にレンスターに帰る。もちろん君もだ、ナンナ。そのつもりでいてほしい。

 

ナンナ:はい、私はどこまでもリーフ様についていきます。たとえ地の果てまでも──

 

????:本当に地の果てまで行くことになるかもな。

 

リーフ&ナンナ:!!??

 

リーフ:ナンナ、今なんか言った?

 

ナンナ:い、いえ……気のせいだったんでしょうか……?

 

マリータ:この戦いが終わったらか……。まだ気が早い気もするけど……。

 

シャナム:お前は戦後どうするつもりだ、マリータ?

 

マリータ:もちろん、世界各地をまわって武者修行するつもりです。候補としてはアグストリアかウェルダンか……まだ悪人どもがのさばっている辺りに。

 

シャナム:そうか……。まぁ、俺は故郷にでも帰って、ひっそりのんびりと──

 

マリータ:え? 当然師匠も一緒に修行に来てくださるでしょ?

 

シャナム:え゛?

 

マリータ:楽しみですね! 立ちはだかる数々の強者を二人で倒していきましょうね♪

 

シャナム:そ、そんな勝手に……(大汗)…お、おい、コラ、待ちなさい! 弟子よーーーーっ!!

 

 

 

 

カリン:リーフ様! フリージ軍を偵察してきました! 指揮官はヒルダで、ゲルプリッタ―はバロンばかりがたくさん。あと、フリージ城北東の丘の上に、ベルクローゼンがスリープやフェンリルを持って待機しているわ。

 

リーフ:そうか。バロンは大楯が厄介だけど、時間をかければなんとかなるだろう。ベルクローゼンはつくづくトラ7と違ってリワープとか持ってないだけマシだよ。よし、全軍、フリージに向かって前進──

 

アルテナ:リーフ、大変よ! 南の森に弓騎士団の大軍が出現したわ!

 

リーフ:え? 弓騎士団?

 

フィン:ユングウィのバイゲリッターですね。

 

リーフ:ユングウィ? どこそこ?

 

ズコッ

 

フィン:リ…リーフ様……! だから弓使いウルの血を引く公爵家だって、昔教えたじゃないですかぁ!(´Д⊂ヽ 

 

リーフ:あー、そういえばそうだった。トラ7で出てこないからまたすっかりうっかり…

 

フィン:いや…出てきたとは思うんですが……あ、いや、その──

 

セティ:とにかく、軍を二つに分ける必要があるぞ、リーフ王子。

 

リーフ:うーん、北にゲルプリッタ―、南にバイゲリッターの挟み撃ちか。どっちも手ごわいよなぁ。

 

スコピオ:フフフ、愚かな反乱軍め。我らの挟み撃ちに遭って、無様に死ぬがいい!

 

リーフ:うわ、もう来たよ!

 

フィン:リーフ様、ここはなるべく南に間接攻撃のできるメンバーを配置して、早めに片づけるのがよいでしょう。それから食い止めている対フリージ組の救援に向かう、と。

 

リーフ:そうだな。ならばぼくは南側につく。光の剣とトルネードがあるし、弓騎士団を引きつけて数を減らしつつ、各個撃破する。マリータ、デルムッド、君たちも魔法剣で同じことを頼む。

 

マリータ:はい!

 

デルムッド:了解!

 

リーフ:ナンナとセティ王子は援護を、突撃のときはシャナムと姉上も加わってください。フリージ組はフィン、よろしく頼むよ。

 

フィン:はっ!

 

リーフ:ぼくもフリージと戦いたいけど、ここは長く共に戦ってきた古参の精鋭陣に任せるよ。

 

オーシン:おうよ! 救援なんていらねぇ。俺たちだけでフリージをぶっつぶしてやる! そうだな、フェル?

 

フェルグス:ま、がんばるよ。これがフリージとの最後の戦いになるんだからな。

 

カリン:さっそく私、やつらをおびきだしてくるわ!

 

リーフ:ハンニバル将軍とコープルもフリージ組に加わってください。あ、でもなるべくこっちにもリザーブが届く位置にいてくれ、コープル。さあ、決戦だ!!

 

 

 

《南の森》

 

バイゲリッター:勇者の弓ーーーーっ!

 

シャナム:うわぁっ、来たぁ!

 

リーフ:くっ、トラ7には1本しかなかった勇者の弓をあんなに持ってるなんて、ズルすぎるぞ!

 

セティ:マスターボウがある分、ある意味セリス軍より恵まれていた気もするが……

 

リーフ:デルムッド、マリータ、なるべく「連続」を組み合わせて1体ずつ倒していってくれ! ぼくも光の剣必殺ねらいでいく! ナンナ、サポートよろしく!

 

ナンナ:はい!

 

マリータ:母様愛用、炎の剣ーー!

 

デルムッド:フレッドから借りた、いかずちの剣ーー!

 

ドカァン ズカァン

 

スコピオ:ひるむな、我が軍! 森にいる分、こちらが有利なのだ! どんどんいけ!

 

リーフ:なら森の外に誘い出すんだ。必殺光の剣ーー!!

 

ズドオオオオオン

 

セティ:リブロー!

 

ナンナ:リライブ! リーフ様、みんな、ファイトよ!

 

スコピオ:お前がこの軍の指揮官だな?

 

リーフ:お前がスコピオ!?

 

スコピオ:そうだ! 我が必殺のキラーボウを受けてみろ!

 

リーフ:面白い髪型してるね。トルード・カット? トルードのほうがかっこいいけど。

 

スコピオ:だれだそれわっ!? これには我が父の名を取ってアンドレイ・カットというナイスなネーミングがあるのだ! おい、そこの黒髪長髪の二人! 我が軍に入って、このナイスヘアスタイルにイメチェンしないか!?

 

マリータ:イヤーーーーっ! それだけはイヤーーーーっ!!

 

シャナム:俺の食いぶちがなくなるだろうが!

 

デルムッド:詐欺をやめる良いチャンスじゃないのか、シャナム?

 

シャナム:あの髪型はやだ! お前こそ、不良ヤンキーから更生する良いチャンスだぞ。あの頭になって、まっとうな人生を歩め!

 

デルムッド:だれが不良ヤンキーだよっ!? あんたに言われたくない!

 

セティ:(珍しく敵側から勧誘されていることは完全無視だな……(^_^;))

 

スコピオ:むうっ、なぜ不評なのだ? このナイスヘアカッティングが!?

 

リーフ:いや、いいよ、一生わからなくても。さ、勇者の弓は惜しいけど、とっとと片づけるよ。全員突撃!

 

マリータ:イメチェン反対、流星剣!

 

セティ:フォルセティ!

 

アルテナ:ゲイボルグ

 

シャナム:く、くらえ、わ、私の4連続攻撃!

 

デルムッド:今さらながらあんた、シャナムの偽物レベルで戦力になってるよな…(~_~;)

 

ナンナ:リーフ様、私に力をください! 銀の剣、必殺!!

 

vVラブラブアタック発動!!vV

 

ズバババババッ

 

リーフ:いいぞ、ナンナ!

 

スコピオ:チッ…なんということだ……! 私のアンドレイ・カット・チェーン店拡大計画が──

 

リーフ:そんなこと考える前に、剣の1本でも持ってきなさい。くらえ、光の剣!!

 

vVラブラブアタック発動!!vV

 

ズバババッ ザシューーーーッ

 

スコピオ:アンドレイ・カットばんざーーい……ぐふ。

 

リーフ:よし、バイゲリッターはすべて倒した! あとは北のゲルプリッタ―だな!

 

 

 

《北》

 

オーシン:おらぁっ!

 

敵バロン:大楯! 

 

ガキィッ ズシャッ

 

ハンニバル:ふむっ、勇者の弓!

 

敵バロン:大楯! トローン!

 

ガキィッ ズババッ ドオオオン

 

ハンニバル:むうぅっ……

 

コープル:父さん! リザーブ

 

敵バロン:リザーブ

 

オーシン:だああああっ! もうっ、せっかく削ったのにうっとおしい! なかなか前に進めねぇ!

 

ヒルダ:フン、平民ばかりのお前たちに、そうそう何度も我が軍がやられるものかい!

 

フィン:ひるんではいけない! 1体1体に集中して、慎重に進むんです!

 

オーシン:といってもこいつら、トロンばっかり使いやがって……

 

フェルグス:こうなったらやるしかねぇな。いくぞ、カリン!

 

カリン:え? ええ!?

 

vVラブラブアタック発動!!vV

vVラブラブアタック発動!!vV

vVラブラブアタック発動!!vV

 

ズババッ ドカァッ ザシューーッ

 

敵バロン:ぐわあぁーーーーっ

 

敵バロン:おのれーー!

 

フェルグス:ま、まだか!

 

vVラブラブアタック発動!!vV

vVラブラブアタック発動!!vV

 

ハンニバル:おーおー、若いもんは元気でいいのう。

 

コープル:ハートのキラキラが綺麗ですねぇ…

 

オーシン:み、見せつけてくれるじゃねぇか……////

 

カリン:もうっ、手伝ってよ! 恥ずかしいんだからっ//////

 

フィン:まぁ、いいではないですか。強いんだし。

 

ヒルダ:おのれ! イチャイチャバカップルに負けるわけにはいかないよ!

 

カリン:だ、だれがよっ////

 

フェルグス:バカップルはないだろ(^^;)

 

オーシン:お前がフリージの大ボスか! 長いあいだ、お前の部下どもと戦ってきてやったぜ! これで最後だ! 覚悟しやがれ!

 

ヒルダ:下品な平民め! お前などにこの私が倒せるものか! ボルガノンで焼き尽くしてくれる!

 

オーシン:俺はオーシン! てめぇをぶっ倒す男の名だ! 冥土の土産に覚えとけ! くらえぇぇっっ!!

 

ズババババババッ

 

ヒルダ:おのれ、ボルガノ──

 

オーシン:遅ぇ!

 

ザシューーーーッ

 

ヒルダ:キィーーーーッ、くやしい……! イシュタル……この恨み晴らしておくれ……

 

オーシン:っしゃ!

 

フィン:さすがだ、オーシン! これでゲルプリッタ―は総崩れだ。あとはあせることはない。着実に残った敵を仕留めていこう。

 

敵バロン:ひぃーーっ、ヒルダ様がぁーーーーっ!

 

敵バロン:リザーブ! リザーブ! トローン! トローン!

 

フェルグス:残念、もう遅いって。

 

ズバッ グサッ

 

敵バロン:……ぐふ……い、田舎者どもよ、ひとつ言っておく……。都会人はトロンではなくトローンと発音するのだ……ガクッ

 

オーシン:へっ、そうなのか? まぁ、俺は別にどーでもいいけどよ…

 

カリン:でもオルソンさん(イリオス)はトロンって言ってるわよ。

 

フェルグス:あいつは平民だからな。

 

カリン:えーっと、じゃあ、オルエンさんは?

 

フェルグス:「ダイムサンダが2冊もあるのに、そんなのいらないわ」だったぞ。

 

カリン:そんなの扱い…(^_^;) でもなんとなくトロンのほうがかっこいいかも。

 

フィン:まぁ、それはともかく、どうやらゲルプリッタ―はすべて片づいたようだ。あとは丘の上のロプト兵と城ボスのみ。あれがフリージ城だ。

 

オーシン:ここまで来たな。

 

リーフ:おーーいっ! みんな、無事かーーーー!?

 

フィン:リーフ様!

 

オーシン:リーフ! あったりめぇだろ! 俺たちが負けるかってんだ!

 

コープル:リザーブっと。そちらのみなさんも全員無事のようですね。

 

リーフ:ああ、なんか何年も会ってなかった気がするよ、みんな。すっっっごい久しぶり! 会えてよかった!

 

フィン:まったくでございます! リーフ様ぁ!

 

(※注 どうやらこのあたりで1年くらい、書くのを中断したらしい。証拠にこの後ネタであの作品への言及が現れる。でもこの後もう少しだけ進んで、結局未完。どうしよう…)

 

リーフ:この機会を逃したら、今度はいつ話が進むやらわからない。勢いをつけてさっさと先に進もう! で、さっそくだけどカリン、あの丘の上のベルばらたちを掃除してくれ。スリープばかりでうっとおしいから。ある程度数が減ったら、ぼくや姉上も加勢する。

 

カリン:了解! 行ってきまーす!

 

アルテナ:無理しないでね、カリン。

 

リーフ:うーん、でもどうしても1体は倒せずに残っちゃうなぁ、門が邪魔で。

 

コープル:サイレスかけます?

 

リーフ:いや、そこまでしなくていいよ。たぶんフリージ城を制圧すれば門が開くだろうから、そのときに倒そう。もちろんスリープ範囲からはみんな下がってね。

 

ナンナ:それにしても勇者の弓大量、トロン&リザーブ&スリープも大量……帝国って本当にお金持ちなんですねぇ…

 

リーフ:この戦いが終わったら、それらを全部没収して売っ払って一緒に豊かな国を造ろうね、ナンナvV

 

ナンナ:はい、リーフ様vV

 

シャナム:……完全にトラキアから来た略奪者だな…(^_^;)

 

 

 

フィン:さぁ、これでフリージも終わりです! 城ボス、名前は知りませんが、覚悟ーー!

 

ザシューーッ

 

城ボス:ぐはあ! ちゃんと調べんかーーいっ(# ゚Д゚)……ぐふ。

 

マリータ:リーフ様、フリージ城空きましたよ!

 

リーフ:よし、ちょっと待っててくれ! トルネードォ!! ズカアァン

 

マリータ:いいなぁ…私も戦いたいのに……

 

デルムッド:魔法剣でベルばらは倒しにくいからな。トラ7ならわりとできるんだが……

 

フィン:ここを制圧すれば、すぐにたくさん出番がまわってくるよ。

 

ハンニバル:うむ! 勇者の弓!

 

リーフ:連続トルネードォォ!!

 

ロプト兵:スリープ!

 

リーフ:ぐーーーーーZZZZ

 

セティ:レスト!……杖やらフォルセティやら使いすぎたな……。修理代が足りるだろうか……(^-^;

 

カリン:やあっ! ザシュウッ

……セティ様、シレジアまで貧乏王国になっちゃうんですか?

 

セティ:そうはなりたくないが……もう一度NPCになって無限にフォルセティを使いたいものだな…

 

リーフ:ふわぁ。。。ダメですよ、セティ王子。あんな経験値ドロボー&追いはぎのジャマはもう御免です。体格を上げて地道に稼ぎましょう。

 

セティ:いや、それは私のイメージが崩れる……(^_^;) 体格10以上はちょっと……

 

ナンナ:すでに聖戦とトラ7ではイメージが違ってしまっているんですから、ここは開き直って新しい世界に飛び込みましょう、セティ王子! 目指せ、体格15です!(※書いているやつのナンナ体格最高記録は1yon……おっとだれか来たようだ)

 

セティ:君も変わったな、ナンナ姫……(^_^;)

 

リーフ:みんなもう手遅れですよ、セティ王子。…さ、そろそろいいかな。制圧だ! ゆけ、セリスロボ!

 

セリスロボ:セイアーツ!

 

 

~フリージ城を制圧した!~

 

 

フィン:ついに長年の宿敵フリージに勝利しましたね、リーフ様。おめでとうございます。

 

リーフ:ああ、フィン、本当に長い旅だった。でもまだ終わりじゃない。帝都バーバラを制圧して、グランベルを解放し、セリス様一行とサラを救出しなければ! いよいよ正念場だぞ、みんな!!

 

ナンナ:はいっ、リーフ様!

 

フィン:おそらく次はダークプリンス・ユリウスの側近、イシュタル公女の率いるヴァイスリッターが来ます。急いで迎撃の用意を整えましょう。

 

リーフ:うん。まず武器修理とかしとかなきゃね。フフッ、いよいよ☆がいっぱいついた光の剣♪

 

セティ:……破産する……(-_-;)

 

???:しくしくしくしくしく………

 

シャナム:ん?

 

マリータ:どうしたんですか、おじいさん? 帝国軍にひどい仕打ちをされたんですか?

 

???:ひどい仕打ちをしたんはお前らじゃい!!

 

マリータ:え゛? なんで……

 

占い屋:儂は占い屋じゃ! お前ら本当にセリス軍か!? 聖戦と言えば恋愛! 恋愛と言えば占い屋じゃろう!! なのにトラキアから儂んところの店をことごとく無視しよってからにぃ~~っっ!(# ゚Д゚)

 

デルムッド:そ、そういえばすっかり忘れてたな……(^_^;)

 

占い屋:せっかくタダで占ってやっとるのに、この老人のささやかな楽しみをシカトとは!! グレてやるわい! 呪ってやるわい! お前らの恋愛はすべて破談! 子孫も未来永劫なしじゃーーーーっっ!!!

 

シャナム:お、おい……なんか、コワイぞ…(汗)

 

フェルグス:わかった、わかったよ、じーさん。よしよしヾ(^^)。ほら、怒るのをやめて、いっちょ俺の女運でも占ってくれや。

 

占い屋:よし! そこに座るのじゃ! 

 

カリン:立ち直り早いわね…(^_^;) いいのかしら、こんなとこで遊んでて…

 

占い屋:遊びではないわい(# ゚Д゚)! 聖戦とは恋愛・イズ・オール! 恋愛こそ最大の戦争なのじゃーーーーーー!!

 

デルムッド:いや……子世代でそこまで言わなくても……(^_^;)

 

占い屋:うむ、アレスよ、おぬしは──

 

フェルグス:い、いや、俺、アレスじゃないんだ、実は……(^_^;)

 

占い屋:うむ、フォルデよ、おぬしは──

 

フェルグス:フォルデってだれじゃい!?Σ(゚Д゚)

 

カリン:あっちのほうがハンサムよ!

 

フェルグス:なんだとうっ!?

 

占い屋:フェルグスよ、おぬしはカリンと結ばれておるぞ。

 

フェル&カリン:!!??

 

オーシン:……占いって、断定かよ……(・・;)

 

シャナム:結ばれてるってことは、よーするにもうそーいう関k──

 

フェルグス:おいおいおいおいっ(;゚Д゚) 冗談じゃねぇぞ! そんなわけねぇだろう! 俺はまだなにも──

 

カリン:おじいさんっっ! 誤解を招くようなこと言うとこの細身の槍☆90でお店つぶすわよ!?////

 

フィン:み、みんななにやってるんですか!? やめなさい! 一般市民の老人に暴力なんて──

 

セティ:「聖戦」はきわどいゲームだったんだな……(^_^;)

 

リーフ:フェルグスは恋愛よりこっちの「親のこと」を占ってもらってよ、ぜひ!

 

フェルグス:い、いや、もう勘弁してくれよ……(汗)頼むから……

 

占い屋:オーシン、おぬしはタニアを愛してしまったようじゃ。

 

オーシン:なななななななななななにぬかしてんだっっ、このジジイ!!//////

 

シャナム:なんだ、まだ結ばれてないのか?

 

マリータ:ええ、だってオーシンとタニアですもの。愛し合っているのは確実なのに、どっちもどっちで素直にならないから……

 

オーシン:ばっ、ばっか言えっっ! おい、ジジイ! いいかげんなこと言ってやがるとこの怒りの勇者の斧☆70で──

 

フィン:ああっ、お願いですからやめてーーーーっっ(泣)

 

占い屋:ナンナよ、おぬしはリーフと結ばれておるぞ。

 

ナンナ:リーフ様vV

 

リーフ:ナンナvV

 

サフィ:まあっ、リーフ様とナンナ様がなんてめでたいこと! ティナにはかわいそうですけど、これこそふさわしい形でしょうね。さっそくミランダ王女たちにお伝えしなくては(#^.^#) みんな大喜びしますわ♪

 

リーフ:サ、サフィ!? なんでここに……? うわーーーっ、お願いだからまだミランダには黙っといてーーっ! 殺されるようーーっ!

 

ナンナ:リ、リーフ様……(~_~;)

 

サフィ:私たちバックアップのチームは今シアルフィに待機しているんです。私はそこからリワープでこちらに参りました。

 

リーフ:君はてっきりリノアンと一緒にターラに残っているのかと思ってた…

 

サフィ:そうしようかとも思ったのですが、やはり戦場の白衣の天使の存在でバックアップチームのみなさんに力を与えて差し上げようと、リフィスやシヴァについてまいりました。

 

リーフ:そ、そう……(・・;)

 

サフィ:それよりリーフ様、大変なことが! 先程シアルフィの東に竜騎士団の大軍が出現しました。それも率いていらっしゃるのは、トラキアのアリオーン様のようです。

 

リーフ:なんだって!? アリオーンが!?

 

サフィ:どういたしましょうか? 今リーフ様たち本隊にシアルフィまで戻っていただくわけにはいきませんし、私たちバックアップチームの力で何とかするしか……。でもお相手は聖戦士のアリオーン様。シヴァやリフィスにもしものことがあったら、私は代わりの付き人にだれを選んでいいのやら、悩んでしまいますわ。

 

リーフ:そ、そう……困ったね……(^_^;)

 

フィン:しかし実際、ここまで来て我々がシアルフィまで後退することはできません。戦力を減らすのも危険ですね。

 

アルテナ:リーフ、私が行くわ! 私が兄上を説得します、必ず……!

 

リーフ:姉上……そうですね、アリオーンを止められるのは姉上だけです。どうか我々の愛するトラキアの未来のために、アリオーンを死なせないでください。

 

アルテナ:わかっているわ、リーフ。アリオーンのことはまかせて。……ごめんね、リーフ。これからが大事なときだというのに、そばにいられなくて……

 

リーフ:姉上、ぼくのことならご心配なく。ここまで来て負けるなんてことは絶対にありません。フィンやナンナたちもついています。それよりもご自分の身とアリオーンのことを考えてください。そして、バックアップチームのみんなのこともよろしく!

 

アルテナ:ありがとう、リーフ!

 

サフィ:では、参りましょう、アルテナ様。申し遅れましたが、私はターラのシスター・サフィです。リーフ様には幼い頃、ターラで初めてお会いして以来、お世話になっております。これからリーフ様がいかに女性の心をつかむお方でいらっしゃるか、我が主リノアン様をはじめ、今まで交わされてきたお約束の数々について、お話ししながら行きましょう。

 

アルテナ:え゛……?

 

リーフ:誤解を招くこと言わないでよ、サフィーーーーっっ(ToT)

 

サフィ:ウフvV ワープ! そしてリワープ!

 

リーフ:はぁ……(-_-;)…なんだかトラキアに帰るのが怖くなってきたよ……

 

ハンニバル:リーフ王子、アルテナ王女は本当に大丈夫だろうか? もしアリオーン王子があくまで戦うと言い張れば、王女もシアルフィ城も──

 

リーフ:心配いりませんよ。シアルフィにいるバックアップチームは我が軍選りすぐりの追いはぎの名手ばかりですから、なんとかしてくれるでしょう。

 

ハンニバル:そ、そうなのか……?(・・;)

 

コープル:アルテナ様……どうかご無事で……! でも万が一のときはバルキリーの杖を使ってみたかったり……♪

 

シャナム:本当に世話になりたくなさすぎる伝説の神器だな……(^_^;)

 

 

 

 

《ヴェルトマー》

 

マンフロイ:かわいー孫サラvV 儂の見事な人形たちの出来栄えはどうじゃ?

 

サラ:……べつに。……あれ、死んでるの?

 

マンフロイ:まぁ、死んだも同然じゃが、まだ死んではいない。殺してから人形にすると色々メンドーなんじゃよ。

 

サラ:……よくわかんない。

 

マンフロイ:肉体を保っているのにどえらい魔力を消費するし、能力を保つためにも色々やることがあるのじゃ。Nちゃんはエーギルを使ってまったくゼロか、せいぜい1から人形を作る研究をしとるが、まだ長持ちせんようじゃな。しかも自分の趣味に合った美を追求したり、感情も作り出そうとしとるし、あれでは完成までもう百年はかかるのではなかろうか。

 

サラ:……べつにどうでもいいけど。

 

マンフロイ:Nちゃんの研究はいずれロプト帝国にも取り入れるつもりじゃが、儂としては人形はある程度息のあるやつのほうが面白い。即大量生産できんのが難点じゃが……

 

サラ:悪趣味……

 

マンフロイ:以前のベルトの人形より性能が良いことは保証つきじゃ。なにせ素材がアレじゃからの。

 

サラ:…………

 

マンフロイ:さらに改良を加えるために、数体はすでにNちゃんの研究所に送ってある。それはつまり、もはやロプト帝国の完全勝利を意味するのだ。フリージまで来ていい気になっている哀れな偽物──蛮族リーフ軍ももうじきそのことを身をもって知ることになるぞ! フォッフォッフォッ……!

 

サラ:…………

 

マンフロイ:儂の力、Nちゃんの研究、人形どもの力、そしてユリウス様ことロプトウス様の力がそろった今、もはやユグドラル大陸の愚かな人間どもは滅んだも同然じゃーーっ! フォーーーーッフォッフォッフォッフォッフォッフォッ!! ……さて、サラよvV おじいちゃんと一緒にリーフ軍の無様な最期を見届けよ──あれ? サラ? どこへ行った? おーーい、儂の可愛い孫や。どこじゃーーーーっ!?

 

サラ:…………じゃあね、おじい様……

 

 

 

 

《シアルフィ城》

 

ノーテ:ル、ルーテさんっ! ま、マズいですよ! これでは上手く動けません! というかなぜ私たちはこんなところにいるんでしょうか!? 助けてくださいーーーー!!

 

ノーテ:弱いフリをして私を油断させようとしても、その手には乗りません。優秀な私をおびやかすあなたの致命的弱点を見つけるまで、私はあなたから離れませんよ。さあ、あなたの本気を見せてください。

 

ノーテ:こんな二人羽織り状態じゃ戦えませんよっ! あっ──

 

シヴァ:太陽剣!!

 

ノーテ:ぎゃーーーーーー!!

 

ラーラ:シヴァさん、また勝ち抜いたわね! でもあのノーテって人、なんか変じゃなかった?

 

パーン:そうか? おっ、トルードはいよいよ7人目だぞ。

 

ゼウス:大地の剣&大楯ーーーー!!

 

トルード:悪いな、俺は「見切り」持ちだ。大楯は通じない。勝たせてもらうぞ。

 

ズバババッ ザシューーーッ

 

ゼウス:ぐはあっ……お、おのれ……エンペラーのこの私が……ぐふ。

 

ティナ:うわぁ、エンペラーって「皇帝」でしょ?(゚Д゚) 倒しちゃっていいの?

 

セイラム:まぁ……とりあえずは問題ないんだろう。「聖戦」の闘技場は負けても死なないようだし。……しかしどこの国の皇帝なのやら…(^_^;)

 

パーン:トルード! 賞金はもう十分だから、代わりに大地の剣を取っとけよ! 姫さんが喜ぶぞ!

 

トルード:ここは闘技場だぞ。できるか…(-_-;)

 

パーン:なんなら俺があとで盗みに入ってもいいが♪

 

セイラム:よくない(-_-;)

 

 

 

 

 

(了)

 

 

(あとがき)

なんとここで我がホラー・ノートは途切れております。

調べました。

烈火の剣』2003年4月発売。『聖魔の光石』2004年10月発売。

つまり最後のほうの記述は2004年10月以降に書かれたことが確定。全体として書いた期間もおよそ確定。

(キャアアアアアアッ コワイイイイイイッッ)

(なんとコイツ、フェルグスがフォルデに化けてルネス王宮に潜入する小説まで当時書いてたからな。幸いにして門外不出のまま。いやはや恐ろしい……。いったいなにを考えていたんだ……。もっと恐ろしいのは、17年後の現在も頭の中がさして変わっていないことなのかもしれないが……)

 

と、ともかく……

一応最後までこの思い込みプレーをやりきったことは、今も覚えています。ユリウスを前の『ティルナノグ戦記』と同じ要領で倒してね。オン友Nちゃん(原文にはメル友と書いていた。時代の流れとは恐ろしい…)とは、どう考えてもネルガルのことなので、「お人形」とはつまりそういうことで、たぶん今後どういう展開にするつもりだったのかも察せられますが、とにかくここで『グランベル778』は途絶えております。

 

ど、どうするんだ……。イシュタルをだれで倒したかとか、デルムッドがユリウスに23回攻撃したとかは覚えているんですが、ほかの詳細は思い出せるわけもなく、再プレイも不可である現状です。

烈火の剣』はあるんですが(えっ、なんの関係が!?笑)GBAのボタンがイカれ、DSの充電器のほうをどっかへやってしまいました。

 

まいったなぁ……。

 

あとは全部想像で書くか。心をハタチ頃に戻し、中年が妄想するという痛々しい産物を……?

 

い、いや、続きをどうするかは、まぁ、ともかく……

(良い気晴らしにはなるかもしれないな♪)←

脚色部分について。

 残念ながら、オーシン(ヨハルヴァ)でヒルダを倒したのは、確か嘘。やろうとしたんだけど、命中率が悪すぎてまったく当たらなかった。普通にフェルカリ(アレス×フィー)のラブラブアタックで倒したはず。ミストルティンは前章以降まったく使わずに進めたものの、無念。

 前作『ティルナノグ~』でレスターかスコピオに負けた件といい、もうちょっと真面目にこの時のために強化していればなんとかなったかもしれないと、いまだに後悔がこみ上げる(おいおい…)

(いやだってあれ、オーシンじゃないもん! ヨハルヴァだもん!)

 前話であれだけオーシン(本物)を使わせろと愚痴っていたのは、この件のせいです。

 ブリアンVSデルムッドは普通にいけると思っていました。いや、イシュタルにも10章ユリウスにも勝ってるんですから、もはや当たり前ですよね、と。まぁ恋人ないし妹のおかげではあるんだけど。

 したがってところでお兄ちゃん、もといアレスさん、まさかデルムッドにできてアナタにできないなんてことありませんよね? というわけで──(略)

 

 まぁ、それはさておき、『ティルナノグ戦記』と『グランベル778』を思い返した結果、絶対に必要な神器とはフォルセティとかナーガじゃなくて、ティルフィングかミストルティンのどっちかだということがよくわかりました。ラスボス・ユリウスは百発百中スリープのおかげでどうにかなったが、アルヴィスだけはなんともならんかった! ティルフィングかミストルティンがなければ。さすが父君、そして皇帝。それとも私が知らないだけで、なんとかする裏技があったんだろうか……。

 

 ひとまずですが、ここでホラー企画は打ち止めとなります。このような中途半端な過去の恥をさらしてお恥ずかしいかぎりですが、個人的には童心に返ったと言いますか、書き起こしているうちは案外楽しかったです。実生活の良い気晴らしね。

 

 もしもこの続きを書く痛々しい中年が、わりと遠からず現れたとしても、そっと目を逸らしていただけたなら幸いでございます。

 

 例の推敲はやっております。第二次推敲が見通せるところまで来ました。予定どおりどころか、できれば「小説家になろう」様の、ネット小説大賞への応募にぎりぎり間に合うくらいにはアップしたいなどと目論んでおります。いや、入選するなどとはまったく考えておりませんが(ただでさえ3作目だぞ)、自分への区切りと締め切りとして、最適の目標になるんじゃないかと。もしかしたら宣伝もできるかもしれないし……?

 

……宣伝した結果、この痛々しい一連の記事が目立つ羽目になったらどうするんだか(爆)

 

 

ではでは、また☆

 

お付き合い誠にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:;゚Д゚)))

 

フェルグス:馬に乗っけてに決まってるだろ! そーゆーことを想像しちゃダメだぞ!

 

セティ:(さりげなく逆プロポーズが成立しているみたいなのはツッコミなしか…?)

 

ボイス:だから私を無視するなと──

 

マリータ:師匠の仇は私が! 月光必殺剣!!

 

ザシューーーーッ

 

ボイス:……あっさり、ぐふ……──

 

コープル:マリータさん、絶好調ですね。

 

オーシン:俺もマリータに負けてらんねぇ。さあ、残るザコどもはかかってきやがれ! 俺が返り討ちにしてやる!

 

傭兵団:うおーーーーーーーっっ!!

 

ズバッグサッザシューッドカァッ

 

傭兵団:ぐわーーーーーーーっっ!!

 

オーシン:へっ、どうした! 情けねぇな。どんどん行ってやるぜ──ぐ~~~~ZZZZ

 

リーフ:あ……

 

セティ:スリープの範囲に入ったようだな。

 

エッダ兵:サンダーストーム

 

エッダ兵:メテオーー!

 

リーフ:うわぁん! あんなにたくさん、どーすんだよぉーーっ!

 

セティ:心配するな、リーフ王子。

 

リーフ:え?

 

セティ:ここは私が突撃する。念のためスリープ対策にバリアリングをつけて……今こそこのフォルセティの力を解放するときだ。

 

リーフ:ほ、ほんとに!? ああっ、もう待ちかねましたよっ!

 

セティ:そうか? ここまでそこそこあっさり来られた気もするが。でもまぁ、ここは私一人に任せてもらえれば十分──

 

カリン:セティ様、私もお供いたします! 私だってスリープはへっちゃらですから!

 

セティ:それは助かるが、カリン、無茶はいけないよ。

 

カリン:平気です。それにセティ様、ただでさえレストとかリブローとか高価な杖の修理代がかさむのに、フォルセティを使いすぎてしまったらお財布の中がどうなってしまいます? まだお妃様候補もいらっしゃらないんだから、節約していただかないと! 貧乏王子はリーフ様だけで十分です!

 

セティ:む……まぁ、確かにな。

 

リーフ:ぼ、ぼくは今はそんなにビンボーじゃないぞ! ナンナとお財布を分かち合ってるんだしっ

 

カリン:さ、さ、行きましょ!

 

コープル:セティ様、ぼくも一緒に行きます!

 

セティ:コープル、危険だぞ?

 

コープル:大丈夫です。魔防なら軍内随一ですから。セティ様を援護します。

 

セティ:ありがとう、コープル。それならばこれを使うといい。私が創った新しい風魔導書、その名もクラブカリパー

 

コープル:く、クラブカリパー!?

 

シャナム:いや、ウインドだろ、それ(-_-;)

 

ナンナ:思い込むことが大事ですよ。

 

コープル:ありがとうございます、セティ様!

 

リーフ:ある程度敵の数が減ったら、我々も後に続きます。よろしく!

 

 

 

 

セティ:フォルセティ!

 

ズギャアアアアアン

 

セティ:フォルセティ! フォルセティ!! フォルセティ!!!

 

ドガアアアアッ ズバババババッ

 

エッダ兵:ぐわーーーーーーっっ

 

セティ:はーーーははははっ、くらえっ、くらうがいいっ、ひれ伏せ! フォルセティイイイイイイッ

 

ズギャアアアアアアアアン!!

 

セティ:ははははははははははははははははははははははははっ──

 

カリン:セ、セティ様……(^_^;) ちょっと解放しすぎです。今まで自分なりに我慢してらしたんですか…

 

コープル:そんなことしなくてよかったのに……(^_^;) さあ、ぼくもいくぞ! ええっと、クラブカリパー

 

ザシューーッ

 

ロダン:なんということだ! 負けるな、者共! リザーブ

 

エッダ兵:メテオーー! サンダーストームーー!

 

コープル:くっ……

 

セティ:ははははははは、そんなもんでこの私が止められるとでも思ったか! 命中率はゼロだゼロ! さあ、どけどけ、フォルセティーーーーー!!!

 

エッダ兵:どわぁーーっ! 怪物だぁーーーっっ!!

 

カリン:ああ……王子様が壊れていく……フォルセティも壊れていく……

 

リーフ:ぼくたちもそろそろ突撃しよう。これ以上セティ王子をほっとくとなんかヤバい……(^_^;)

 

ナンナ:大丈夫、コープル? リライブ!

 

コープル:ありがとう、ナンナ様!

 

フェルグス:よっしゃ、いっちょ行っとくか! スリープに多少かかったってかまわねぇさ。ゆっくり進めばいいんだ。

 

デルムッド:──ってあんたなんで魔防が20もあるんだ!?

 

フィン:シーーーーッ!(^-^; そういう見てはいけないものを見てはいけないっ

 

セティ:フォルセティーーーー!!

 

リーフ:フェルグス、中央突破だ!

 

フェルグス:おう! これでエッダ軍も終わりだな。いくぜ!

 

ズババババババッ

 

ロダンくっ……これも天罰か……

 

リーフ:そして城ボスも! 必殺、スーパーリーフマンの光の剣!

 

ザシューーーーッ

 

ユフィール:お許しをーユリウス様ーー……

 

セティ:フォルセティーーーーーーーーーーーっっっ

 

カリン:セティ様! もう片づきましたよ!

 

セティ:ふう、スッキリした。

 

シャナム:やれやれ……(~_~)

 

リーフ:じゃあ、セリスロボ発進! 制圧と──

 

フィン:その前にリーフ様、この次に待ち受けるはドズルのグラオリッターです。制圧より前に、シアルフィとエッダの両方を守るように部隊を配置しませんと。

 

リーフ:ドズルのグラオリッターか……。ところでなに? ドズルって?

 

ズコッ

 

フィン:リ、リーフ様……斧戦士ネールの血を継ぐ由緒正しい聖戦士の公爵家ですよ! 教えたではありませんか、昔!

 

リーフ:へ、そうだっけ? だってぼく見たことないもん。

 

セティ:トラキアはフリージの勢力下だったから、まぁ無理もないか。ドズルはイザークを占領していたんだったな?

 

デルムッド:……ひょっとしてドズル軍を見たことあるの、俺だけですか?

 

オーシン:斧戦士の家系なんてもんがあったのか……

 

フィン:聖斧スワンチカを使うブリアン公子が率いるのが、斧騎士団の最精鋭グラオリッターです。

 

オーシン:へぇ、そりゃ楽しみだな。さぞかし強ぇ斧使いがそろってんだろうなぁ!

 

デルムッド:……いや、なんかイザークではほとんどフィーひとりでヤツらを壊滅させてわざと増援まで呼ばせたりしてたんだが……

 

セティ&カリン:え゛?

 

リーフ:オーシンっ、ここは斧革命を完成させるチャンスかもよ! なぁに、君とガルザスさんとマチュアあたりでトラ7斧戦士団を結成すれば──

 

フェルグス:せめてマチュアの前にブライトンを入れてやってくれないか? かわいそうだから……(^_^;)

 

セティ:ま、まぁ、それはともかく、当面はどうするんだ、リーフ王子?

 

フィン:おそらくブリアンの本隊はシアルフィへ南下してくるでしょうね。

 

リーフ:ならこっちのエッダには最小限を残して、そっちに大きく戦力を割こう。エッダはぼくとフィンとカリンの3人。あと残りは全部シアルフィに戻ってくれ。指揮はハンニバル将軍に任せて……ところで、将軍は?

 

コープル:もうあっちで待ってますよ。

 

シャナム:てゆーか忘れてたんだろう(^_^;)

 

 

 

ブリアン:フィッシャー、エッダ奪回は任せたぞ! 私はこのまま南下して、シアルフィにいるセリス軍をつぶす!

 

フィッシャー:はっ、お任せを!

 

 

 

オーシン:おう、あれがグラオリッターか!

 

ナンナ:大軍そろって勇者の斧なんてさすが豪華ですね。…リーフ様たちのほうは大丈夫かしら……?

 

オーシン:大将はやっぱ悪人ヅラだな。おおっ、アレが聖斧スワンチカか!? いいなっ、使ってみてぇなっ(*^▽^*)

 

セティ:武器としてはあんまりおすすめしないぞ、アレは。すごく重いから。

 

オーシン:そうかい? フン、まぁいい。さあ、俺様が前に出て相手になってやるぜ!

 

ハンニバル:まぁ待て。相手は同じ斧だ。ここはおぬしは山の上に待機し、平地の前線には剣使いを配置するのが最善だろう。

 

オーシン:ちぇっ……

 

マリータ:なら前線は、私と師匠にお任せください!

 

シャナム:え゛え゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛っっ!?

 

ハンニバル:うむ、武器相性も良し。回避値も高い。それに勇者武器には勇者武器を、か。

 

シャナム:待て!(((;゚Д゚

リーフ王子のグランベル778/第5話 偽セリス軍のグランベルデビュー戦☆

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめ↓)

 

第5話

~10章 光と闇と~

 

 

ヘクトル:みんな、下がってろ! ここは俺一人で行く!

 

リン:馬鹿なこと言わないで! グレートロードLv20のあなたを一人で行かせたら経験値がもったいないわ!

 

エリウッド:ぼくをおいて行かないでくれ、ヘクりん☆

 

ヘクトル:愛しのエリー!

 

フィン:…だ、だからここは「光」ではなく「光と闇と」なんですってば……(-_-;)

 

ヘクトル:なに? おっと悪ィ悪ィっ、じゃ、またな!

 

デルムッド:また来る気なのか…(^_^;)

 

セティ:リーフ王子は?

 

フィン:ナンナと一緒にペルルークの城下街に買い物に行かれました。先だっての誤解を解くために。

 

セティ:色々苦労が絶えないな、王子も(^_^;) さて、ついに我々偽セリス軍ことリーフ軍は、グランベルを目指してトラキア半島を飛び出してきたわけだが──

 

フィン:このミレトス地方を突破すれば、グランベルはすぐそこです。

 

セティ:しかし、今まで何度正体がバレそうになったことか……

 

一同:・・・・・・・・・・・・(汗)

 

セティ:これから帝国本隊とロプト教団、セリス皇子の帰還を待ち望むグランベル国民、特にシアルフィ市民を前にして、偽者であることがバレるのは非常にマズいだろう。

 

フィン:そうですね。これからはもっと慎重に行動しなくては。山賊だとかヤクザだとか呼ばれてはグランベル国民に追い払われてしまいます~~! ここはひとつ、追いはぎ根性を慎んで──

 

シャナム:オヤジ! まけてくれまけてくれまけてくれーーーーっっorz彡

 

オーシン:おいコラ、俺のもまけやがれよ!

 

店主:ひぃーーーーーーっっ*1

 

オーシン:へっ、ベルクローゼンか。久しぶりだな。全部まとめて返り討ちにしてやるぜ!

 

ロプト兵:ヨツムンガンドーー!

 

リーフ:そんなの効くもんか! くらえ、光の剣!!

 

ロプト兵:ぐわーーーーーーっっ

 

リーフ:みんな、足の速い者を中心に樹海へ突入するぞ! 魔防及び回避率の低い者は気をつけること! なるべく森に待機して、カリスマ×2の範囲から出ないように! スリープとヘルを優先して倒すんだ!

 

フィン:はっ! リーフ様に続きます! 勇者の槍を受けてみろーー!

 

ザシューーーーッ

 

フェルグス:よっしゃ、いっちょ行ってやるか! ん? おおっ、あっちに銀の剣、こっちにキラーボウ! こりゃあ、追いはぎ魂がうずくな♪

 

リーフ:そこの黒騎士アレス! 追いはぎは禁止なんだってば!(あとでパーンたちに盗ってもらうし)

 

フェルグス:おおっと、そうだった。黒騎士アレスとは、俺のことだ! 俺の剣さばき、とくと見るがいい!──ってか?

 

ロプト兵:あそこにやっつけ負け大王アレスがいるぞ!

 

ロプト兵:なに!? よし、みんなで一斉に飛びかかれーー! ヨツムンガンドぉーー!!

 

フェルグス:ぎゃーっ! ぎゃーーっ! それはないだろーーー!(゚Д゚;)

 

デルムッド:やれやれ、ミストルティン持ってるわけじゃないんだから、調子に乗るなよ。

 

ズバッ ザシューーッ

 

ロプト兵:ぎぇーーーーーーっっ

 

デルムッド:…まぁ、あんたがやっつけ負けするのは見たことないけど。

 

フェルグス:も、もちろんだ…(^-^; アレスの真似なんてしなきゃ──あれ、毒はくらってないな?

 

セティ:ライトニング!!──『聖戦』のヨツムンガンドは毒なしだ。ただしフェンリルよりも威力がある。もっとも、フェンリルが弱くなったというのが正しいかな。

 

フェルグス:へぇ、そりゃ助かるな。ほいっ、どきな!

 

ズババババババッ

 

オーシン:うおりゃーーーーっ!

 

マリータ:たあーーーーっ!

 

どかすかばきめちゃずかーーん

 

ロプト兵:どわぁーーーーーーっ

 

シャナム:フッ、やるな、皆の衆。

 

ロプト兵:ス、スリープ!

 

ハンニバル:ぐーーーーー~~ZZZ

 

コープル:あっ、父さん! だめだよ、こんなところで寝ちゃあ!

 

セティ:私がレストをかけよう。コープルはみんなの援護を頼む。つまり、杖乱用。

 

コープル:はいっ! リザーブ! リザーーブーー!!

 

ロプト兵:さらにスリープ──

 

マリータ:させないわ! たあっ!

 

ロプト兵:ヘルーーーー!

 

アルテナ:くらいなさい、地槍ゲイボルグ

 

ズババッ ザシューーッ 

 

リーフ:よし、みんな快調だ! 姉上、カリ……いや、フィー、クロノス城の状況は?

 

アルテナ:それが大変よ! クロノス城から子ども狩りで捕らえられていた子どもたちが逃げ出してきたの。その子たちを始末するために、さらに西のラドス城から騎士団が向かってくるわ。

 

リーフ:むうっ、それは確かに大変だ。市民と子どもたちには優しいが我が軍のモットーなんだから。助けておけば、あとでなんか良いものをくれるかもしれないし♪

 

ナンナ:……でもマンスターに行ってからはあんまし助けても良いことなかったですよね…

 

リーフ:うっ……言われてみると、確かに……

 

カリン:リーフ様ってば! 子どもたちを助けられないと、偽セリス軍でもなんでも市民に嫌われちゃいますよ!

 

アルテナ:周辺の村々も襲われてるわ。山の向こうのミレトスの村も。ミレトスに通じる門が閉じているので進軍できないんだけど……

 

リーフ:村=金! 村だけはなんとしても救い出さなくては! こんなところでモタモタしてる場合じゃないぞ! ひとまず姉上は、クロノスとラドス付近にいる海賊どもを追い払って、村を救ってください。

 

アルテナ:わかったわ!

 

ナンナ:お兄様、いきます! 銀の剣、必殺!!

 

☆兄弟アタック発動!!☆

 

ザシューーーーーーッ

 

デルムッド:いいぞ、ナンナ!

 

フィン:強くなって……お父さんはうれしい( ;∀;)……しかし私より強くなられるのはフクザツ……(^_^;)

 

リーフ:フィン、ナンナ、デルムッド、フェル……じゃなくてアレス! ぼくとフィーと一緒にとっととこの樹海を抜けて、クロノス城に向かうぞ! 子どもたちと金を守るんだ!

 

シャナム:金かい……(^_^;)

 

セティ:ここは我々が引き受ける。レスト! ライトニング!

 

マリータ:あとからすぐ行きますから、私の分の敵、残しておいてくださいねーーーっ♪♪

 

 

 

 

フィン:あれがクロノス城です。守っているのはフリージのヒルダ。我々トラキアの民を長年苦しめてきた、フリージの大ボスです。

 

フェルグス:うわっ、怖そうなオバさんだな。

 

ナンナ:子ども狩り大推進の悪逆非道、性格最悪のクイーンですね。

 

リーフ:てゆーか当主は故ブルームだったんじゃないの? 女王というより、つまりフリージのボス猿的な──

 

ヒルダ:キィーーーッ! 黙って聞いてれば好き放題言いおって! このボルガノンで焼き尽くしてくれる! 我が夫と息子の恨み、思い知るがいい!!

 

リーフ:いや、アナタの夫にも息子にも、ぼくらなにもしてないから。そりゃあ、ブルームはこの手でケリをつけたかったけど──

 

フィン:リーフ様っ、我々はセリス軍なんですから!

 

リーフ:いけない、そうだった! もうっ、やりにくいなぁ……

 

ヒルダ:リデール! そいつらの首を私に持っておいで!

 

リデール:むっ……

 

フェルグス:おいでなすったな。

 

フィン:デュークナイト、グレートナイト、ボウナイトにマージナイト……率いる敵将ミスター・七三はパラディンですか。手ごわそうですね。

 

カリン:子どもたちはすぐ近くの村に集まってるわ。ここを守りきらなきゃ!

 

リーフ:それに金のこともある。ここは一気に強行突破と──

 

フィン:いえ、リーフ様、敵はこちらの倍以上の数です。もう少し稼げる距離もあります。ここは慎重に引きつけつつ、武器に☆をつけ、後続の歩兵部隊を待ってから突入しましょう。

 

リーフ:そうか、わかった。村と金は姉上が守ってくれているはず。よし、前線はぼくとフィン、アレス、デルムッド、援護にナンナ、フィーで迎撃だ!

 

 

 

 

リデール:──やるな、リーフ軍!

 

マリータ:お待たせ、リーフ様!

 

オーシン:へっ、楽勝だったぜ!

 

セティ:ハンニバル将軍とコープルは後から来る。

 

リーフ:なら二人に子どもたちの保護は任せましょう。我が騎馬隊! クロノス城を突破するぞ! 歩兵隊は仕損じよろしく!

 

オーシン:──ってほとんどいねぇし! 届かねぇじゃねぇか! おい、ちょっと待てよ、リーフーーーーーーーーっっ!!

 

シャナム:フッ、頑張れ、下々の者ども。私は後方でゆっくり休む。

 

マリータ:私はレッグリング持ちだから、リーフ様たちに続きます!

 

オーシン:レッグ……なんだって!? おいおいおい!!??

 

 

 

 

ヒルダ:オーーッホッホッホッ! 覚悟をし、セリス軍! 私のボルガノンとリデールの勇者の剣で挟み撃ちにしてくれる!

 

リデール:久々に誇りある戦いができるな。礼を言うぞ!

 

ヒルダ:出てこい、セリス! 息子と夫の仇ーーっ!

 

リーフ:ごめん、オバサン、デルムッドで我慢してくれ。

 

デルムッド:我慢って……(^_^;)

 

リーフ:唯一イシュトー軍と戦った人だろ(小声)

 

ナンナ:お兄様、頑張って!

 

ヒルダ:大地よ怒れ、ボルガノーーーーン!!

 

デルムッド:ベオのけ……じゃなくて銀の大剣! ──うわっ、命中率41%!?

 

ナンナ:大丈夫よ、お兄様。私がついています! 負けないで!

 

デルムッド:ありがとう、ナンナ。さあ、くらえっっ!!

 

ザシューーーーーーッ

 

ヒルダ:ぐはああっっ! チッ……ここはひとまず引き上げだね。覚えておいで!(逃走)

 

デルムッド:あっ、こら、待て──

 

リーフ:デルムッド、ここはしょうがない。猿ものは追わずだ!

 

ヒルダ:だれが猿だってぇーーーーっっ##

 

フィン:あぁ、リーフ様、慣用句の勉強の時、居眠りされていたから……(ノД`)

 

リーフ:それよりボルガノンを奪っときなさい。金になるから!

 

デルムッド:は、はぁ……

 

リデール:なんと! 追いはぎをするような卑劣な軍だったとは、許せん!

 

カリン:子ども狩りをする軍よりはマシよ! さあ、証拠隠滅させてもらうわ! 必殺細身の槍ーーっ!!

 

ズババッ グサッ

 

リデール隊:ぐわあーーーーっっ!!

 

リーフ:フィン、ナンナ、マリータ、ぼくらも残りをやっつけるぞ!

 

フェルグス:隊長さんの相手は俺みたいだな。

 

リデール:お前にこの私の剣が破れるか?

 

フィン:気をつけて! 相手は必殺追撃持ち&勇者の剣、『聖戦』最強のモブ七三ですよ!

 

カリン:フェルグス! 負けたら承知しないわよ! ……必殺なんてくらったら──

 

フェルグス:負けねぇよ、カリン

 

リデール:行くぞ! とあーーーーっっ!!

 

ガキィッ ズバッ!!

 

フェルグス:お前がそばにいる限りな!

 

 

vVラブラブアタック発動!!vV

 

 

ズバババッ ズババババッ

 

リデール:ぐっ……アルヴィス様……──

 

リーフ:おーーーーっ! ついに出たーーーー!! 二人とも、待ちかねたよっ!

 

マリータ:フェルグス、カリン、おめでとーー(#^.^#) もうっ、ずっと前からお似合いだったのに、遅すぎたくらいよ!

 

カリン:フェ、フェルグス……あんた……////

 

フェルグス:──っ!! 危ねぇっ!

 

ボウナイト:おのれ、隊長の仇ーーー! ビシュッ ビシュゥッ

 

フェルグス:ぐっ……

 

カリン:フェルグス! こいつっっ ズバババッ

大丈夫、フェルグス!?

 

フェルグス:俺があんまりカッコよかったからって、ポーッとしてんなよ、おいおい。

 

カリン:あんたって人はホント……バカなんだから! ……でも、ありがと。

 

リーフ:あーもう、見てらんないよ、ぼくには。さ、もうあらかた片づいたでしょ。制圧、制圧っと。ゆけ、セリスロボ!

 

 

~クロノス城を制圧した!~

 

 

セティ:なんとかここは上手く切り抜けたみたいだな。リブロー! リライブ!

 

オーシン:おいおい、俺の分の敵はどこなんだ?(゚Д゚)

 

アルテナ:リーフ! 山の向こうの村々に海賊が近づいてきているわ! ラドス北の村にも山賊が!

 

リーフ:うわぁ、もうぐずぐずしている暇がない! どうしよう!?

 

セティ:ミレトスへの関所の門を開くには、ラドス城を制圧するしかなさそうだな。

 

リーフ:なら、超特急でラドスに進軍するぞ! 騎馬隊ダーーーーッシュ!!

 

オーシン:え゛? おい、また出番なしか? ちょっと待てって言ってんだろーが! リーフーーーーーーっっ!!!(# ゚Д゚)

 

セティ:まぁまぁ、我々は門の前で待っているとしよう。

 

シャナム:フッ、この俺が出張るまでもないということか……

 

 

《ラドス城》

 

モリガン:ひぃーーっ! フェンリルフェンリルフェンリルーーっ!

 

ナンナ:リライブ! リライブ! みんな、大丈夫ですか?

 

マリータ:へっちゃらよ、ナンナ様! さぁ、この悪党、私が成敗するわ! 月光剣!!

 

モリガンギャアーーーッ!! ロプト帝国バンザーーイ……ぐふっ

 

マリータ:やった!

 

フィン:辺りの側近たちもすっかり片づけました、リーフ様。

 

カリン:北の村もなんとか間に合ったわ。マジックリングくれるって言ってるけど、私にはあんまり意味ないのよね…

 

ナンナ:じゃあ、私がもらっていいかしら? 聖戦になってから魔力がもう下がって下がって……(^_^;)

 

リーフ:もちろんだ、ナンナ。そうしてくれ。よし、セリスロボにタイマーをセットして、みんな、ミレトスへの門の前に集結だ!

 

デルムッド:た、タイマー?(゚Д゚;)

 

 

《そのころ、クロノス城付近の村》

 

ハンニバル:……もうやはりトラ7の偽セリス軍でも儂は忘れ去られている気がするのは気のせいかのぅ、コープル。

 

コープル:そ、そんなことないよ、父さん。勇者の弓必殺つきの立派なヤツを持ってるじゃないか。それにこうして子どもたちを助けてどんどこレベルUPしてるんだし。

 

子どもたち:わーーい、聖戦士様だぁーーーーっっ!!

 

コープル:ぼくももうすぐクラスチェンジレベルだよ。ハイプリーストになれるんだよ♪

 

ハンニバル:コープル……つい一年前まで子ども狩られる側だったのに、立派になって、父さんはうれしいっ……うっ、うっ……(´Д⊂ヽ

 

 

 

リーフ:姉上、門が開いたら海賊たちの討伐をお願いします。くれぐれも敵ロプト兵のフェンリルにはお気をつけください。

 

アルテナ:わかったわ、リーフ。心配してくれてありがとう。…………

 

リーフ:姉上、どうかなさいましたか? なにか思い悩んでおられるようですが……ぼくでよろしければ話してください。

 

アルテナ:リーフ……。実はアリオーンのことを考えていたの。

 

リーフ:アリオーンのこと…やはりそうでしたか。そうですね、あのとき祈りの腕輪は落としていきましたが、グングニルを奪い損ねたのはぼくの一生の不覚です。捕縛し損ねたというのも我が軍最大の恥辱……

 

アルテナ:え……?(゚Д゚;)

 

リーフ:しかし姉上、ぼくはまだあきらめていませんよ。アリオーンはまだ生きているではないですか。生きている限り、望みはあります!

 

アルテナ:リーフ……! はい、そのとおりですね。私もあきらめません。次に会うときは必ずアリオーンを説得するわ。私たちの愛するトラキアのために。

 

リーフ:はい、姉上!

 

 

 

オーシン:──ったくリーフのやつ! なんで俺の敵を取っておいてくれねぇんだよっ! ああっ、暴れたんねぇな! つまんねぇの!

 

げしっ げしっ

 

セティ:門に八つ当たりしてもしかたないよ。それにそろそろ──

 

どかーーーーーーーん

 

オーシン:え゛? うわっっ、門が崩れた! げぇっ、俺のせいか!? 俺のせいか!?(((((゜ロ゜;)*2

 

セティ:あまり緊張するな、リーフ王子。いつもどおりやれば大丈夫だ。

 

リーフ:でもロートリッターが……アルヴィス皇帝が……ファラフレイムが……(((・.・;)))

 

フェルグス:ま、世の中なんとかなるもんだ! 気楽にいこうぜ。

 

 

《シアルフィ城》

 

マンフロイ:どうじゃ、皇帝! 儂の孫サラは!? かわいーじゃろう? うらやましーじゃろう? ほしいか? ほしいか?? やらんぞ! 儂のかわいーかわいーかわいすぎる孫なんじゃからなvV

 

アルヴィス:マンフロイ……貴様わざわざ孫自慢に来たのか…"(-""-)"

 

サラ:…………

 

マンフロイ:悪いか? うらやましくてうらやましくて仕方ないんじゃろう? 貴様のとこのユリアの100倍はかわいーからな。のう、サラ? これからおじーちゃんと一緒に人形遊びに行こうな~~vVvV

 

アルヴィス:人形遊び? マンフロイ、何を企んでいる? それに…セリス一行を捕らえたという噂は本当なのか? ユリアも一緒に……?

 

マンフロイ:これから滅びゆく皇帝には関係のないこと。な~~、サラvV

 

アルヴィス:セリス一行がお前の手の中にあるということは、我々が今戦おうとしている連中は何者なんだ?

 

マンフロイ:自分の目で確かめるがいいわぃ。

 

サラ:盗賊で山賊な追いはぎ中毒軍団よ……

 

アルヴィス:!?…なにか言ったか?

 

サラ:…………

 

マンフロイ:ではサラ、バーバラに帰るとするか。

 

アルヴィス:…どうでもいいがマンフロイ、貴様が孫自慢しているあいだに、パルマ―ク司祭がティルフィングを持って逃げたぞ。子どもたちと。

 

マンフロイ:なに? フッ、まぁいい。一応追撃隊を出しておくが、ティルフィングを受け取ったとて、敵方に使えるやつなどおらんのだからな。

 

アルヴィス:……やはりセリス一行はお前の下にいるのか……

 

マンフロイ:飾り物の皇帝には、偽物のセリス一行は戦うにふさわしいじゃろう。せいぜい頑張るがいいわ、フォッフォッフォッ。さぁ、サラ、おじーちゃんと一緒にリワープじゃ!

 

サラ:………………

 

(リワープ×2)

 

アルヴィス:おのれ……マンフロイ……

 

 

 

 

アルテナ:リーフ、グランベル東の岬で、司祭と子どもたちがロプト兵に追われているわ!

 

リーフ:なんですって? 姉上、カリンと急いで救出に向かってください! きっと助けたらなにか良い物をくれるに違いありません!

 

セティ:……さっきひっそりミレトスの村をまわって荒稼ぎしたのに、物欲は尽きないな(^_^;)

 

フィン:橋の向こうにシアルフィ軍──ロートリッターの大軍が配置されました!

 

リーフ:よし、まずは迎撃開始だ! 前線はオーシン、フェルグス、デルムッド! いざ、ぼくらのグランベル・デビューにふさわしい戦いを!

 

 

  

オーシン:うおりゃああああっっ ズバッドカッ

 

セティ:エルウインド! ライトニング! ズガガガガッ

 

シャナム:どけっ、アーマーども! 私の華々しいグランベル・デビュー☆を邪魔するな!

 

ハンニバル:うむ、良い調子だ! くらえ、勇者の弓!

 

マリータ:月光剣!!

 

ナンナ:みんな、頑張って! リライブ! リライブ! 

 

フェルグス:よっし、デルちゃん、オーシンちゃん、橋を突破するぜ!

 

オーシン:おう!

 

デルムッド:ちゃんづけはやめろ。

 

ドドドドドドドドドド

 

リーフ:うっ……レンスターのプリンス・リーフ、グランベルへ栄光の第一歩…………! うわぁ、すごーーいっ! ここがグランベルヽ(^o^)丿 うわぁっ、うわぁっ、初めて来たーーっっ! あっ、あれがシアルフィ城? すごーーーっ(*''▽'') おっきーーーーい♪♪

 

フィン:リ、リーフ様、そんな田舎丸出しの言動は慎んでください……(^_^;)

 

リーフ:あはは、ついつい…

 

敵兵:メテオーーーー!!

 

リーフ:うわっ、危ない!

 

敵兵:スリープ!

 

シャナム:ぐーーーーZZZ……私は……イザークの王子。。。

 

マリータ:師匠!

 

デルムッド:メテオにスリープに銀系装備、勇者系装備も……さすが皇帝直属だけあって豪華ですね…

 

フェルグス:「強力」じゃなくて「豪華」というあたり、お前ももう染まってるからな、追いはぎワールドに。

 

デルムッド:……(-_-;)

 

リーフ:後でみんなぼくらのものになるんだ。気合を入れていくぞ! 今度は城周辺のマージファイターどもを除いて、一気に敵をせん滅させるんだ!

 

セティ:レスト!

 

敵兵:スリープ!

 

セティ:レスト!

 

敵兵:スリープ!

 

オーシン:だああっっ! 寝たり起きたりうんざりなんだよっ! くたばれ!

 

ザシューーーーッ

 

敵兵:ぐはあっ

 

リーフ:いくぞ、フィン!

 

フィン:はっ! くらえ、勇者の槍ーー!!

 

リーフ:こんなに☆のついた光の剣ーー!!

 

ズバババッ ドカアアッ

 

 

 

 

カリン:あっちも激しくやってるみたいね。私たちも頑張らなくちゃ。手槍で迎撃しましょう、アルテナ様!

 

アルテナ:ええ、来たわよ!

 

ロプト兵:ヨツムンガンドーー!

 

アルテナ:くっ……おのれ、お返しよ! ズバッ グサッ

 

カリン:アルテナ様、無理しないでくださいね。私もいきます! 

 

グサッ ザシューーッ

 

パルマーク:おお、聖戦士様方、助けに来てくださったんですね。

 

子どもたち:わーい、聖戦士様だーーっ!

 

カリン:(私は違うんだけど)みんな、無事ですか?

 

パルマーク:はい、おかげさまで。ライブ! ライブ!

 

アルテナ:ありがとうございます。ここの敵は一掃しましたので、安心してください。子どもたちは後でハンニバル将軍とコープルが保護してくれます。もう少し待っていてくださいね。

 

パルマーク:はい。…あの、セリス様はどちらにいらっしゃいますか? お渡ししたいものがあるのですが……

 

カリン:セ、セリス様……? え、えーっと──(汗)

 

セリスロボ:ワタシ、セリス、ワタシ、セリス・・・

 

カリン:こ、ここに……

 

パルマーク:おお、セリス様! あなたにこれを! 伝説の神器、聖剣ティルフィングです。さるお方からこれをあなたにお渡しするように言われて──

 

アルテナ:聖剣ティルフィング、これが……

 

カリン:うわぁ、すごい剣ね。ありがとうございます、司祭様。

 

アルテナ:……とりあえずリーフに届けるとして、私たちもシアルフィに向かいましょう、カリン。

 

 

 

 

リーフ:みんなよくやってくれたね。ロートリッターはあらかた片づいたよ。

 

マリータ:結構しんどかったわ。

 

シャナム:フッ、こんなものか……

 

フィン:あとはシアルフィ城の皇帝の側近たちですね。メテオとリザーブ持ちです。

 

リーフ:向こう側から姉上とカリンが突撃してくれるはずだ。ぼくらも騎馬隊で、メテオの攻撃範囲外から突入するぞ! あっ、ハンニバル将軍とコープルは、岬まで子どもたちを保護しに行くこと。さあ、どうなるかわからないけど、いよいよアルヴィス皇帝との決戦だ!

 


 

《シアルフィ城》

 

アルヴィス:むっ……来たか。お前たちは……?

 

リーフ:アルヴィス皇帝! あなたはなぜぼくの伯父を!?

 

アルヴィス:お前はシグルドの甥か?

 

リーフ:そうだ。レンスターのプリンス、マスターナイト・スーパーリーフマン参上!!

 

アルヴィス:なるほど、偽セリス軍を率いていたのはお前か。

 

リーフ:そうそのとおり──ってバレてんじゃんかいっ!! どーゆーことだよっフィン!?

 

フィン:……やはりセリス様一行は帝国の手中にあるということなんでしょう。

 

リーフ:あー、せっかくここまで化けて、追いはぎまで謹んできたのに、無駄だったの?

 

セティ:無駄じゃなかったさ。とにかく不自由なくここまで来られたんだ。市民が金を出してくれたのはセリス解放軍だと思っていたからだぞ。

 

リーフ:そ、そーですか?

 

セティ:(だいたい言うほど化けていたか怪しいが…(^-^;))なんのためにセリス一行を?

 

アルヴィス:そんなことはマンフロイにでも訊くんだな。それより偽セリス軍よ、私のファラフレイムに勝てるつもりでいるのか?

 

リーフ:う゛っ……セ、セティ王子! 今こそフォルセティの封印を解くときですよ!

 

セティ:そうしてもいいが、無理だ。皇帝の魔防は高すぎるうえ、「見切り」持ちだ。数ポイントもHPを削れないだろうな。

 

リーフ:くっ……あ、姉上! ここは聖戦士の武器の中でも最高の攻撃力を持つゲイボルグで!

 

アルテナ:ごめんなさい、リーフ。私は攻撃力70のファラフレイムで一撃でやられてしまうわ。

 

リーフ:ううっ……

 

カリン:リ、リーフ様、そのう……一応ここにティルフィングがあるんですけど……

 

リーフ:ああ、ぼくがこれを使えていたらなぁ。ううっ……みんな、すまない。ぼくが真の聖戦士でないばっかりに……

 

ナンナ:そんな! リーフ様は立派な聖戦士です! 今まで勇敢に苦難を乗り越えてこられたではないですか!

 

フィン:そうです。リーフ様は我々の最高の聖戦士です。なにも恥じることはありません。自信をお持ちください!

 

セティ:そのとおりだ、リーフ王子!

 

マリータ:リーフ様!

 

オーシン:リーフ!

 

リーフ:そ、そうだ……ぼくだって聖戦士なんだ。こんなところであきらめられない。この銀の槍でなら、いくらかでもHPは削れるはずだ。上手く連続と組み合わせれば、希望はある! そうだ! いくぞ、アルヴィス! 父ゆずり、フィンゆずりのこの槍さばき、受けてみろ!

 

グサッ

 

アルヴィス:無駄だ、リーフ。希望はない。ファラフレイム!

 

ドゴオーーーーーーーーッッッ

 

リーフ:ギャーーーーーーーーッッッ

 

ナンナ:きゃああっ、リーフ様ぁっ! リライブ!

 

セティ:リライブ! やはりキツいか……

 

リーフ:ま……まだまだ……! みんな……ぼくに続いて……攻撃を……

 

フィン:そ、それが、私とナンナとシャナムとカリンとコープルとハンニバル将軍はファラフレイムで一撃死デルムッドとオーシンもつけた覚えのない「突撃」スキルを発動させてしまえばやられてしまうんです。そ、そういうわけでして──

 

リーフ:ガーンガーンガーンガーンガーン……そ、そんな……もうどうしようもないじゃないかぁぁっっ!!

 

アルヴィス:終わりだ、リーフ。全員まとめてここで焼き尽くしてくれよう!

 

リーフ:ううっ……そんな、ここで敗北なんて──

 

ズババババババッ

 

アルヴィス:ぐはっ……なっ、なに!?

 

フェルグス:まだあきらめるのは早いぜ、リーフ王子。こいつはどうやら効果があるらしい。

 

リーフ:そ、それはっ、ブラキの剣じゃないか!!

 

フェルグス:そ。実はさっきパーンたちからもらっておいたんだ。どうやらアーマー系や男爵、皇帝には威力を発揮してくれるようだぜ。そら、もういっちょ!

 

ザシューーーーッ

 

アルヴィス:ぐうっ……調子に乗るなよ、小僧! ファラフレイム!

 

ドオーーーーーーーッッ

 

フェルグス:ぐあっ……

 

カリン:フェルグスーー!

 

ナンナ:リライブ!

 

セティ:リライブ! 大丈夫か、フェルグス?

 

フェルグス:な、なんとかな…

 

セティ:よし、いけるぞ、リーフ王子!

 

リーフ:聖戦士の血を引く者しか使えないブラキの剣をなんで君が使えるんだよっていうトラ7以来の謎はとりあえず忘れてあげよう! 一緒に戦おう、フェルグス!

 

フェルグス:おう!

 

リーフ:ナンナ、デルムッド、支援よろしく!

 

デルムッド:はい!

 

ナンナ:負けないで、リーフ様!

 

フェルグス:俺のそばを離れるなよ、カリン!

 

カリン:わかってる! やっちゃいなさい!

 

リーフ&フェル:たあああああああっっ!!

 

ズババババッ ザシューーーーッッ

 

アルヴィス:ぐっ……ファラフレイム! ファラフレイム!

 

ナンナ:リライブ!

 

セティ:リライブ!

 

コープル:リザーブ

 

フェルグス:やぶるぞ、リーフ王子!

 

ザシューーーーッ

 今だ、いけ!!

 

リーフ:アルヴィス皇帝、覚悟ーーーーっっ!!!

 

ズババババババババッ

 

アルヴィス:…………たいした力だ……リーフ王子…………ディアドラ……ユリア…………

 

リーフ:や、やった……やったぞ!

 

ナンナ:リーフ様! ああっ、よくぞご無事で!

 

フィン:キュアン様、エスリン様、シグルド様……見ていてくださいましたか! 王子は皇帝をもついにっ……ついにっ……!

 

カリン:よかった、フェルグス。

 

フェルグス:な? なんとかなっただろ?

 

デルムッド:まったくもう……あんたってやつは……

 

オーシン:ちぇっ……二人していいとこ持っていきやがって。

 

シャナム:ま、この俺が腕をふるうまでもなかったというだけのことだ──(安堵で気絶)

 

リーフ:グランベルでの初勝利だ。みんなで力を合わせたからできたんだよ。トラキアらから立って、よくここまで来てくれた。

 

マリータ:リーフ様……

 

リーフ:さあ、制圧だ!

 

セリスロボ:セイアーツ

 

 

~シアルフィ城を制圧した!~

 

 

アウグスト:シアルフィでの勝利、おめでとうございます、リーフ王子。

 

リーフ:うわあっっ、ア、アウグスト! いいかげんその唐突な登場はやめてくれよ!

 

アウグスト:このアウグスト、王子のお力ならここまで来られるものと信じておりました。

 

リーフ:は、はぁ……(^_^;)

 

アウグスト:ところでセリス一行のことですが──

 

リーフ:ああ、やっぱりマンフロイにさらわれたんだろう? そのくらいぼくらも進んでいくうちにわかったよ。まったくもう密偵なんて必要ないじゃないか! それにすでに偽物だってバレてるみたいだし。

 

アウグスト:いえ、私のやっていることは無駄ではなかったのです。ようやくさるお方とコンタクトが取れました。これからそのお方と、マンフロイとそのオン友Nちゃんの企みについて探り続けるつもりです。

 

セティ:その「さるお方」とはだれなんだ?

 

アウグスト:それはいずれおわかりになるかと。

 

セティ:……(-""-)……

 

アウグスト:それよりリーフ王子、ついにここまで来てしまいましたな。

 

リーフ:あなたが来させたんじゃないか! もーなりゆきで! どーすんだよ、これから!?

 

アウグスト:そんな愚問を。こうなればあなたが解放軍のリーダーとなって、正々堂々最後の聖戦を戦い抜き、暗黒神ロプトウスとその下僕どもを討ち滅ぼし、セリス一行を救出し、世界を解放する以外ありますまい。

 

フィン:リーフ様、そのとおりでございます!

 

ナンナ:リーフ様、あなたならできます!

 

リーフ:……もうこうなったら弱音を吐いてもしかたないか。やるよ。やればいいんだろ!

 

アウグスト:わかればいいのです。ではまた、私はこれにて。とわぁっ!

 

リーフ:ぼくがロプトウスを倒して、世界を解放する? これから待ち受けるエッダ軍、グラオリッター、バイゲリッター、ゲルプリッタ―、ヴァイスリッター、十二魔将を相手にして? ……でも、やるしかないんだ。セリス様やサラを助けるために。みんなを守るために……! そうだ、だれかが言っていたが「なぜベストを尽くさないのか」(※引用)ベストを尽くせ! ベストを尽くすぞ、みんな!!

 

 

 

~10章 光と闇と クリア!~

 

 

 

(あとがき)(※十五年後の人間の筆によりますが、半分くらい当時のノートの写し

 

(※引用はもちろん『TRICK』です。たぶん当時ハマっていた。申し訳ございません)

 

約十五年前の人によれば、このあたりはスムーズに進んだことは進んだが、リデール隊と戦うあたりから「なんか、ティルナノグ戦記より苦戦してないか?」という気がしてきた、らしい。リセット記録はないのでわからないけれども。こちらのほうが13、14人と味方の数は倍以上いるんだが、『ティルナノグ~』は緊張してプレイしたし、村とか見捨てたりしたし、ユニット一人一人が隙なしに強くしてあったから、とか。こちらでは色々やろうとしたり、ユニットがやや中途半端な育成状態なのは否めないし。前章加入キャラ三人含めて全員まんべんなく育てようとすると、どうしても難しくなるんだよ。無駄なまでに。

だいたいが所詮神器のないシャナンでありアレスであるし、ヨハルヴァやハンニバル、コープル、フィン、アルテナ、ナンナに無理はさせられん。させられんステータスなんだよ、だって……。

 

これ書き起こしながらも、何度も心の中で、「オーシンくれ! ぜいたく言わん。マーシナリーLv20のオーシンでいいから本物をwithプージでくれ!」と感情移入してしまったYO☆ 本物トラ7でHP65とかだよ? あと「体格」の数値をほかのパラメータに割り振らせてください、ぜいたく言わないから。あの村の青年、聖戦士の血をマジで一滴も引いていないはずなのに、なんなのあの才能!? 約十五年経った今でも思いを馳せずにいられないZE☆

夢:力24 魔力0 技24 速さ24 幸運(知らん、要らん) 守備20 魔防7(体格18と仮定)

このくらいで手を打ちましょう。

あ、もちろんこれからLv30までいけますよね?

 (実のところヨハルヴァのいちばんの問題は技。当たらないんだよ! 技30のデルちゃんでさえヒルダに41%だったのに、たぶん20足らずのそれで、しかも斧だぜ?)

 

しかしヨハルヴァをオーシンだと思い込むと、不思議と前線に立つことが多くなったり、フォーレストに必殺勝ちしたりと拍手な場面が見られたり。アレスもフェルグスだと思い込むとやっつけ負けしないし、そのくせ普通に切り込み隊長だし、おや、ミストルティンいらないじゃん、アレス? とか。

 

リデールVSフェルグス(アレス)でのラブラブアタックは、この瞬間のためにとっておいた、らしい。フェルカリ万歳! 夢の実現!(序盤、どんだけ必死に隣接させたことか……) 歩数も合うから実際かなり使える。

 

ユリウスはマリータことラクチェが、いともあっさりやっつけてしまわれました。シャナム様とのラブラブ……いや師弟アタックで。

 

本企画唯一の明確な反則は、一目瞭然と思いますが、VSアルヴィス戦。リーフで倒すことは早々にあきらめ、アレスwithミストルティンで倒しました。当たり前ぢゃん。ほかにやりようがない。こうでもしないと先に進むことが不可能レベルの事態。……やっぱり要るか、ミストルティン。……いや、ブラキの剣ということで(大汗)まず魔防20のフェルグスとかありえないが。(ギリギリ、トラ7のドーピング範囲内だとしても)

 

この人の素性に関しては、いわゆる私設定というやつで、リーフと従兄弟だと考えていました。母親がキュアンの姉妹で、友好のためコノートに養子に出されて、隣のレイドリックとの結婚が嫌で、某伝説の1万Gと駆け落ちした──とか。アレスに対して知ったような口ぶりでいるのも、私妄想で、出奔後にグラーニェさん(アレスの母)とアレスと一緒に住んでいて、母二人が亡き後一緒にジャバローに拾われた──とか考えていた気がします。

  

攻略上やむを得ないがために犯した反則は、この一回きり。あとはマジでミストルティンを持たせないまま、最後までいった、らしい。

あとは脚色上、このキャラでなくあのキャラで実は倒していたというのはありましたが……それはまたあとで。

 

 次回、どうする最終章!?(終盤で筆が止まったまま月日が流れ……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:;゚Д゚)))

 

パーン:よぉ、元気にやってるみたいだな?

 

マリータ:あら、パーン!

 

パーン:王子さんの言いつけどおり、色々後から盗ってきたぜ。スリープの剣、ライブの腕輪、各種リング類、杖、それからかき集めた軍資金! おら、リフィス! 遅ぇぞっ! とっとと持ってきやがれ。

 

リフィス:俺に全部持たせないでくださいよ、パーンさんっ! 重い~~っっ

 

一同:おーーーーーーーーっつ(≧▽≦)

 

マリータ:私にスリープの剣ください!

 

フェルグス:俺、パワーリング♪

 

オーシン:おいおい、俺のプージはねぇのか?

 

カリン:あっ、シールドリングいいな~♪

 

デルムッド:スピードリング──ってボディリングはいらないぞ!

 

コープル:なになに? なんですか~~??(^O^)

 

リフィス:並べ! 一列に!

 

パーン:はいはい、お金は一人4000G、利率120% ちゃんと返しに来ないと死神トルードが取り立てにやってくるぞ~~♪♪

 

フィン&セティ:・・・・・・・・・(^_^;)

 

フィン:……もう一生治りそうにありませんね……(ToT) うっうっ……ごめんなさい、キュアン様、エスリン様、ラケシスっ……(´Д⊂ヽ

 

セティ:……ま、まぁ、せめて形、もとい見た目だけでもなんとかしよう。カリン、次の戦闘からはこのイヤリングと鉢巻を着用してくれ。

 

カリン:は、はい? …あっ、王女様のですか!

 

フィン:オーシンは茶髪に染める、もしくはカツラをかぶる。マリータはチャイナドレス風衣装を用意。

 

オーシン:ちゃ、茶髪!?

 

リン:サカ民族衣装で良ければ貸すわよ?

 

マリータ:まだいたの!? 知らない人!?(゚Д゚;)

 

セティ:フェルグスは髪をほどいて黒ずくめの服着用。馬も黒くしてくれ。

 

フェルグス:う゛ーーん……(^_^;)

 

カリン:セティ様、そんなの絶対こいつに似合いませんよ!

 

フィン:それからサラは美容室でストレートパーマを……あれ、サラ? サラはどこへ行ったかな?

 

 

 

 

マンフロイ:おおおおおおっっ、サラーーーっっ! 探したぞ、儂の可愛い孫よーーーーーー!!

 

サラ:!? おじい様……

 

マンフロイ:お前がいないあいだ、儂がどんなにさみしー思いをしたか! ロプト教団もアイドル、プリティー☆サラ様がいなくなってずーっと沈んでおるのじゃぞ!

 

サラ:…………

 

マンフロイ:さぁ、おじいちゃんと一緒におうちに帰ろう。

 

サラ:いや!

 

マンフロイ:そんなこと言うでない。良い子だから(はぁと)

 

サラ:いやったらいや! おじい様なんか嫌いよ。

 

マンフロイ:フッ、反抗期のお前も可愛いものじゃ。なんでも好きなものを買ってやるから、言うことを聞きなさい。

 

サラ:私はリーフ様と一緒にいるの。あっち行って!

 

マンフロイ:やれやれ……しょうのない子じゃ。こうなれば力ずくでも──

 

サラ:リワープ──

 

マンフロイ:わーーーーっっ!! 待て! 待つのじゃ、サラ! お、お前のためにとっておきのプレゼントを用意しておるのじゃ! それはもうすばらしー出来栄えの!!

 

サラ:そんなの、いらないわ。

 

マンフロイ:絶対気に入る! 儂と儂のオン友Nちゃんが共同製作した最新型のお人形じゃ! なんでもいうことを聞く! いつまで経っても飽きはせん! 約束する!

 

サラ:お人形……? ロプト人形?

 

マンフロイ:いや、ベルトが作っていたロプト人形などとは比べものにならん! なにせNちゃんの千年にわたる研究の成果を借りて作ったのじゃからな!

 

サラ:Nちゃん……?

 

マンフロイ:お前にも紹介するぞ! だから、さぁ、サラ、大人しくおじいちゃんのところへおいで……

 

サラ:………………

 

 

 

 

リーフ:──だからナンナ、ぼくたちは本当になにもなかったんだってば!(> <) 本当に本当だよ!

 

ナンナ:……(-""-)……リーフ様……

 

リーフ:ただ、これからグランベルに行くのに、サラが辛い思いをするんじゃないかって心配していただけなんだ。それなのにぼくを守るためにMシールドの魔法を使ってくれると言い出して……それで──

 

ナンナ:……そうですね(^^) 私ったらサラにヤキモチを焼いて、恥ずかしいわ。リーフ様のおっしゃるとおり、私たちはみんなでサラに寂しい思いをさせないように、守っていくんですもんね。

 

リーフ:わかってくれると思ったよ、ナンナ。ありがとう。それに前にも言ったように、ぼくには……ぼくには君だけなんだから。

 

ナンナ:リーフ様……

 

リーフ:ミレトスには父上と母上が昔、一緒に買い物にいらしたらしい。父上はね、そこで母上にパールの可愛いティアラをプレゼントしたそうなんだ。だから君にも──

 

ナンナ:リーフ様……!

 

リーフ:ははっ……なにを言ってるだろうな、ぼくは……////

 

リフィス:そうそう! そーゆーことは、自分でティアラを買えるだけの金を用意してから言うもんだぜ。

 

リーフ:リフィス! くっ……このお邪魔虫め。こんなところに何しに来たんだっ

 

リフィス:金とかアイテムを届けに来てやったんだよ。みんながあんたたちを探してたぜ。

 

リーフ:なにっ、金っっっ!!?? わーーーーっっ!! ぼくの分は残ってるんだろうな!? これでナンナにパールのティアラを──

 

ナンナ:ダイヤのネックレスも欲しいです! リーフ様ーーーーっ(≧▽≦)

 

リフィス:だからそんな金はねぇって……(~_~)ったく人に金盗ませといて…………ん?

 

リーフ:おや? あれは……?

 

 

 

マンフロイ:さぁ、ゆくぞ、可愛い孫サラvV

 

サラ:…………

 

マンフロイ:ワープ! そしてリワープ!

 

 

 

リーフ:わーーーーーっっ!! サラーーーーーーーっっっ!!!((((;゚Д゚)

 

ナンナ:なんてこと……! サラが……サラがっ──

 

リーフ:どっかのじーさんにユーカイされたぁぁあああああっっ!!!

 

 

 

セティ:いったいなんの騒ぎだ、リーフ王子?

 

リーフ:セティ王子! みんな! サラが今、どっかの怪しげで不気味でいかにも諸悪の根源的なじーさんにさらわれたんだ!

 

一同:なんだって!?

 

マリータ:そんな……なんでサラが……!

 

セティ:…ひょっとしてそのじーさんは、あの大司教マンフロイではないかな?

 

リーフ:マンフロイだって!?

 

ナンナ:あ、そういえば「可愛い孫サラvV」なんて言ってたような……

 

セティ:おそらく間違いないだろう。なぜここにいたんだ? 我々の正体を確かめにきたのか……?

 

リーフ:おのれ、マンフロイ! よくもサラを!(# ゚Д゚)

 

アルテナ:……でも、自分の孫に危害を加えるとは思えないわ。

 

リーフ:ええ。ですがそのつもりなら自分の孫さえロプト人形にしかねないヤツです、マンフロイは。ベルトでああだったんだから。こうなったらなんとしてもグランベルに向かって、サラを助け出さなくては!

 

カリン:リーフ様! 外の樹海にさっそくベルクローゼンが陣を組んでます! スリープとかフェンリルとかたくさんいるわ!

 

リーフ:よし、みんな、出撃するぞ! まずはこの城付近に敵を引きつけて、それから一気にせん滅だ!

 

フィン:はっ!

 

リーフ:カリンは姉上と西の山に上がって、向こうのクロノス城を偵察してくれ。

 

カリン:はい!

 

リーフ:いよいよトラキア外での初戦だ! 待っててよ、サラ! 首を洗っておけよ、マンフロイ! ぼくらのトラキア魂を見せつけてやるぞーーーー!!

 

 

《戦闘開始》

 

ロプト兵:フェンリルーー!

 

シャナム:ひぃーーーっ、俺を狙うなーーーーーっっ((;゚Д゚

*2:;゚Д゚))))

 

セティ:いや、ラドス城が制圧されたからだよ。

 

リーフ:全員そろったね。じゃあ、オーシン、今まで退屈させた分、よろしく頼むよ!

 

敵ウォーリア:うおーーーーっっ!

 

フォーレスト:とりゃーーーーっっ!

 

オーシン:お、おうっ! まったく、待ちくたびれたぜ! どんどんかかってきな! 必殺勇者の斧をお見舞いしてやる!!

 

リーフ:シャナムもね。経験値の遅れを取らないよーに。

 

ロプト兵:ヨツムンガンドーーっ!

 

シャナム:ひーーーーっ! バルムンクの剣!(※勇者の剣) りゅーせーけーーーん!

 

セティ:気をつけるんだ、リーフ王子。フェンリルやスリープがたくさんいる。

 

リーフ:はい、セティ王子、片っ端からレストしまくってください。コープル、HP回復は君に任せるよ。

 

コープル:はい! バルキリーまで任せないように、みなさん頑張ってください。

 

リーフ:カリンは山の上からスリープやフェンリル持ちなど、厄介な連中を優先して倒していってくれ。君の魔防ならスリープも効かないはずだ。

 

カリン:了解!

 

リーフ:歩兵隊は南、騎馬隊は北中心に展開するんだ。行くぞーーーっっ!!

 

 

 

 

フェルグス:ぐーーーーZZZZ

 

デルムッド:ぐーーーーZZZZ

 

ハンニバル:うーーーーむZZZZ

 

オーシン:ぐおーーーーZZZZ

 

リーフ:ぐーーーーー~~ムニャムニャ……お金大好き♪ ぐ~~~~ZZZZ

 

セティ:レスト! 人の話を聞かない人間が多すぎないか!? レスト! さすがに私一人では手が足りないんだが……(-_-;)

 

シャナム:フォルセティの封印をやめれば、あんた一人でなんとでもなるじゃないか!

 

セティ:苦戦してこそリーフ王子の聖戦だ。私の力は強大すぎて使ってはおもしろくない。否、まだまだ使うまでもないはずだ。

 

シャナム:あんたはこの期に及んでもそんなこと言うんだからな……

 

ハンニバル:(覚醒)心配いらぬ。儂の勇者の弓の力もあって、もうあらかた片づいた。あとはミレトスを目指すのみ。

 

セティ:レスト!

 

リーフ:ふわぁっ……また寝ちゃった。。。うわっ、こっちはまだスナイパーにベルばら(※当時の業界用語、ベルクローゼンの愛称)がうじゃうじゃいるじゃないか! うわーーっ、来るなーーっ!

 

アルテナ:リーフ、大丈夫? 私の弟になにするの! ゲイボルグーー!!

 

グサッ ズバババッ

 

リーフ:姉上! 気をつけてください、まだスナイパーがいます!

 

アルテナ:二人で力を合わせて戦いましょう、リーフ!

 

リーフ:はい、姉上! 行くぞ、光の剣! 連続必殺撃ーー!!

 

 

 

 

コープル:アルテナ様、大丈夫ですか? だいぶ無理をなさっておられたようですが……リザーブ

 

アルテナ:ありがとう、コープル。いつも助かるわ。

 

コープル:あの、アルテナ様。一つお願いを聞いていただけますか?

 

アルテナ:ええ、なにかしら?

 

コープル:ぼく、アルテナ様にMシールドをかけてあげたい!

 

アルテナ:コープル、私の魔防が低いから心配してくれているのね。でもその魔法はあなたに大きな負担をかけるんじゃない? 無理はいけないわ。

 

コープル:大丈夫です。リーフ様とサラさんみたいなことにはならないようにしますから。

 

アルテナ:コ、コープル……(^_^;) そういうことではなく……

 

コープル:アルテナ様は、母のいないぼくに、母のように接してくださいました。決してリーフ様とサラさんのようにでなく。

 

アルテナ:強調しなくていいから……(^_^;)

 

コープル:これはぼくの恩返しのつもりです。どうか受けてください。

 

アルテナ:ありがとう、コープル。でも、無理しないでね。そして、健全に育ってね……

 

 

 

 

カリン:フェンリル使いは片づけたわ! こっちに来ても大丈夫よ!

 

リーフ:よし。でも油断せず、みんな固まってミレトスに向かうよ!

 

フィン:リーフ様、このミレトスを抜ければもうグランベルです。

 

リーフ:そうだな、フィン。なんだかんだ言いながらもうグランベルは目の前だ。それに、シアルフィは母上の故郷だ。フィン、なつかしいかい?

 

フィン:はい、それはもう! キュアン様とエスリン様に従って、シグルド公子の下へ向かったあの日……おなつかしゅうございます~~! うっ……うっ……(´Д⊂ヽ

 

リーフ:フィン、泣かないでくれ。まだ早いよ。母上の故郷を取り戻してからだ。セリス様が一緒でないのが残念だが……

 

フィン:シアルフィにいるアルヴィス皇帝は、セリス皇子の父上……つまりあなた様の伯父上の仇です。なんとしてもグランベルに上陸し、我らでシアルフィを奪回しましょう! セリス様もそれを望んでおられるはず。

 

リーフ:そうだね、フィン。ぼくは君や仲間の力を信じる。どんな強敵が現れても、あきらめずに戦うぞ!

 

ユリウス:ククク……お前のような凡人が父上のファラフレイムに挑もうとは、たいした勇者なのか、大馬鹿なのか……たぶん後者だろうな。

 

リーフ:…………ファラ……フレイム…………??

ギャアアアアアアアアアッッ無理だあああああああっっどーーーしよーーーフィーーーーーン!!!\(ToT)/

 

フィン:リ、リーフ様……(・_・;)

 

ナンナ:落ち着いて、リーフ様! 大丈夫! こうなったらズルしてでもリフィスかパーンにファラフレイムを盗んでもらって、それから倒せばいいじゃないですか! もしくはティナのシーフで!

 

フェルグス:それからサイアス司祭にファラフレイム返しをやってもらえばいけるってわけか。うん、グッドアイディアだ、お姫さん!

 

カリン:だめよ。子どもに父親を討たせるなんて、非情だわ!

 

フェルグス:そ、それもそうだな……じゃあ、それからは──

 

セティ:それ以前に皇帝は速さも魔防も30(※フルカン)だから、盗むもシーフも不可能だ。

 

一同:え゛ーーーっそんなあああっっっ!!!

 

リーフ:ああ……ここまでなのか、ぼくたちは……(T T)

 

ユリウス:おっ、お前らっ! せっかくボクが登場したのにシカトするなよっ! 父上のことばっかり考えてっ! ひどいぞっ、ひどいぞっ! サイテーだっ!!(;O;)

 

リーフ:え? あぁ、君は…………アリオーンの誘拐犯じゃないか!

 

アルテナ:兄上をどこへやったの、ボウヤ!?

 

ユリウス:だれがボウヤだっ! それ以前に言うことがあるだろーがっ! 俺様はダークプリンスだぞ! ロプトウスだぞ! ラスボスだぞ! ウェーーン、イシュタルーーっ、こいつらヒドいよぉーーっっ(;O;)

 

イシュタル:ああ、ユリウス様、お可哀そうに(はぁと)……おのれ、お前たち! ファラフレイムの前にこの私のトールハンマーで──

 

リーフ:トールハンマー? 君が雷神……いや、愛人のイシュタル!? うわぁっ すごいっ、愛人だ! 愛人がいるぞ! 本物だーー!!

 

オーシン:おおっ、なるほど、あれが噂に聞く愛人ってもんか。

 

アルテナ:コープル、子どもは見ちゃダメよ!

 

ハンニバル:そうだそうだ、愛人など教育に悪い。

 

コープル:愛人ってなんですか? 恋人や情婦となにが違うんですか?

 

フェルグス:……さりげなくもっとパンチの効いた語彙をもう覚えてねぇか?(^_^;)

 

イシュタル:愛人愛人言うなーーーーっっ(# ゚Д゚)!! 私はユリウス様の恋人よ。なんなのその癪に障る言い方は!

 

リーフ:え? だってアウグストが言ってたよ。「愛人」だって、トラ7で。

 

イシュタル:なんて失礼なやつなの(# ゚Д゚)

 

ユリウス:お前ら、そろいもそろってボクらをなめやがって! もういい、イシュタル! このゲーム、私がもらったぞ!

 

リーフ:へ? ゲーム?

 

マリータ:それよりリーフ様! セリス様たちのこと聞き出さないと!

 

ユリウス:ロプトウス!!

 

シャナム:マ、マリータ! 危ない!!

 

マリータ:え? ……きゃあっっ!!

 

ちゅどーーーーーーーーーんっっ

 

 

ユリウス:…ほう、まぐれでかわしたか。

 

マリータ:あ、危なかった……(゜o゜) ありがとうございます、師匠。

 

シャナム:な、な、な、な、な、な、な、なぁに、このくらい……

 

オーシン:腰が抜けてるぞ、シャナム。

 

シャナム:だって……竜が……どーーーんと……(゚Д゚;)

 

ユリウス:フッ、見たか、我が暗黒竜ロプトウスの力。最強の威力を持つうえ、相手の攻撃力を半減させる力があるのだ。これはお前らの負けゲームというやつだ。勝ち目はないぞ!

 

リーフ:ロプトウス……フン! 攻撃力半減くらいでビビってたら、トラ7はやってられないぞ! そうだろ、みんな!?

 

一同:おーーーーーーっっ!!

 

ユリウス:なっ……少しはビビれよ! ぼくにはすばらしースキルもそろってるんだぞ! 「追撃」「突撃」「怒り」──

 

リーフ:ならマリータ、頼む!

 

マリータ:はい! マリータ、いきます! シャナム師匠、もう一度私を助けてください!

 

シャナム:う、う、う、うむっ……お、俺だって、可愛い弟子の一人くらい守ってみせるぞ! さぁ、安心して戦え。技に心を込めて、マリータ!

 

マリータ:技に心を……技に心を……! 師匠……父様……母様……私、やってみせます! 流星月光連続見切りつき必殺剣ーーーーっっっ!!!

 

ユリウス:な、なに!?

 

vVラブラ師弟アタック発動!!vV

 

ズババッグサッザシュズバズババババッ

 

ユリウス:くっ……

 

イシュタル:ユリウス様!

 

リーフ:よし、決まったぁ!

 

ナンナ:すごいわ、マリータ! さすがよ!

 

ユリウス:フン……今日のところはこのへんで勘弁してやる。万が一バーバラまで来れたらまた相手になってやろう。サラバだ!

 

イシュタル:お待ちを、ユリウス様! お前たち、私は愛人じゃないわよ、覚えておきなさいっ

 

(リワープ×2で離脱)

 

マリータ:ホッ……

 

シャナム:よ、よくやった、弟子よ!(やっぱ化け物だ、こいつわーーーー(((;゚Д゚))

 

マリータ:師匠……師匠のおかげです……

 

リーフ:ご苦労様、マリータ。君は休んでいていいよ。さ、自称ラスボスもいなくなったことだし、今度こそミレトスに行こう。

 

セティ:結局、セリス一行のこともアリオーンのことも聞きそびれてしまったな……

 

 

 

《ミレトス城》

 

フィン:フェンリル隊、片づけました!

 

ナンナ:地味に活躍してますね、お父様。

 

デルムッド:残るは敵将のみ。名前はなんだっけ……?

 

オーシン:そんなこたぁどうだっていい! いくぜ、必殺勇者の斧!!

 

ザシューーーッ

 

城ボス:ぐわーーっ、ロプト帝国ばんざーーい……

 

リーフ:よし、セリスロボ、発進!

 

セリスロボ:セイアーツ!

 

 

~ミレトス城を制圧した!~

 

 

リーフ:次はいよいよシアルフィ……! グランベルについに乗り込むときが来たな。ドキドキ……((・.・;

正気に戻った証に、最近の個人的エンタメ事情について語ろうと思う。

まずはルパン三世PART6、一週間遅れくらいで、現在7話まで観ました。


以下、これまで「あな番」の犯人考察、「アンディー・ケルプこそ悪党パーカーだ」「某運転手は死んでいない」等々、客観的な証拠という名のこじつけを数多く並べ、迷推理を披露してきた実績のある不詳わたくしが、懲りずに名推理(笑)を披露しますので、主にネタバレにお気をつけください。バックするかスクロールしてください。



(無論、同じことを考えた方はいっぱいいらっしゃるでしょう。エラぶった調子はおふざけですからね、おふざけ)








これワッティーを殺した犯人は、レストさんと見せかけて、ホーさんじゃないの!? ヤツがあのレイブンだかワタリガラスだかの親玉にして、首謀者ですよ。ラスボスですよ。リリちゅあんの記憶が戻らないか、ずっと見張ってたんですよ。

ホーさん、予定外に相棒を殺しちゃったんですよ。グッパナ沙汰をやっちまったわけですよ。たぶん不本意に。

別にこれなら新組織モーリーだか「教授」だかと対決しても不思議じゃない。ルパンと共闘して教授を潰したあとで、本性を現すんでしょう。ハド夫人も組織の一員ですよ。


これならホーさんVSルパンのテーマも崩れない。もうどっちが悪党だかわからんですが、レイブンことワタリガラスは善いの意味のあるカラスなんですよ。だから本人としては良かれと思ってやってる組織なんでしょう。


和解なんぞしてないですよ。前に進むとかウソですよ。いよいよリリーを始末するかもしらん。


…だれが一番犯人だったら「個人的にオモロイか」ばかり考えている人間ですが、グッパナ沙汰の権威であるわたくしめとしては(なにそれ)、ここは相棒を手にかけてしまった悲劇を推したい。

最終的にルパンがそれを暴くのね。


ただ、大泥棒が、パーフェクト名探偵だった事例は、実のところあまりない。かの怪盗キッドもプロであるコナンに任せる。ドートマンダーも悪党パーカーも二回くらい探偵的な役を果たしたことはありますが(ドートマンダーは案外いける。短編で)、グロちゃんあたりは目も当てられない。この人、ホントに一人で大丈夫ですかね案件。

赤川次郎先生の泥棒&警官夫婦のシリーズもありますが、

大泥棒にしてパーフェクト名探偵だったのは、たぶんジム・バーネット一人。あ、ルブランが書いた作品ね。昔、それを丸々一冊読んだことあるのですが、もう言われなければルパンであること忘れますから。一冊すべて探偵もの。もう別作品でも疑わない。バーネットもあくまでバーネットとして生きている。泥棒アイデンティティを捨てたんじゃないかってほどになりきってる。プライドを持って。


ところでせっかくだから、ポアロやマープルおばさん関連のネタも見たいんですが。なによりアメリカに行ってVS最強ワトソン役ことアーチー・グットウィンと対決してほしいんですが。絶対オモシロイと思うのに〜!


あとメインキャラ一人ずつ探偵役をやらせる話を作るとかね。4者4様、5者5様の名or迷推理が見たい! ゴエゴエとかどーすんだろ? 見ものだと思うんですが、笑



話はまた変わりますが、ゴエゴエの出番が控えめ問題、あれゴエゴエの軸を決めきれていないからだと思うんですよ。なんのために生きる?と訊いたなら、ルパンは「退屈しないため」と言うかしれないし、次元は言葉にせずとも「ルパンの最も力になれる相棒であるため」と言うかもしれないし、不二子ちゅあんは「お金とスリルのため」と言うかもしれないし、とっつあんは言わずもがな。

じゃあゴエゴエは? 修行のため? なにを目指して修行しているの? そこをはっきりさせてる? ゴエゴエ本人も作る側も。

私はPART5も4も面白かった思っている人間ですが、まずルパンに「拙者はおぬしなんだ」と聞く前に、自分が「ルパンにとってなんであるのか、なんでありたいのか、そもそも目指す究極の目的はなにか」という軸を持たねばならんのですよ。ルパンに尋ねるのはそれからでいいし、その軸が決まっていれば(女に引っかかった場合以外)揺らぐことがない。

これは作る側のだれかが、原作や過去作を読み返して、見つけてあげるしかないと思うんですね。あるはずですから、必ず。そうしたらゴエゴエをずっと使いやすくなると思うんですよ。次元との使いやすさにおける違いが、たぶんここでは?なんて。


もうオマエこんなにルパン語れる立場だったっけ??



あとPART5「不二子の置き土産」、最近YouTubeさん(公式)で見返したんですが、あれ最後のゴミ箱以外、めちゃくちゃ面白い話ですよね。最後がすべてを後味悪くしている。

ただ、今思えば不二子のアプローチ仕方がらしくなさすぎた。「ねぇ〜ルパーン、今度は私たちの〇〇記念日でしょ? △△買って〜て言えば、ルパンもおおはりきりで不二子を喜ばせようとしてくれたはずなんですよ。不二子の気持ちもよくわかるのですが、何年ルパン付き合っているのか。彼がどうすれば喜んで「受け取ってくれるのか」わかるはずです。なんなら正面切って渡せばいい。「どったの、不二子? なんか悪いもんでも食べた?」くらい言うでしょうが、受け取ってくれるはずです。「で、代わりになにが欲しいの?」とも言うでしょうが、適当に無理難題を振っときゃいいんです。


ルパンはプレゼントを送って喜ばせるのに、おそらく最難関の男ですよ。


それでも今回だけは、おそらく人生で初めてレベルでそういうらしくないことをしたくてならなかった不二子ちゅあんの気持ちを思うと切なくも可愛いですが。


私もオバチャンになったなぁ。


以上、久々に語って、どうせ当たるわけがない迷推理を恥ずかしながら(笑)披露しました。


どう? わたくし正気でしょう? 年甲斐もないのは相変わらずだけど。



グッパナ沙汰の権威(笑)の渾身の記事が、こちら。悪党パーカーにおけるグッバイ・パートナー。

https://anridd-abananas.hateblo.jp/entry/2020/08/11/002839


リーフ王子のグランベル778/第4話 偽セリス軍 南トラキアへ!(後編)

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめは三つ前の記事にて。ルール破りないし実際のプレイとは違う脚色をした場合は、話の終わりに記述)

(前話↓)

 

 

第4話

~9章 誰がために 後編~

 

 

《カパトキア城》

 

カナッツ:ぬおっ!?

 

フェルグス:悪いな。とりあえずこの城はいただくぜ!

 

ザシューーーーッ

 

カナッツ:ぐわーーっ、ハンニバル様ーーっ……

 

フェルグス:デル、ここは任せた! 俺はこのままルテキアに行く!

 

デルムッド:オーケー

 

セティ:忘れものだ。これを持っていくといい。

 

フェルグス:ん? これは……リモコン?

 

セティ:ロードナイト・セリスロボのな。

 

セリスロボ:ワタシ、セリス、ワタシ、セリス、ワタシ、セリス、ワタシ、セリス、

 

フェルグス:よ、よし……行くぞ、セリスロボ!

 

 

《ルテキア城》

 

ディスラー:なっ、なんだ貴様!!?

 

フェルグス:おい、オッサン、子ども狩りはいけないぜ。

 

ディスラー:なっ、なにを言う! 儂は子守りをしておったのだ、子守りを!

 

フェルグス:なんだ、そーなのか? だったら返してくれよ。その子の親父さんが呼んでるんだ。

 

ディスラー:そうはいかん! コープルは大事な人質……

 

フェルグス:なら力づくだ! いくぜ! ズバッ

 

ディスラー:お、おのれーーっ、ならず者がーーっ!! グサッ

 

フェルグス:ぐっ……やりやがったな! 俺の二撃目は怖いんだぞ! 必殺ーーーーっっ!!

 

ズバババババッッ

 

ディスラー:ギャーーーーーーッ

 

フェルグス:ふぅっ……やれやれ、これでひと段落か……

 

カリン:あーーっ、フェルグス! ここでなにしてるの?

 

フェルグス:よぉ、無事だったか。お疲れさん。

 

カリン:あんた、ボロボロじゃないの。もうっ、情けないわね。油断するからそうなるのよ。

 

フェルグス:こっちは色々あって回復する暇もなかったんだよ。お前こそケガしてるじゃねぇか。

 

カリン:でもちゃんと敵をみんなやっつけてきたわよ。村もなんとか間に合ったし。

 

フェルグス:お前にしちゃ上出来だ。俺もちょうどここのボスを──…ん? なんだ、この指輪? 落ちてるけど、もらっていいのか?

 

カリン:あ、私ももらったのよ。村の人から、助けてくれたお礼にって。バリアリングっていって魔法防御を上げてくれるんだって。

 

フェルグス:ふーん、じゃあコレはなんだろうな……? まぁ、いいか、もらっとこう。それとも……なぁ、お前にはめてやろうか? 左手の薬指に。

 

カリン:なっ、なっ、なっ、なっ──/////

 

フェルグス:なぁーーんてな♪

 

カリン:あ、あんたって人はっっ、人をからかうのもいい加減にしてよ!!(# ゚Д゚) いつもいつもそうやって私を振りまわしてばかりで! もうっ、あんたとなんか口もきいてやらないわっ!! だいっきらいっっ!!!

 

フェルグス:おいおいおい、悪かった、悪かったって。そんなに怒るなよ。ちょっとした可愛いジョークだろ?

 

カリン:なにが可愛いジョークよっ!

 

フェルグス:……いくらか本気も入ってたんだけどな。

 

カリン:!?……え?……

 

フェルグス:5年後ぐらいに、もっと大人しくてセクシーな女になったら。……あ、一生無理か。やれやれ、困ったな。

 

カリン:このバカ! 一人で勝手に言ってなさい!

 

セリスロボ:イチャツイトランデ、サッサトセイアツセンカイ

 

フェル&カリン:!!!???

 

フェルグス:お、お、お、お前、今なんか言ったか……?((((;゚Д゚)))

 

カリン:い、いえ……な、なにも……((((;゚Д゚))) ね、ねぇ……今のって、じゃあなに──

 

フェルグス:ま、まぁ、とにかく(汗)、うん、そうだ、制圧、制圧っと……。ゆけ、セリスロボ!

 

セリスロボ:セイアーツ。

 

 

~ルテキア城を制圧した!~

 

 

コープル:セリス様! ぼくを助けにきてくれたんですか!?

 

セリスロボ:・・・・・・・・・・・・

 

フェルグス:あーーーーうん……えーーっと……おい、なんかしゃべろよー

 

カリン:(低めの声)そうだよ、コープル、ボク、セリス。お父さんはあっちだよ。早く行ってあげて。

 

コープル:はい! 父さん、待ってて! ぼくのために戦うなんて絶対だめだ! どうか間に合って──

 

カリン:……なんとかごまかせたわね(汗)

 

フェルグス:これからずっとこんなことをやるのか……(^_^;)

 

 

《カパトキア城付近》

 

デルムッド:これで最後だな! ズバババッッ

 

カパトキア兵:ぐわぁぁぁっ!

 

ハンニバル:ふむ……我が軍の劣勢か。やむをえん。ここはひとまず城に戻って、援軍を連れてくるか……

 

デルムッド:だめです。ここは通しませんよ。

 

ハンニバル:むうぅっ……ちょっとトイレに──

 

デルムッド:だめです。

 

ハンニバル:フライパンが焦げてしまうのだ。

 

デルムッド:だめです。

 

ハンニバル:犬にエサを──

 

デルムッド:だめです。

 

ハンニバル:息子のオムツを取り替えに──

 

デルムッド:だめですったら…(-_-;)

 

コープル:父さん! ぼくはもうとっくの昔にオムツは卒業したでしょ!

 

ハンニバル:おおっ、コープル! なぜここに!?

 

コープル:セリス様が助けてくれたんだ。父さん、もう戦うのはやめて!

 

ハンニバル:コープル……

 

コープル:セリス様たちに力を貸そう。トラキアは生まれ変わらなければいけないんだ!

 

ハンニバル:コープル、お前も大人になったのだな。お前の言うとおりだ。儂もお前を助けてくれた人たちに恩返しをしなくてはいけないな。新しい祖国のために、儂の力を尽くそう!

 

コープル:よかった! 父さん!!

 

セティ:……聞き分けの良い父親でよかったな、コープル。さて、もういいな。レスト!

 

オーシン:ぐお~~ZZZ……ん? ふわぁ……あ───よくもやりやがったな、このおかっぱオヤジ!! もう許さねぇっ! 俺様の怒りを受けてみろーーーーっって、あれ……?

 

コープル:父さん!

 

ハンニバル:コープルぅ!

 

セティ:これからはハンニバル将軍と彼の息子さんも、我らの仲間だ、オーシン。

 

オーシン:……けっ、なんでぇ。寝返るんならはじめっからそうしろっての! 手こずらせやがってよ。仲間になるなら、もう俺を山賊扱いするんじゃねぇぞ。

 

セティ:わりとあっさり許すんだな。

 

リーフ:オーシンのとこも父ひとり子ひとりだからね、父子の愛には弱いのさ。

 

オーシン:リーフ!

 

リーフ:お疲れさま。こっちも片づいたみたいだね。

 

ハンニバル:おぬしは、リーフ王子!

 

リーフ:お久しぶりです、ハンニバル将軍。その節はどうも。

 

ハンニバル:……どうも見覚えのある顔が多いのは気のせいかな? 人数も少ないようだし。

 

コープル:セリス様は向こうにいらしたけど、他の方々は?

 

リーフ:そ、それは──

 

セティ:話してしまったほうがいいみたいだな。

 

 

・・・

 

 

ハンニバル:なんと! セリス一行が行方不明!? 

 

コープル:ルテキアにいたあれはロボットだったの!?

 

サラ:……バレてなかったのね。

 

セティ:我がマギ団の傑作だからな。

 

リーフ:そういうわけで将軍、今我々は(偽)セリス軍として動いているわけです。あそこで土下座&拝み倒しで値切っているのがシャナン王子、将軍が山賊扱いしたのがヨハルヴァ、ルテキアでめおと漫才やってたのがアレスとフィー……

 

デルムッド:もうかなり無理が出てきましたね……(^_^;)

 

リーフ:(^_^;)……で、ですから、将軍もコープルもそういう形で我々に協力してほしいのです。二人の力が加わると心強い。

 

ハンニバル:うむ、承知。老いた身なれど、これでも「トラキアの盾」 リーフ王子を守ってみせよう。

 

コープル:ぼくも、杖をたくさん使ってみなさんをお助けします。万が一、だれかが死んじゃった場合は、このバルキリーの杖で復活させてみせます。ただし修理代3万Gは自己負担で♪

 

マリータ:……あ、あんまりありがたみがないですね(^_^;)

 

シャナム:お、俺のときは半額にしとけよっ

 

デルムッド:こんなことまで値切るか……(-_-;)

 

リーフ:あ、ハンニバル将軍はなんとか闘技場でお金を貯めて、勇者の弓を買ってください。必殺☆がついてる良い品ですよ。コープルはリカバーでもリブローでもリザーブでもガンガン使っちゃって! 修理代は君が持ってるリング類を売り払うとかして工面してくれ。まぁ、クラスチェンジまでの辛抱だから。将軍、そういうわけでコープルのために、闘技場はテキトーなところで負けてきてくださいね♪ さぁ、みんな、新しい仲間も増えたことだし、ルテキアまでレッツ☆ゴー!

 

ハンニバル&コープル:・・・・・・(・_・;)

 

フィン:だんだん「聖戦」にも慣れてきたようですね、リーフ様。

 

 

《ルテキア城》

 

アルテナ:初めまして、セリス皇子。リーフの姉アルテナです。トラバントに育てられていたのですが、弟に真実を知らされ、もうあなたがたと戦うことができなくなりました。どうか私も解放軍の一員にお加えください。

 

カリン:あの方がリーフ様のお姉様? わぁ……素敵な方ね……!

 

セリスロボ:・・・・・・・・・

 

フェルグス:(裏声)わーーい♪ うれしいなっ♪ うれしいなっ♪ 仲間になってくれるんだ♪♪ バリオニウレピーvV 今度一緒にお茶でもいかがですか?

 

カリン:なに口説いてるのよっ(# ゚Д゚) セリス様はそんなこと言わないわ!

 

フェルグス:おっと、いけねぇいけねぇ。ボク、セリス。23才金髪美形。凄腕の自由騎士。ひょっとして王族の血を引いてたりなんかするかもしれない、とびっきりの良い男♪

 

カリン:「ボク、セリス」以外全部あんたの自己紹介じゃないの! しかもでたらめばっか!

 

フェルグス:なに!? バカを言うな。全部事実だ。

 

カリン:「23才(?)」「金髪」「自由騎士」「男」だけでしょ!

 

フェルグス:修飾語句をことごとく落とすな。大事なところなんだから。

 

アルテナ:あ、あの……あなたたたちは……?(・_・;)

 

リーフ:はいはい、めおと漫才はそこまで。姉上、ご無事でなによりです。

 

アルテナ:リーフ、長いあいだ心配をかけましたね。

 

リーフ:いえ、ぼくは姉上が元気に生きていてくださったことだけで、このうえもなくうれしいのです。本当に……よくぞご無事で……!

 

アルテナ:リーフ……

 

ナンナ:よかったですね、リーフ様。

 

フィン:ううっ……キュアン様とエスリン様もきっと喜んでおられることでしょう。生き別れていた王子と王女が、ついにっ……ついにっ……( ;∀;)

 

リーフ:あ……姉上……一つだけ……お訊きしたいことが……

 

アルテナ:? ええ、なにかしら?

 

リーフ:トラキアって本当にビンボーなんすか?

 

アルテナ:…え……?

 

リーフ:てゆーかなにあのライブの腕輪スリープの剣リザーブ村人はバリアリング持ち。信じらんねーーぼくの追いはぎ人生ってなんだったの? うわーーんアウグストの嘘つきーーっっフィーーンひどいよねっひどすぎるよねっっびえーーーーーーんっっっ!!!

 

アルテナ:リ、リーフ!?

 

フィン:ああ、アルテナ様っ、リーフ王子は少々疲れていらっしゃるのです。どうかお気になさらず。王子も色々苦労を重ねてきたのです。

 

アルテナ:かわいそうな、リーフ。こんなにすさんでしまって……。これからは私がそばにいますからね。

 

リーフ:うわーーんっっ、姉上ーーっっ(ノД`)・゜

 

アルテナ:よしよし

 

リーフ:ドラゴンのエサ代って、いっぱいかかるんですよねーーっ(ノД`)・゜

 

アルテナ:え゛……?

 

フィン:お、王子! どうも北の集落あたりにグランベル帝国軍が現れたようです。早くそちらの指揮を執ってください!

 

リーフ:……え? 帝国軍? うわぁ、なんか久しぶりだなぁ。

 

フィン:くれぐれも偽セリス軍であることがバレないようにしませんと。

 

リーフ:そうだな。よし、みんな、北に防衛ラインを作って迎撃態勢に入れ!

 

アルテナ:……偽セリス軍?

 

フィン:ああ、そのう……実は──

 

 

 

アルテナ:そんなことが……。フィン殿、あなたには本当に苦労をかけましたね。

 

フィン:そんな、もったいないお言葉……

 

アルテナ:かすかに覚えています、フィン。私はあなたが大好きだった。いつもあなたに甘えてばかりいた……。

 

フィン:アルテナ様……私は…………隣国にいるあなたをお救いすることができなかった。その償いを込めて、これからはリーフ様同様、命を賭してあなた様をお守りします。

 

アルテナ:ありがとう、フィン。……もうこれ以上苦労はかけたくないけれど、またときどき、あなたに甘えてもいいかしら……?

 

フィン:アルテナ様、私でできることがあれば、なんなりと。

 

アルテナ:ねーーvV フィーーンvV あそこで売ってる銀の槍ほしーー(≧▽≦) 買ってーーvVvV ていうか「捕獲」ってどーーやるの~~? 教えて~~vV あたしもいっぱい盗って盗って盗りまくりたいの~~vVvVヽ(^o^)丿

 

フィン:ああ、リーフ様にそっくりで……うっ、うっ……(´Д⊂ヽ

 

ナンナ:…………見なかったことにします(・_・;) さ、カリスマカリスマ……

 

 

 

ムーサー:ここがトラキアか。フン、とんでもない荒れ地だな。フフッ、愚かなる反逆者諸君、君たちはまだ帝国の本当の恐ろしさを知らない! 嘆きたまえ、私にそれを教わる不運を!

 

カリン:……なんかやけにハイテンションな敵将が来たわよ。

 

セティ:あれは倒置法と言うんだよ、カリン。

 

デルムッド:あんな口調のキャラだったっけ?

 

ムーサー:マンフロイ殿がオン友Nちゃんから頂戴したという『倒置法のD』なる本にハマってしまったのだ! 学びたまえ、美しき表現技法を!

 

オーシン:はぁ? ふざけてんのか? とにかく来るなら来やがれよ。お見舞いしてやるぜ、俺様の会心の一撃を!

 

フェルグス:オーシンちゃん、うつってるよ、口調が

 

マリータ:フェルグスもよ!

 

ムーサー:ゆきたまえ、我が精鋭部隊たち!

 

リーフ:いらっしゃいたまえ、ぼくの経験値たち! うなれ、光の剣! とぉーーーーーーっ!!

 

ナンナ:リーフ様!

 

ズバッグサッザシュッバシュッドカァンドカズカガキイィッズババババッ

 

ムーサー:ぬぬぬぬぬっっ

 

マリータ:リーフ様、すごい! あっというまに半分以上蹴散らしてしまったわ!

 

リーフ:見たか、スーパーリーフマンの実力!

 

オーシン:しかも上級クラスばっか相手に…。あれが本当にリーフか??

 

リーフ:聖戦最高クラスのステータスを持つマスターナイト。真の実力はまだこんなもんじゃないぞ! これからはセリス様同様、最前線で道を切り開く最強主人公だ! もう経験値稼ぎのジャマだなんて言わせないからな!

 

フィン:リーフ様、その意気です!

 

ムーサー:フッ、だがこの私には勝てまい。叫びたまえ、死を前にした絶望を!(丸パクり) トルネード!

 

リーフ:そんなもの、この光の剣で一刀両断!

 

ムーサー:な、なにぃつ!?

 

リーフ:やめたまえ、倒置法をパクることを!

 

ザシューーーーッ

 

ムーサー:ほ、誇りたまえ……この私に……ぐはっ

 

リーフ:どうだい、ぼくの見事な剣さばき!

 

アルテナ:リーフ、あなたってこんなに強かったのね。私も負けていられないわ。

 

リーフ:そしてトルネードもGET♪

 

サラ:追いはぎ……

 

リーフ:落とし物だってば!(汗)…さぁ、この勢いで一気にグルティア城まで行っちゃうよ。ぼくと一緒に、ナンナ、デルムッド、フェルグス、先行してくれ! 他のみんなは残っている敵を倒して……まぁ、のんびりやってていいよ。あ、コープルは残ってるあの村々、全部まわってお金を貯めておくように。

 

コープル:村一つにつき5000G×5で、計25000Gもらえますね♪

 

リーフ:……………(゜o゜)……………………………ト──

 

ナンナ:さぁっ、リーフ様っ! 行きましょっ、行きましょっ! 急ぎましょう、グルティアに!!(;'∀')

 

リーフ:……トラ7では村人はぼくらに1Gもお金くれたことがなかっ───

 

デルムッド:リーフ王子っ、見せてくださいよっ、トルネード! グルティアで思う存分! ああっ、楽しみだなぁ~(;'∀')

 

フェルグス:そうそうそうっ! もうアスベルもオルエンもオルソンもびっくりだなっ、あははははははっ(;'∀')

 

リーフ:──────────~~~~~~うわーんっ、びえーーんっっ……

 

コープル:……ぼく、なにか悪いこと言いましたか?

 

セティ:いや、いいんだ。もう今さらだから……(^_^;)

 

オーシン:あとでゆっくり南トラキアの現状について教えろよ、オッサン。

 

ハンニバル:……………(・_・;)

 

 

《グルティア付近》

 

リーフ:トルネード! トルネードトルネードトォォルネェェドオオオオオッ!!!

 

シューター隊:ギャーーーーーーッ

 

ナンナ:リーフ様っ ステキ! ビューティフル! ワンダフル! アンビリーバボーー!!

 

フェルグス:いよっ、若大将♪ 俺の分も残しとけよっ

 

リーフ:このっ、このやるせない怒りっっ、すべてトラキアの大地にぶつけてやるっっ! キーーーーッ(# ゚Д゚) トルネェーーードーーーーー!!

 

フェルグス:いやぁ、いつも後ろで「王者の剣」を素振りしてた王子が、よくあんなに強くなったもんだなぁ。たいしたもんだよ。

 

デルムッド:ナンナ、あまり離れるなよ。シューターがまだ数基残ってるからな。

 

ナンナ:平気ですよ、お兄様。ここのシューターったら10基もいるのに全然当たらないんだもの。玉切れしなくても性能悪すぎです。

 

デルムッド:まぁ、確かに……。こういうところには金を使われなくてよかったな。

 

ジュダ:好き勝手に暴れおって! しかし貴様のその低い魔力では、このロプトの魔法には勝てまい。全員、闇で食らいつくしてくれる!

 

リーフ:フン、なら光の剣で斬るまでだ! ナンナ、いくよ!

 

ナンナ:はい、リーフ様!

 

リーフ:見よ、ぼくらの必殺──vVラブラブアターーーーックvV

 

ズババババババッッ

 

ジュダ:ぐわーーーーっつ

 

フェルグス:( ゚Д゚)……おいおい、なんだ、あれは?

 

デルムッド:あ…あ~~あれは…その……聞いたとおり、聖戦オリジナルの技で、両想いの公認カップルが隣接してできる必殺撃だ。

 

フェルグス:……へぇ……( ゚Д゚) ──いやぁ、なんというか……愛の力か……うん……すげぇ、な…………

 

デルムッド:トラ7の支援効果だって必殺率が上がるだろ? あれと似たようなもんだ。

 

フェルグス:似てるか? トラ7であの二人がキラキラ光ってあれをやったら、ミランダ王女やティナが怒るぜ……。それにもう二十歳を過ぎたお兄ちゃんにはvVラブラブアターーーーックvVなんて言えん……

 

デルムッド:……(^_^;)……別に言わなくても……

 

フェルグス:だってハートのキラキラが飛ぶんだぞ? ブライトンやパーンやディーンやグレイドさんみたいな、良い年の男があれをやってるのを想像してみろよ。

 

デルムッド:……(-_-;)……

 

フェルグス:あ、でもお前はやるんだよな、デルちゃん♪ いいカノジョがいれば──

 

デルムッド:別に恋人同士じゃなくてもいいんだよっ! きょうだいでもできるんだっ! ナンナ、いくぞ!

 

ナンナ:はい、お兄様!

 

☆きょうだいアタック発動!!☆

 

ズババババババッ

 

シューター隊長:ひぃーーーーーーっっ!!

 

フェルグス:……(゜.゜)…へぇ、なるほどねぇ……。おもしろいかもな。

 

ナンナ:フェルグスさんもどうですか? カリンと?

 

フェルグス:あいつと? うーん、俺としてはアルテナさんあたりが希望だな♪ なんて。

 

リーフ:フェルグスがぼくの義兄上になるって…?(・_・;)

 

フェルグス:冗談だよ。

 

リーフ:……でもぼくに姉上がいるってことは、いずれだれかが義兄上になるわけだよねぇ……

 

ナンナ:さっきアルテナ様、お父様と、それからハンニバル将軍と会話して、ステータスを上げてらしたわ。

 

リーフ:!!?? ぼくの義兄上はフィンかハンニバル将軍!? うわぁ、そんな──

 

デルムッド:……(^_^;)…まぁ、リーフ王子、それはともかくとして──

 

セリス:セイアーツ、セイアーツ

 

リーフ:そ、そうだね。制圧、制圧と。

 

 

~グルティア城を制圧した!~

 

 

リーフ:さて、次はいよいよ最後、トラキア城の攻略だ! アリオーンがこっちの説得に応じてくれるといいんだけど……

 

アルテナ:リーフ、大変よ!

 

リーフ:姉上!? どうしたんです?

 

アルテナ:ここに来る途中で見えたの! アリオーンは残っているすべての兵力を集めて戦うつもりよ。ミーズとカパトキアとルテキアの三城を同時にドラゴンナイツで攻撃してくるわ!

 

リーフ:な、なんですって!?

 

ナンナ:どうしましょう、リーフ様?

 

リーフ:ぼくらは戦いたくないのに……アリオーン。……しょうがない! こっちはすべての軍をこのグルティアに集結させて、一気にトラキア城を落としてしまおう!

 

フェルグス:──って、三つの城はどうなるんだ!?

 

リーフ:いーじゃん、あとで取り返せば。今ならトラキア城の守りも手薄だろう。

 

デルムッド:本城を奪われたらゲームオーバーですよ、リーフ王子(-_-;)

 

リーフ:え゛? なにそれ?

 

ナンナ:それに自軍の城の数だけあとでお金をもらえるんだったでしょう?

 

リーフ:!!!??? むううっ……なんとしてもすべての城を守らなくてわっ……

 

フェルグス:………(^_^;)

 

アルテナ:今他のみんなはルテキアにいるわ。カパトキアには間に合うと思うけど、問題はミーズね。

 

ナンナ:ご心配なく。このリターンの杖ですぐ到着できますよ。

 

リーフ:よし! 姉上、ルテキアに戻って、みんなをルテキア組とカパトキア組に分けてください。あ、カリンにはミーズに急行するように言ってください。彼女なら間に合うでしょう。

 

アルテナ:わかったわ!

 

リーフ:ナンナ、君はぼくら三人をミーズにリターンした後、ルテキア組に加わってくれ。

 

ナンナ:はい!

 

リーフ:三つの城を防衛できたら、今度こそこのグルティアに全員集結だ!

 

 

《ルテキア城》

 

フィン:わかりました! 私がカパトキアに向かいましょう。他に足の速い者をだれか──

 

マリータ:私たちも行きます! ねっ、シャナム師匠!

 

シャナム:むうぅ……

 

セティ:私も行こう。

 

アルテナ:私も。山の上で敵をおびきよせるわ。

 

シャナム:(フォルセティにゲイボルグに化け物娘……これは安心だな)うむっ、私の華麗なる剣技を見せてくれよう!

 

サラ:……計算。

 

フィン:ハンニバル将軍、ルテキアを頼みます。

 

ハンニバル:うむ。

 

オーシン:オッサンにコープルにサラ、それにナンナか。女子どもに年寄りばっかだな。ここは俺が暴れてやるとすっか!

 

ハンニバル:フッ、儂もまだ若いモンには負けんぞ。

 

オーシン:へん! はりきりすぎて、くたばるなよ!

 

フィン:カリンはミーズに──

 

アルテナ:もう行ったわよ、大丈夫。

 

 

《グルティア城》

 

ナンナ:リターン!

 

リーフ:じゃ、お先に! 気をつけてね、ナンナvV(ヒューーーーーーーーン☆)

 

フェルグス:ワープみたいなもんか。便利だな。

 

デルムッド:このためだけにあるようなものだけどな。

 

ナンナ:では次は──

 

フェルグス:じゃ、俺が! ……ん? さっきの指輪が光って……? うわっっ、あーーーれーーーーーっっ☆

 

ナンナ:あらら……

 

デルムッド:リターンリングだったみたいだな……

 

 

 

フェルグス:エリウッド様ーーっ! リーフ王子ーーっ!

 

リーフ:ロリーナぁーーっ! フェルグスーーっ!

 

カリン:げっ…… きゃっ……

 

 

《カパトキア》

 

アルテナ:来たわ! 手槍である程度ダメージを与えておいたけど…

 

セティ:ではアルテナ王女、私が傷の手当てを!

 

マリータ:さあ、行きましょう、シャナム師匠!

 

シャナム:うっ……し、しかし……(汗)

 

フィン:山の上で迎撃すれば大丈夫ですよ。敵はほとんど手槍持ちのようだから、こちらも間接攻撃可能な武器で応戦しましょう。

 

マリータ:了解! 炎の剣!

 

セティ:エルウィンド!

 

シャナム:Σ(゚Д゚) あんた、さりげなく今ようやく戦ったな!

 

Dナイツ:とぉりゃーーーーっ!!

 

シャナム:ひーーっ! だからなんで俺のほうにそろって向かってくるのだーーっ!?

 

マリータ:あ、師匠だけだからですよ。間接攻撃用の武器を持ってないの。

 

シャナム:のおーーーーーっ((;゚Д゚))) バルムンク! バルムンク!(※勇者の剣)

 

Dナイツ隊長:勇者の槍ーーーーっ!

 

シャナム:ギャーーーーッ!!(゚Д゚;)

 

フィン:ぬっっ、その勇者の槍はキュアン様と私専用の武器のはず……

 

アルテナ:フィン、トラキアの将軍はみんなあれを持っているのよ。

 

フィン:ぬうぅっっ、ドラゴンランスじゃないんですか?

 

セティ:……まぁ、そのために作られた槍なんだろうがな、それは。

 

フィン:ならば力づくで専用にするのみ! 必殺本家本元勇者の槍ーーっっ!!

 

ザシューーーーッ

 

Dナイツ:どわあぁっ、無茶苦茶だーーっ!!

 

シャナム:フィンも結構ワガママだな…

 

セティ:おっといけない。まだ敵が残っている。城の守りにつかなくては。

 

マリータ:あーっ、でもだれも届きませんよ!

 

セティ:なら城の入り口を囲むように皆で立とう。

 

アルテナ:…さて、だれに攻撃が集中するかしら?

 

Dナイツ:うらあーーーーっっ!

 

シャナム:だーーっ、やっぱり俺かぁぁぁぁ!!!

 

マリータ:ファイト! シャナム師匠! すばらしい身のこなし! さぁ、私たちの師弟アタックを見せてあげましょう♪

 

 

《ルテキア》

 

ナンナ:おまたせ、みんな!

 

オーシン:よし、俺がちょっくら山の中に入って、連中をぶっとばしてくる! ナンナやサラたちは城で待っててな。なるべくそっちに敵がいかねぇようにすっからよ!

 

コープル:気をつけてくださいね。いざとなったらリザーブで援護します。というか、早くレベルアップしたいのでちょっとはやられてください。

 

オーシン:……?? なんか矛盾したこと言ってねぇか……?(ーー゛)

 

ハンニバル:儂もおぬしと前に出るとしよう。

 

オーシン:へっ、遅れんじゃねぇぞ、オッサン! 城で留守番しててもいいんだぜ?

 

ハンニバル:これでも儂は「トラキアの盾」 最前線でおぬしらを守ってみせよう。

 

コープル:父さん、頑張って!

 

サラ:来たよ。手槍と、勇者の槍持ち隊長……

 

Dナイツ:くたばれ、反乱軍ーーーーっっ!!

 

オーシン:どんどん来やがれ! 手斧で返り討ちだ!!

 

ザシュッズカッドカッバキッ

 

Dナイツ:とぉりゃーーーーっっ!

 

オーシン:チィッ!

 

ナンナ:どうしたの、オーシン? なんだかいつもより調子が悪くない? 

 

サラ:プージ…………

 

オーシン:あーっ、クソッ、手槍でチクチクやらねぇで直接来いってんだ!

 

ハンニバル:儂が代わろう。

 

オーシン:オッサン!?

 

ハンニバル:この必殺☆つき勇者の弓の腕前を見せよう。さあ、命が惜しくば去れぃ! 

 

ビシュウッ ドスッ ビシュウッ ドスッ

 

Dナイツ:どわああああああっっ

 

オーシン:やるじゃねえか、オッサン!

 

コープル:父さん、すごいよ!

 

サラ:祖国に弓を引く……

 

ナンナ:シーーーーッ(^_^;)

 

Dナイツ隊長:おのれ、勇者の槍!

 

ハンニバル:無駄じゃ、「大楯」!

 

ガキィィッ ガキィィッ

 

Dナイツ隊長:うぐぅ……

 

オーシン:見直したぜ、オッサン! さあ、とどめだ! くらいやがれ、勇者の斧ーーーーっっ!!

 

 

《ミーズ》

 

カリン:……そんな……ごめんなさい……王妃様……王女様…………

 

フェルグス:カリンっ、死ぬなぁぁぁぁぁっっ!!

 

デルムッド:……なにがあったんですか?

 

リーフ:カリンの上にリターンで飛ばされたフェルグスとその馬が落ちてきたんだ。

 

デルムッド:大惨事じゃないですか(-_-;)

 

リーフ:さっそくバルキリーかな……?

 

フェルグス:嘘だ……! 俺はまだ……伝えていないんだ……本当の気持ちを……お前に……──

 

カリン:…………|д゚)

 

フェルグス:──てゆーか、こういうときはカッコよくお姫様だっこでキャッチくらいしろよなー(=゚ω゚)ノ それでこそロマンスってもんが始まるわけで──

 

カリン:なんであんたをお姫様だっこしなきゃならないのよーーーー(# ゚Д゚)!

 

フェルグス:うわぁぁっ、生き返った!

 

カリン:だいたいなに、このシチュエーション! 逆でしょ、普通! 引用元を見てご覧なさいよ!! まったくもう──

 

Dナイツ:反乱軍ども、我らをガン無視して漫才とはいい度胸だな……

 

カリン:だれが漫才よ! 必殺細身の槍ーーーーっっ!!

 

Dナイツ:ぎゃあああっ ぐはああああっ、我々ではないーーっっ、貴様の亭主だっ、亭主だーーーーっっ!!

 

フェルグス:亭主ってのは俺のことか…?

 

デルムッド:なんだかわけのわからない展開になったな(-_-;)

 

リーフ:無理に引用しようとするからこうなるんだよ。さ、カリン一人で大丈夫そうだけど、ぼくらも手伝おっか。

 

 

《グルティア城》

 

リーフ:みんな集まったか? 全員無事かい?

 

フィン:はっ!

 

リーフ:アリオーンは?

 

セティ:さっきから書状を送っているのだが、まったく返事がない。どうしても我々と戦うつもりでいるようだな。

 

アルテナ:兄上……

 

リーフ:くっ、アリオーン! あなたには姉上の気持ちがわからないのか! こうなったらぼくが手紙を書こう! 「アリオーンへ、妹は預かった。返してほしくばその超豪華な装備を捨てて投降しろ」

 

フィン:リ、リーフ様……それではますます戦争になります……

 

リーフ:じゃ、「税金を軍備に無駄遣いしていることを国民にバラされたくなければ、以下同文」

 

ナンナ:それはイケそうですよ、リーフ様!

 

フィン:え゛……?

 

リーフ:あるいは、「大変! あなたの婚約者リノアンが、ディーンと逃げました! 今すぐ北トラキアに全軍で追いかけにいったほうがいいですよ!」

 

フェルグス:いや……それはちょっと、さ……(^_^;)

 

セティ:…まぁ、なにごともやらないよりはマシだ。とりあえず送ってみよう。

 

デルムッド:本気ですか!?(゚Д゚;)

 

アルテナ:兄上……どうか愚かな戦いをしないで……

 

 

 

アリオーン:ええいっ、妹を奪われ、税金の無駄遣いがバレ、そのうえ婚約者にまで逃げられた私にはもう失うものなどなにもない!! 全軍、セリス軍に総攻撃だ!! 父トラバントトラキア王家の名に恥じない戦いを!

 

 

 

セティ:……かえってヤケになってしまったようだな…(^_^;)

 

リーフ:……あぁ、アウグスト……またやっちゃったよ……。どーしてぼくのやることっていちいち上手くいかないんだよぅ。。。。

 

フィン:リーフ様、あなたはもう全力を尽くされました。これはもう致し方ないことです。

 

ナンナ:そうです。くじけないで。前を向いて、リーフ様!

 

リーフ:そ、そうだな。ぼくはトラキア統一のために、ここでくじけちゃいけないんだ!

 

ハンニバル:うむ、アリオーン王子も武人。ここは我らと彼ら、最後の名誉ある戦いで決着をつけるしかあるまい。

 

シャナム:あんな書状でヤケになった王子に名誉なんて存在するのか?

 

マリータ:シーーッ、師匠! それを言ったら、私たちのこれまでの戦いが無駄になってしまいますよっ

 

シャナム:そ、そうだな……(汗)

 

アルテナ:アリオーン……兄様……

 

リーフ:いえ、姉上、ぼくはまだあきらめていません。リノアンとも約束したんです。アリオーンは必ず無事にトラキア城に返します。

 

アルテナ:リーフ……!

 

リーフ:ぼくらは捕縛のプロ集団ですよ。ご心配なく! サラ、スリープを用意してくれ。

 

サラ:オッケー

 

リーフ:よし、それでは全軍、いよいよ南トラキアの王都へ進軍だ!

 

 

 

フィン:最後のアリオーン隊はトラキア城付近で陣を組んでいます。かなりの大軍ですよ。

 

カリン:装備は細身系や手槍が中心。あ、でもスリープの剣もあるわ。

 

リーフ:数ではこっちが負けてるし、おまけにアリオーンはべらぼうに強い神器グングニルを持っている。うーん、ここはつよーいキャラを一人、敵陣の攻撃範囲に送り込んで、おびき出しつつ数を減らしてもらうしかないな…

 

マリータ:リーフ様! その役目は私に任せてください! Dナイツをみんな返り討ちにしてやりますから!

 

リーフ:マリータ! そうか、うん、確かに君は強いけど、さすがに一人では荷が重いかもしれないよ。守備力はそれほど高くないんだし。

 

マリータ:大丈夫ですよ。そのときはシャナム師匠がフォローしてくれますから(*^^*)ねっ、師匠♪

 

シャナム:お、お、俺も行くのか!?(゚Д゚;) いや、待てっ、他のやつでもいいだろう!?

 

マリータ:私、師匠がいてくださると力がわいてくるんです。安心して戦えるんです。

 

シャナム:俺は前線に引っ張り出されて、ちっとも安心じゃないぞ!

 

ナンナ:シャナムさん、いいじゃないですか。マリータを守ってあげてください。私とお兄様もカリスマで支援に加わりますから。

 

リーフ:ぼくも行こう。君たちの仕損じを片づけるためにね。さあ、前進、前進!

 

シャナム:ひーーーーっっ((;゚Д゚)))

 

 

 

マリータ:アリオーン隊が来ました! いきます! 流星月光必殺剣!!!

 

ズバグサザシューーッ

 

Dナイツ:どわーーーーっっ!

 

シャナム:い、いいぞ! その調子! もっと技に心を込めろ、弟子よ!

 

マリータ:はい!

 

アリオーン:その娘は強すぎる! 隣の男を狙えっ!

 

シャナム:なっ、なにぃーーーーっ('Д')

 

Dナイツ:とぉりゃーーーーっ!

 

シャナム:ま、待て、貴様ら、私がだれだか知っているのか!?

 

Dナイツ:むっ?

 

シャナム:私はかの剣聖オードの直系にしてイザークの王子シャナンだぞ! この最強の神器バルムンクの盾が目に入らんのか!?

 

リーフ:は?

 

デルムッド:バ、バカッ……

 

マリータ:師匠、バルムンクは盾じゃないですーー!!

 

シャナム:え゛ぇ!? うわ、しまった、うっかり口が滑ったぁぁぁ!!

 

アリオーン:貴様ら本当にセリス軍なのか? なぜわざわざ偽者を前線に出す? 我々を馬鹿にしているのか?

 

リーフ:馬鹿にしてたら我が軍最強のキラーマスィィィーンを前に出すわけがないでしょう!? いけ、マリータ!

 

マリータ:たあっ、えいっ、やあっ、はあっ、とう!!

 

ズバズバズバズバズバッ

 

Dナイツ:ギャーーーーーーーッッ!!

 

シャナム:うわあっ、ひゃあっ、どわあっ、でえっ ひいぃ!!

 

ブンブンブンブンブンッ

 

Dナイツ:おのれーーーーーーっ

 

ナンナ:まあ、シャナムさん、結構頑張るじゃないですか。こんなに強かったかしら……?

 

リーフ:護身用に勇者の剣を持たせてよかったなぁ。うんうん、あの様子なら一人前の戦力扱いしてもよさそうだな。

 

シャナム:見様見真似流星剣ーーーーっっ!!(;゚Д゚)))

 

マリータ:すばらしい! さすがです、師匠!

 

リーフ:よし、マリー……じゃなくてラクチェにシャナン王子、そこまでで切り上げろ。ナンナ、デルムッド、ぼくと一緒に手槍どもを片づけるぞ。終わったら後退し、第二陣に備える。前線はオーシン、フェルグス、ハンニバル将軍!

 

 

 

コープル:リザーブ! リザーブ! ありがとう、みなさん♪ おかげでぼくはどんどこレベルアップします♪♪

 

フェルグス:どぉいたしまして(^_^;)

 

リーフ:アリオーン! もうあなたに勝ち目はない! 投降してください!

 

アリオーン:リーフ王子!?

 

アルテナ:兄上、もうやめてください! この戦いは無意味です!

 

アリオーン:アルテナ、もうなにも言うな。お前もゲイボルグを継ぐ者として、私と戦うのだ。これがダインとノヴァの宿命だ!

 

アルテナ:つまらない意地を張らないで、兄上! 私は兄上のためを思って言っているのです! このままでは兄上は、スリープで眠らされてドラゴンから転落し、グングニルや祈りの腕輪や装備をすべて剥がされ、気づいたときは丸腰でその辺の樹海に放り出されているんですよ!

 

フィン:ア、アルテナ様……(汗)

 

アリオーン:……セリス軍はそんな品のない山賊まがいのことをするのか? それではまるでトラキアのリーフ軍ではないか!

 

一同:う゛っ・・・

 

リーフ:ア、アリオーン!! どうして姉上の気持ちがわからないんだ! あなたになにかあったら悲しむ人がたくさんいることに、なぜ気づかない!? トラキア半島の平和のため、どうしてこれ以上戦う必要がある!?

 

アリオーン:真にトラキアの平和を想って戦うと言うのなら、私を倒して先に進め!

 

リーフ:くっ……このわからず屋め……。こうなったらぼくが力づくでわからせる!(で、サラ、弱ったところをスリープね!) いくぞ、トルネード!!

 

アリオーン:むうっ!?

 

リーフ:あなたが魔法に弱いということはお見通しだ! どんどんいくぞ! トルネード!! トーーールネェーーードォォォォ!!!

 

ズギャーーーーン!!

 

アリオーン:ぐはっ……

 

アルテナ:兄上!

 

リーフ:さあ、サラ、今だ───

 

カッ シュンッ

 

リーフ:!!??

 

ユリウス:アリオーン、まだ死なせるわけにはいかぬ。私とともに来い。はーーーーっはっはっはっはっはっ!

 

シュンッ(リワープで消失)

 

一同:・・・・・・・・・

 

オーシン:……な、なんだ、今の赤い変な髪型のガキは……?

 

カリン:「はーーっはっはっはっ」なんて言わないよね、普通(・_・;)

 

リーフ:ほ、捕縛のプロ集団であるぼくたちを差し置いて誘拐とは、なかなかやるな……

 

アルテナ:兄上は? 兄上はどこに……!?

 

リーフ:あの男はいったい……?

 

サラ:ユリウス皇子よ。

 

リーフ:えっ、あれが? ダークプリンス? …なんでまたアリオーンをさらっていったんだろ?

 

フィン:それより我々の正体、バレなかったんでしょうか……

 

リーフ:(゚Д゚;)……と、とにかく、残った敵を倒して、みんな、トラキア城に入ろう。ゆけ、セリスロボ!

 

セリスロボ:セイアーツ、セイアーツ

 

 

トラキア城を制圧した!~

 

 

リーフ:こ、これで一応、トラキア半島での戦争が終わったのかな。長かったな……本当に……

 

サラ:ごくろうさま、リーフ様。

 

リーフ:ありがとう、サラ。他のみんなはまだ戦場かい? ねぎらいの言葉でも考えておこうかな……

 

アウグスト:その必要はありませんぞ、リーフ王子!

 

リーフ:うわあっ!!Σ(゚Д゚) ア、アウグスト! おどかさないでくれよ! いったいどこまで密偵に行ってたんだい? セリス様たちの行方は?

 

アウグスト:それはまだわかりません。しかし、どうやらやはりグランベルにいるのではないかと。

 

リーフ:グランベル!? 帝国の本拠地じゃないか! じゃあやっぱりロプト教団の連中にさらわれたってことか?

 

アウグスト:可能性は高いですな。

 

リーフ:どうするんだよっ! てゆーか、じゃあ、ぼくらが偽セリス軍をやってる意味ないじゃん!

 

アウグスト:いえ、まだセリス一行を捕らえたと正式に発表をしているわけではないようです。それに偽セリス軍がいるかぎり、ロプト教団も慎重に行動せざるをえないでしょう。民衆も、今行軍中のセリス軍のほうを本物と信じようとするでしょう。

 

リーフ:そ、そうかな……

 

アウグスト:と、いうわけで、リーフ王子、次はグランベルに向かいますぞ!

 

リーフ:え゛えぇっ、マジでーーーーっっ!?

 

アウグスト:もうそれしかありません。もたもたしていては帝国の援軍がやってきて、せっかく戦争の終わったトラキア半島を守れなくなりますぞ!

 

リーフ:し、しかし……ぼくらだけで帝国の本隊と戦うなんて……

 

アウグスト:私はもう少し密偵を続けて、セリス一行の行方と、何者によるいかなる陰謀であるのかを探ります。それまでの辛抱です。では。ハァッ!

 

リーフ:あーーっ! 待ってよ、アウグストーーーーーーっっ!!(゚Д゚;) ……行っちゃった。はぁ……ぼくらが帝国とロプト教団相手に真っ向勝負なんて、できるのかなぁ……

 

サラ:大丈夫よ、リーフ様。あなたならできるわ。

 

リーフ:サラ……

 

サラ:リーフ様がいちばん逆境に強いの、知ってるよ。いいじゃない。このままどんどん進んで、悪い人をみんなやっつけて、セリス様を助け出して、戦いを終わりにしちゃえば……

 

リーフ:サラ……ありがとう。そうだね。弱気になったら負けだ。自分とみんなを信じて、前に進まないとね! あ、でも、サラ、君は無理しなくていいんだよ。いくら大嫌いでも、祖父のマンフロイと戦うのは辛いだろう?

 

サラ:私は大丈夫よ。でもひとつだけ、わがままを聞いてくれる?

 

リーフ:ぼくにできることなら、なんでも。

 

サラ:私、リーフ様にマジックシールドをかけてあげたいわ。

 

リーフ:Mシールド? Mアップじゃなくて?

 

サラ:そ。半永久的に魔防がアップするのよ。

 

リーフ:そりゃすごい! でもそんな魔法を使って、サラは大丈夫なのかい?

 

サラ:平気よ。リーフ様の助けになりたいんだもの。さ、いいから、目を閉じて……

 

リーフ:こ、こうかい……?

 

サラ:そう……そのまま……そのまま…………──(ニヤリ☆)

 

ガシャアアアアアアアン(謎の音)

 

リーフ:!!??

 

ナンナ:リ、リ、リ、リ、リ、リーフ様っ……い、い、いったいなにを……サラと……!?

 

リーフ:ナ、ナンナ!? ……い、いや、ちがう! 誤解だっ! ぼくらは決してそんなことをしてたわけじゃ──

 

ナンナ:そんなことってなんですかっっ!?

 

リーフ:だからそのっ……そうじゃなくてっっ……あああっ、みんな! ちがうっ!! ちがうんだーーーーーーっっ!!!\(ToT)/

 

マリータ:ひどいわ、リーフ様! ナンナ様という人がいながら! 「大好きなナンナをぼくにください」じゃなかったんですかっ!

 

フェルグス:ヒューッ、やるじゃん、色男。

 

リーフ:ちがあああああああうっっ!!!

 

ナンナ:ああっ、リーフ様のウワキものーーーーっっ!!

 

フィン:ナンナっ、ビンタはやめなさいっ、ビンタはっっ

 

リーフ:ナンナ! ちがうっ、待ってくれ! ちがうんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!

 

 

サラ:クスッ…………さ、行きましょうか、グランベルに(^^)♪

 

シャナム:……小悪魔だ……(^_^;)

 

 

~9章 誰がために クリア!~

 

 

 

(あとがき)(※注 十五年後の人間が書く)

 

 『烈火の剣』ネタをやたら入れているあたり、当時のダメ学生だかニートだかは無邪気に人生をエンジョイしていたようで。こんなにぐだぐだ長くしておきながら、本人の中ではわりと実際のプレイに忠実で、特筆すべき言い訳がなかったらしい。(Dナイツがライブの腕輪じゃらじゃらさせてたのは最後のアリオーン隊の時じゃないの?)ハンニバルに勇者の弓☆50を持たせるのはファインプレーとか自画自賛している。あとひと組のカップルもこのマップで成立させたらしい。お披露目は次話以降だったか。

 

今やただの一人ホラー企画でしかないのですが、それそろ正気に戻ろうと思います。

……まぁ、実のところまた例によって家の問題にどっぷりとなったために気晴らしではじめたことだったのですが、

小説完成させねば。

来春には公開するんだぞ!

 

……正気に戻った結果、今現在手掛けているこれにもホラー感を抱いて気持ちくじけてしまわないかが心配(苦笑)いよいよ自分の文章に見切りをつけてしまうのか…!?