(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)
(登場人物とルールまとめは三つ前の記事にて。ルール破りないし実際のプレイとは違う脚色をした場合は、話の終わりに記述)
(前話↓)
第4話
~9章 誰がために 後編~
《カパトキア城》
カナッツ:ぬおっ!?
フェルグス:悪いな。とりあえずこの城はいただくぜ!
ザシューーーーッ
カナッツ:ぐわーーっ、ハンニバル様ーーっ……
フェルグス:デル、ここは任せた! 俺はこのままルテキアに行く!
デルムッド:オーケー
セティ:忘れものだ。これを持っていくといい。
フェルグス:ん? これは……リモコン?
セティ:ロードナイト・セリスロボのな。
セリスロボ:ワタシ、セリス、ワタシ、セリス、ワタシ、セリス、ワタシ、セリス、
フェルグス:よ、よし……行くぞ、セリスロボ!
《ルテキア城》
ディスラー:なっ、なんだ貴様!!?
フェルグス:おい、オッサン、子ども狩りはいけないぜ。
ディスラー:なっ、なにを言う! 儂は子守りをしておったのだ、子守りを!
フェルグス:なんだ、そーなのか? だったら返してくれよ。その子の親父さんが呼んでるんだ。
ディスラー:そうはいかん! コープルは大事な人質……
フェルグス:なら力づくだ! いくぜ! ズバッ
ディスラー:お、おのれーーっ、ならず者がーーっ!! グサッ
フェルグス:ぐっ……やりやがったな! 俺の二撃目は怖いんだぞ! 必殺ーーーーっっ!!
ズバババババッッ
ディスラー:ギャーーーーーーッ
フェルグス:ふぅっ……やれやれ、これでひと段落か……
カリン:あーーっ、フェルグス! ここでなにしてるの?
フェルグス:よぉ、無事だったか。お疲れさん。
カリン:あんた、ボロボロじゃないの。もうっ、情けないわね。油断するからそうなるのよ。
フェルグス:こっちは色々あって回復する暇もなかったんだよ。お前こそケガしてるじゃねぇか。
カリン:でもちゃんと敵をみんなやっつけてきたわよ。村もなんとか間に合ったし。
フェルグス:お前にしちゃ上出来だ。俺もちょうどここのボスを──…ん? なんだ、この指輪? 落ちてるけど、もらっていいのか?
カリン:あ、私ももらったのよ。村の人から、助けてくれたお礼にって。バリアリングっていって魔法防御を上げてくれるんだって。
フェルグス:ふーん、じゃあコレはなんだろうな……? まぁ、いいか、もらっとこう。それとも……なぁ、お前にはめてやろうか? 左手の薬指に。
カリン:なっ、なっ、なっ、なっ──/////
フェルグス:なぁーーんてな♪
カリン:あ、あんたって人はっっ、人をからかうのもいい加減にしてよ!!(# ゚Д゚) いつもいつもそうやって私を振りまわしてばかりで! もうっ、あんたとなんか口もきいてやらないわっ!! だいっきらいっっ!!!
フェルグス:おいおいおい、悪かった、悪かったって。そんなに怒るなよ。ちょっとした可愛いジョークだろ?
カリン:なにが可愛いジョークよっ!
フェルグス:……いくらか本気も入ってたんだけどな。
カリン:!?……え?……
フェルグス:5年後ぐらいに、もっと大人しくてセクシーな女になったら。……あ、一生無理か。やれやれ、困ったな。
カリン:このバカ! 一人で勝手に言ってなさい!
セリスロボ:イチャツイトランデ、サッサトセイアツセンカイ
フェル&カリン:!!!???
フェルグス:お、お、お、お前、今なんか言ったか……?((((;゚Д゚)))
カリン:い、いえ……な、なにも……((((;゚Д゚))) ね、ねぇ……今のって、じゃあなに──
フェルグス:ま、まぁ、とにかく(汗)、うん、そうだ、制圧、制圧っと……。ゆけ、セリスロボ!
セリスロボ:セイアーツ。
~ルテキア城を制圧した!~
コープル:セリス様! ぼくを助けにきてくれたんですか!?
セリスロボ:・・・・・・・・・・・・
フェルグス:あーーーーうん……えーーっと……おい、なんかしゃべろよー
カリン:(低めの声)そうだよ、コープル、ボク、セリス。お父さんはあっちだよ。早く行ってあげて。
コープル:はい! 父さん、待ってて! ぼくのために戦うなんて絶対だめだ! どうか間に合って──
カリン:……なんとかごまかせたわね(汗)
フェルグス:これからずっとこんなことをやるのか……(^_^;)
《カパトキア城付近》
デルムッド:これで最後だな! ズバババッッ
カパトキア兵:ぐわぁぁぁっ!
ハンニバル:ふむ……我が軍の劣勢か。やむをえん。ここはひとまず城に戻って、援軍を連れてくるか……
デルムッド:だめです。ここは通しませんよ。
ハンニバル:むうぅっ……ちょっとトイレに──
デルムッド:だめです。
ハンニバル:フライパンが焦げてしまうのだ。
デルムッド:だめです。
ハンニバル:犬にエサを──
デルムッド:だめです。
ハンニバル:息子のオムツを取り替えに──
デルムッド:だめですったら…(-_-;)
コープル:父さん! ぼくはもうとっくの昔にオムツは卒業したでしょ!
ハンニバル:おおっ、コープル! なぜここに!?
コープル:セリス様が助けてくれたんだ。父さん、もう戦うのはやめて!
ハンニバル:コープル……
コープル:セリス様たちに力を貸そう。トラキアは生まれ変わらなければいけないんだ!
ハンニバル:コープル、お前も大人になったのだな。お前の言うとおりだ。儂もお前を助けてくれた人たちに恩返しをしなくてはいけないな。新しい祖国のために、儂の力を尽くそう!
コープル:よかった! 父さん!!
セティ:……聞き分けの良い父親でよかったな、コープル。さて、もういいな。レスト!
オーシン:ぐお~~ZZZ……ん? ふわぁ……あ───よくもやりやがったな、このおかっぱオヤジ!! もう許さねぇっ! 俺様の怒りを受けてみろーーーーっって、あれ……?
コープル:父さん!
ハンニバル:コープルぅ!
セティ:これからはハンニバル将軍と彼の息子さんも、我らの仲間だ、オーシン。
オーシン:……けっ、なんでぇ。寝返るんならはじめっからそうしろっての! 手こずらせやがってよ。仲間になるなら、もう俺を山賊扱いするんじゃねぇぞ。
セティ:わりとあっさり許すんだな。
リーフ:オーシンのとこも父ひとり子ひとりだからね、父子の愛には弱いのさ。
オーシン:リーフ!
リーフ:お疲れさま。こっちも片づいたみたいだね。
ハンニバル:おぬしは、リーフ王子!
リーフ:お久しぶりです、ハンニバル将軍。その節はどうも。
ハンニバル:……どうも見覚えのある顔が多いのは気のせいかな? 人数も少ないようだし。
コープル:セリス様は向こうにいらしたけど、他の方々は?
リーフ:そ、それは──
セティ:話してしまったほうがいいみたいだな。
・・・
ハンニバル:なんと! セリス一行が行方不明!?
コープル:ルテキアにいたあれはロボットだったの!?
サラ:……バレてなかったのね。
セティ:我がマギ団の傑作だからな。
リーフ:そういうわけで将軍、今我々は(偽)セリス軍として動いているわけです。あそこで土下座&拝み倒しで値切っているのがシャナン王子、将軍が山賊扱いしたのがヨハルヴァ、ルテキアでめおと漫才やってたのがアレスとフィー……
デルムッド:もうかなり無理が出てきましたね……(^_^;)
リーフ:(^_^;)……で、ですから、将軍もコープルもそういう形で我々に協力してほしいのです。二人の力が加わると心強い。
ハンニバル:うむ、承知。老いた身なれど、これでも「トラキアの盾」 リーフ王子を守ってみせよう。
コープル:ぼくも、杖をたくさん使ってみなさんをお助けします。万が一、だれかが死んじゃった場合は、このバルキリーの杖で復活させてみせます。ただし修理代3万Gは自己負担で♪
マリータ:……あ、あんまりありがたみがないですね(^_^;)
シャナム:お、俺のときは半額にしとけよっ
デルムッド:こんなことまで値切るか……(-_-;)
リーフ:あ、ハンニバル将軍はなんとか闘技場でお金を貯めて、勇者の弓を買ってください。必殺☆がついてる良い品ですよ。コープルはリカバーでもリブローでもリザーブでもガンガン使っちゃって! 修理代は君が持ってるリング類を売り払うとかして工面してくれ。まぁ、クラスチェンジまでの辛抱だから。将軍、そういうわけでコープルのために、闘技場はテキトーなところで負けてきてくださいね♪ さぁ、みんな、新しい仲間も増えたことだし、ルテキアまでレッツ☆ゴー!
ハンニバル&コープル:・・・・・・(・_・;)
フィン:だんだん「聖戦」にも慣れてきたようですね、リーフ様。
《ルテキア城》
アルテナ:初めまして、セリス皇子。リーフの姉アルテナです。トラバントに育てられていたのですが、弟に真実を知らされ、もうあなたがたと戦うことができなくなりました。どうか私も解放軍の一員にお加えください。
カリン:あの方がリーフ様のお姉様? わぁ……素敵な方ね……!
セリスロボ:・・・・・・・・・
フェルグス:(裏声)わーーい♪ うれしいなっ♪ うれしいなっ♪ 仲間になってくれるんだ♪♪ バリオニウレピーvV 今度一緒にお茶でもいかがですか?
カリン:なに口説いてるのよっ(# ゚Д゚) セリス様はそんなこと言わないわ!
フェルグス:おっと、いけねぇいけねぇ。ボク、セリス。23才金髪美形。凄腕の自由騎士。ひょっとして王族の血を引いてたりなんかするかもしれない、とびっきりの良い男♪
カリン:「ボク、セリス」以外全部あんたの自己紹介じゃないの! しかもでたらめばっか!
フェルグス:なに!? バカを言うな。全部事実だ。
カリン:「23才(?)」「金髪」「自由騎士」「男」だけでしょ!
フェルグス:修飾語句をことごとく落とすな。大事なところなんだから。
アルテナ:あ、あの……あなたたたちは……?(・_・;)
リーフ:はいはい、めおと漫才はそこまで。姉上、ご無事でなによりです。
アルテナ:リーフ、長いあいだ心配をかけましたね。
リーフ:いえ、ぼくは姉上が元気に生きていてくださったことだけで、このうえもなくうれしいのです。本当に……よくぞご無事で……!
アルテナ:リーフ……
ナンナ:よかったですね、リーフ様。
フィン:ううっ……キュアン様とエスリン様もきっと喜んでおられることでしょう。生き別れていた王子と王女が、ついにっ……ついにっ……( ;∀;)
リーフ:あ……姉上……一つだけ……お訊きしたいことが……
アルテナ:? ええ、なにかしら?
リーフ:トラキアって本当にビンボーなんすか?
アルテナ:…え……?
リーフ:てゆーかなにあのライブの腕輪スリープの剣リザーブ村人はバリアリング持ち。信じらんねーーぼくの追いはぎ人生ってなんだったの? うわーーんアウグストの嘘つきーーっっフィーーンひどいよねっひどすぎるよねっっびえーーーーーーんっっっ!!!
アルテナ:リ、リーフ!?
フィン:ああ、アルテナ様っ、リーフ王子は少々疲れていらっしゃるのです。どうかお気になさらず。王子も色々苦労を重ねてきたのです。
アルテナ:かわいそうな、リーフ。こんなにすさんでしまって……。これからは私がそばにいますからね。
リーフ:うわーーんっっ、姉上ーーっっ(ノД`)・゜
アルテナ:よしよし
リーフ:ドラゴンのエサ代って、いっぱいかかるんですよねーーっ(ノД`)・゜
アルテナ:え゛……?
フィン:お、王子! どうも北の集落あたりにグランベル帝国軍が現れたようです。早くそちらの指揮を執ってください!
リーフ:……え? 帝国軍? うわぁ、なんか久しぶりだなぁ。
フィン:くれぐれも偽セリス軍であることがバレないようにしませんと。
リーフ:そうだな。よし、みんな、北に防衛ラインを作って迎撃態勢に入れ!
アルテナ:……偽セリス軍?
フィン:ああ、そのう……実は──
アルテナ:そんなことが……。フィン殿、あなたには本当に苦労をかけましたね。
フィン:そんな、もったいないお言葉……
アルテナ:かすかに覚えています、フィン。私はあなたが大好きだった。いつもあなたに甘えてばかりいた……。
フィン:アルテナ様……私は…………隣国にいるあなたをお救いすることができなかった。その償いを込めて、これからはリーフ様同様、命を賭してあなた様をお守りします。
アルテナ:ありがとう、フィン。……もうこれ以上苦労はかけたくないけれど、またときどき、あなたに甘えてもいいかしら……?
フィン:アルテナ様、私でできることがあれば、なんなりと。
アルテナ:ねーーvV フィーーンvV あそこで売ってる銀の槍ほしーー(≧▽≦) 買ってーーvVvV ていうか「捕獲」ってどーーやるの~~? 教えて~~vV あたしもいっぱい盗って盗って盗りまくりたいの~~vVvVヽ(^o^)丿
フィン:ああ、リーフ様にそっくりで……うっ、うっ……(´Д⊂ヽ
ナンナ:…………見なかったことにします(・_・;) さ、カリスマカリスマ……
ムーサー:ここがトラキアか。フン、とんでもない荒れ地だな。フフッ、愚かなる反逆者諸君、君たちはまだ帝国の本当の恐ろしさを知らない! 嘆きたまえ、私にそれを教わる不運を!
カリン:……なんかやけにハイテンションな敵将が来たわよ。
セティ:あれは倒置法と言うんだよ、カリン。
デルムッド:あんな口調のキャラだったっけ?
ムーサー:マンフロイ殿がオン友Nちゃんから頂戴したという『倒置法のD』なる本にハマってしまったのだ! 学びたまえ、美しき表現技法を!
オーシン:はぁ? ふざけてんのか? とにかく来るなら来やがれよ。お見舞いしてやるぜ、俺様の会心の一撃を!
フェルグス:オーシンちゃん、うつってるよ、口調が。
マリータ:フェルグスもよ!
ムーサー:ゆきたまえ、我が精鋭部隊たち!
リーフ:いらっしゃいたまえ、ぼくの経験値たち! うなれ、光の剣! とぉーーーーーーっ!!
ナンナ:リーフ様!
ズバッグサッザシュッバシュッドカァンドカズカガキイィッズババババッ
ムーサー:ぬぬぬぬぬっっ
マリータ:リーフ様、すごい! あっというまに半分以上蹴散らしてしまったわ!
リーフ:見たか、スーパーリーフマンの実力!
オーシン:しかも上級クラスばっか相手に…。あれが本当にリーフか??
リーフ:聖戦最高クラスのステータスを持つマスターナイト。真の実力はまだこんなもんじゃないぞ! これからはセリス様同様、最前線で道を切り開く最強主人公だ! もう経験値稼ぎのジャマだなんて言わせないからな!
フィン:リーフ様、その意気です!
ムーサー:フッ、だがこの私には勝てまい。叫びたまえ、死を前にした絶望を!(丸パクり) トルネード!
リーフ:そんなもの、この光の剣で一刀両断!
ムーサー:な、なにぃつ!?
リーフ:やめたまえ、倒置法をパクることを!
ザシューーーーッ
ムーサー:ほ、誇りたまえ……この私に……ぐはっ
リーフ:どうだい、ぼくの見事な剣さばき!
アルテナ:リーフ、あなたってこんなに強かったのね。私も負けていられないわ。
リーフ:そしてトルネードもGET♪
サラ:追いはぎ……
リーフ:落とし物だってば!(汗)…さぁ、この勢いで一気にグルティア城まで行っちゃうよ。ぼくと一緒に、ナンナ、デルムッド、フェルグス、先行してくれ! 他のみんなは残っている敵を倒して……まぁ、のんびりやってていいよ。あ、コープルは残ってるあの村々、全部まわってお金を貯めておくように。
コープル:村一つにつき5000G×5で、計25000Gもらえますね♪
リーフ:……………(゜o゜)……………………………ト──
ナンナ:さぁっ、リーフ様っ! 行きましょっ、行きましょっ! 急ぎましょう、グルティアに!!(;'∀')
リーフ:……トラ7では村人はぼくらに1Gもお金くれたことがなかっ───
デルムッド:リーフ王子っ、見せてくださいよっ、トルネード! グルティアで思う存分! ああっ、楽しみだなぁ~(;'∀')
フェルグス:そうそうそうっ! もうアスベルもオルエンもオルソンもびっくりだなっ、あははははははっ(;'∀')
リーフ:──────────~~~~~~うわーんっ、びえーーんっっ……
コープル:……ぼく、なにか悪いこと言いましたか?
セティ:いや、いいんだ。もう今さらだから……(^_^;)
オーシン:あとでゆっくり南トラキアの現状について教えろよ、オッサン。
ハンニバル:……………(・_・;)
《グルティア付近》
リーフ:トルネード! トルネードトルネードトォォルネェェドオオオオオッ!!!
シューター隊:ギャーーーーーーッ
ナンナ:リーフ様っ ステキ! ビューティフル! ワンダフル! アンビリーバボーー!!
フェルグス:いよっ、若大将♪ 俺の分も残しとけよっ
リーフ:このっ、このやるせない怒りっっ、すべてトラキアの大地にぶつけてやるっっ! キーーーーッ(# ゚Д゚) トルネェーーードーーーーー!!
フェルグス:いやぁ、いつも後ろで「王者の剣」を素振りしてた王子が、よくあんなに強くなったもんだなぁ。たいしたもんだよ。
デルムッド:ナンナ、あまり離れるなよ。シューターがまだ数基残ってるからな。
ナンナ:平気ですよ、お兄様。ここのシューターったら10基もいるのに全然当たらないんだもの。玉切れしなくても性能悪すぎです。
デルムッド:まぁ、確かに……。こういうところには金を使われなくてよかったな。
ジュダ:好き勝手に暴れおって! しかし貴様のその低い魔力では、このロプトの魔法には勝てまい。全員、闇で食らいつくしてくれる!
リーフ:フン、なら光の剣で斬るまでだ! ナンナ、いくよ!
ナンナ:はい、リーフ様!
リーフ:見よ、ぼくらの必殺──vVラブラブアターーーーックvV
ズババババババッッ
ジュダ:ぐわーーーーっつ
フェルグス:( ゚Д゚)……おいおい、なんだ、あれは?
デルムッド:あ…あ~~あれは…その……聞いたとおり、聖戦オリジナルの技で、両想いの公認カップルが隣接してできる必殺撃だ。
フェルグス:……へぇ……( ゚Д゚) ──いやぁ、なんというか……愛の力か……うん……すげぇ、な…………
デルムッド:トラ7の支援効果だって必殺率が上がるだろ? あれと似たようなもんだ。
フェルグス:似てるか? トラ7であの二人がキラキラ光ってあれをやったら、ミランダ王女やティナが怒るぜ……。それにもう二十歳を過ぎたお兄ちゃんにはvVラブラブアターーーーックvVなんて言えん……
デルムッド:……(^_^;)……別に言わなくても……
フェルグス:だってハートのキラキラが飛ぶんだぞ? ブライトンやパーンやディーンやグレイドさんみたいな、良い年の男があれをやってるのを想像してみろよ。
デルムッド:……(-_-;)……
フェルグス:あ、でもお前はやるんだよな、デルちゃん♪ いいカノジョがいれば──
デルムッド:別に恋人同士じゃなくてもいいんだよっ! きょうだいでもできるんだっ! ナンナ、いくぞ!
ナンナ:はい、お兄様!
☆きょうだいアタック発動!!☆
ズババババババッ
シューター隊長:ひぃーーーーーーっっ!!
フェルグス:……(゜.゜)…へぇ、なるほどねぇ……。おもしろいかもな。
ナンナ:フェルグスさんもどうですか? カリンと?
フェルグス:あいつと? うーん、俺としてはアルテナさんあたりが希望だな♪ なんて。
リーフ:フェルグスがぼくの義兄上になるって…?(・_・;)
フェルグス:冗談だよ。
リーフ:……でもぼくに姉上がいるってことは、いずれだれかが義兄上になるわけだよねぇ……
ナンナ:さっきアルテナ様、お父様と、それからハンニバル将軍と会話して、ステータスを上げてらしたわ。
リーフ:!!?? ぼくの義兄上はフィンかハンニバル将軍!? うわぁ、そんな──
デルムッド:……(^_^;)…まぁ、リーフ王子、それはともかくとして──
セリス:セイアーツ、セイアーツ
リーフ:そ、そうだね。制圧、制圧と。
~グルティア城を制圧した!~
リーフ:さて、次はいよいよ最後、トラキア城の攻略だ! アリオーンがこっちの説得に応じてくれるといいんだけど……
アルテナ:リーフ、大変よ!
リーフ:姉上!? どうしたんです?
アルテナ:ここに来る途中で見えたの! アリオーンは残っているすべての兵力を集めて戦うつもりよ。ミーズとカパトキアとルテキアの三城を同時にドラゴンナイツで攻撃してくるわ!
リーフ:な、なんですって!?
ナンナ:どうしましょう、リーフ様?
リーフ:ぼくらは戦いたくないのに……アリオーン。……しょうがない! こっちはすべての軍をこのグルティアに集結させて、一気にトラキア城を落としてしまおう!
フェルグス:──って、三つの城はどうなるんだ!?
リーフ:いーじゃん、あとで取り返せば。今ならトラキア城の守りも手薄だろう。
デルムッド:本城を奪われたらゲームオーバーですよ、リーフ王子(-_-;)
リーフ:え゛? なにそれ?
ナンナ:それに自軍の城の数だけあとでお金をもらえるんだったでしょう?
リーフ:!!!??? むううっ……なんとしてもすべての城を守らなくてわっ……
フェルグス:………(^_^;)
アルテナ:今他のみんなはルテキアにいるわ。カパトキアには間に合うと思うけど、問題はミーズね。
ナンナ:ご心配なく。このリターンの杖ですぐ到着できますよ。
リーフ:よし! 姉上、ルテキアに戻って、みんなをルテキア組とカパトキア組に分けてください。あ、カリンにはミーズに急行するように言ってください。彼女なら間に合うでしょう。
アルテナ:わかったわ!
リーフ:ナンナ、君はぼくら三人をミーズにリターンした後、ルテキア組に加わってくれ。
ナンナ:はい!
リーフ:三つの城を防衛できたら、今度こそこのグルティアに全員集結だ!
《ルテキア城》
フィン:わかりました! 私がカパトキアに向かいましょう。他に足の速い者をだれか──
マリータ:私たちも行きます! ねっ、シャナム師匠!
シャナム:むうぅ……
セティ:私も行こう。
アルテナ:私も。山の上で敵をおびきよせるわ。
シャナム:(フォルセティにゲイボルグに化け物娘……これは安心だな)うむっ、私の華麗なる剣技を見せてくれよう!
サラ:……計算。
フィン:ハンニバル将軍、ルテキアを頼みます。
ハンニバル:うむ。
オーシン:オッサンにコープルにサラ、それにナンナか。女子どもに年寄りばっかだな。ここは俺が暴れてやるとすっか!
ハンニバル:フッ、儂もまだ若いモンには負けんぞ。
オーシン:へん! はりきりすぎて、くたばるなよ!
フィン:カリンはミーズに──
アルテナ:もう行ったわよ、大丈夫。
《グルティア城》
ナンナ:リターン!
リーフ:じゃ、お先に! 気をつけてね、ナンナvV(ヒューーーーーーーーン☆)
フェルグス:ワープみたいなもんか。便利だな。
デルムッド:このためだけにあるようなものだけどな。
ナンナ:では次は──
フェルグス:じゃ、俺が! ……ん? さっきの指輪が光って……? うわっっ、あーーーれーーーーーっっ☆
ナンナ:あらら……
デルムッド:リターンリングだったみたいだな……
フェルグス:エリウッド様ーーっ! リーフ王子ーーっ!
リーフ:フロリーナぁーーっ! フェルグスーーっ!
カリン:げっ…… きゃっ……
《カパトキア》
アルテナ:来たわ! 手槍である程度ダメージを与えておいたけど…
セティ:ではアルテナ王女、私が傷の手当てを!
マリータ:さあ、行きましょう、シャナム師匠!
シャナム:うっ……し、しかし……(汗)
フィン:山の上で迎撃すれば大丈夫ですよ。敵はほとんど手槍持ちのようだから、こちらも間接攻撃可能な武器で応戦しましょう。
マリータ:了解! 炎の剣!
セティ:エルウィンド!
シャナム:Σ(゚Д゚) あんた、さりげなく今ようやく戦ったな!
Dナイツ:とぉりゃーーーーっ!!
シャナム:ひーーっ! だからなんで俺のほうにそろって向かってくるのだーーっ!?
マリータ:あ、師匠だけだからですよ。間接攻撃用の武器を持ってないの。
シャナム:のおーーーーーっ((;゚Д゚))) バルムンク! バルムンク!(※勇者の剣)
Dナイツ隊長:勇者の槍ーーーーっ!
シャナム:ギャーーーーッ!!(゚Д゚;)
フィン:ぬっっ、その勇者の槍はキュアン様と私専用の武器のはず……
アルテナ:フィン、トラキアの将軍はみんなあれを持っているのよ。
フィン:ぬうぅっっ、ドラゴンランスじゃないんですか?
セティ:……まぁ、そのために作られた槍なんだろうがな、それは。
フィン:ならば力づくで専用にするのみ! 必殺本家本元勇者の槍ーーっっ!!
ザシューーーーッ
Dナイツ:どわあぁっ、無茶苦茶だーーっ!!
シャナム:フィンも結構ワガママだな…
セティ:おっといけない。まだ敵が残っている。城の守りにつかなくては。
マリータ:あーっ、でもだれも届きませんよ!
セティ:なら城の入り口を囲むように皆で立とう。
アルテナ:…さて、だれに攻撃が集中するかしら?
Dナイツ:うらあーーーーっっ!
シャナム:だーーっ、やっぱり俺かぁぁぁぁ!!!
マリータ:ファイト! シャナム師匠! すばらしい身のこなし! さぁ、私たちの師弟アタックを見せてあげましょう♪
《ルテキア》
ナンナ:おまたせ、みんな!
オーシン:よし、俺がちょっくら山の中に入って、連中をぶっとばしてくる! ナンナやサラたちは城で待っててな。なるべくそっちに敵がいかねぇようにすっからよ!
コープル:気をつけてくださいね。いざとなったらリザーブで援護します。というか、早くレベルアップしたいのでちょっとはやられてください。
オーシン:……?? なんか矛盾したこと言ってねぇか……?(ーー゛)
ハンニバル:儂もおぬしと前に出るとしよう。
オーシン:へっ、遅れんじゃねぇぞ、オッサン! 城で留守番しててもいいんだぜ?
ハンニバル:これでも儂は「トラキアの盾」 最前線でおぬしらを守ってみせよう。
コープル:父さん、頑張って!
サラ:来たよ。手槍と、勇者の槍持ち隊長……
Dナイツ:くたばれ、反乱軍ーーーーっっ!!
オーシン:どんどん来やがれ! 手斧で返り討ちだ!!
ザシュッズカッドカッバキッ
Dナイツ:とぉりゃーーーーっっ!
オーシン:チィッ!
ナンナ:どうしたの、オーシン? なんだかいつもより調子が悪くない?
サラ:プージ…………
オーシン:あーっ、クソッ、手槍でチクチクやらねぇで直接来いってんだ!
ハンニバル:儂が代わろう。
オーシン:オッサン!?
ハンニバル:この必殺☆つき勇者の弓の腕前を見せよう。さあ、命が惜しくば去れぃ!
ビシュウッ ドスッ ビシュウッ ドスッ
Dナイツ:どわああああああっっ
オーシン:やるじゃねえか、オッサン!
コープル:父さん、すごいよ!
サラ:祖国に弓を引く……
ナンナ:シーーーーッ(^_^;)
Dナイツ隊長:おのれ、勇者の槍!
ハンニバル:無駄じゃ、「大楯」!
ガキィィッ ガキィィッ
Dナイツ隊長:うぐぅ……
オーシン:見直したぜ、オッサン! さあ、とどめだ! くらいやがれ、勇者の斧ーーーーっっ!!
《ミーズ》
カリン:……そんな……ごめんなさい……王妃様……王女様…………
フェルグス:カリンっ、死ぬなぁぁぁぁぁっっ!!
デルムッド:……なにがあったんですか?
リーフ:カリンの上にリターンで飛ばされたフェルグスとその馬が落ちてきたんだ。
デルムッド:大惨事じゃないですか(-_-;)
リーフ:さっそくバルキリーかな……?
フェルグス:嘘だ……! 俺はまだ……伝えていないんだ……本当の気持ちを……お前に……──
カリン:…………|д゚)
フェルグス:──てゆーか、こういうときはカッコよくお姫様だっこでキャッチくらいしろよなー(=゚ω゚)ノ それでこそロマンスってもんが始まるわけで──
カリン:なんであんたをお姫様だっこしなきゃならないのよーーーー(# ゚Д゚)!
フェルグス:うわぁぁっ、生き返った!
カリン:だいたいなに、このシチュエーション! 逆でしょ、普通! 引用元を見てご覧なさいよ!! まったくもう──
Dナイツ:反乱軍ども、我らをガン無視して漫才とはいい度胸だな……
カリン:だれが漫才よ! 必殺細身の槍ーーーーっっ!!
Dナイツ:ぎゃあああっ ぐはああああっ、我々ではないーーっっ、貴様の亭主だっ、亭主だーーーーっっ!!
フェルグス:亭主ってのは俺のことか…?
デルムッド:なんだかわけのわからない展開になったな(-_-;)
リーフ:無理に引用しようとするからこうなるんだよ。さ、カリン一人で大丈夫そうだけど、ぼくらも手伝おっか。
《グルティア城》
リーフ:みんな集まったか? 全員無事かい?
フィン:はっ!
リーフ:アリオーンは?
セティ:さっきから書状を送っているのだが、まったく返事がない。どうしても我々と戦うつもりでいるようだな。
アルテナ:兄上……
リーフ:くっ、アリオーン! あなたには姉上の気持ちがわからないのか! こうなったらぼくが手紙を書こう! 「アリオーンへ、妹は預かった。返してほしくばその超豪華な装備を捨てて投降しろ」
フィン:リ、リーフ様……それではますます戦争になります……
リーフ:じゃ、「税金を軍備に無駄遣いしていることを国民にバラされたくなければ、以下同文」
ナンナ:それはイケそうですよ、リーフ様!
フィン:え゛……?
リーフ:あるいは、「大変! あなたの婚約者リノアンが、ディーンと逃げました! 今すぐ北トラキアに全軍で追いかけにいったほうがいいですよ!」
フェルグス:いや……それはちょっと、さ……(^_^;)
セティ:…まぁ、なにごともやらないよりはマシだ。とりあえず送ってみよう。
デルムッド:本気ですか!?(゚Д゚;)
アルテナ:兄上……どうか愚かな戦いをしないで……
アリオーン:ええいっ、妹を奪われ、税金の無駄遣いがバレ、そのうえ婚約者にまで逃げられた私にはもう失うものなどなにもない!! 全軍、セリス軍に総攻撃だ!! 父トラバントとトラキア王家の名に恥じない戦いを!
セティ:……かえってヤケになってしまったようだな…(^_^;)
リーフ:……あぁ、アウグスト……またやっちゃったよ……。どーしてぼくのやることっていちいち上手くいかないんだよぅ。。。。
フィン:リーフ様、あなたはもう全力を尽くされました。これはもう致し方ないことです。
ナンナ:そうです。くじけないで。前を向いて、リーフ様!
リーフ:そ、そうだな。ぼくはトラキア統一のために、ここでくじけちゃいけないんだ!
ハンニバル:うむ、アリオーン王子も武人。ここは我らと彼ら、最後の名誉ある戦いで決着をつけるしかあるまい。
シャナム:あんな書状でヤケになった王子に名誉なんて存在するのか?
マリータ:シーーッ、師匠! それを言ったら、私たちのこれまでの戦いが無駄になってしまいますよっ
シャナム:そ、そうだな……(汗)
アルテナ:アリオーン……兄様……
リーフ:いえ、姉上、ぼくはまだあきらめていません。リノアンとも約束したんです。アリオーンは必ず無事にトラキア城に返します。
アルテナ:リーフ……!
リーフ:ぼくらは捕縛のプロ集団ですよ。ご心配なく! サラ、スリープを用意してくれ。
サラ:オッケー
リーフ:よし、それでは全軍、いよいよ南トラキアの王都へ進軍だ!
フィン:最後のアリオーン隊はトラキア城付近で陣を組んでいます。かなりの大軍ですよ。
カリン:装備は細身系や手槍が中心。あ、でもスリープの剣もあるわ。
リーフ:数ではこっちが負けてるし、おまけにアリオーンはべらぼうに強い神器グングニルを持っている。うーん、ここはつよーいキャラを一人、敵陣の攻撃範囲に送り込んで、おびき出しつつ数を減らしてもらうしかないな…
マリータ:リーフ様! その役目は私に任せてください! Dナイツをみんな返り討ちにしてやりますから!
リーフ:マリータ! そうか、うん、確かに君は強いけど、さすがに一人では荷が重いかもしれないよ。守備力はそれほど高くないんだし。
マリータ:大丈夫ですよ。そのときはシャナム師匠がフォローしてくれますから(*^^*)ねっ、師匠♪
シャナム:お、お、俺も行くのか!?(゚Д゚;) いや、待てっ、他のやつでもいいだろう!?
マリータ:私、師匠がいてくださると力がわいてくるんです。安心して戦えるんです。
シャナム:俺は前線に引っ張り出されて、ちっとも安心じゃないぞ!
ナンナ:シャナムさん、いいじゃないですか。マリータを守ってあげてください。私とお兄様もカリスマで支援に加わりますから。
リーフ:ぼくも行こう。君たちの仕損じを片づけるためにね。さあ、前進、前進!
シャナム:ひーーーーっっ((;゚Д゚)))
マリータ:アリオーン隊が来ました! いきます! 流星月光必殺剣!!!
ズバグサザシューーッ
Dナイツ:どわーーーーっっ!
シャナム:い、いいぞ! その調子! もっと技に心を込めろ、弟子よ!
マリータ:はい!
アリオーン:その娘は強すぎる! 隣の男を狙えっ!
シャナム:なっ、なにぃーーーーっ('Д')
Dナイツ:とぉりゃーーーーっ!
シャナム:ま、待て、貴様ら、私がだれだか知っているのか!?
Dナイツ:むっ?
シャナム:私はかの剣聖オードの直系にしてイザークの王子シャナンだぞ! この最強の神器バルムンクの盾が目に入らんのか!?
リーフ:は?
デルムッド:バ、バカッ……
マリータ:師匠、バルムンクは盾じゃないですーー!!
シャナム:え゛ぇ!? うわ、しまった、うっかり口が滑ったぁぁぁ!!
アリオーン:貴様ら本当にセリス軍なのか? なぜわざわざ偽者を前線に出す? 我々を馬鹿にしているのか?
リーフ:馬鹿にしてたら我が軍最強のキラーマスィィィーンを前に出すわけがないでしょう!? いけ、マリータ!
マリータ:たあっ、えいっ、やあっ、はあっ、とう!!
ズバズバズバズバズバッ
Dナイツ:ギャーーーーーーーッッ!!
シャナム:うわあっ、ひゃあっ、どわあっ、でえっ ひいぃ!!
ブンブンブンブンブンッ
Dナイツ:おのれーーーーーーっ
ナンナ:まあ、シャナムさん、結構頑張るじゃないですか。こんなに強かったかしら……?
リーフ:護身用に勇者の剣を持たせてよかったなぁ。うんうん、あの様子なら一人前の戦力扱いしてもよさそうだな。
シャナム:見様見真似流星剣ーーーーっっ!!(;゚Д゚)))
マリータ:すばらしい! さすがです、師匠!
リーフ:よし、マリー……じゃなくてラクチェにシャナン王子、そこまでで切り上げろ。ナンナ、デルムッド、ぼくと一緒に手槍どもを片づけるぞ。終わったら後退し、第二陣に備える。前線はオーシン、フェルグス、ハンニバル将軍!
コープル:リザーブ! リザーブ! ありがとう、みなさん♪ おかげでぼくはどんどこレベルアップします♪♪
フェルグス:どぉいたしまして(^_^;)
リーフ:アリオーン! もうあなたに勝ち目はない! 投降してください!
アリオーン:リーフ王子!?
アルテナ:兄上、もうやめてください! この戦いは無意味です!
アリオーン:アルテナ、もうなにも言うな。お前もゲイボルグを継ぐ者として、私と戦うのだ。これがダインとノヴァの宿命だ!
アルテナ:つまらない意地を張らないで、兄上! 私は兄上のためを思って言っているのです! このままでは兄上は、スリープで眠らされてドラゴンから転落し、グングニルや祈りの腕輪や装備をすべて剥がされ、気づいたときは丸腰でその辺の樹海に放り出されているんですよ!
フィン:ア、アルテナ様……(汗)
アリオーン:……セリス軍はそんな品のない山賊まがいのことをするのか? それではまるで北トラキアのリーフ軍ではないか!
一同:う゛っ・・・
リーフ:ア、アリオーン!! どうして姉上の気持ちがわからないんだ! あなたになにかあったら悲しむ人がたくさんいることに、なぜ気づかない!? トラキア半島の平和のため、どうしてこれ以上戦う必要がある!?
アリオーン:真にトラキアの平和を想って戦うと言うのなら、私を倒して先に進め!
リーフ:くっ……このわからず屋め……。こうなったらぼくが力づくでわからせる!(で、サラ、弱ったところをスリープね!) いくぞ、トルネード!!
アリオーン:むうっ!?
リーフ:あなたが魔法に弱いということはお見通しだ! どんどんいくぞ! トルネード!! トーーールネェーーードォォォォ!!!
ズギャーーーーン!!
アリオーン:ぐはっ……
アルテナ:兄上!
リーフ:さあ、サラ、今だ───
カッ シュンッ
リーフ:!!??
ユリウス:アリオーン、まだ死なせるわけにはいかぬ。私とともに来い。はーーーーっはっはっはっはっはっ!
シュンッ(リワープで消失)
一同:・・・・・・・・・
オーシン:……な、なんだ、今の赤い変な髪型のガキは……?
カリン:「はーーっはっはっはっ」なんて言わないよね、普通(・_・;)
リーフ:ほ、捕縛のプロ集団であるぼくたちを差し置いて誘拐とは、なかなかやるな……
アルテナ:兄上は? 兄上はどこに……!?
リーフ:あの男はいったい……?
サラ:ユリウス皇子よ。
リーフ:えっ、あれが? ダークプリンス? …なんでまたアリオーンをさらっていったんだろ?
フィン:それより我々の正体、バレなかったんでしょうか……
リーフ:(゚Д゚;)……と、とにかく、残った敵を倒して、みんな、トラキア城に入ろう。ゆけ、セリスロボ!
セリスロボ:セイアーツ、セイアーツ
~トラキア城を制圧した!~
リーフ:こ、これで一応、トラキア半島での戦争が終わったのかな。長かったな……本当に……
サラ:ごくろうさま、リーフ様。
リーフ:ありがとう、サラ。他のみんなはまだ戦場かい? ねぎらいの言葉でも考えておこうかな……
アウグスト:その必要はありませんぞ、リーフ王子!
リーフ:うわあっ!!Σ(゚Д゚) ア、アウグスト! おどかさないでくれよ! いったいどこまで密偵に行ってたんだい? セリス様たちの行方は?
アウグスト:それはまだわかりません。しかし、どうやらやはりグランベルにいるのではないかと。
リーフ:グランベル!? 帝国の本拠地じゃないか! じゃあやっぱりロプト教団の連中にさらわれたってことか?
アウグスト:可能性は高いですな。
リーフ:どうするんだよっ! てゆーか、じゃあ、ぼくらが偽セリス軍をやってる意味ないじゃん!
アウグスト:いえ、まだセリス一行を捕らえたと正式に発表をしているわけではないようです。それに偽セリス軍がいるかぎり、ロプト教団も慎重に行動せざるをえないでしょう。民衆も、今行軍中のセリス軍のほうを本物と信じようとするでしょう。
リーフ:そ、そうかな……
アウグスト:と、いうわけで、リーフ王子、次はグランベルに向かいますぞ!
リーフ:え゛えぇっ、マジでーーーーっっ!?
アウグスト:もうそれしかありません。もたもたしていては帝国の援軍がやってきて、せっかく戦争の終わったトラキア半島を守れなくなりますぞ!
リーフ:し、しかし……ぼくらだけで帝国の本隊と戦うなんて……
アウグスト:私はもう少し密偵を続けて、セリス一行の行方と、何者によるいかなる陰謀であるのかを探ります。それまでの辛抱です。では。ハァッ!
リーフ:あーーっ! 待ってよ、アウグストーーーーーーっっ!!(゚Д゚;) ……行っちゃった。はぁ……ぼくらが帝国とロプト教団相手に真っ向勝負なんて、できるのかなぁ……
サラ:大丈夫よ、リーフ様。あなたならできるわ。
リーフ:サラ……
サラ:リーフ様がいちばん逆境に強いの、知ってるよ。いいじゃない。このままどんどん進んで、悪い人をみんなやっつけて、セリス様を助け出して、戦いを終わりにしちゃえば……
リーフ:サラ……ありがとう。そうだね。弱気になったら負けだ。自分とみんなを信じて、前に進まないとね! あ、でも、サラ、君は無理しなくていいんだよ。いくら大嫌いでも、祖父のマンフロイと戦うのは辛いだろう?
サラ:私は大丈夫よ。でもひとつだけ、わがままを聞いてくれる?
リーフ:ぼくにできることなら、なんでも。
サラ:私、リーフ様にマジックシールドをかけてあげたいわ。
リーフ:Mシールド? Mアップじゃなくて?
サラ:そ。半永久的に魔防がアップするのよ。
リーフ:そりゃすごい! でもそんな魔法を使って、サラは大丈夫なのかい?
サラ:平気よ。リーフ様の助けになりたいんだもの。さ、いいから、目を閉じて……
リーフ:こ、こうかい……?
サラ:そう……そのまま……そのまま…………──(ニヤリ☆)
ガシャアアアアアアアン(謎の音)
リーフ:!!??
ナンナ:リ、リ、リ、リ、リ、リーフ様っ……い、い、いったいなにを……サラと……!?
リーフ:ナ、ナンナ!? ……い、いや、ちがう! 誤解だっ! ぼくらは決してそんなことをしてたわけじゃ──
ナンナ:そんなことってなんですかっっ!?
リーフ:だからそのっ……そうじゃなくてっっ……あああっ、みんな! ちがうっ!! ちがうんだーーーーーーっっ!!!\(ToT)/
マリータ:ひどいわ、リーフ様! ナンナ様という人がいながら! 「大好きなナンナをぼくにください」じゃなかったんですかっ!
フェルグス:ヒューッ、やるじゃん、色男。
リーフ:ちがあああああああうっっ!!!
ナンナ:ああっ、リーフ様のウワキものーーーーっっ!!
フィン:ナンナっ、ビンタはやめなさいっ、ビンタはっっ
リーフ:ナンナ! ちがうっ、待ってくれ! ちがうんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!
サラ:クスッ…………さ、行きましょうか、グランベルに(^^)♪
シャナム:……小悪魔だ……(^_^;)
~9章 誰がために クリア!~
(あとがき)(※注 十五年後の人間が書く)
『烈火の剣』ネタをやたら入れているあたり、当時のダメ学生だかニートだかは無邪気に人生をエンジョイしていたようで。こんなにぐだぐだ長くしておきながら、本人の中ではわりと実際のプレイに忠実で、特筆すべき言い訳がなかったらしい。(Dナイツがライブの腕輪じゃらじゃらさせてたのは最後のアリオーン隊の時じゃないの?)ハンニバルに勇者の弓☆50を持たせるのはファインプレーとか自画自賛している。あとひと組のカップルもこのマップで成立させたらしい。お披露目は次話以降だったか。
今やただの一人ホラー企画でしかないのですが、それそろ正気に戻ろうと思います。
……まぁ、実のところまた例によって家の問題にどっぷりとなったために気晴らしではじめたことだったのですが、
小説完成させねば。
来春には公開するんだぞ!
……正気に戻った結果、今現在手掛けているこれにもホラー感を抱いて気持ちくじけてしまわないかが心配(苦笑)いよいよ自分の文章に見切りをつけてしまうのか…!?