A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダーにパーカー、西武ライオンズ、FEプレイ日記(似非)・・・好きなことをぽつぽつと。

リーフ王子のグランベル778/第3話 偽セリス軍、南トラキアへ!(前編)

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめは二つ前の記事にて。ルール破りないし実際のプレイとは違う脚色をした場合は、話の終わりに記述)

(前話↓)

 

第3話

~9章 誰がために 前編~

 

 

フィン:リーフ様、先程の戦いで山の上にいた竜騎士をご覧になりましたか?

 

リーフ:え? ああ、うん、最初はエダかと思ったけど違ったみたいだ。なにしてたんだろうね、あんなところで。

 

フィン:あの竜騎士の体は聖なる光につつまれていました。まるでかつてのキュアン様のように……!

 

リーフ:……また始まった(-_-;) 父上の亡霊を見たんだろ、フィン。病院に行こうか。

 

フィン:そうではありません! あれはまさにノヴァの聖光! 行方不明のアルテナ王女が生きておられたのです!

 

リーフ:なんだって!? 姉上が!? まさか……

 

フィン:おろらくトラバントが自分の子として育てていたのでしょう。ゲイボルグの力を手に入れるために。あの男のやりそうなことです。

 

リーフ:ちょっと待て、フィン。ノヴァの聖光と言ったが、あの女性の持っていた武器はドラゴンランスだったぞ!

 

フィン:そ、そんなトラ7の七不思議は忘れてください! 聖戦ではゲイボルグ持ちということになっているんですっ

 

リーフ:姉上はゲイボルグを持っていながら自分の素性に気づかなかったのか……?

 

フィン:そーゆーツッコミも忘れてください! とにかくっ 王女を救えるのは、リーフ様、あなただけです! どうか姉君を取り戻してください。

 

リーフ:もちろんだ! ぼくは姉上と二人、手を取り合ってこのトラキアを統一してみせるんだからな! そのためにはまずマスターナイトにならなくては!

 

セティ:ゴホン。頑張ったな。君はマスターナイトにクラスチェンジできるぞ。クラスチェンジするのか?

 

リーフ:イエーース!

 

じゃーーん♪じゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃ──(例の音楽)じゃーーーーーーーーんっッ♪♪

 

リーフ:剣もA! 槍もA! 斧もA! 弓もA! 炎もA! 雷もA! 風もA! 杖もA! オールA! みんなのヒーロー、スーパーリーフマン! ただいま誕生ーーーーっっ!!

 

一同:おーーーーーーーっっっ!!!(^O^)

 

ナンナ:リーフ様、すごいわ! もうあなたにかなう者なんていません!

 

オーシン:魔法も杖も使えんのか!? まるで化け物じゃねぇか!

 

フィン:ほかの言い方をしなさい、オーシン……(^_^;) ううっ……リーフ様、本当にご立派になられて……(/_;) どうか姉君アルテナ様を救い、キュアン様とエスリン様の仇を取ってください。

 

リーフ:もちろんだよ、フィン! みんな! このスーパーリーフマンについてこい! 打倒トラバント!!

 

サラ:でも光がCなのがたまにきず……

 

リーフ:グサッ……み、見なかったことにしてくんない?

 

サラ:やだ。

 

リーフ:ううっ……と、とにかく! 山の向こうのトラキア城に向けて進撃するから……みんな、急いで準備をしなさい……(ノД`)シクシク

 

ナンナ:リーフ様、泣かないで! 一緒にお買い物に行きましょう♪ 

 

リーフ:ああ、ナンナ♪ そう、恋人同士はお財布も一緒なんだ。よし! ここは景気よくどーんと買い物しちゃおっか! ぼくは銀の槍とリカバーを買っちゃうぞ!

 

ナンナ:私は銀の剣がほしいです♪(具体的には今リーフ様が持っている☆つきのやつ)

 

リーフ:……その前にさっきの盗賊の剣は売っちゃおうね、ナンナ……(^_^;)

 

 

 

修理屋:2400Gです。

 

シャナム:ウオッホン! 私はかの有名なイザークの王子シャナンであるぞ!

 

修理屋:えっ!? あの剣聖オードの直系にして凄腕のソードマスター、シャナン王子!?

 

シャナム:ま、さ、に、そうである! この修理代を半額にしてくれたりなんかしたら、私のお妾さんの中から選りすぐりの美女を紹介してくれよーぞ!

 

修理屋:ほ、ほんとですかっ!?

 

シャナム:うむっ……ていうかまけてくれまけてくれまけてくれorz  今月ピンチなんだー俺。給料3000Gポッキリだしよー! なー、頼むよオッチャン、このとーり!!

 

修理屋:……剣豪シャナン王子が土下座のうえ手を合わせるなんて、なんともったいない! わかりました、1200Gで結構です。

 

シャナム:フッ…ざっとこんなもんだ。

 

デルムッド:またやってるのか、シャナム! いい加減にしろよ! シャナン様の名誉に傷がつくじゃないかっ!

 

シャナム:う゛……しまった……

 

オーシン:おいこら、シャナム、テメェの代金ばっか値切ってんじゃねーよ! 俺のも値切れ、勇者の斧の3000G!

 

フェルグス:そーだそーだ、ケチだぞ、セコいぞ、みみっちいぞ! 俺の銀の剣のも半額にしてもらえよ!

 

シャナム:せ、「聖戦」は個人主義だ。自分の金は自分で管理する。だから値切るのは自分の金だけだ…

 

オーシン:なんだと!? いつからそんな自己チュー野郎になったんだ、テメェは!? ケチケチしてねぇでさっさとやれ!

 

フェルグス:そんなこと言ってっと敵陣のど真ん中に置き去りにしてやるぞ! いいのか!?

 

シャナム:ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ

 

デルムッド:やめろよ、フェル! オーシン! あんたたちまで詐欺をはやし立ててどーすんだっ!

 

フェルグス:ていうか、デル、シーフの腕輪の売却金、お兄ちゃんに貸してくんない?

 

修理屋:だっ、だれかーーーっ! ヤクザだっ! ヤクザだぁーーーっ! お助けーーーーーっっ!!

 

リーフ:こらーーっ! なにやってんだ、そこの不良ども! また我が軍の評判を落とすような行為をっ!!

 

オーシン:リーフ! だってシャナムのやつが、自分の代金ばっか値切りやがってよー

 

リーフ:いいから4人とも、とっとと支度して出撃しなさい! 西のカパトキア軍を探って、ハンニバル将軍の様子を見てくるの! ゆけ、THE☆YAKUZUAAAS!!

 

フェルグス:おいおい…(^_^;)

 

シャナム:俺は被害者だー!

 

デルムッド:なんで俺まで…(-_-;)

 

オーシン:ハンニバルか……フン、ミーズでの借りを返す絶好のチャンスだな。暴れてやるぜ!

 

リーフ:くれぐれも将軍を殺さないよーに(^_^;)

 

 

 

カリン:リーフ様! トラキア城からドラゴンナイト部隊がこっちへ向かってくるわ!

 

リーフ:よし、YAKUZUAAAS☆に続いてぼくらも出陣だ! あ、カリン、君はここからずっと西にある村々の安全を確保しに行ってくれ。敵がいっぱいいる可能性もあるから、気をつけて。

 

カリン:了解! エルメス、飛ばすわよ!

 

リーフ:ナンナ、君も西へ行ってYAKUZUAAAS☆の援護をしてくれ。

 

ナンナ:わかりました! このヤンキーのカリスマ、女ヘッド・ナンナにお任せください!

 

フィン:あぁぁぁ、ナンナ、頼むからそんなカリスマはやめてくれ~~っ! お父さんは胃がイタい~~(T_T)

 

セティ:ヨシヨシ、フィン殿は良い父親ですよ。だれかと違って。では山の上に上がってスタンバイしようか。

 

マリータ:私がこの炎の剣で前線に立ちます! 今日の夕食はドラゴンの丸焼きで決まりね♪

 

リーフ:ははは……頼もしいなぁ、マリータは(^_^;) サラ、君もリザイアでマリータの援護をしてくれ。

 

サラ:はーーい。

 

リーフ:さぁ、来い! トラキアのドラゴンナイツ!

 

 

 

カパトキア兵:ハンニバル将軍、見るからにガラの悪い若者が4、5名そのへんをぶらぶらしております。

 

ハンニバル:フム、ならず者どもか。解放軍との戦いを控えてはいるが、ほうってはおけん。撃退せよ!

 

 

 

オーシン:だれがならず者だぁーーーっっ!!(# ゚Д゚) ──ったくあのオッサン、相変わらずだな。そりゃ確かにビンボー詐欺師その日暮らしのへっぽこ傭兵や、パツキン不良暴走族高校生がいるけどよー

 

デルムッド:だれがだよっ

 

シャナム:私は高貴なるイザークの王子だぞっ

 

フェルグス:そーゆーオーシンちゃんだって、山賊に間違われてぶち込まれた前科があるだろ?

 

オーシン:あのハンニバルのオッサンがな。クソッ、ぜってー後悔させてやっからな! 早く来やがれ!

 

カリン:そーゆーあんただって、兵士を半殺しにして牢獄送りになった前科があるじゃない、フェルグス!

 

フェルグス:あれはお前も共犯だろ、カリン。うーん、やっぱ立派なYAKUZUAAAS☆だなぁ、俺たち…

 

カリン:私を一緒にしないでよ! もう、行きましょ、エルメス

 

フェルグス:あれ、どっか行くのか?

 

カリン:山を越えて西の村々を解放しに行くの。

 

フェルグス:一人で? よしたほうがいいんじゃねぇか? カパトキアのさらに向こう、ルテキアの傭兵がたくさん配置されてるかもしれないんだぜ。

 

カリン:平気よ。さっきのボスを倒したの見たでしょ? 私だって強くなったんだから。それに、これはリーフ様のご命令よ。

 

フェルグス:だからってあまり調子に乗るなよ。俺たちもあとから行くから、無理だと思ったらその辺の山の上に隠れてろ。

 

カリン:……あんた、ひょっとして私のこと心配してくれてるの?

 

フェルグス:うん、まぁ、俺は自分に惚れてる女は大事にすることにしてるんだ、一応。

 

カリン:だっ、だれがあんたに惚れてるなんて言ったのよっ!?

 

フェルグス:顔が真っ赤だぞ。フッ、嘘がつけねぇよな、お前って。

 

カリン:バッ、バカ言わないでよ!/// あんたなんかっ、あんたなんかっっ──もう知らないっ! 行くわよ、エルメス!!

 

フェルグス:ほどほどに頑張ってこいよーーっ! ……やれやれ、いい男はモテて困るな。

 

デルムッド:ふざけたこと言ってないで真面目になれ! ほら、敵が来たぞ!

 

シャナム:おいおい、あれはじぇねらるではないか? 冗談ではないっ、私の細腕ではあのゴツい鎧を貫くのは無理──いや、あんなのこのバルムンクを使うまでもない。私は後方にて事を静観するとしよう。サラバだ、頑張れ、YAKUZUAAAS☆

 

オーシン:最年長者がさっそく尻尾巻いて逃げやがった……"(-""-)"

 

ナンナ:でもそっちはドラゴンナイツの攻撃範囲ですよ~、シャナムさ~~ん

 

 

 

シャナム:どわぁっっドラゴンナイツだーーっっ!!

 

マリータ:あっ、シャナム師匠、ちょうどいいところに! 私の仕損じのとどめ、よろしくお願いしますね。

 

シャナム:へ?

 

マリータ:といっても、ほとんどいないですけど。それっ、流星エルファイアー!

 

Dナイツ:ギャーーーーーッッ!!

 

サラ:リザイア、リザイア

 

シャナム:ひーーーっ、来るな来るな来るなぁーーーーっっ(ブンブンブン

 

セティ:フム、この調子じゃ私は回復役にまわってもよさそうだな。城の守備につくとしよう。

 

リーフ:よろしくお願いします、セティ王子。よし、マスターナイト・スーパーリーフマン、最前線でパワー全開! くらえ、必殺光の剣ーーーっっ!!

 

ずがぁん ずがぁぁん ずがあぁぁぁん

 

フィン:必殺&連続をあんなに発動されて……すばらしい! リーフ様、最強!! ううっ…キュアン様、エスリン様……リーフ様はこんなにも強くたくましく──

 

シャナム:フィン! 泣いてないで俺を守れーーーっっ(# ゚Д゚)

 

サラ:リライブ

 

リーフ:光の剣!

 

マリータ:炎の剣! 流星連続入り!!

 

アルテナ:おのれ、反乱軍! トラキアを火の海にする気か!!

 

フィン:あっ、あれは──

 

アルテナ:くらえ、地槍ゲイボルグ!!

 

シャナム:ぎゃああああっっ、バルムンクの盾ーーーっっ!!(←?)

 

リーフ:ま、待ってください、姉上!

 

アルテナ:姉上だと!? お前はだれだ? なぜ私を姉と呼ぶ!

 

リーフ:ぼくはあなたの弟リーフです!

 

《中略》

 

アルテナ:そんな……父上は私をだましていたというのか? 信じられない……

 

セティ:確かにトラ7のトラバントは娘を溺愛して隠さなかったからな…

 

リーフ:姉上! ぼくの目を見てください! ぼくの目を見れば真実がわかるはず……!

 

アルテナ:くっ……

 

リーフ:…………

 

サラ:チッ、トラキアがビンボーなのは本当みたいだな。どいつもこいつも手槍と細身の槍しか持ってないし。あっ、でも姉上はゲイボルグのほかにもはがねの槍をたずさえておられる。まぁギリ、オッケー?(^^)

 

フィン:サラ、リーフ様の心の声を語るのはやめなさい……(-_-;)

 

サラ:でも、素敵な声よ(はぁと)

 

リーフ:シーーッ、静かにしてくれ。説得してるんだから!

 

アルテナ:くっ…なぜだ。なぜお前の言葉を嘘だと言いきれない! 父上に確かめてくる!

 

リーフ:あっ、姉上──

 

フィン:リーフ様、ここはひとまず終わりにしましょう。

 

リーフ:でも、大丈夫かなぁ、姉上…

 

セティ:今は時間が必要だろう。我々は次の攻撃に備えながら待つしかない。

 

フィン:ああ、アルテナ様……後姿がキュアン様そっくりで……( ;∀;)

 

マリータ:……だいじょぶなのかしら、フィン様……(・_・;)

 

 

 

カリン:あっ、あの集落ね! エルメス、もう少しよ。 大変! もう村が襲われてる! 急がなきゃ……。傭兵が三人くらいいるけど、平気よね? 突撃よ、エルメス! 風の剣ーーーっ!!

 

 

 

サラ:リーフ様、来たよ。

 

フィン:トラバント王直々に率いるドラゴンナイツです。

 

リーフ:トラバント……我が父上と母上の仇! やはり仕掛けてきたか。あいつの出方次第では、この戦いは回避できたかもしれないのに。どうしてもぼくと戦うというんだな。

 

セティ:驚いたな、リーフ王子。ご両親の仇なんだから、勇んで討ち取りたいかと思ったが。

 

リーフ:ええ、そりゃあトラバントは憎い憎い憎たらしすぎる仇です。

 

フィン:死ね、ハイエナどもめ! byキュアン様、です!

 

リーフ:ぼくのビンボーな逃亡人生は、元はと言えばあの男のせいです。ですがぼくも長い長い戦いを通して様々なことを学びました。南トラキアの人に何度も助けてもらいました。ぼくの個人的な感情にとらわれて犠牲も出したこともありました。もうそんなのは嫌です! 憎しみ合っていては平和は来ないのです! トラキアの統一のために、ぼく個人の憎しみは必要ありません!

 

セティ:リーフ王子……君は本当に立派になったな。一年前とはまるで別人だ。これもアウグスト軍師の教育のおかげか…。この戦いが終われば、まもなくトラキアは英雄リーフの下で平和な国に生まれ変わるだろう。

 

リーフ:いやぁ、そんな……

 

セティ:謙遜することはない。君はもう父君キュアン殿を超える立派な聖戦士だ。

 

リーフ:セティ王子……

 

シャナム:うわあっ、来たな、ハイエナども!

 

マリータ:ち、ちょっと待ってください? あのDナイツ全員腕輪をつけてますよ!

 

シャナム:お、おいおい、ありゃ北トラキアでは絶対手に入らないと言われる超高価なライブの腕輪じゃないのか!?

 

マリータ:毎ターンHPが回復するというやつでしょう? それをDナイツ全員に持たせせるなんて……

 

シャナム:あの腕輪は市場価格4万G、売れば2万Gもする代物だぞ。それを9個も……

 

マリータ:大将のトラバントはパワーリングをつけてますね……何? リカバーリング…………??

 

リーフ:・・・・・・・・・・・・・・ぶちっ

 

おどりゃああああああっっなにが南トラキアはビンボーじゃたわけーーーーーーっっぎょーーさんじゃらじゃら貴金属持っとるんやないかいっっキィーーーーーーッッぼくのビンボートーボー人生はなんだったんだぁ!! ぶちのめしたるわ、トラバントーーーーーー!!! みんな、つぶせ! 奪え! 焼きつくせええええええっっっ!!!

 

フィン:リ、リーフ様……(;_:)

 

セティ:やれやれ、結局追いはぎ根性は消えず、か……(^_^;)

 

 

 

オーシン:オラオラオラァァァッッ!! ズバッズカッザシュッ

 

ナンナ:リライブ! リライブ!

 

フェルグス:おっと、もうだいぶ減らししまったな。

 

ハンニバル:むっ…トラバント王が出撃されたか……。やむをえん。全軍ならず者どもを追っ払って後、セリス軍に総攻撃をかけよ!

 

デルムッド:まだならず者だったのか、俺たち……(-_-;)

 

オーシン:ならず者がこんなに強いわきゃねぇだろ、オッサン!

 

ハンニバル:ん? おぬしはいつぞやの山賊の一人──

 

オーシン:だあああああっ、まだ言うか、このオヤジがぁぁあああっっ!!

 

フェルグス:どぉどぉオーシン。ども、ハンニバルさん、俺たちリーフ軍のメンバーだよ。覚えてるだろ?

 

ハンニバル:旅一座ルー・ファリス御一行ではなかったかな?

 

フェルグス:お約束の皮肉はやめなよ。わかってたくせに。

 

ナンナ:カリオンがよろしく申していましたよ、ハンニバル将軍。あなたはレンスターの若者たちを守ってくれた恩人です。できればあなたとは戦いたくありません。どうか剣を収めてください。

 

ハンニバル:それはできぬ。私とて武人。国のために戦う義務がある。

 

ナンナ:リーフ様はちゃんとトラキアのすべてを考えておられます。この国の未来のために、将軍の力が必要なのです。

 

ハンニバル:否。私は武人としての誇りある死を選ぼう!

 

ナンナ:お願いです! 私たちに力を貸して! どうしても戦うと言うのなら、その剣で私をスキに──

 

デルムッド:ナンナ、やめなさいっ。それは色々と誤解を招く表現だから。それに本当に剣で斬られたらどうするんだ!

 

ナンナ:だってお兄様、ここはやはりヒロインの胸を打つ説得で寝返っていただくのがFEのお約束でしょう?

 

デルムッド:そういう問題じゃなくてだな……(-_-;)

 

ナンナ:あなたは愛を信じますか? 愛する人がいますか?

 

ハンニバル:むっ……

 

フェルグス:そういやあんたの愛息子コープル君はどうしたんだい?

 

オーシン:そーだそーだ、俺たちがケルベスの門で助けてやったあのガキ……

 

ハンニバル:…コープルは……ここにはいない。……もう会うこともないだろう。

 

オーシン:なにぃ!? ひょっとしてまた子ども狩られたのか!? ──ったくもう子ども狩り対象年齢外だろうに、見た目がお子様だからな。

 

ハンニバル:い、いや、そうではなく……(・_・;)

 

オーシン:世話が焼けるぜ。で、どこに連れて行かれたんだ、コープルは!? ええ!?

 

ハンニバル:ル、ルテキア城に……

 

フェルグス:ルテキアか。すぐ隣だな。よし、ちょっくら馬を飛ばして行ってきてやるよ。ここで待っててな。

 

ハンニバル:そ、そうはいかん! 解放軍をこの先に進軍させるわけには──

 

オーシン:だーーーーっっ!! 息子を助けてやるって言ってんだろ!? ジャマすんじゃねぇよ!!

 

デルムッド:やるならば手加減はできませんが…いいんですね?(おい、フェル──)

 

フェルグス:(わかってる。どっちか手が空いたほうが走るぞ)

 

ハンニバル:無論! 全軍、敵をせん滅せよ!!

 

セティ:ナンナ姫! YAKUZUAAAS☆の援護は私が引き受ける。君はリーフ王子のそばで彼の力になってあげてくれ。

 

ナンナ:はい! リーフ様、私たちの愛の力でご両親の仇を──!

 

デルムッド:そのYAKUZUAAAS☆っていうのはそろそろやめませんか…(-_-;)

 

 

 

トラバント:フッ、キュアンの小せがれか。小賢しいガキよ!

 

リーフ:トラバントっ、貴様ぁ!! 貴様の政治のせいで南トラキアは貧しかったんじゃないか! 責任を取れ! 腹を斬れ!

 

トラバント:な、なんだと!?

 

リーフ:部下全員にライブの腕輪持たせるやつがあるかーーーーーーーっっ!!(# ゚Д゚)

 

トラバント:な、なんだ、そんなつまらんことでその怒りようか?

 

リーフ:つまらんことだと!?

 

トラバント:アリオーンなどは祈りの腕輪を持っておるぞ。

 

リーフ:キイィーーーーーーッッ!!!(# ゚Д゚) 許さん! 貴様の失政はこのぼくが正す! 覚悟しろ、トラバント!!

 

トラバント:フン、小僧、貴様に儂が倒せるものか!

 

フィン:リーフ様、今こそキュアン様とエスリン様の仇を!

 

リーフ:え? ああ、そうだった! それもあった! 忘れるところだった……

 

シャナム:……たいした王子だ(^_^;)

 

マリータ:他のザコは全部焼き尽くしておきますから、ご心配なく!

 

サラ:ライブの腕輪持っていても、弱くて意味なし……

 

リーフ:いくぞ! 父上にちなんで買ったばかりの銀の槍!

 

トラバント:フンッ

 

ガキイィィッ

 

マリータ:さすがリーフ様、マスターナイト! 槍も使えるのね!

 

シャナム:ちゃんと使いこなせるのか?

 

フィン:当然。リーフ様もキュアン様同様、槍騎士ノヴァの血を引くお方。そして、このフィンのそばでお育てしたのですから…

 

トラバント:だが、まだまだ儂の敵ではない! くたばれっ!

 

リーフ:くっ──

 

ナンナ:リーフ様!

 

リーフ:ナンナ!?

 

ナンナ:リーフ様は私が守ります! お母様、私に力を! 大地の剣!!

 

トラバント:うぐっ……おのれ、小娘!

 

リーフ:ありがとう、ナンナ。さぁ、下がって。ぼくたちの愛の力、受けてみろ! たぁあああっ!!

 

グサッ

 

トラバント:お、おのれ! くらうがいい!

 

リーフ:なんのっ! とどめだ、トラバント! 父と母の無念、思い知れ!

 

ズバババババババッッ

 

トラバント……トラキアよ……我が愛しき大地よ……ぐふっ…

 

 

リーフ:か、勝ったぞ……!!

 

ナンナ:リーフ様! ご無事で……

 

リーフ:ナンナ、ありがとう。君のおかげだ。……父上、母上……見ていてくださいましたか……?

 

フィン:見ていてくださいましたとも! ううっ、キュアン様、リーフ王子はついにやりました……! あなた様の仇をしかとっ、しかとっっ……! このフィン、感無量にございますーーーーーーっっ!!

 

シャナム:キサマっ、さっきから泣いてばかりで戦っているのか!? 少しはこの俺を守るとか、城の守備につくとかせんかいっっ

 

フィン:リーフ様……本当にお強くなられて……うっうっ……(´Д⊂ヽ

 

リーフ:でもまだ姉上が心配だ。それにアリオーンのこともある。みんな、急ぎトラキア城へ向けて進軍するぞ!

 

 

 

オーシン:ジャマすんなって言ってんだろっ! どけよっ! おいっ、テメェっ、なんでそんなにかわしやがるんだっっ、このっっ(# ゚Д゚) 

 

ハンニバル:私の優秀な指揮官効果のおかげだ。

 

フェルグス:「レンスターゲート」や「渡河作戦」の悪夢を思い出すぜ……。こういうときは守りに徹するべきだんだろうが、今回はそうもいかねぇな。おい、デル、カリスマしてくれ。ここは一気に強行突破と──

 

カパトキア兵:とりゃーーっ! グサッ

 

デルムッド:!?…………ぐーーーーZZZZ

 

フェル&オーシン:え゛……!?

 

オーシン:だーーーーーーーーっっ!!!(## ゚Д゚))) トラキアがビンボーだって言ったのはどこのどいつだ!? スリープの剣なんて超高価な武器を持たせやがって! この嘘つき野郎どもが!!

 

カパトキア兵:リザーブ

 

オーシン:だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!! ぶっころす!! 八つ裂きだぁ!! くたばれぇ!!!

 

カパトキア兵:とうっ! グサッ

 

オーシン:……ぐおーーーーーー~~~~ZZZZ

 

フェルグス:…………一年前、コープルが気前よくワープの杖をくれた時点で疑うべきだったな……。金の使い方がおかしいんだ、とどのつまり。

 

セティ:まぁ、そう熱くならなくてもいいだろう。今では我々も結構豊かになったんだ。レスト!

 

デルムッド:!!? あ……あれ……?

 

セティ:さあ、爆睡オーシンが囮になっている間に、君たちでここを片づけてしまうんだ!

 

フェルグス:……あの人も結構いい性格してんな(^_^;)

 

デルムッド:ああ……(^_^;)

 

 

(→後編へ続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーフ王子のグランベル778/第2話

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめは一つ前の記事にて。ルール破りないし実際のプレイとは違う脚色をした場合は、話の終わりに記述)

(前話↓)

 

第2話

~8章「トラキア竜騎士」の途中から~

 

 

オーシン:あ゛あ゛ーーーーーーーっっ!!!

 

リーフ:!!? な、なんだ、オーシン!? いきなり敵か!?

 

オーシン:ハルヴァンの勇者の斧と間違えて持ってきちまった! これは俺のプージじゃねぇ!

 

一同:なにぃぃいいいいいい!!??

 

リーフ:そ、そんなっ、なんてことだ! それじゃあ手斧と称して必殺プージ使いまくり大作戦ができないじゃないか! ガーーーーーーン!!(ToT)

 

フィン:オーシンは相変わらずですねぇ……(^_^;)

 

オーシン:ん……ま、まぁ、俺様はプージがなくたって十分強ぇからよっ、心配すんな!

 

リーフ:もーーっ、頼んだよ、オーシン(-""-)

 

サラ:いきなり暗雲がたちこめたわね……

 

フェルグス:しかしこの道はなつかしいな。一年前もこうしてミーズに向かったっけか。

 

リーフ:そうだね。あの時はマンスターから脱出して逃げまわっていた。ホント、大変だったなぁ、あのころは……

 

カリン:そう言うわりに、私の記憶には「わーいレイピア取り放題♪♪」「銀の剣ゲェットォ!」「闘技場発見! 突撃ーーっっ!」という光景が残ってるんだけど……

 

フェルグス:もう追いはぎなんてできないんだ。古き良き日々ってやつだな、フッ…

 

オーシン:俺はミーズに良い思い出はねぇな。あのハンニバルのおっさん、人を山賊呼ばわりして牢に入れやがって。なにが「トラキアの盾」だ。人を見る目ってもんがねぇのか!

 

ナンナ:ハンニバル将軍は客観的にもっともな判断を下されたと思うんだけど……

 

フィン:シーーーーッ! ナンナ、本当のことを言うんじゃないっ

 

オーシン:オイっ!(# ゚Д゚)

 

リーフ:でもホント、ミーズでハンニバル将軍に会ったときは肝を冷やしたよ。せっかくぼくが身分を偽って、ナイスな偽名まで使って会見に臨んだのに、オーシンやハルヴァンたちが大声で「リーフ王子」と──

 

オーシン:うっ……

 

フィン:私もあの時は寿命が3年縮みました……

 

フェルグス:ミーズ城の連中、笑いをこらえるのに苦労してたっけ……

 

オーシン:おっ、俺たちにわかったかよっ! お前たちが身分を隠してたなんて!!

 

セティ:まぁ、思い出話はそのくらいにして。リーフ王子、つまり我々はこれから件のハンニバル将軍と戦うというわけか?

 

リーフ:そ、そうだ! そういうことなんだ! うーん、できれば戦いたくないなぁ……

 

マリータ:でもこのへんに敵はいないみたいですよ。なんだ、つまんない。

 

シャナム:ん……? あれは……? おいおい、冗談じゃないぞ! 向こうにシューターが6基も配置されていやがる!

 

一同:なんだってぇ!!?

 

リーフ:シューターが6基も固まって? うわぁ…最悪だ……

 

デルムッド:その後方にドラゴンナイト部隊。シューターの攻撃範囲に入らなきゃ向かってこないつもりでしょう。

 

リーフ:厄介だなぁ。シューターを玉切れにさせつつドラゴンナイツを相手にするのか。こんなことならオルエンかイリオスでも連れてきて、サンダーストームを使わせるんだった…

 

セティ:「聖戦」ではそれは不可だ。それに敵の武器が壊れることはないぞ。

 

リーフ:え゛えっ、ウッソーーーー!!

 

フィン:リーフ様、これからマスターナイトになられるんだから、少しは「聖戦」のことを思い出してください(^_^;) 心配いりません。聖戦のシューターはトラ7のシューターよりも格段に弱いですから。

 

リーフ:あ、ホントだ。攻撃力も命中率もかなり下がってるぞ。これならなんとかなりそうだ! よし、ぼくが攻撃範囲に入って、Dナイトどもをおびきよせてくる。

 

ナンナ:そんな、リーフ様が直々に向かわれなくても…

 

リーフ:大丈夫。ぼくにはこの光の剣がある。マスターナイトになるために頑張らなきゃ。もう経験値稼ぎのジャマだなんて言わせないぞ! ナンナ、デルムッド、支援よろしく! さぁ、来い!

 

・・・

 

フィン:おおっ、リーフ様、ご立派です! なんと見事な身のこなしっ! ロングアーチなどかすりもしません!

 

リーフ:いくぞ、Dナイト! もうケチらなくてもいい光の剣ーーっ!

 

Dナイト:ぐわーーーーーーっ!!

 

フェルグス:さあ、おいでなすったぞ!

 

マリータ:シャナム師匠! 私たちが最前線に出ましょう!

 

シャナム:さ、最前線!?((((;゚Д゚)))) ま、待て、弟子よ! 私はいつものように後方のさらに後方で買い物などを──

 

マリータ:なにをおっしゃるんです(*^^*) 師匠だってソードマスターなんですから、もっと自信を持ってください! 私が魔法剣で援護しますから♪

 

シャナム:いやっ、やめてっ、うわぁーーーーーーっ! 来るなぁーーーーーっっ!! このバルムンク(※勇者の剣)が、目に入らぬかーーーーっ!!

 

カリン:森に入ってカリスマを受けていれば、攻撃なんて当たらないわよ、シャナムさん。

 

シャナム:ひーーーーーーっ!!

 

フェルグス:カリン、飛行系は地形効果がねぇんだから、後ろで魔法剣でも振ってろ。倒しすぎるんじゃねぇぞ。

 

カリン:わかってるわよ。ミーシャさんから借りてきた風の剣の出番ね!

 

オーシン:オラオラオラぁーーーっ!! どんどん来やがれーーーーっっ、うおーーーーーー!!(# ゚Д゚)

 

Dナイツ隊長:な、なんと、あれがセリス軍か!? まるで野蛮人の群れではないか!

 

リーフ:う゛っ……なっ、なにを言う! ぼくはレンスターのプリンス、スーパーリーフマンだぞ!

 

ナンナ:私だってノディオン王女ラケシスの娘、プリンセス・ナンナです!

 

フィン:ご覧なさい、このそーそーたる顔ぶれを!

 

オーシン:おい! あの隊長、勇者の槍を持ってるぜ!

 

フェルグス:なんだと? くっ、なんとか奪えねぇのか!? スリープの剣は!?

 

セティ:だから追いはぎはよしなさいって…(-_-;)

 

デルムッド:奪ったって、使えるのはフィン殿だけだろう?

 

サラ:売れないしね……

 

フィン:それはトラ7……そうではなく…………ああっ/(ToT)\

 

リーフ:バレる前に部隊を全滅させろーーーーっっ!!

 

《開始早々、正体がバレる危機に見舞われたリーフ軍は、Dナイツを口封じに一瞬でやっつけてしまいました》

 

オーシン:なんでぇ、もう終わりか?

 

シャナム:フッ、このシャナム王子の華麗なる活躍のおかげ…

 

マリータ:さすがです、師匠☆

 

リーフ:えっと、あとは向こうのシューターどもだけか。よし、騎馬隊、ぼくと一緒に懐に飛び込んで、各個撃破するぞ! ナンナは危ないからここにいて。歩兵のみんなは囮として的になってくれ。

 

サラ:やっぱりここは回避率の高いソードマスターを的にするべきよね……

 

マリータ:頑張って、師匠☆(*^^*)

 

シャナム:ギャーーーーッ! なんで俺ばっかりーーーーっ!!

 

リーフ:フィン、デルムッド、フェルグス、ぼくに続け! 突撃ーーーーーっ!!

 

 

 

リーフ:うわぁん! おいてかないでよ、三人ともーーーーーっ(ノД`)・゜・

 

フェルグス:だって歩数が違うし…(^_^;)

 

フィン:リーフ様(/_;) かついで差し上げたくとも聖戦ではそれも叶わず……(ToT)

 

デルムッド:しかもシューターの攻撃が王子に集中して──

 

リーフ:うわあっ! きゃあ! だーーっ!!

 

ナンナ:リーフ様! リライブ!

 

リーフ:ナンナ!? 君は前に出てはだめだ!

 

ナンナ:リーフ様が目の前で傷ついているのを、見て見ぬフリなどできません!

 

リーフ:ああ、ナンナ……ぼくの愛しい恋人……vV

 

フィン:ううっ……二人とも……お幸せに……( ;∀;)

 

フェルグス:いや……そんなことより、ほら……(^_^;) とっとと倒そうぜ。

 

ナンナ:そうよ、フェルグスさん! 私の経験値は!?

 

リーフ:え゛?

 

デルムッド:……(^_^;)…まぁ、あまり無茶するなよ、ナンナ。たあっ──

 

ズバッ

 

シューター:ぐわあああっ

 

~1000G手に入れた♪~

 

一同:こらああああああああああっっ!!!

 

デルムッド:え……? な、なに……?

 

リーフ:デルムッド! 強盗はいけないぞ、強盗は!!

 

デルムッド:いや……これは……なぜか持ってた「シーフの腕輪」で……

 

フェルグス:デルっ、お兄ちゃんはお前をそんな子に育てた覚えはないぞ! カツアゲなんて不良なこと、許しませんっ!

 

デルムッド:育てられてないぞ…(-_-;)

 

フィン:ああ、ラケシス……私たちは彼に追いはぎを教えたが強盗は教えていません。どうか私を責めないで……(T_T)

 

デルムッド:追いはぎはいいんですか……?

 

ナンナ:ずるいわ、お兄様ばっかり! よし、私もなぜか持ってた「盗賊の剣」で! そこのシューター隊長さん、3000Gくださいなっ♪

 

シューター隊長:ギャーーーーーーーー!!!

 

リーフ:ご……強盗兄妹だ……

 

フィン:ごめんなさい!! ごめんなさい、ラケシスうぅーーーーーー!!!(号泣)

 

フェルグス:二人とも、いい子だからミーズ城に着いたら、そんな強盗グッズは売っ払ってしまうんだぞ? なぁに、あとでお兄ちゃんが買い戻すから。

 

デルムッド:おい……(-_-;) 自分が使うのか?

 

リーフ:くっ……高貴な身分の者まで野蛮な行為に走ってしまっては、我が軍の評判はますますヒドいことに……。かくなるうえは、急いでミーズ城まで迫って、ハンニバル将軍を上手く言いくるめるしかない! 歩兵隊も前進! ミーズへ再び!!

 

 

~ミーズ城~

 

マイコフ:ぬっ……来たな、山賊ども。

 

リーフ:ちがぁう! ──ってハンニバル将軍じゃないぞ!? どういうことだ?

 

マイコフ:ハンニバル将軍はカパトキア城に転勤になった。今は私がミーズの城主だ。

 

リーフ:転勤? そうか。なら、遠慮はいらないな。ちゃっちゃと制圧させてもらうぞ!

 

マイコフ:トラバント様のご命令により、貴様らを先に行かせるわけにはいかん!

 

リーフ:トラキアはぼくのもんだ! くらえ、光の剣!!

 

ガキィィィッ!!

 

サラ:リライブ……頑張ってね、リーフ様……勝てばキラーボウよ……

 

シャナム:勝てばアイテムGETっていうのも一種の追いはぎじゃないのか?

 

フィン:落とし物扱いにすればOKなんですよ。

 

サラ:へりくつ……

 

リーフ:プリンスLv20の力を受けてみろーーっ!

 

マイコフ:おのれ、負けるかーーっ!

 

カリン:ファイト! リーフ様!

 

セティ:リーフ王子は強くなったな。初めて会ったときとはもう比べものにならない。

 

カリン:そうでしょ、セティ様!

 

セティ:君も強くなったよ、カリン。もう一人前のペガサスナイトだ。

 

カリン:本当ですか、セティ様!? うれしい……王子様に認めてもらえるなんて……! でしたらもう私をおいていかないでくださいね、セティ様!

 

セティ:もちろんだ。これからは共に戦おう! 頼りにしている。

 

カリン:はいっ!

 

マリータ:…なんだか良い雰囲気ね、あの二人。

 

オーシン:カリンはフェルのカノジョじゃねぇのか?

 

フェルグス:おいおい、俺はあんなガキよりもっとセクシーな──

 

セティ:ところでカリン、以前君に預けた王妃の証「セティの書」はどうした?

 

マリータ&オーシン:(なっ、なにぃぃぃぃぃ!!??)

 

カリン:あっ…あれは……たぶん、マンスターで別れたメンバーのだれかが持ってると思います。

 

セティ:え゛? そ、それはマズいぞ! 20才の私の誕生日にそれを持っていた者がシレジア王妃になるというしきたりがあるんだ!

 

カリン:ええっ、そうなんですか!? 知らなかった……

 

セティ:私のいまいましい父上が勝手に決めたことだ……(-""-♯)

 

シャナム:そういや俺、ラルフが持ってるの見たな…

 

マリータ:私も。ダグダさんが持ってた…

 

デルムッド:ゼーベイア将軍も確か…

 

サラ:スルーフ神父と、彼を捕らえたバーサーカーLv15が持っていたわ

 

セティ:あああぁぁぁぁっ、このままでは私の花嫁がとんでもないことにっっ! おのれ父上ーーーーーーーーっっ!!!(# ゚Д゚)

 

カリン:まぁまぁ、セティ様、まだ20才のお誕生日まで時間がありますから、ゆっくり探しましょう。持ち主もお嫁さんも。

 

フェルグス:…………

 

ナンナ:フェルグスさんっ

 

フェルグス:わっ……( ゚Д゚) なんだ、お姫さんか。どうした、いきなり?

 

ナンナ:あなたに、ラケシスお母様から手紙を預かっています!

 

フェルグス:はぃ? おたくの母さんがなんでまた……

 

ナンナ:私のお父様があなたに宛てたものです。

 

フェルグス:お父様? フィンさん?

 

ナンナ:いえ、私の実の父のほうです。

 

フェルグス:実の……へぇ…………(汗)

 

ナンナ:お母様に「俺にそっくりな若造を見つけたらこれを渡してくれ」と言ったそうです。私は実のお父様のことはよく存じませんが、フィンお父様に相談したら、とりあえずあなたにあげちゃいなさい、と。

 

フェルグス:(ずいぶん危ない橋を渡ったもんだな……(^_^;))……あ、ありがとうよ。あとで読んどく……

 

ナンナ:どうしてフェルグスさん宛てに手紙を書かれたのかしら?

 

フェルグス:さ、さぁ……それは……えっと……(大汗)…………そ、そんなことよりお姫さん、ここで俺がひとつ剣を教えてやるよ。この先戦いが厳しくなる。悪い虫がつかないように、ガードは堅くしておかないと。

 

ナンナ:? そうですね。はい、お願いします!

 

フェルグス:よし、俺の剣技、とくと見るがいい! ──なんちゃってな♪

 

 

カリン:…………なによなによ、フェルグスってば(# ゚Д゚) ナンナ様にはもうリーフ様という人がいるのに! あんなにイチャイチャして! あんたこそが悪い虫じゃないのっ! そう思いませんか、デルムッド様!?

 

デルムッド:あ、ああ……うん……まぁ…そうかもな………(- -;)

 

カリン:まったくほんとにもうっっ(### ゚Д゚)

 

リーフ:とうっ、やぁーーっ!

 

マイコフ:ぐっ……まだまだぁっ!

 

サラ:ふわぁ……まだ終わらないの……?

 

リーフ:ここでねばって経験値を稼いでおけば、後々楽に──

 

カリン:どいて、リーフ様っ

 

リーフ:え゛?

 

カリン:必殺細身の槍ーーーーっっ!!!

 

マイコフ:ぎゃああああああああっっ

 

リーフ:ああ……ぼくの見せ場が……(T_T)

 

セティ:本当に強くなったな、カリン。

 

カリン:どう? 見た、私の実力!?

 

フェルグス:……なにをそんなに怒ってるんだ……?(・_・;)

 

カリン:ふーーーんだっ

 

リーフ:(ノД`)シクシク……ボク……主人公……レンスターのプリンス……。。。

 

フィン:リーフ様! 泣かないでください! ここを制圧すればクラスチェンジ! リーフ様の天下ですよ!

 

リーフ:そ、そうだ……こんなところでくじけてる場合じゃ……ない……!

 

セティ:これがリモコンだ。

 

リーフ:よし、ロードナイト・セリスロボ始動!

 

セリスロボ:(ぱからっ ぱからっ)セイアーーツ(※馬のひづめ音)

 

《ミーズ城を制圧した》

 

フィン:いよいよトラバントとの決戦です!

 

セティ:セリスロボの陰から、セリス様っぽくひと言!

 

リーフ:「みんな、次もサクッとやっちゃおうね♪」…………ううっ……スーパーリーフマンばんざーーいっ、トラ7ばんざーーいっ、もっと目立ちたいぞウェーーーーン(ノД`)・゜・。

 

セティ:それがFE主人公の宿命だ。頑張れ、リーフ王子。

 

 

 

アルテナ:ミーズが落ちた? ……私が間違っていたのか……

 

オーシン:ん? なんだ、まだ敵が残ってたのか? まぁいいか、届かねぇし。

 

 

 

~8章 トラキア竜騎士 クリア!~

 

 

 

(あとがき↓)

前回の『ティルナノグ戦記』と同じ作戦でラスボスを倒す気満々だったため、今回ナンナはガチでベオの子です。マリータの中の人の父親も、もちろん月光剣の矛盾が起こらないようにホリン。

いつぞやみたいにうっかり予定外のカップリングができてはかなわないので、出番のない聖戦キャラたちは早々にカップル成立させておく。

この時点で、本筋に関係のあるカップリングはリーフ×ナンナ、シャナン×ラクチェシャナム&マリータの師弟コンビ。あと一組は只今必死で隣接させ中。

『ティルナノグ~』は6人での攻略をメインに作ったけれども、今回は攻略よりむしろお笑いリーフ軍の珍道中をメインに作っていたので、話の都合でいじったところも少しある。それはこの(あとがき)に書く予定(というか十何年前のだれかが書いていた。つくづくホラー)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーフ王子のグランベル778の主な登場人物とルール(トラ7思い込みプレイ記)

解放軍リーダー・リーフ

 装備:光の剣(必殺つき)、銀の剣(必殺つき)

 恋人:ナンナ

 

ヒロイン・ナンナ

 装備:大地の剣、はがねの剣、ほか。

 恋人:リーフ

 

リーフの下僕忠臣・フィン

 装備:勇者の槍(必殺つき)

 

本人のまま連続出場・デルムッド

 装備:ベオの剣と称する銀の大剣

 (性格が「ティルナノグ戦記」と違う気がするのは、気にしてはいけない。人格とは周囲の人間の影響を受けて形成されるものだから…)

 

軍師にして影の支配者・セティ

 装備:フォルセティ(封印中)、エルウインド、ライトニング、杖各種

 

 

偽アレス・フェルグス

 装備:銀の剣(必殺つき)

 ※ミストルティンを使うのはもちろん装備するのも禁止。(ただし後に一回だけ特例が……!?)

 

偽フィー・カリン

 装備:細身の槍、風の剣

 ※トラ7Pナイトはペガサスに乗っていては剣が使えないはずだが……そこは気にしてはいけない(えっ)。あ、ファルコンナイトにCCしたかもしれないが、杖は使わない。

 

ラクチェ・マリータ

 装備:マリータの剣と称する勇者の剣(必殺つき)

 恋人:シャナン 師弟関係:シャナム

 

偽シャナン・シャナム

 装備:勇者の剣、バルムンクの盾(?)、ねぎりの腕輪

 恋人:ラクチェ 師弟関係:マリータ

 ※バルムンクを使うのはもちろん装備するのも禁止。それにしてもシャナムにしては申し訳ないくらい強いステータスなのは、どうしようもないので気にしてはいけない(ええっ)(日頃バルムンクのないシャナンとか弱いよね……とか言ってごめんなさいと思う日)

 

偽ユリア・サラ

 装備:リザイア、各種杖

 

偽ヨハルヴァ・オーシン

 装備:勇者の斧(必殺つき)(おっとプージはどこいった?)

 

以上、11人スタート。

 

※ロードナイト・セリスロボの支援範囲で戦闘することは禁止。

※偽アレスと偽ヨハルヴァは、それぞれ槍と弓を使ってはいけない。(だって使えないだろ、君たち)

※連続M、突撃Mあたりが大量に出回ってしまったようだが、気にしてはいけない。

 

 

(※以下は前シリーズあとがきにも書きましたが…)

 

トラ7思い込みプレイなるものです。事実7割、脚色3割くらいのプレイ日記。ナレーション部分を減らして、だらだらボケ会話多めの珍道中。

 ただ、これ、終章の終盤まで書いておいて、完結していない……。どうしたのか。ついに我に返ったのか、十数年前の孤独な馬鹿は。

 載せるからには終わらせねばならない。どうするのか。だいたいこんな感じで終わりました的な説明を入れて終わるのか。それとも新たに書き足すのか。十何年も年を取ったオバチャンが? 推敲も残っているのに??

 

 たぶん、途中まででも載せれば、現在のこの居たたまれなさは落ち着くとみておりますが、どうするかはおいおい考えます……

リーフ王子のグランベル778/第1話(トラ7思い込みプレイ記)

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめは次の記事にて。ルール破りないし実際のプレイとは違う脚色をした場合は、話の終わりに記述)

(他シリーズ↓)

 

 

 

第1話

~プロローグ~

 

セリス:よしっ、コノートをわずか一日で制圧してやったぞ! ははは、さすが聖王セス様♪

 

アレス:──ったく何度リセットしたことか……"(-""-)"

 

セリス:毎ターンごとのセーブは便利だね♪ うんうん♪ さあ、急いでマンスターに向かって、リーフ王子たちに加勢するぞ!

 

マンフロイ:そうはいかぬぞ、セリスよ!

 

ユリア:セリス様!

 

セリス:お、お前は!? なんでこんなトコに出てくるんだ、マンフロイ!

 

レヴィン:むっ……

 

マンフロイ:いつもいつもワシらをコケにしよって。今回はたっぷり借りを返させてもらうぞ! 貴様ら全員、ワシとオン友Nちゃんの実験モルモットにしてくれる!

 

セリス:Nちゃん?? なにをするつもりだ、マンフロイ!?

 

マンフロイ:さあ、覚悟しろ、反乱軍どもーーーーっっ!!

 

セリス:!? こ、これは────

 

 

~マンスター~

 

 

リーフ:おっそいなぁ、セリス様…

 

ナンナ:そうですねぇ、もうとっくにベルトを倒してマンスターを解放してしまいましたのに。

 

リーフ:うん。宝箱を奪って武器を盗りまくり城中の金目のものを漁って増援相手に暴れつくしたってゆーのに、まだ来ないよ、セリス軍一行は……

 

フィン:…色々と責任を問われる前に、我々はここから逃げたほうがいいでしょうね(^_^;)

 

リーフ:うーん、そうしたいんだけど…

 

アウグスト:リーフ王子、大変ですぞ!

 

リーフ:どうした、アウグスト? …ひょっとして、だれかを離脱させないままクリアしちゃった? キアの杖が壊れたのに、まだ石化してる人がいるとか?

 

アウグスト:そんなどうでもいいささいなことではなく──

 

アスベル:ささいなことでしょうか……(-_-;)

 

アウグスト:たった今連絡が入りまして、コノートを制圧した直後、セリス軍一行がいずこかへ失踪し、行方がわからないとのことです!

 

一同:なっ、なんだって!!??

 

リーフ:セ、セリス様たちが……そんな、バカなっ! あのセリス様たちにかぎって、そんな……!!

 

オーシン:夜逃げだぜ! 夜逃げ!!

 

フェルグス:やっぱり向こうの軍も苦しかったんだな、財布の中身が。

 

リーフ:ぼくたちだけじゃなかったんだ、うんうんっ(#^.^#) みんな、手分けして「ぼくたちが追いはぎの仕方教えますから出ておいで」というチラシをあちこちに貼りつけてこよう!

 

アウグスト:リーフ王子、事態にはそんな簡単なことではありませんぞ。

 

リーフ:え、なに? …ああ、セリス軍の人たちはあんまし体格がなさそーだしね。でも大丈夫。ウチの軍の体格UP講座に参加すれば──

 

アウグスト:そーーーいう話から少し離れて! どうも状況から判断するに、全員何者かに連れ去られた可能性が高いものと思われるのです。

 

リーフ:なに!? それは大変じゃないか! じゃあ急いでダンツヒの捕虜収容所に部隊を派遣しよう。メンバーはダンディライオンズとリフィスとサラ──

 

パーン:あそこはもうとっくに制圧しちまっただろう?

 

リフィス:もう金目のものなんてこれっぽっちもないぜ

 

リーフ:そ、そうか…。どこならまだお宝が残ってそうかな?

 

フィン:リーフ様、セリス様一行の話をしていたはずでは……(-_-;)

 

リーフ:おおっ、そうだった! それで、えっと、じゃあセリス様たちはどこへ行ったんだ?

 

アウグスト:それがわからないから大変だと言っとるのですよ!

 

リーフ:そのとおりだ。やれやれ、困ったな。どーしたらいいんだ?

 

アウグスト:セリス軍失踪の噂が広まってしまっては、大陸中の市民たちがショックを受け、意気消沈するでしょう。逆に帝国軍は活気づき、この城でモタモタしている我々にいずれ猛攻撃を仕掛けてくるでしょうな。

 

リーフ:またかい? ターラといいレンスターといい、もう攻められるのはたくさんだよ。

 

アウグスト:みんなそう思っております。

 

リーフ:なにか策があるのかい、アウグスト?

 

アウグスト:ここで軍を解散して、皆一般市民としてあちらこちらで暮らすのが下策。イチかバチかこの城で三たび籠城し、なにもしないのが中策。

 

リーフ:上策は?

 

アウグスト:フッ、それはもうおわかりのはず。

 

リーフ:サラ、スルーフさん、こいつはドリアスの亡霊だよ。除霊してくれ、ライトニングで。

 

サラ:オッケー

 

アウグスト:ジョーダンですよ、ジョーダン! 上策はリーフ王子、つまり攻撃は最大の防御ということです

 

リーフ:……アウグストはぼくたちだけでこのまま戦いを続けてしまえって言うのかい?

 

アウグスト:いかにもです!

 

ナンナ:そ、そんな……

 

フィン:しかしそれでは──

 

アウグスト:ん、まあ、対トラキア王国戦くらいはなんとかなるでしょう。その間に私が密かにセリス皇子一行の行方を突き止めてみせます。

 

リーフ:……どーやって突き止めるつもりなのかは訊かないでおくことにするけど、まぁ、全然大丈夫だよ。こっちのほうが人数も多いし、なんてったってフォセティーーvVがあるから。ねっ、セティ王子!(はぁと)

 

セティ:……だがリーフ王子、我々はこのまま戦うわけにはいかないぞ。

 

リーフ:え? どういうことです?

 

セティ:我々がリーフ軍として戦ったら、すぐにセリス軍の失踪が市民にも帝国軍にもバレてしまう。民衆から光の皇子セリス様への支持が消えてしまうのは、色々マズい……

 

オーシン:追いはぎ王子リーフへの支持じゃだめなのか?

 

リフィス:ビンボー王子とか、金欠王子がいいんじゃね?

 

リノアン:まあ、人聞きが悪いですわ。アイテムコレクター王子と呼ぶべきです。

 

リーフ:そこ、やめなさいっ(-_-;)

 

カリン:じゃあ、セティ様、私たちどうやって戦ったらいいんですか?

 

セティ:リーフ軍でありながらセリス軍でもあり続けること、つまり我々がセリス軍一行に化けるしかないな。

 

一同:え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛っっっ!!!

 

アウグスト:と、そういうわけです。ではリーフ王子、私は密偵となってセリス一行の行方を追いますゆえ、これにて。ハァッ!

 

リーフ:あーーーっ、アウグスト! どこへ行くんだーーーー!!?

 

セティ:フッ、奴は泳がせておいていい、リーフ王子。そうすればいずれあの男も尻尾を出すだろうからな、フフフフフ……

 

アスベル:セ、セティ様!?

 

フィン:し、しかし……ではどうやって我々がセリス軍一行に化けるんです? リーフ様や私、ナンナ、デルムッド、それにセティ王子はこのままでいいとしても。

 

セティ:あとは全員は無理だろうが、似ている役者を選び出すことだな。

 

リーフ:なぁーーんだ♪ 簡単じゃないか、そんなの! こっちにはもうすでにセリス解放軍の超大物大将がいらっしゃるよ♪ ねっ、シャナム王子vV

 

シャナム:お、お、お、お、おれに帝国軍相手に戦えというのか!? いいいいいいや、遠慮する!((((;゚Д゚)))

 

デルムッド:大丈夫だよ、シャナム。「私はシャナンだ。このバルムンクが目に入らぬか!」とか叫んでれば、敵なんて寄ってこないから。

 

シャナム:そ、そうか? 

 

ナンナ:そうですよ。シャナム王子は存在するだけで人々の支持につながるんです。セリス解放軍の顔ですもの。なんと言ったって!

 

シャナム:……フフッ、まあ、そこまで言うなら仕方がない。私の偉大な力を貸してやってもいいだろう。ふはははははっ

 

フェルグス:おいおい、いーのか、あんないい加減なこと言って…(^_^;)

 

ホメロス:武運を祈るぜ、シャナム。華々しく散るんだぞ(=゚ω゚)ノ

 

リーフ:それから──マリータ! 君はラクチェになってくれ! ピッタリだよ!

 

マリータ:イザークの死神妹ラクチェ様に? そんな…私なんてまだ修行不足で、ラクチェ様の足下にも及びません……

 

ナンナ:マ、マリータ……冗談はよしましょう(^_^;) 流星月光見切りつき必殺5倍なんだから……

 

ガルザス:娘よ、お前はもう十分に強いぞ。父が哀しくなるほどに。

 

エーヴェル:そうよ、マリータ! もっと自信を持って。

 

マリータ:父様……母様……わかりました! 私、帝国相手に戦い抜いて、もっと強くなってきます! シャナム師匠! 一緒に頑張りましょう!

 

シャナム:う、うむ、弟子よ! 私についてこい!

 

リーフ:とりあえず「マリータの剣」は「勇者の剣」ということにしよう。そのほうがセリス様的、もとい聖戦的だから。あ、それからカリン、君もだ! まぁ、ペガサスのエルメスマーニャにしちゃえば、もうフィーになりきれるだろう。

 

カリン:私が王女様に化けるんですか!?

 

セティ:頼んだよ、カリン。

 

カリン:でもエルメスは男の子なんですよ? 女の子のマーニャに化けるなんて大変です。どうしたら…

 

フェルグス:いや、そこはなんの問題もないだろ(^_^;)

 

リーフ:うーん、それとフェルグス、君はアレスに化けてくれないかな?

 

フェルグス:へぇ、俺がアレスかい? パラディンってのは柄じゃねぇんだけど、まぁいいか。面白そうだし。

 

リーフ:とりあえず黒い鎧を着て、髪をほどいて適当に整髪し、さらに馬を墨で真っ黒にしちゃえば上手くいくって!

 

フェルグス:そ、そこまでするのか?( ゚Д゚)

 

サイアス:あとはそのへんにある魔剣をミストルティンと称すれば完璧ですね。遠慮なく持ち前の必殺撃を使えますよ。故レイドリックの使っていたロプトの剣なんてどうですか?(^_-)-☆

 

フェルグス:いや、やめてくれ……(^_^;)

 

リーフ:それからあと、オーシン! 君はヨハルヴァだ。アクスファイター系ウォーリアだけど、君がいちばん適役だよ。

 

オーシン:へへんっ、俺様の実力をまだまだ帝国の奴らに見せつけてやれるってわけだ! 腕が鳴るぜ!

 

ハルヴァン:リーフ王子、そのヨハルヴァという人は確かドズル家の公子だろう? オーシンには貴族の品格なんてもののカケラもないぞ。大丈夫なのか?

 

オーシン:わ、わぁるかったなぁ!(# ゚Д゚)

 

リーフ:ああ、まったくホントにこれっぽっちも問題ないよ。もう全然心配いらないから

 

ハルヴァン:??……そうか?

 

サラ:リーフ様、私も行く……

 

リーフ:サラ? そうだね、君の力も必要だ。回復兼大魔神も倒すすばらしー攻撃力の持ち主だ(※地階の狂剣2参照)。ユリア役で力を貸してくれ。

 

セイラム:サラ様っ、そんな危ないことを! 御身に万一のことがあったらどうするのですか!

 

サラ:大丈夫よ、セイラム。私はリーフ様についていくの。

 

リーフ:うーーん、あとはちょっと化けるのが難しいかなぁ。じゃ、残るはそのへんの木や岩にでも化けてもらって、敵を不意打ちする、とか?

 

残り一同:いやなこった!(# ゚Д゚)

 

セティ:表向き戦うメンバーはこの11人で限界ではないかな? これからのトラキア戦なら、おそらく戦い抜ける戦力だと思う。

 

フィン:そうですね。幸いにも我が軍の中でも選りすぐりの精鋭を入れることができましたし。

 

オーシン:おうよ! まかしとけ!

 

マリータ:絶好の腕試しになります! ねっ、シャナム師匠♪

 

シャナム:う、うむ……

 

フェルグス:ま、がんばろーぜ。

 

リーフ:でもたった11人じゃあ、いずれ疲労が溜まって出撃不可になるじゃないか。ぼく以外!

 

フィン:大丈夫ですよ、リーフ様。これからは「聖戦の系譜」ですから、そんなステータスは気にしなくてもいいんです。

 

リーフ:おおっ、そのとおりだ!!

 

フィン:王子ももうすぐマスターナイトにクラスチェンジできますよ(#^.^#)

 

リーフ:そーだ! そーだよ! 剣もA! 槍もA! すべてA! オールA! みんなのヒーロー、マスターナイト・スーパーリーフマンの復活じゃないか!

 

フィン:ああ、リーフ様最強!(≧▽≦)/

 

リーフ:イェーーーイ☆彡

 

ナンナ:そして私ももう「体格」を気にしなくていいんですね…vV

 

ホメロス:オレは体格14のナイスバディーなお前も好きだぜ、ナンナ(^_-)-☆

 

ナンナ:失礼ねっ、13よっ(# ゚Д゚)

 

デルムッド:ナンナ…………(^_^;)

 

リーフ:…そこはかとなく聖戦のナンナに戻りつつあるかな? …………ん、待てよ? もう「体格」を気にしなくていいってことは──

 

セティ:無論、追いはぎはなしだな。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

(ズギャアアアアアアアアアン※雷鳴)

なにいいいいいいいいいいいいいっっっ

(ドカーーーーーーーーーン※雷鳴)

 

 

リーフ:そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そんなあーーーーーーっっ!! 追いはぎを取ったら、ぼくらになにが残るというんだ!!?? 追いはぎなしじゃ生きていけないよっ、うわーーーーーーーんっっ!!!

 

フィン:リ、リーフ様……( ;∀;)

 

フェルグス:じ、じゃあ、これから先、どっかの敵が持ってるキルソードマスターソードを奪うなっていうのか!? あんまりだ!

 

デルムッド:「聖戦」にはどっちの剣もないぞ。

 

オーシン:人をバカにしてんのか? だったら武器はどーやって手に入れるんだ、武器はっ!!? 

 

サラ:……ごはん……食べられるの……?

 

カリン:敵を捕らえて、崖の上とか海の上とかに解放してみちゃう私のささやかな楽しみはどうなるの!? ひどすぎるわ!

 

リーフ:ああ、ぼくらの聖戦は終わった……orz

 

セティ:…そんなに悲嘆に暮れるようなことか?

 

フィン:ああ、キュアン様、エスリン様、お許しください。追いはぎを教えたのはエーヴェルです。私じゃありませんよぉ……シクシク(/_;)……

 

ナンナ:お、お父様~~(^_^;)

 

セティ:新しい武器は街に出て店で買えばいいし、使った武器は修理屋で修理してもらえる。足りない分は闘技場で稼げばいい。「聖戦」の闘技場は負けても死なないし、勝てばHPが全回復するからな。

 

オーシン:そ、そうなのか? なんでぇ、いいこともあるんじゃねぇか。早く言えよ!

 

フィン:ただし仲間同士で物を交換するときは必ず中古屋を介さなければいけませんよ。

 

マリータ:え゛?

 

シャナム:仲間同士なのにわざわざ物を売り買いするのか? おいおい、そんなバカな話があるか!

 

フィン:「聖戦」ではそれが常識なんですよ。

 

イリオス:チッ、これだから貴族や王族のすることはわからねぇんだ。庶民には考えられん贅沢だ。

 

カリン:今回はオルソンさんの言うとおりだと思うわ。

 

フィン:まぁ、これからは個人主義というわけです。買い物は自分一人のためにするんです。財布には一人5万ゴールドまで入れることができますよ。

 

フェルグス:ヒューッ、そりゃすげえな! 自分の財布が持てるうえに5万Gかい?

 

リーフ:ところが今、我が軍全体の資金は3万Gちょいしかないんだよね。これを11で割って、一人3000G未満……

 

一同:う゛っ・・・・

 

リーフ:……やっぱりここはぼくなりの戦い方を貫くしかないな。リフィス! 君は女装してパティになってくれ。これでなにも心配いらないよ。

 

リフィス:いやだああああああっっ

 

パーン:おいでリフィスちゃん、メイクアップしてあげるよvV

 

リフィス:ギャーーーーーーーッッ

 

サフィ:ウフvV ステキよ、リッフィーvV

 

シヴァ:………(-_-;)…………

 

フィン:リ、リーフ様、貧しいトラキア軍相手にそんなことしたら、後々のトラキア半島統一問題に影響しますから、どうかおやめください~~っ

 

リーフ:ううっ……た、確かに。しかし……じゃああとはどうやって資金をためたらいいんだ?

 

フェルグス:おい、ウマい仕事があるぞ! 簡単で、朝飯前だ!

 

リーフ:な、なに!?

 

フェルグス:あそこの店に押し入って金をいただくのさ。

 

ブライトン:俺が運転する。俺がいちばん腕がいいからな。

 

オーシン:俺が扉を壊してやるぜ! 俺は優秀な壊し屋だからな!

 

フェルグス:天才的な計画を頼むぜ、ボス!

 

リーフ:ふむ。まずブライトンが馬車で店に乗りつけ、オーシンが出入り口をぶち破り、ぼくとフェルグスが加わって中に突入し、カウンターにいる女性店員を人質に──

 

ブライトン:取ろうとしたところを、マスターソード&マスターアクスの二刀流必殺撃で返り討ちにされるわけだな。俺の未来の女房マチュアはまったく手がつけられないほど強いんだ。

 

フェルグス:お前の店かよ!

 

マチュア:いつまでバカやってんのよ、あんたたち!(# ゚Д゚)

 

セティ:……トラ7のみんなは少し「聖戦」の勉強をしてもらう必要がありそうだな。聖戦版闘技場を試してみつつ、なんとか新しい世界になじむようにしよう。

 

ナンナ:演技の練習も必要かも…

 

フィン:そうだな……

 

 

・・・

 

 

リーフ:ふーーっ、なんとか全員抜いてきたよ、闘技場! ゼノンは手ごわかったなぁ。

 

セティ:トラ7では当然の権利である「追撃」がなくなったからな。

 

フィン:あと少しの辛抱ですよ、リーフ様。もうすぐスーパーリーフマンです。

 

ナンナ:私なんて杖レベルがCになって、リライブまでしか使えなくなってしまったんですよ。魔力もガタ落ちで……(;_:)

 

リーフ:大丈夫。その分ぼくが強くなって、君を守るよ、ナンナvV

 

ナンナ:リーフ様vV

 

フィン:まぁ、力と守備はナンナの兄上以上にあるから、そんなに弱くはなっていないぞ、ナンn──

 

ズバッ グサッ

 

フィン:ギャアアアアアアッッ

 

ナンナ:ああ、お父様、ごめんなさい! うっかり手が滑ってしまいました! ああもったいない、大地の剣……!

 

セティ:……(^_^;)…………

 

リーフ:さて、みんなあらかた準備ができたようだし、いよいよ出発しようか。なに、これまでの苦難を思えば、トラキア軍なんて楽勝楽勝♪

 

セティ:その前に、言っておくことがあるんだ、リーフ王子。

 

リーフ:なんでしょう、セティ王子?

 

セティ:当分の間、私はフォルセティを封印しようと思う。

 

リーフ:え゛え゛え゛ええええっっ、なんでーーーーっっ!!??

 

セティ:いや、こうでもしないと前回の「ティルナノグ戦記」に比べて楽になりすぎて面白くないと、プレイヤーが……

 

リーフ:知りますか、そんなことっ! フォルセティなしじゃー大変すぎてクリアできませんよ!!

 

セティ:そんなことはないだろう、リーフ王子。私なんかいなくたって君ならやっていけるさ。ハッハッハッ

 

ナンナ:……セティ王子、私たちがサイアス司祭を選んで最終決戦に行ったこと、怒ってるんじゃないですか?(※「地階の狂剣」参照)

 

フィン:ああ、だからフォルセティを選んでと申したんですよ、リーフ様……

 

セティ:アウグストもどこかのぐうたら国王もいないんじゃ、私が軍師を務めるべきだろうし。

 

リーフ:そんなーーっ、いやだぁっ!! 戦ってよ、セテーさまぁあああっっ

 

セティ:泣くな、リーフ王子。戦わぬとは言っていない。ただ、フォルセティを封印し、なるべく杖援護中心に動くつもりだということだ。あんまり私のフォルセティが目立ってしまったら、君の主人公としての立場もないだろう?

 

リーフ:う゛う゛……うーーっ、どーせぼくなんか……伝説の武器使えないし……指揮レベルは低いし……追いはぎでビンボーだしっ……

 

フィン:リーフ様っ、お気を確かに! あなた様は立派な聖戦士ですとも!

 

ナンナ:そうですよ、リーフ様! さあ、これから私たちのラブラブアタックで新たなる英雄伝説を創るのです!

 

リーフ:フィン~、ナンナ~、ありがとう~~(ToT)

 

セティ:だがセリス軍として動く以上、リーフ王子が各地の城を制圧するのは不可能だ。

 

リーフ:グサッ そ、そんな……城も制圧できない主人公なんて──っっ、うわああああああんっっ(ノД`)・゜・

 

フィン:あぁあっ、泣かないでください、王子ーーっ!!(ノД`)・゜

 

ナンナ:…それじゃあ、どうしたらいいんですか、制圧を?

 

セティ:フッ、そこで、この我がマギ団が開発したニューマシーン「ロードナイト・セリスロボ」(全自動)を使うわけだ!

 

他3人:なんですと!?( ゚Д゚)

 

フィン:な、な、なんです、これ……?

 

セティ:等身大セリス様型のロボットで、戦闘はできないが、自由に動けるので、いつでも好きなときに制圧を行うことができる。タイマーをセットして、リモコン操作が可能だ。

 

リーフ:(こんなもの作ってるから、ぼくらが着くまでマンスターを取り戻せなかったんだな……)

 

セティ:これを使えばもうどこをどう見ても完璧な偽セリス軍の誕生だ。

 

ナンナ:完璧な偽物って……(-_-;)

 

リーフ:ハァ……なんかだんだんわけがわからなくなってきたけど、まぁ、いいや。さ、行こ、行こ。。。

 

 

・・・

 

 

リーフ:ぼくら11人は南のトラキア王国目指して進撃を開始する。あとのことはよろしく頼んだよ、みんな! エーヴェル、フィアナのみんな、北トラキアの村を守ってくれ!

 

エーヴェル:任せて、リーフ王子!

 

ダグダ:しっかりやれよ、リーフ王子!

 

タニア:オーシン! 負けたら承知しないからね! 無茶してリーフ様の足でまといになるんじゃないよ!

 

オーシン:バカ言えタニア! お前みたいなじゃじゃ馬なガキんちょと一緒にすんな!

 

タニア:だっ、だれがじゃじゃ馬なガキんちょよ!

 

オーシン:俺が帰るまでにはもう少し可愛げのある女になっとけよ。

 

タニア:うるさいっ、余計なお世話よ!

 

オーシン:けっ……

 

タニア:……無事に帰ってきてよ、オーシン。

 

オーシン:…ああ、心配すんな。俺は死んでも帰ってくる。じゃーな!

 

フェルグス:いいのかい、オーシン? これからしばらく会えなくなるんだから、もっと仲良くしてきてもいいんだぜ? 愛しのタニアちゃんと。

 

オーシン:う、うるせえっ、俺は別にあいつなんかっっ/////

 

フェルグス:あはははっ、照れなくていいのに、もうバレバレなんだから。さて、オレも愛しの恋人ミーシャにしばしの別れを告げにいくとするか。

 

カリン:いつ、あんたがミーシャさんの恋人になったのよ!(-""-#)

 

 フェルグス:やっぱダメか? やれやれ、結局またお前のお守りかよ。良い男はいつも守るものが多いぜ。

 

カリン:まったくバカばっかり言って! もうあんたなんかに守ってもらわなくたっていーですよーっだ! 私だって強くなったんだから!

 

フェルグス:まぁ、そう遠慮するな。いい子だから、よしよしヾ(・ω・`)

 

カリン:子ども扱いしないでよ!(# ゚Д゚)

 

セティ:にぎやかな旅になりそうだな。さて、マギ団諸君、マンスターをよろしく頼んだぞ。

 

リーフ:ちょっとそれぼくのセリフ──

 

マチュア:はいっ、セティ様!

 

ブライトン:任せろ、セティ殿!

 

ヒックス:マフィー、父は頑張っているぞ!

 

ダルシン:ディアナ…ユベル…待っていろ……もうすぐ…もうすぐ帰るからな……

 

リーフ:うあああああああああああんっ!!(´;ω;`)

 

アスベル:泣かないでください、リーフ様! リーフ様もセティ様も、ぼくにとってはかけがえのない人です!

 

リーフ:そういう問題じゃないよ、アスベル……(ノД`)シクシク

 

カリオン:リーフ様、トラキアハンニバル将軍にお会いになった折には、カリオンがよろしく申し上げていたとお伝えください。

 

リーフ:ああ、うん、もちろんだよ、カリオン。君たちでレンスターを守ってくれ。

 

セルフィナ:お任せください、リーフ様。私とグレイドでレンスターの留守をしっかり守ります。ウフvV グレイドvV 幸せに暮らしましょうねvVvV

 

グレイド:ああ、セルフィナvV やっと夢の新婚生活だvVvV

 

ケイン・アルバ・ロベルト:グレイド様ばんざーーーいvV セルフィナ様ばんざーーーいvVヽ(^o^)丿

 

フィン:………(-_-;)…………

 

リーフ:主にあのセルフィナ一家から城を守るように。

 

カリオン:は、はぁ……

 

リーフ:さて、では行くとしようか……

 

ミランダ:リーフ王子!

 

リーフ:ギクぅっっ!!

 

ミランダ:私はアルスターでいつまでも王子の帰りを待っていますからねっ! 必ず帰ってくるのですよーーーっ!!

 

リーフ:は、はは、ははははははははは……(滝汗)

 

コノモール:ミランダ様とリーフ王子が一緒になってくだされば、アルスターも安泰なのですが……うぅっ……( ;∀;)

 

ナンナ:……イリオスさん!

 

イリオス:な、なんだ!?

 

ナンナ:私たちが遠征しているあいだに、なんとかミランダを口説いて駆け落ちでもしちゃってください!

 

イリオス:なっ、なんだとぉ!? なんで俺がそんなバカげたことを──

 

ナンナ:上手く口説き落とせたら、あなたは王族になれるんですよ!

 

イリオス:!!? おっ、おっ、王族!!?? よし、わかった! 俺に任せるがいい!!

 

カリン:駆け落ちしちゃったら意味ないのに、オルソンさん……(^_^;)

 

リーフ:あと、残りのこれから特にやることもない暇人無職野盗逆戻りまっしぐらの人たちにはやってほしいことがあるんだ。

 

パーン:なんだ、その言い草はっ

 

リーフ:手持ちや預かり所にあるアイテムを売り払ってぼくたちに資金を調達したり、ぼくたちの行軍の後をこっそりついてきて倒した敵から武器を奪ったりと、やることはたくさんあるぞ!

 

リフィス:うっわ、汚ねぇ。

 

リーフ:君に言われたくないっての。

 

トルード:いわゆる裏の仕事というわけか……

 

シヴァ:まったくバカな話だ……

 

リノアン:リーフ様、アリオーン様のことをくれぐれもよろしくお願いします。命を奪うことはないように。

 

リーフ:わかってるよ、リノアン。君のフィアンセ・アリオーンは殺さないように、なんとかやってみるよ!

 

リノアン:よかったvV それなら私のトラキア半島制覇も実現します。トラキアの殿方は皆ターラに咲く花に群がるのだわvVvV

 

ディーン:……(-_-;)……まぁ……ターラのことは任せてくれ。アリオーン王子を頼む。

 

リーフ:うん。ついでに君のために、彼にお見合いでも勧めてこようか?

 

ディーン:余計なことはいいから!////

 

リーフ:はははっ! さあっ、これで準備は整った! これから南トラキアに向けて進軍を開始する! ぼくの10人の仲間たち、用意はいいか!?

 

フィン:はっ、いつでもご命令を!

 

オーシン:おうよっ!

 

マリータ:がんばります!

 

シャナム:う、うむ!

 

セティ:セリスロボもスタンバイOKだ。

 

カリン:エルメ……じゃなくってマーニャも快調よ!

 

ナンナ:私はどこまでもリーフ様についていきます!

 

リーフ:ナンナ……「恋人リーフ」のステータスは今はちょっと隠しておいてくれ。ミランダに見つかったら殺されるから(^_^;)

 

ナンナ:え?

 

リーフ:でも大好きなのは君だけだよ、ナンナvV

 

ナンナ:リーフ様vV

 

サラ:…………女ったらし。

 

デルムッド:セリス様たちは大丈夫だろうか……

 

フェルグス:ん、まぁ、なんとかなるさ。いつものようにな。

 

リーフ:セリス様、あなたが無事戻られるまで、私は立派に聖戦を戦い抜いてみせます! よし、進撃開始だ! いざ、ぼくらの聖戦へ!!

 

一同:おーーーーーーー!!!!!

 

 

《こうしてリーフ率いるトラ7のメンバーは、「聖戦」の領域に突入した。あくまで偽セリス軍として。しかしリーフ一行はまだこの先待ち受ける過酷な試練と恐るべき陰謀を知る由もなかった。

 グラン歴777年、時代は新たな局面を迎えようとしていた……》

 

 

ホメロス:フッ、短いあいだだったが楽しかったぜ~〜シャナム~♪。お前のことは忘れない~~♪♪

 

シャナム:な、なんだ、その永遠の別れチックな歌は!!?

 

セイラム:ああっ、サラ様っ……

 

 

(続く)

 

 

【完結】ティルナノグ戦記⑦【次回予告!?】(終章・後編/あとがき)

前話↓

 

 

第7話

 

~終章 最後の聖戦~

 

《セリスたち6人は、イシュタル率いるヴァイスリッターとの決戦に臨む。ティルナノグ戦記、最大の激戦開始!》

 

まずレスターが丘の上のスリープ持ち一人を始末。次のターン、残るスリープとフェンリルが来るが、ラナがレストして、残る一人も射る。そして後退。代わって前に進み出るはセリス

 

セリス:ラナ、丘の上の最後のフェンリル一人をサイレスで黙らせて、後方へ下がるんだ! 君はファルコンナイト三姉妹の攻撃に耐えられない! 私がまず三姉妹をおびき出してくる。イシュタルの本隊と一緒に来られたんじゃかなわないからな。デルムッド、支援頼む! スカサハ、ラクチェ、私に続いてくれ!

 

光の剣をかかげて、三姉妹を待ち受けるセリス

 

セリス:さあ、来い! ていうか名前忘れたからまずはファルコン三姉妹その2!

 

Fその2:おのれ、許さーーーーん!!

 

大地の剣で怒りの攻撃! 幸いにもセリスは「見切り」を持っていたので大ダメージはくらわずにすんだ

 

セリス:他二人に攻撃は届かないか。しかたない、その2だけでも倒す! くらえ、ティルフィング!

 

Fその2:ぐあっっ

 

セリス:とどめは任せる、ラクチェ!

 

ラクチェ:はい! 南の丘から行きます! 勇者の剣!!

 

Fその2:くっ……イシュタル様……姉上……

 

セリス:すでに神器と死神妹の二人がかりでやっとだもんな…。ヴァイスリッターもそこまで来ている。ラクチェに攻撃が集中しないためにも、ここは動くわけにいかない。

 

ラクチェ:セリス様!

 

セリス:みんな、耐えてくれ!

 

次のターン、残るファルコンナイト×2がスカちゃんを攻撃しつつ、レッグリングつきの脅威的な移動力でフリージ城に迫る

 

セリス:スカサハ、大丈夫!?

 

スカサハ:な、なんとか……それよりこのままじゃフリージ城が……!

 

セリス:ここでくい止めるしかない! 私がHPを削る! ティルフィングーー!!

 

Fその3:くうっ……

 

スカサハ:たぁーーーっ!! ズバッ

 

Fその3:ああ……イシュタル様……

 

セリス:あと一人……

 

デルムッド:このっ!

 

Fその1:フンッ! やられてたまるか、大地の剣!!

 

デルムッド:うぐっ……だ、だめか……!

 

レスター:このままじゃ、城が落とされる! 俺が守備につく!

 

ラナ:兄様!

 

レスター:ラナ、お前は逃げろ!

 

ラナ:だめです。相手の移動力がありすぎて……!

 

レスター:なんてことだ……! くっ、狙うなら俺を狙ってくれよ……!

 

ラナ:どうか神のご加護を……リザーブ

 

ラクチェ:やーーーーっ!! グサッズバッ!

 

Vリッター:ぐわああっっ

 

ラクチェ:ヴァイスリッターがそこまで来ています、セリス様!

 

セリス:ラクチェ、私が壁になる。君は丘の上で部隊をいくらか分散させてくれ。ただし無理はしないように。

 

ラクチェ:はい!

 

セリス:ラナ、どうか無事で……

 

敵ターン、Fナイト長女は城を守るレスターに直接攻撃!

 

レスター:妹を危険な目に遭わせずにすんで、ほっとしたよ。

 

Fその1:フン、この城を落としたら、お前の妹も血祭りに上げてくれる!

 

レスター:そうはさせない!

 

Fその1:まずはお前からだ! くらえ、必殺の剣!

 

レスター:必殺はもうたくさんだ! 俺はもう倒れるわけにはいかない!

 

追撃連続必殺スキル持ちの最凶長女の攻撃を、レスターは奇跡的に耐え抜いた》

 

ラナ:ああ、兄様っ

 

セリス:よくこらえた、レスター! さあ、もう観念しろ! ティルフィング!!

 

Fその1:ぐっ……まだまだ! 大地の剣!

 

セリス:くっ……!

 

スカサハ:そこまでだ!

 

デルムッド:くらえ!

 

Fその1:大地の剣! 大地の剣!

 

レスター:とどめだ!

 

ズババババババッッ

 

Fその1:これまでだな……イシュタル様……

 

ラナ:兄様……みんな……よかった……

 

セリス:苦戦したが、なんとか乗り切れたな。(マジかよ、四人がかり!?)さて、もうひと頑張りするか! ヴァイスリッターとイシュタルにね!

 

フリージ城の目と鼻の先まで、イシュタルたちが迫ってきていた》

 

イシュタル:見事な戦いぶりだったぞ、セリス。貴様に雷神イシュタルの最後の戦いを見せてやる! トールハンマー!!!

 

セリス:うわあぁぁっっ!!

 

ラナ:セリス様ーーっ!!

 

セリス:くっ……さすがだな、イシュタル。しかし我々にはもう後がない! ここで一気にケリをつけるよ。みんな、反撃開始だ!!

 

イシュタル:ユリウス様の前には行かせん!

 

ラクチェ:さあ、お前の相手はこの私よ、イシュタル! 全力でいくわ!

 

デルムッド:……ラクチェ、下がれ。

 

ラクチェ:え?

 

デルムッド:ここは俺が行く。

 

ラクチェ:なっ……そんなっ……なにバカなこと言ってるのよ! 相手はトールハンマーなのよ? 神の武器なのよ!? しかも相手はあのイシュタルで──

 

デルムッド:言われなくてもわかってるよ。

 

ラクチェ:じゃあ、なんで!? 無茶しすぎよ! やめて! お願いだから……!

 

デルムッド:もう目の前でお前ばかり危険な目に遭うのを黙って見ているのは嫌なんだよ! たまには大人しく、後ろに隠れてろ。俺だって、お前を守りたいんだ。

 

ラクチェ:デ、デルムッド……

 

イシュタル:フッ。愛する者同士を永遠に引き裂くのは辛いが、これも運命。覚悟してもらうぞ!

 

デルムッド:それはこっちのセリフだな。行くぞ!! 銀の剣☆100!!

 

スカサハ:キャーーーーッ、デルデルーーっ!

 

ザシューーーーッッ!!

 

イシュタル:ううっ……や、やるな……。だがそれもここまで。さらばだ! 神の怒り、トールハン────

 

ラクチェ:いやっ────

 

ズバババババババババッッ

 

イシュタル:!!?……バカな…………

 

デルムッド:悪いな、早い者勝ちだ。

 

セリス:ヒュー! すごいじゃん、デルムッド! ナイスタイミングの連続発動だよ。いやはや愛の力は私の期待以上だったねぇ♪

 

ラクチェ:……ホントにケガとかないの、デルムッド?

 

デルムッド:ああ、大丈夫だ。……少しは見直したか、ラクチェ?

 

ラクチェ:…………バカ…………バカバカバカバカバカぁーーーーーーっっ!!!

 

デルムッド:お、おい、ラクチェ……

 

スカサハ:ありゃりゃ~~?

 

イシュタル:ユリウス様……私は……

 

ラクチェ:……可哀そう……イシュタル……

 

デルムッド:彼女たちの分まで、お前を幸せにするよ、ラクチェ。

 

ラクチェ:デルムッド……あんたって人は……もうっ……/////

 

レスター:おい、いつのまにあんなラブラブなカップルになったんだ、あの二人は……

 

ラナ:さ、さぁ……

 

スカサハ:うーーっ、スカちゃん恥ずかしーーっ///  オラオラそこのヴァイスリッターの残党! 見せ物じゃないんだぞ! とっととどいた、どいた! 勇者の剣! りゅーせーけーーんっ!!

 

Vリッター:ぎゃあああああああああっっ

 

セリス:ははは、兄貴としてはフクザツだろうね。さて、私たちもここを突破してしまうとしよう。目指すは憎きマンフロイのいるヴェルトマー城だ! ラナ、君はサイレスを修理してからおいで。

 

激戦を終えたティルナノグズはヴェルトマー城に急行。一方、シアルフィ城では、アルテナが一応アリオーンの説得をする。そして50ターンが経過。セリスたちはまだ密かに起こった信じられない驚愕の事態に気づいていない……》

 

~ヴェルトマー城への道中にて~

 

ユリア:マンフロイ様ニ逆ラウ者皆コロス……

 

セリス:ユ、ユリア? いつのまにさらわれてたんだ!?

 

スカサハ:あんたそれでも兄貴ですか! あーっ、ユリアちゃーん、もうすぐ助けてあげるからねーー!

 

セリス:ラナ、急いでユリアにサイレスだ! 1回きりで済むように、みんな、ヴェルトマー城に全力で走れ!

 

ただちにヴェルトマー城に集結したセリス軍。セリスがマンフロイの側近どもをおびき出し、スリープの被害が広がらないうちに全員でどかすかばきっと総攻撃をかける》

 

セリス:あと残るはマンフロイだけだな。みんなは下がっていてくれ。私一人で倒せる。ラナ、リブローよろしく!

 

セリス様は単身、諸悪の根源マンフロイの前へ──》

 

セリス:マンフロイ! よくもユリアに術をかけたな!

 

マンフロイ:いつさらわれたのかも気づかんお前に言われたくないわ!

 

セリス:黙れ! 父の悲しみ、母の嘆き、すべてはお前の謀りごと……あれもこれもみんなキサマの野心のせいなのだな!

 

マンフロイ:なんでもかんでも人のせいにするなぁっ(# ゚Д゚)

 

セリス:くっ、マンフロイ、私は許さない。キサマだけは絶対に許さない!

 

マンフロイ:人の話を聞けええええっっ!!

 

セリス:父と母のうらみ、思い知れ! ティルフィングーー!!

 

マンフロイ:おのれぃっ! ヨツムンガンド!!

 

セリス:ティルフィングがあるかぎり魔法なんかどうってことないさ!

 

マンフロイ:ヨツムンガンド! ヨツムンガンド!

 

セリス:うわっ…!? くっ……連続か……。他のだれかだったらまたリセットだったな。

 

ラナ:セリス様、おケガを! リカバー!

 

セリス:ラ、ラナ! 来てはだめだ!

 

マンフロイ:フッ、セリス、その娘と仲良く父と母のもとに逝くのだな。くらうがいい! 我が怨念の闇の力!!

 

セリス:ラナはぼくが守る! 父上、私に力をーーーー!!!

 

ドオオオオオオオオッッ

ズバーーーーーーッッ!!

 

マンフロイ:……ユリウス様……ロプト帝国を……どうか……

 

セリス:ふうっ、やったぞ。ラナ、ケガはないかい?

 

ラナ:はい! ありがとうございます、セリス様。

 

セリス:やっぱり君がそばにいてくれると力が出るよ。では、私はヴェルトマー城を制圧してユリアを目覚めさせにいくから、君は先にみんなのところへ戻ってなさい。

 

ラナ:はいvV

 

セリス:いよいよ最終決戦だ!

 

《ついにヴェルトマー城を制圧。セリスは急いでユリアの救出に向かう。どの道、シャーマンLv1ユリアにナーガを使わせるつもりはなく、セリスは妹をヴェルトマー城へ逃がした後、十二魔将との決戦に備える仲間たちと合流した》

《そこではちょっとした騒動が──》

 

セリス:どうしたの、みんな? なに騒いでるんだい?

 

ラクチェ:セ、セ、セ、セリス様……!!!(゚Д゚;)

 

デルムッド:レスターの奴がっ、レスターの奴がっっ……(( ゚Д゚;)

 

レスター:え、えーーっと……

 

セリス:え? なになに、どうし────!!!???

 

 

~レスター×フィー カップル成立!!~

 

 

セリス:え゛え゛え゛えええええええええっっっ!!!???

 

ラナ:に、に、に、にいさまっ……いつのまに……

 

レスター:いやぁ……あの……これは……その……

 

セリス:レ、レ、レスター、私は誓って君とフィーを一度も隣接させなかったぞ! 命を賭けてもいい。しかもいつも城を留守にしている君がっ、どーしてっ!? なんでっ!? 信じられないっっ……

 

レスター:そ、その……

 

セリス:ずっと城にいたオイフェでもアーサーでもヨハルヴァでもなく君が!? 一体どーやって愛を育んだっていうんだ、え゛え゛!?

 

レスター:だ、だから……いわゆる……その……

 

デルムッド:文通か!? 矢文を使ったのか!?

 

ラクチェ:きっと本城にそっくりさんを置いてフィーを口説かせたのよ!

 

レスター:お、おい……

 

スカサハ:……ひょっとして、この6人の中で恋人がいないのってスカちゃん一人……?

うわーーんっ レスたんの裏切りものーーーーっ!!!

 

レスター:そ、そんな……

 

ラナ:泣かないで、スカサハ。戦いが終わったらユリアでも口説けばいいでしょ。

 

ラクチェ:そうよ、そうよ!

 

セリス:よくわかったよ、レスター。やっぱり君ってばとっても器用で手の早い男だったんだな。油断したよ!

 

レスター:そ、そんなっ、それは誤解です! セリス様っ!

 

セリス:だったらこの状況をどう説明するのさ?

 

レスター:そ、それは……あの……えーーーーっと────

 

あまりに意外な展開に、いつぞやの賭けのことなどすっかり忘れているセリスとデルムッド。……まぁそれはそれとして、ティルナノグ戦記はいよいよラストバトルを迎えようとしていた》

 

ラクチェ:いよいよユリウスと十二魔将を残すのみね。

 

セリス:まあ、ここまで戦い抜いてきた我らにとっては、十二魔将なんて勝ったも同然だ。問題はユリウスなんだけど……

 

スカサハ:そういえば前に秘策があるとか言ってましたよね?

 

セリス:そのとおり。私もこのネット社会を旅するまで知らなかったんだけど、ほら、あそこにヘル持ち十二魔将がいるだろう?

 

スカサハ:ああ、はい。

 

セリス:あいつをこの「バサークの剣」でサクッとやって混乱させる。そしてヘルをユリウスに当ててもらう。そうすればユリウスのHPはたったの1。そこをこのティルフィングで成敗すれば、めでたしめでたしだ。

 

レスター:はぁ……なるほど。よく考えつく人がいるんですね。

 

デルムッド:他力本願……

 

セリス:頭脳プレーと言いなさい。

 

ラナ:ところでそのヘルってちゃんと当たるんですか?

 

セリス:30%の確率らしい。リセットして調整すればなんとかなるよ。ユリウスってば自分の指揮官レベルでヘルの命中率を上げちゃうんだってよ、ククク……

 

スカサハ:……(^_^;) 上手くいくといいですけど。

 

セリス:というわけで、ラナ、これから私が十二魔将をおびきよせてくるから、ヘル持ちが来たらサイレスで黙らせてくれ。邪魔にならないように。

 

ラナ:わかりました。

 

セリス:よし、行くぞ! このティルナノグ戦記ももうすぐ終結だ!

 

《セリス様がユリウスの攻撃範囲に侵入し、十二魔将を呼んでくる。いつものように死神双子を前線に出し、いざ決戦!》

 

ラクチェ:もうすぐこの勇者の剣も☆90になるわ。さあ、最後の大暴れよ! 流星必殺剣!!

 

ズバッ ザシューーーーッ

 

ツヴェルフ:…………

 

スカサハ:あっ、しまっ──!? こらーーーーっ! スカちゃんのお金返せーーーーっ!! 月光剣!!

 

どかすかばきっ

 

スカサハ:はあ……まあ、いいか、これで最後なんだしな。ありがとうよ、勇者の剣☆100。おかげで俺は強くなれた。もうひと頑張りだ。

 

ザシューーーーーーッ

 

デルムッド:抜け駆けで仲間に恋人を作られた挙句、最後の最後で有り金全部取られて「まあ、いいか」なんて、あいつはどんだけお人好しなんだよ、ホント……(^_^;)

 

ラナ:サイレス! リザーブ! サイレス! セリス様、みんな、頑張って!

 

レスター:デルムッド、前に出るぞ! 厄介な必殺持ちは早めに倒しておかないと!

 

デルムッド:そうだな。フィーとラブラブアタックできなくて残念だったな、レスター。

 

レスター:なっ……いいから早く戦えよっ/////

 

ズバズバザシューーーーッッ

 

セリス:ティルフィング、我が聖剣よ。ティルナノグからの長い戦いに終止符を打つぞ!

 

ズバババババババババッ

 

《ティルナノグズ最後の奮闘の末、ついにヘル持ちを除く十二魔将は倒されたのだった》

 

セリス:さあ、ユリウス、ここまで来てやったぞ! みんなは下がっていてくれ。バサークの剣は私が使う。君たちじゃあ殺しちゃうだろうからね。行くぞ! 頑張ってくれよ、ヘル君!

 

《しかしセリス様の想いを込めたバサークの一撃は、なかなかヘル使い君に通用せず、しかも逆にヘルをくらわされ、さらにユリウスのメティオを浴びせられるという災難が、1ターンまた1ターンと続く……》

 

ラナ:きゃーーっ、セリス様ーーっ! リブロー! リザーブ

 

スカサハ:大丈夫かなぁ……

 

セリス:くっ、私はあきらめない。あきらめないぞ!

 

《ヘル君が死にそうになり、ライブスキルで回復するのをイライラと待つセリス様。1ターンまた1ターンと過ぎていく。そしてついにバサーク成功!

 

セリス:よっしゃ、いけーーーー!!

 

ユリウス:ロプトウス!

 

どーーーーーーーーーんっ

 

 

~リセット(はぁと)~

 

 

セリス:えーーい、いまいましい! とっとと当ててくれよ、ヘル君!

 

レスター:あれの名前なんだっけ?

 

ラクチェ:さぁ……(-_-;)

 

《1ターン、また1ターン》

《これの難しいところは、ヘルがユリウスに当たったそのターンにセリスでとどめを刺さないと、ユリウスのHPがどんどん回復してしまうという点なのだが……

ヘルどころかバサークもくらわねぇよ

 

デルムッド:……本当に上手くいく作戦なんだよな、これ?

 

ラナ:ネットにあった有名なワザらしいけど。

 

ラクチェ:でももう100ターン過ぎちゃったわよ。

 

スカサハ:え゛え!?

 

レスター:あ、またヘルくらった。セリス様……

 

 

セリス:・・・・・・・・・・・・・・・・

くたばれティルフィングーーーーーーー!!!

 

他5人:あ゛ーーーーーーーーーーっっ!!!

 

スカサハ:セリス様っ、ヘル使いを倒しちゃってどーするんですかっ!

 

セリス:もうやってらんないよ、こんなこと!ヽ(`Д´)ノプンプン

 

レスター:じ、じゃあどーするんです、ユリウスは? ここで妥協して終了?

 

セリス:まさか。ラクチェ、デルムッドと西側にまわりこんでくれ。それからフリージ城に大至急向かって、スリープの剣を買ってくること。

 

ラクチェ:セリス様……まさか……

 

セリス:そのまさかだよ。

 

 

 

セリス:これぞ我らの最後の戦いにふさわしいやり方だ。6人全員でユリウスと戦うよ。いいね?

 

他5人:・・・・・・・・・

 

セリス:私以外全員がユリウスに1ポイントしかダメージを与えられない。しかし1ポイントはダメージを与えられるんだ。希望はある!

 

他5人:・・・・・・・・・

 

セリス:ネットによれば、スリープの剣は当たれば100%効くというウワサだ。ユリウスに関してはね。ここまで戦い抜いてきたぼくらの強いきずなと力、今こそ一つにする時だ!

 

他5人:・・・・・・・・・

 

セリス:ティルナノグ戦記ラストバトル、行くよ!!

 

他5人:はい、セリス様!!!

 

 

《全員、バーバラ城へ集結》

 

デルムッド:ラクチェ、頑張れ!

 

ユリウス:ようやく来たのか。何をモタモタしていたんだ、子豚ども。待ちくたびれたぞ。

 

ラクチェ:じゃあ、ゆっくりおやすみなさい! いくわよ!

 

ズバッ ズバッ

 

ユリウス:!? ぐーーーーーー~~ZZZZ

 

セリス:よっし、ヒットぉ! さあ、みんな、総攻撃だ!

 

他5人:おーーーーーーーーー!!!!!

 

《攻撃の順番としては、間接でレスター&ラナ、直接でラクチェ→デルムッド→セリス→スカサハ→待機。セリスはティルフィングを2発当てて計8ダメージ。スカラク兄妹がそれぞれ勇者の剣で4ダメージずつ。レスター&ラナは突撃発動で平均してだいたい2ダメージずつ。デルムッドは突撃&連続発動で上手くすればセリスより削れる。全員がセリス&デルムッドの支援効果範囲内で攻撃。兄妹恋人はできるかぎり隣接。ユリウスの毎ターンHP回復値よりどれだけ多く削れるかがポイント》

 

セリス:みんな、あきらめるな! あいつのHPは少しずつ減ってきているぞ!

 

レスター:ちょっと気の毒な気もするな……

 

ラナ:そんなこと言ってるとロプトウスのお怒りをくらいますよ、兄様。

 

ユリウス:う~~~ん……ふわぁ……('Д')。。

 

スカサハ:ヤバい! 起きるぞ!

 

ラクチェ:ならもう一度スリープの剣をお見舞いするわ!

 

デルムッド:……いくぜ。

 

《ティルナノグズの総攻撃の末、80もあったユリウスのHPは少しずつ少しずつ減っていった。そして……》

 

セリス:1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13!! おーーっ! すごいぞ、デルムッド!! 普通に神器持ちキャラで戦うよりダメージを与えられるじゃないか!

 

デルムッド:奴が眠ってなかったら、とっくにこっちが死んでますけどね。

 

セリス:もう一回今のを頼むよ! これで余裕ができたな!

 

《トラ7では自滅スキル以外のなにものでもなかった突撃をこんなにありがたいと思ったことはなかったよ、ホント。これで勝利の光が見えてきた!》

 

セリス:半分切ったぞ! あと少し……あと少しだ……!

 

《6人の団結した地道な総攻撃が続く。そしてついにユリウスの残りHPが20を切った……》

 

スカサハ:これで最後か……さあ、いくよ! 勇者の剣!

 

ラナ:ようやく終わるのね……セリス様……! ウインド!

 

レスター:長かった……これでついに……! 勇者の弓!

 

デルムッド:銀の剣は壊れたからベオのけ……じゃなくて予備のざんてつの剣!

 

ラクチェ:あとは頼みます、セリス様! 勇者の剣!

 

セリス:ロプトウス、私たちティルナノグの子どもたちの力で、ついにお前を追いつめた。闇が滅びる時だ! ユリウス……我が弟……安らかに。……聖剣ティルフィング、我に力を!! たああああああああっっ

 

―――――――――――――――――――

 

ロプトウス:グ…………ゴォ……ゴォ…………

ギャオオオオオオオオオオオオオッッ

 

 

 

セリス:お、終わった……

 

ラナ:セリス様!

 

スカサハ:セリス様!

 

ラクチェ:セリス様!

 

レスター:セリス様!

 

デルムッド:セリス様!

 

 

セリス:みんな、やったよ。イザークで旗を上げてついに、ぼくら6人はここまで来られた。そしてやっと世界に平和を取り戻すことができたんだ! 数々の困難を乗り越えて、ついに……ついに…………!

 

ラナ:……でも、セリス様…

 

セリス:どうしたの、ラナ?

 

ラナ:私はセリス様と一緒になりますが、平和な世界になった今、私たちティルナノグの子どもたちは、みんな離れ離れになっちゃうんですね……

 

ラクチェ:ラナ……

 

セリス:そんなことないよ、ラナ。私たち6人は生まれた時からずっと一緒だった。そしてそれはこれからも変わらない。帰る場所は一つだよ。

 

ラナ:セリス様……!

 

セリス:さあ、みんな、帰ろう! 私たちの故郷ティルナノグに!!

 

 

────はい! セリス様!!!!!────────

 

 

 

《こうして新たなる伝説がまた生まれ、幕を下ろした》

 

 

~『ティルナノグ戦記』完。~

 

 

 

(以下 プレイ後あとがき ※注 書いたのは約15年前)

(今さらながら、だれに見せるわけでもなく、なにをモチベに当時の自分は書いていたのか、もうホラーでしかない……)

 

セリス

 本当、頼りになる主人公だよ。FEの中では一番強い主人公だとあらためて実感。(※現在異論は認める)今回のプレイでも無敗だったし。親父はちょっとヘッポコだったが、彼は強かった。まぁ、リングはいっぱい持っていたけど、セリスにとってはどれも欠かせないやつだったな。神器持ちはセリス一人だったので、前半から後半まで、攻撃から援護まで、役に立つ。心残りはラナとのラブラブアタックを見なかったことかな。初めてユリウスにとどめをさせました☆

 

スカサハ

 ティルナノグ戦記MVPを彼にあげたい。なんといっても今回は戦績130勝突破で第一位! しかも無敗という、当方聖戦プレイでの新記録を樹立。歴代FEキャラ戦績でもトップ5に入るだろう。いや、強かった! やはり勇者の剣☆100を捧げたおかげだろうか。さらに彼は唯一ステータスアップ系リングを持たずに戦い抜いたキャラだったのだからスゴい。あの対ユリウス必殺7連撃は大興奮! 心から感動しました。心残りはどうせならHP80でカンストしてみたかったなぁ。ラクチェが速さ27止まりだったので、ステータス的にもなんと妹以上だった。あと、レスターがああなるとは本当に予想外だったので、せっかくだから恋人を作ってあげるんだった……。

 

ラクチェ

 いつもながらお強い。レッグリング&ナイトリングのコンボは我ながらナイチョイスだった。前半戦は勇者の剣を使わせなかったのだが、それでもやっぱり強い。速さが27で止まっていたが、気にするほどのことではない。やはりこの双子の父親はホリンがいちばんかな、強さ的にも武器継承的にも。デルとのカップリングも、歩数が合うのですごく使えた。戦略的にも、案外お似合いじゃないのか、この二人。兄と組んでも恋人と組んでも最強コンビ。戦績は第3位。

 

ラナ

 中盤、魔力が上がらなくて苦労したが、なんとか乗り越えてくれた。デューの協力を得て、母エーディンがあらかじめリングや杖をそろえていたおかげで、金がかかりまくるのもなんとかなった。唯一の回復役だから大事にしていたつもりが、結構強かった。闘技場も抜くわ抜くわ…。預り所にはいつもお世話になりました。デルムッド×ラクチェよりカップリング成立が遅かったのは意外だった。セリスじゃ歩数合わないからなぁ…。リライブもレストもスリープもサイレスもリザーブも一人でこなしてくれた。本当にごくろうさま。

 

レスター

 戦績第2位、おめでとう。勇者の弓☆100を持った彼は強かったよ。ただステータスの上限と親父の成長の悪さが……。スピードリングでも持たせておけばスコピオに勝てたんじゃないかと、あれからすごく後悔したぞ。毎回言っているが、ミデェールが弱いの! ステータス上限を遊牧騎兵にしてくれ、お願い…。しかしまぁ、戦績が良かったからいいけど。それにしても恋人フィーとはいったいどういうことなんだ、オイィッ!? 本当に腰抜かしたよ。なんで……?? 本編の終わりは終わりとして、エンディング、ユングウィに戻る彼は、恋人フィーと、なぜか恋人シャナン様についていかないパティと一緒。レスター、貴様……と思いました(笑)

 

デルムッド

 戦績は4位だったが、100勝は突破したし、なにより神器初撃破を果たしたしで、まったくよく頑張ってくれた。あの時彼の必殺率は105%あったのだが、連続を出していなければ返り討ちにされていたでしょう。彼の根性と、恋人ラクチェのおかげ。そして実は10章のユリウスも、必殺5連撃しかもロプトウスかわすで倒すことができていたのだった。あれはマジで感涙ものだったよ。フリーナイトのうちはちと弱いが、フォレストナイトになれば普通に激強。最後のユリウスに勝てたのも、彼のおかげだ。それほど強くはないが伝説の剣士の父上に感謝。(ベオの子じゃなきゃたぶんこの戦記詰んでたな…)

 

 

《おまけ①:セリフをパクられた方々》

気ままな自由騎士フェルグス、静かなる領主ハルヴァン(←はい? もう領主になってんの??)、怒れる斧戦士オーシン、陽気な槍騎士アルヴァ、月と星の剣士マリータ

 

気ままな姫将軍クラリーネ、黒き稲妻ツァイス、流浪の傭兵騎士ノア、孤高の剣士ルトガー、剣聖を継ぐ者フィル

 

 

《おまけ②:戦績話》

(このプレイ時点では、オーシンの183勝フェルグスの157勝が二強だった。が、この後漫然と『聖魔の光石』を1周して終わったら、フランツが210勝とかぶっちぎって、エフラム190勝、エイリーク、フォルデ180勝とか続き、……やっぱり無限に戦闘できるシステムはこわE☆と思ってしまった。

そして、この後ヘクトル編ハードをやったはずで、そのときはヘクトル179勝、エリウッド178勝(無敗)、レイヴァン162勝、フロリーナ142勝と、激戦の記録がなぜかまだメモに残っている。

ヘクトルエリウッドは早々に支援Aにしてコンビで戦わせたんですよ。そしたらエリウッド、いつぞやうっかり10敗した時とは別人のように強くて頼もしくてね。「ヘクトルはぼくらが守ろう」とか言われた日には感涙にむせびながら、ヘクエリ最高!と一人大盛り上がりしましたが、二度とやりたくないですな、あの難易度は!)

 

 

さて、

【次回予告】!?

 

~『リーフ王子のグランベル778』~

 

 マンスターでの決戦に勝利を収めたリーフ率いる解放軍。セリスたちと合流し、共にユグドラル大陸の解放戦争に向かうつもりでいた。ところがそこに思いもかけない事件が──!

 

 コノートにいたセリス軍が全員謎の失踪。

 

 衝撃を受けるリーフ軍一行。セリスたちの身にいったいなにがあったというのか?

 

「解放軍の進撃を止めるわけにはいかない!」

 

 どこにでも侵入できる無敵のブラキ僧アウグストを密偵として帝国に送り込んだ後、リーフはセリス軍の失踪を隠し、帝国と戦い続ける決意をした。

 

 謎のロードナイト・セリスロボを製作した風の勇者セティが軍師に志願。リーフは泣きながら、戦ってくれと懇願するが──。

 

 それからリーフは恋人ナンナや忠臣フィンとともに、トラ7の仲間たちをセリス軍の人々に化けさせていったのだった……。

 

 果たしてリーフの行く道に光はあるのか!?

 

 そして待ち受ける恐るべき陰謀とは!?

 

~追いはぎ王子リーフ率いる偽セリス軍、進撃開始!~

 

 

トラ7思い込みプレイなるものです。事実7割、脚色3割くらいのプレイ日記。ナレーション部分を減らして、だらだらボケ会話多めの珍道中)

(ただ、これ、終章の終盤まで書いておいて、完結していない……。どうしたのか。ついに我に返ったのか、十数年前の孤独な馬鹿は)

(載せるからには終わらせねばならない。どうするのか。だいたいこんな感じで終わりました的な説明を入れて終わるのか。それとも新たに書き足すのか。十何年も年を取ったオバチャンが? 推敲も残っているのに??)

 

(たぶん、途中まででも載せれば、現在のこの居たたまれなさは落ち着くとみておりますが、どうするかはおいおい考えます……)

 

リーフ一行のノリはこちら↓

 

ティルナノグ戦記⑥(終章・前編)(+雑記)

【雑記部分】

 今週のキングダム本誌を読みました。推し(ナッキー)の顔が良い。スタイルが良い。最高! 早くアニメに出て!

 

 さて、この一連の記事、

 いつまででこの、今さらドコ需要の過去の残念を公開しているんだという話ですが、出したからには区切りのいいところまでは出さないと、なんだかものすごく居たたまれないというのが、正直な気持ちです。我に返ったら負け、みたいな。

 正気ではやっていられませんぜ、これ。ふと恥ずかしくて消えたくなるもの。

 しかしこの十何年で自分の精神は果たして成長したのだろうかと、考えずにはいられない……

 ところで、前話で『烈火の剣』ネタがあったので、調べてみたら2003年4月発売とありました。つまり18年前以降に書いたらしい。

 しかし考えてみたら、18年前当時は人生でいちばん病んで休学までした年だったはず。……じゃあ、これを書いたのはだれ……?(ホラー

 ……たぶん、復学して人生を最高にエンジョイしていた05年あたりに書いたんでしょう。例:ヒャッハー! 都内図書館めぐりで『悪党パーカー・シリーズ』全読破できるZE! 死ななくてよかったなぁ、オイ! ドートマンダー・シリーズ未翻訳作もたまってるし! え、朝から晩まで再履修込み授業でぎっちり? 卒論?? 余裕余裕♪ 人生はスバラシイ♪♪

 ……よくこんな遊んで(こういう知性で)卒業できたな(笑)(現代で言うところの完全に陰キャな意味での遊ぶだね……)

 とまぁ、ついつい人生を振り返ってしまう年老いた自分はさておき……

 

 正気に返るタイミングの、とある区切りまではアップせねばと考えております。

 

【雑記以上】

 

 

(※その昔、『FE聖戦の系譜』子世代編を、ティルナノグの幼なじみ6人のみでクリアを目指した、実話に基づく会話形式プレイ日記です)

(前話はこちら↓)

(当時十代後半から二十代前半だった書き手の頭の中はだいぶおかしなことになっているので、キャラ崩壊が見受けられます)

(あと、たぶん一部人名地名が間違っていると思います…)

(マップ画像は↓章タイトルで検索すれば出るはずですが、自分の手持ちがない……すみません)

 

 

第6話

~終章 最後の聖戦~

 

 

セリス:ついに……ここまで来たね。みんな、よく頑張ってくれた。私の無茶にここまでついてきてくれたこと、感謝する。

 

ラナ:セリス様……

 

セリス:スカサハ、色々無理をさせたね。

 

スカサハ:いえ、セリス様、おかげで俺は自分に自信が持てるようになりました。感謝するのはこっちのほうです。

 

セリス:うん、君にかなう者はもういないよ。ラクチェ、いつもながらまた頼りになってくれた。君がいなければ戦い抜けなかった。

 

ラクチェ:そんな、セリス様。セリス様が的確な指示を出してくださったから、私は戦い抜けたんです。私が強いのはセリス様のおかげです。

 

セリス:そう言ってくれてうれしいよ。レスター、君はいつも私を助けてくれたね。君の援護射撃がなければ私は今ごろ──

 

レスター:セリス様はほうっておけないんですよ。そのくらいお安い御用です。

 

セリス:ありがとう。デルムッド、自分に支援(カリスマ)が効かないハンデの中、よく戦ってくれた。

 

デルムッド:それはセリス様もでしょう? もう慣れてますよ。それにおかげさまで可愛い恋人もできたし、感謝してます。

 

ラクチェ:デ、デルムッドっ!/////

 

セリス:ははははっ、ところであの賭けはまだ続いているからね(※9章参照)。そして私の愛しい恋人ラナ。君の魔法と明るい瞳と声に、私はいつも癒された。この最終決戦、絶対に君を守り抜いてみせる! どうかいつまでも一緒にいてほしい。

 

ラナ:ああ、セリス様vV はい、私はあなたにどこまでもついていきます。…ところでセリス様、私たちまだ一度もラブラブアタックをしていないような……

 

セリス:え? あ…いや、そうだっけ?? だってそれは、その……君を危険な前線に立たせたくないからだよ、ラナvV

 

ラナ:セリス様、そこまで私のことを……vVvV

 

セリス:みんな、ここまで来たんだ。あとは全力で立ち向かうのみ。これから先、どんな強敵が待ち構えていようと、もう我らティルナノグの子どもたちは止まらない! 我らの聖戦を戦い抜こう!

 

ラナ:いよいよですわね。負けませんわ!

 

スカサハ:持てる力のすべてを込めて、一撃にかける!

 

レスター:いざ…………

 

デルムッド:ま、なんとかなるでしょう。

 

ラクチェ:勝ってみせるわ、絶対に!

 

セリス:私は仲間たちを信じている! さあ、全員出陣だ!!! ──とその前に先立つものが……エリートリングとか売却…………ううっ、ティルフィング代高っっ! 金ねいあーー(※箱田FEより)

 

他5人:セリス様っっ!!!

 

《こうしてティルナノグズは最後の聖戦に臨むのだった》

 

《まずはエッダの騎馬隊と、丘の上のロプト兵》

 

セリス:いちばん向こうにいるロプト兵はレスターに任せたよ。残りは私たちの魔法剣でなんとかする。ラナ、どうしても一体サイレス持ちの敵兵が残ってしまうから、君は下がってリブローで援護してくれ。

 

ラナ:はい!

 

レスター:いくぞ! 勇者の弓!

 

ラクチェ:いかずちの剣!

 

デルムッド:風の剣!

 

スカサハ:炎の剣!

 

セリス:光の剣ーーっ! よし、騎馬隊が来たな。レスター、攻撃範囲に入って敵の数を減らしてくれ。他の者は壁を作れ!

 

《エッダ騎馬隊とシアルフィ城前で激突。そしてセリス軍の突撃。大勢のフォレスト&デューク&マージ&ボウナイトたちの中に飛び込んで、乱戦状態に》

 

ロベルト:フッ。これは絶好の賞金首だな。

 

デルムッド:……あんた、ロベルトっていうのか?

 

ロベルト:それがどうした?

 

デルムッド:……いや、別に。

 

ロベルト:その首、もらった!

 

デルムッド:銀の剣☆100!

 

《あっという間に勝負あり。エッダ騎士団はシアルフィ城を目前にして壊滅》

 

セリス:よし、順調、順調♪ このままエッダ城に向かうよ! レスター、君は引き返して、本城北にいるロプト兵を倒せるだけ倒してきてくれ。ラナ、援護について!

 

レスター:わかりました!

 

ラナ:まかせてください!

 

フェンリルとヨツムンガンドをしのぎながら、レスターは丘の上のロプト兵を着々と掃除。サイレスの範囲外から、ラナが回復。やはり攻撃の届かないサイレス持ちロプト兵が一体残る》

 

レスター:本当にもう…ユグドラル大陸にも「長弓」があればいいのになぁ…

 

ラナ:やっぱり遊牧民になったら、兄様?

 

レスター:もうその話は忘れろ、ラナ(-_-;)(※その話は後述)

 

《サイレスの範囲を避けつつ、ラナとレスターはエッダ本隊と対峙するセリスたちと合流》

 

セリス:よし、じゃあ私がボイス傭兵団をおびきだしてくる。

 

ラクチェ:いつかみたいに、うっかりティルフィングを持ち忘れちゃだめよ、セリス様!

 

セリス:え!? おっとっと、危ない、危ない!(+魔防20)

 

《セリスは無事傭兵団を誘い出す。慎重に間合いを取りつつ、各個撃破していくセリス軍》

 

ボイス:またつまらぬものを斬らねばならぬのか……

 

スカサハ:安心してー♪ その前にスカちゃんが斬ってあげるからーー♪♪

 

ボイス:ぬぬっ!?

 

スカサハ:今宵の必殺剣はよく斬れる……なんてね! くらえ、勇者の剣☆100!

 

《ボイスさえ片づけば、あとは楽》

 

セリス:よし、あとはエッダ城だ。いつものとおり、あそこは私一人で十分。君たちは戻ってドズル軍に備えてくれ。ラナ、残ってるサイレス持ちロプト兵は、ドズル軍との開戦直前に、こっちからサイレスかけちゃいなさい。

 

ラナ:なるほど。いい考えですね。

 

レスター:フィッシャー隊に備えて、俺もセリス様と一緒に行きましょうか?

 

セリス:うーーん……いや、私は大丈夫だ。ブリアン隊のほうが強いし数も多いから、そっちにまわってくれ。じゃあ、みんな、ドズル城で会おう!

 

《セリス様のおなーーりーー》

《はは~~~~っ(エッダ軍一同)》

《──といった様子で、ティルフィング持ちセリス様にエッダ城の守備隊はひれ伏し、戦意喪失状態》

 

城ボス:こらーーーーっ(# ゚Д゚) 何やっとんのじゃ、守備隊どもーーー!!

 

セリス:えっと、お名前なんだっけ? …まあ、いいや。サクサクいくよ! ティルフィング!

 

城ボス:のわーーーーーーーーっ!!!

 

《エッダ城制圧。続いて迫り来るは、ドズルのグラオリッター!》

 

ラナ:サイレス! ──と、これでケガしてもちゃんと回復してあげられるわ。

 

ラクチェ:よし、スカサハ! 私たちが前に出るわよ!

 

スカサハ:当然! 俺たちの腕の見せ所だからな!

 

ブリアン:たった5人だと!? しかも神器なし? フン、馬鹿にしおって! ゆけ、グラオリッター! ガキどもを皆殺しにしろ!!

 

Gリッター:おおおおおーーーーーっっっ!!!

 

スカサハ:流星剣!

 

ラクチェ:月光剣!

 

双子:必殺撃ーーーーーー!!!

 

Gリッター:ギャアアアアアアアアアッッッ

 

イザーク死神双子の剣舞に、次々散っていくドズルの精鋭グラオリッター。彼らの斧は双子にかすりもしない……》

 

スカサハ:もう終わり?

 

ラクチェ:まだまだかかってきなさいよ!

 

デルムッド:あ~~、また出番ナシだな。

 

レスター:こんなことならセリス様についていくんだったな、やっぱ…。

 

ラナ:私も、わざわざサイレス使う必要なかったわ。

 

ブリアン:神器もなしで……キサマら、化け物か!?

 

ラクチェ:失礼しちゃうわね。私たち双子は神の武器を恐れたりしないわ! 特に斧使いネールの名を汚すあんたにはね!

 

ブリアン:なっ、なにぃっ! おのれ、小娘! このスワンチカの威力、受けてみるがいい!!

 

ラクチェ:デルムッド! いくわよ!!

 

デルムッド:ふわぁ……え? あ、ああっ!

 

~ラブラブアタック発動!!~

 

ラクチェ:くらえ! 必殺流星剣!!!

 

ブリアン:ぬうっ……!

 

《斧革命未だならずとも、さすがは聖戦士。ブリアンは堅かったが、FE最強女剣士の前に、ついに倒れたのだった》

 

デルムッド:……どうしてあんなに強いんだろうな……今さらだけど。

 

スカサハ:デルデルがあいつの技を20%も上げて、さらに俺も20%上げてるからじゃない?

 

レスター:さて、残ったザコくらいは俺が片づけるか。

 

ラナ:出番がないから私も行きます、兄様。

 

《そのころセリス様は、エッダ城の守備に上がっていた》

 

セリス:本当にまったくもうっっ、お前たち本当に私を倒す気があるのか? 次から次へと私を無視しやがって。おまけにどーせ当たらない手斧なんか振りまわしやがって。

 

フィッシャー:私の部下に上級クラスLv30ナイトに突っ込んでいくような馬鹿はおらんわ!

 

セリス:弱いだけだろ! まったく一人一人倒してたんじゃ、みんなとの合流が遅れちゃうよ。やっぱりレスターを連れてくるんだったなぁ……

 

~ドズル城~

 

ダゴンフェンリル

 

デルムッド:ぐっ……たまたま攻略本に名前が載ってたからって調子に乗るなよ、城ボスその2!

 

ダゴン:やかましいわ! とどめ! ヨツムンガンド!

 

デルムッド:させるか、くらえ! 

 

ズバババッ

 

ダゴンお……おのれ~~

 

ラナ:まあ、デルムッドったら、ダメじゃない無茶しちゃ。リライブ!

 

デルムッド:ああ、悪いな。それよりお前もケガしてるじゃないか、ラナ。

 

ラナ:私は大丈夫よ。それよりセリス様、遅いなぁ~~

 

 

セリス:とっととくたばれ、このザコ!!

 

フィッシャー:ぐはあっ……キサマ、なんて皇子だぁ……

 

セリス:私は先を急ぐんだ! ドズル城に猛ダーーーーッシュ!!!

 

《ドズル城を制圧。一同武器修理》

 

セリス:ラナ? ケガをしているじゃないか! 大変だ、早く城に上がって!

 

ラナ:セリス様……

 

セリス:だめだよ、ラナ。回復役は君一人だけなんだから、無理をしてはいけない。

 

ラナ:私、セリス様のことを思うと、いてもたってもいられなくて……

 

ラクチェ:出番がなかったからじゃ……

 

レスター:シーーーーッ! 黙っていたほうが身のためだぞ!

 

デルムッド:……ついに実の兄までこの言いよう(^_^;)

 

セリス:ラナ……君とは長いつき合いだね。生まれた時からずっと一緒で……

 

ラナ:ええ、セリス様と一緒で、楽しいことばかりでした。

 

セリス:ティルナノグからここまでずっと一緒に戦い抜いてきた。そして私は、これからもずっとずっと一緒にいたいんだ、ラナ……

 

ラナ:ああ、セリス様……

 

セリス:だから君にもしものことがあっては、私はたまらなくなる。少しでも君を守ってくれるように、私のバリアリングを君に、ラナ──

 

ラナ:これをくださるのですか? ああっ、ひょっとしてこれは婚約指輪!? 左手の薬指に──

 

セリス:あげたいから中古屋で買ってきてね(^_-)-☆ よろしく~♪

 

ラナ:・・・・・・・・・・・

(滅びよ、クソゲームシステム(# ゚Д゚))

 

スカサハ:な、なんかラナのまわりから異様な邪気が……??

 

レスター:(-_-;)…さ、さ、俺たちはフリージへ先に向かっていようか。

 

《そしてなぜかセリスのほうの魔防が3Pもアップしたのだった》

 

ラクチェ:ねぇ、デルムッド?

 

デルムッド:ん?

 

ラクチェ:どうしてあなたって、終章で会話イベントがだれともないの?

 

デルムッド:……悪かったな(-_-;) 知るかよ、そんなこと。

 

ラクチェ:ひょっとして、女性恐怖症?

 

デルムッド:あ、あのな……(-""-)

 

ラクチェ:それとも、ひそかに天下一のシスコン?

 

デルムッド:違う……(-""-)

 

ラクチェ:デルムッド、私、ラナみたいにあなたのステータス上げてあげられないけど、その分頑張ってあなたのこと守るからね!

 

デルムッド:え゛!?あ、いや……だから、ラクチェ、俺は──。

──ってちょっと待てよ! ラクチェ! ラクチェーーーー!! …………はぁ、……ラクチェ……俺だって……俺だってな───

 

 

セリス:いよいよ、対ゲルプリッター&バイゲリッターだな。気合が入るね! さて、またしても部隊を分けなきゃいけない。全員で一気にフリージ城を落とすって手もあるんだが、丘の上のロプト兵その3どもを考えると、やっぱり良くない。で、対ゲルプリッターには、私とスカサハの二人だけで行く。いいね、スカサハ?

 

スカサハ:ええ、楽勝ですよ、セリス様!

 

セリス:頼りにしてるよ。ラナはなるべくどちらにもリザーブが届く位置にいてくれ。ラクチェたちには対バイゲリッタ―を任せる。レスター、引きつけて少しずつ敵を減らしていくんだ。一人で大変だろうけど、頑張ってくれ!

 

レスター:はい!

 

セリス:それでは、みんな、武運を祈る!

 

《セリスとスカサハが北のゲルプリッターに突撃すると同時、南の森にバイゲリッターの大軍が出現》

 

スコピオ:ふふふ、たった6匹の獲物を狩るなど、我らユングウィのバイゲリッタ―には朝飯前だ。

 

レスター:さあ、来い!

 

《森の中に待機し、デルムッドのカリスマを受け、勇者の弓☆100を構えるレスター。バイゲリッターを次から次へと返り討ちにしていく》

 

ラナ:リブロー!

 

デルムッド:いいぞ、レスター! その調子だ!

 

ラクチェ:おっと、そろそろ森を抜けてきたわね。私もいかずちの剣で加勢するわ!

 

レスター:さあ、まだまだ!

 

《北上しながらも、しだいに数が減っていくバイゲリッター。そして残るはあと数体》

 

ラクチェ:スコピオがそこまで来たわよ!

 

スコピオ:な、なに!? たった4人だけか? おのれよくも──ん? お、お前は……!

 

レスター:私はレスター。エーディンの子だ。

 

スコピオ:嘘をつくな! その髪色はどー見てもドズル家の者だろうが! うちの家系は代々金髪と決まっとるんだ!

 

レスター:くっ……人が気にしてることを!

 

スコピオ:ユングウィはこの私のナイス髪型で永遠に続いてゆくのだ! くたばれ、オールバック!

 

レスター:だれが許すかそんなこと! くらえっ、勇者の弓☆100!

 

スコピオ:!? うおおっっ!

 

シュン!! ドカァ!!

 

レスター:くっ、外したか……

 

スコピオ:バ、バカめ、どこを狙っている!((((;゚Д゚))))(後ろの木が粉々に砕けたぞ…)

 

レスター:今度こそ!

 

ラナ:兄様、がんばって!

 

~☆きょうだいアタック発動☆で必殺!!~

 

スコピオ:ぐわあああっ、ぐっ……キサマ……!

 

レスター:!? まだ生きてる……!?

 

スコピオ:キサマにユングウィは渡さん!! くたばれ、キラーボウ!!

 

レスター:──っ、しまっ……

 

HP50台のレスターは追撃&必殺でズバズバッと……》

 

ラナ:キャーーッ! 兄様ぁああああっっ!!

 

 

~リセット♪(はぁと)~

 

 

レスター:あーーっ、くやしいなぁっ、あいつにだけは勝ちたかったのに……

 

デルムッド:やっぱ遊牧騎兵になるべきだろ、レスター?

 

レスター:う゛……( ゚Д゚)

 

(おぼろげながら「デルムッドにそそのかされて遊牧騎兵になる修行をするレスター」という短いバカ話を書いた記憶があるので、たぶん当時『封印の剣』の某シン様とかいう最強遊牧騎兵の強さに茫然となっていたんだと思う。なんですか、あの方…)

(そしてシン&ツァイスのコンビが好きで、人生で初めて同人誌即売会に足を運び、洗礼を受けたのは今や良い思い出……)(あの頃は純粋だったナ…)(いや、それはさておき素敵な同人誌様でした。楽しかった。またオンリーとか行ってみたいが、もうついていけないだろうな。新作全然プレイしてないもんな……)

 

ラクチェ:まあ、しょうがないじゃない。運が悪かったのよ。落ち込まないで!

 

ラナ:そうです、兄様。だって相手はマスターナイトなんですから。

 

レスター:グサッ……ラ、ラナ……

 

デルムッド:まあ、いつぞやファバルもあいつに必殺くらって死にかけてたしな。あいつは俺に任せな。

 

スコピオ:キサマみたいなヤンキー頭にだって私は負けんぞ!

 

デルムッド:せっかくマスターナイトなんだから、剣の1本くらい持ってこいよな。

 

スコピオ:あ゛……うわぁーーっ! 来るなぁーーーーっ!!

 

《所詮弓。以上》

 

スコピオ:うう……リセットなんて卑怯だ~~! アンドレイ・カットばんざ~~いvV ぐふ……

 

ラナ:こっちはたった6人で戦ってるんだから、一人につき一回のリセットくらいフェアだと思うんだけど。

 

《でも君の兄は2回目や、ラナ……》

 

スカサハ:……実際にはステータスUPのためのリセットとか、マズい、こりゃぁ死んじゃう前にリセットだ、とかが結構あるっていうのは黙っていたほうがいーんでしょうね…

 

セリス:わかってるなら言わないの、スカサハ。

 

《実際、いちばんスリリングで楽しいプレイ日記はノーリセットプレイ記だよね、とは思う……》

《山の上に上がって、ゲルプリッターを迎撃していくセリス&スカちゃん。トローンを避けつつ着々と数を減らしていく。ほとんどノーダメージなうえ、そろってライブの腕輪をはめている二人に敵はなかった》

 

ヒルダ:くうっ、そう何度もやられてたまるかい! なに? 今度はたったの二人だって!? キーーーーッ(# ゚Д゚) このクイーン・ヒルダ様をなめんじゃないよ! 焼き尽くしてくれる!

 

セリス:スカサハ、来るぞ!

 

スカサハ:オーケー!

 

ヒルダ:ボルガノーーン!!

 

スカサハ:当たらないよ! スカちゃん、ジャーーーンプ!!

 

ヒルダ:なに!? うぐっ……ぐわあっ……!

 

スカサハ:そして瞬殺分身斬りーーーーっっ!!

 

ザシューーーーッ!!

 

ヒルダ:キィーーッ! くやしーーっ! イシュタル、この恨み晴らしておくれ……

 

スカサハ:やったぁ!

 

セリス:よし、残るは無駄にリザーブを唱えるザコだけだ。スカサハ、あとは任せる。私はチョチョイとフリージの城ボスをやっつけてくるから。まだ制圧はしないけどね。

 

スカサハ:はーーい♪

 

《セリスは名前を知らない城ボスロプト兵を斬り捨て、制圧せずにいったん下がる。スカサハと、バイゲリッターを倒したラクチェたちがそこに待機していた。彼らの見つめる先には丘の上に陣取るロプト兵が……》

 

セリス:やれやれ、ここが頭の使いどころだな。いつもならフィーあたりに掃除してもらうんだけど、今回はそうもいかない。

 

ラナ:どうします、セリス様?

 

セリス:あれ、ラナ、君の魔防ならギリギリ敵のスリープにかからないじゃないか。まずは私と君で、届く分をちょくちょく減らすとしよう。

 

ラナ:はい、セリス様vV

 

《セリスとラナは間接攻撃をしかけるが、敵の魔防は高い……》

 

セリス:じれったいな。レスター、君が来て、さっさとやっちゃってくれ。なに、レストならいくらでもあるから、デルムッドとラクチェも、こっちへおいで。

 

《しばしの混乱の後、スリープ×2と隊長フェンリル持ちを残して、セリス軍後退》

 

セリス:あとはフリージ城を制圧してから片づけるしかない。制圧するぞ! そしてこれからがいよいよ最大の難関、正念場だ! ファルコンナイト最凶三姉妹とイシュタル率いるヴァイスリッターが来るぞ!

 

《フリージ城制圧。そしてティルナノグ戦記、最大の激戦が幕を開ける

 

セリス:ぼくたちは負けないぞ! 故郷のティルナノグに誓って!

 

一同:おおっ!!

 

 

(→後編に続く)

 

ティルナノグ戦記⑤(10章)/最後に最終パラメータ表

(※その昔、『FE聖戦の系譜』子世代編を、ティルナノグの幼なじみ6人のみでクリアを目指した、実話に基づく会話形式プレイ日記です)

(前話はこちら↓)

(当時十代後半から二十代前半だった書き手の頭の中はだいぶおかしなことになっているので、キャラ崩壊が見受けられます)

(あと、たぶん一部人名地名が間違っていると思います…)

(マップ画像は↓章タイトルで検索すれば出るはずですが、自分の手持ちがない……すみません)

 

 

第5話

~10章 光と闇と~

 

 

エリウッド:みんな、下がってくれ! ここは僕一人で行く!

 

ヘクトル:おいおい、バカ言うなよ。うっかりスナイパーに2回攻撃されるような激弱ロードを一人で行かせられるか!

 

リン:そうよ! 戦うときはみんな一緒!

 

ヘクトル:お前まだブレイドロードLv5じゃねえか!

 

エリウッドヘクトル……君一人で行ってくれ。

 

セリス:あ、あの……ここは「光」ではなく、「光と闇と」なんだけど……(-_-;)

 

エリウッド:え゛? おっとこれは失礼しました。みんな、帰ろう、帰ろう!

 

スカサハ:なにしに来たんだ、あの人たち……?

 

ラナ:プレイヤー曰く「完全に育成をミスった回。エリウッド使わないと弱くなる

 

スカサハ:???

 

セリス:と・に・か・く! いよいよラスト一歩手前まで来た。このマップも最初っから苦戦が予想されるが、大丈夫。我々はもう負けない! 見なよ、☆100必殺武器がこんなに(はぁと)

 

レスター:俺の勇者の弓と、デルムッドたちの銀の剣2本か。

 

セリス:スカサハ、銀の剣☆100は私がもらうよ。これで戦闘要員5人は全員必殺出しまくりだ! ラクチェの勇者の剣も☆50になったしね。

 

~ここまでの装備まとめ~

セリス

 銀の剣☆100、銀の大剣、光の剣、シールドリング、バリアリング、パワーリング

スカサハ

 勇者の剣☆100、炎の剣、ライブの腕輪

ラクチェ

 勇者の剣☆50、いかずちの剣、レッグリング、ナイトリング、シールドリング

ラナ

 ウインド、杖各種、マジックリング、ねぎりの腕輪

レスター

 勇者の弓☆100、キラーボウ、スキルリング

デルムッド

 銀の剣☆100、風の剣、ざんてつの剣、パワーリング、スキルリング

 

もはやLv30になったセリスと、それも間近な残る5人は、だれも闘技場に行かなかった。ラナ以外はそれほどお金に困っていなかったし。セリスはリターンリング等を売って、ラナにあげるお金を作る。ラナはレストやリザーブやサイレスをそろえる》

 

セリス:よし、みんな、さすがの私もクロノス城から逃げてくる子供たちを見殺しにしたくはない。最初の数ターンが勝負だ! 行くぞ!!

 

《待ち構える森のロプト軍団。フェンリルにスリープにヘル。まずはレスターが敵の攻撃範囲に入っておびき出す。セリスはラナにあ・げ・る(はぁと)》

 

ラナ:ありがとうございます、セリス様vV

 

セリス:なぁに、これからは君の杖が何より重要だ。頼りにしてるよvV

 

ラナ:もうっ、任せてくださいvV(*^▽^*)

 

セリス:ははっ、こいつぅvV(#^.^#)

 

レスター:気が散るから後ろでイチャつくのはやめてくださいよ!

 

セリス:このあたりでいつだか愛の告白をかましてたのはだれだったかな? さ、ラナ、さっそく出番だよ。

 

《プレイヤーのミスで思ったより敵の攻撃が集中したが、なんとかレスターは生きていた。ラナ、リザーブ用意》

 

セリス:よし、レスター、ラクチェ、デルムッド! 敵陣に突っ込むぞ! スカサハ、ここは任せた! たぁーーーーーーっっ!!

 

《移動力にまかせて森の中へ突入する4人。フェンリルを優先して倒す。後からラナを守りつつ、スカサハが続く。ラナ、リザーブ。ターン終了》

 

ロプト兵:スリープ×2!!

 

ラク&デル:ぐーーーーーーーーZZZZZ

 

セリス:ラクチェ! デルムッド! 寝てる場合じゃない! 起きろーーっっ!! ラナ! レストーー!!

 

《仲良くおねむの二人はそのまま集中する攻撃をかわしまくる》

 

セリス:どうせならスリープをかわしてくれればいいのに……(『聖戦』では不可)

 

スカサハ:スカちゃんとーちゃーーーっく! くらえ、月光剣!!

 

スリープ使い:ギャーーーーー!!

 

ラナ:レスト!

 

デルムッド:ふわぁ……あ……?

 

セリス:デルムッド! レスター! とりあえず私たちだけでも森を抜けるぞ! リデール隊がすぐそこまで来ている! レスターは村を襲っている海賊どもを倒してから来てくれ!

 

レスター:わかりました!

 

ロプト兵:スリープ!

 

デルムッド:ぐーーーーーーZZZZZ

 

セリス:こらーーーーーーーっっっ!!!

 

《トラ7といい、スリープやバサークに狙われやすい人だ……。再びラナがレストをかけ、セリスとデルムッドはなんとか森を突破。寝起きデルムッドが銀の剣☆100を構えて、リデール隊を待ち伏せる。海賊を倒したレスターも合流。一方──》

 

スカサハ:たあっ、とうっ、えいやあっ、流星剣!!

 

ラナ:スカサハ、がんばって!

 

スカサハ:ラナ、ラクチェをレストで起こしたら?

 

ラナ:HP回復のほうが優先よ。

 

スカサハ:大丈夫だよ。俺も寝ているラクチェもちょっとくらい平気だから。

 

ラナ:ダメよ! だれかがケガをしているのをほうっておけないわ!

 

スカサハ:ラナ……優しいんだな。

 

ラナ:(だってラクチェを起こしたら、私に敵の攻撃が集中しちゃうもの……)フフフ(^_-)-☆

 

スカサハ:?……まぁ、もう片づくところだけどな。

 

 

デルムッド:このっ、このっ、このっ、このっ、このっ<(`^´)/彡

 

リデール隊:うわああああああああっっ!!

 

セリス:うわーー、寝起き悪っ!

 

レスター:弓部隊は俺が引き受けます!

 

セリス:よし、子どもたちの安全は確保した。急いで進軍するぞ! 早くクロノス城どころかラドス城まで行かないと、リングの村がっ、リングの村がーーーーーーっっ!!!

 

レスター:……やっぱ、そっちか(^_^;)

 

《セリス一行、クロノス城付近に進軍。スカちゃんと寝起きラクチェも後から合流。ラナはのんびり村まわりをして金稼ぎ♪ リデール隊との激戦! そして──》

 

ヒルダ:なに? セリス軍はたったの6人だって? フン、そんな連中、このクイーン・ヒルダ様の敵じゃないね。我が夫ブルームと息子イシュトーの仇、取らせてもらうよ!

 

ラクチェ:ついでに教えるなら、娘のイシュタルを撃退したのは私よ。ブルームはスカサハ、イシュトーはセリス様。

 

ヒルダ:ムッ……

 

デルムッド:じゃ、今度は俺の番だな。いくぜ!!

 

ヒルダ:おのれ、くたばれ、ボルガノ────

 

 

~ラブラブアタック発動!! ヒルダ女王玉砕!!~

 

 

ヒルダ:キーーーーッ! くやしーーーーっ! 覚えておいでーーーーーーっっ!!(逃亡)

 

 

リデール:フッ、たった6人だけでここまで来るとはたいしたものだ。久々に誇らしい戦いができそうだな。礼を言うぞ。私はラドスの騎士リデール!

 

スカサハ:イザークのスカサハ! この勝負、受けてたつ!

 

《最強の七三 VS スカサハ! 勇者の剣 VS 勇者の剣!》

 

ガキイィィィィッッッ!!!

 

セリス:うわっ、私が戦おうと思ってたのに! そろそろ毎回カッコつけすぎてズルいぞ、スカサハ!

 

レスター:まぁ、いいじゃないですか、たまのロードには……

 

スカサハ:悪いな、俺たちは先を急ぐんだ。あんたと戦えてよかったよ、流星剣!!!

 

ズバババババババッッ

 

リデール:フッ……これも天命か…………

 

セリス:くっ……量産型七三のくせにカッコいいぞ……。とにかくクロノス城は制圧した! さあ、みんな、次はラドス城に急行!! スカサハとラナは北の門のところで待っていてくれ!

 

ラナ:フフッ、いっぱいお金もらっちゃったわ♪ あら、あっちにも村が……(*^▽^*)♪

 

レスター:ラナ……(-_-;)

 

《セリス、ラクチェ、デルムッド、レスターの4人はラドス前に集結。そして突撃!》

 

モリガン:ヒイイイッ! く、来るなぁーーーーっっ!

 

レスター:観念するんだな。くらえ、勇者の弓!

 

モリガンギャーーーーーーッッ!!

 

ラクチェ:周りのザコも片づいたわ! なんだ、楽勝じゃない♪

 

デルムッド:セリス様、制圧を──セリス様……??

 

セリス:ガーーンガーーンガーーンガーーン・・・・・・

 

レスター:……またリングの村、壊されちゃったみたいだな(^_^;)

 

セリス:う……うわーーんっっこんちくしょーーっっ!!

 

賊:ぎゃーーっぐわーーっぎょえーーーーっっ!!

 

ラクチェ:セリス様ってば! まだミレトス領の村が残ってるんですよ! 急がないと海賊につぶされるわ!

 

セリス:そ、そうだった……。せめて私とラナの家計を少しでも足さなければ……

 

レスター:村、独占してますね……(^_^;)

 

セリス:こんなことなら私がシーフの腕輪を取りに行くんだった(-_-;) レスター、君お金が余ってるじゃないか、もったいない……( ;∀;) とにかくみんな、スカサハたちのいる北の門に急いで! ここからが最大の難関だ! ユリウスめ、待ってろよーーーーっ!!

 

《ラドス城制圧。ミレトスへの門、開放。ティルナノグズの前に立ちはだかるスリープ&フェンリル&ヨツムンガンド&ヘル&キラーボウetc…》

 

セリス:あせって前に出る必要はない。敵が向かってきたところを迎撃して、数を減らすんだ。でないといたずらにスリープやフェンリルの餌食になるだけだ。スカサハ、ラクチェ、前線よろしく! レスターとデルムッドはヒット&アウェイで! ラナはいつでもレストができるようにしていてくれ! ゆっくり慎重に進むんだ。

 

ラナ:セ、セリス様……でも村が……村がどんどん焼けていきますよっ!!

 

セリス:・・・・・・・・・・・・・・・

 全軍突撃ーーーー!!!!(# ゚Д゚)/

 

ス・ラ・デ・レ:・・・・・・・・・(-_-;)

 

《唯一スリープにかからない魔防を持つセリス様は、先陣を切って北側へ進軍!》

 

セリス:うおーーーっっ村ーーーーーーーっっ

 

レスター:セリス様っ、ちょっと待ったーーーーっっ!

 

《あわててあとを追うレスター。そして体よくフェンリルの囮役させられる羽目になった》

 

ロプト兵:フェンリルーーっ!

 

レスター:うわっ、うわっ、このーーっ!! ズバッ

 

さらにスナイパーが……》

 

レスター:ああっ、もうっ! ズバッ ズバッ

 

《そしてスリープ》

 

レスター:ぐーーーー~~~ZZZZ(## --#)

 

セリス:あれ、レスター? だめじゃないか、こんなところで寝てちゃあ。うん、なんとか村は救出してきたよ。またもうけちゃったよ♪ あとでラナにあげなきゃvV

 

《セリス様はそのまま北からやってきたスリープ持ちロプト兵の始末に取りかかった。レストで起きた被害者レスターもそれに加わる》

《一方、西に進む死神兄妹、デルムッド、ラナの4人。ラナは1ターンごとに眠る友人たちを起こすのに大忙し。おかげでとっくにLv30

 

ラナ:もうっ、いい加減レストの回数も限界よ。修理代が思いやられるわ。

 

デルムッド:まぁ、セリス様がきっちり稼いできてくれるだろ。

 

ラクチェ:よし、邪魔なロプト兵はみんな片づいたわ。

 

スカサハ:いよいよユリウス&イシュタルをお出迎えか……

 

 

セリス:レスター、ここは任せたよ。ぼくはユリウスとの初戦に臨む!

 

レスター:わかりました。ご武運を!

 

 

ユリウス:ククク……さあ、イシュタル、6匹の子豚がやってきた。料理してやるとしようか。

 

イシュタル:はい、ユリウス様(はぁと)

 

 

セリス:ラクチェ、例によっていつもいつも悪いけど、ユリウスの攻撃範囲に入っておびきだしてきてくれ。君には「見切り」があるから大丈夫だと思うけど、みんなで無事を祈ってるよ。

 

ラクチェ:大丈夫です! 任せてください、セリス様!

 

スカサハ:気をつけろよ、ラクチェ。

 

デルムッド:落ち着いて、な……

 

 

ユリウス:ククククク……来たか子豚。

 

ラクチェ:だれが子豚よっ!<(`^´)>

 

スカサハ:冷静に! ラクチェ!

 

ユリウス:イシュタル、私の勝ちのようだな。さらばだ。出でよ、ロプトウス!!!

 

ロプトウス:ギャオオオオオオオオッッ!!!

 

ラクチェ:くっ……

 

デルムッド:ラクチェ!!

 

どおおおおおおおおんっっ

 

ユリウス:チッ、小賢しい……

 

ラクチェ:ふうっ……なんとか避けられたわ。

 

セリス:よくやった、ラクチェ! ユリウス、このあいだ言ったように、私たちはお前を倒すからな!!

 

ユリウス:フッ……愚かな……。ロプトウスに勝てるはずがない。マヌケな兄上だな。

 

セリス:たとえ怒りスキルを持っていようが、追撃&突撃を持っていようが、見切りを持っていないかぎり、こっちに勝機はある!

 

ラクチェ:そのとおり! 行くわよ、ユリウス!

 

スカサハ:待った、ラクチェ、ここは俺が行く。

 

ラクチェ:ス、スカサハ……あんた……

 

スカサハ:今回の俺は今のところ無敗で、ツイてるからな。ダメだったらとどめは任せる。……いや、この勇者の剣☆100があるかぎり、俺はだれにも負けない! たとえラスボスであろうと……

 

ユリウス:お前が? ククク、お前みたいな地味で目立たなくて華がない村人その3級のヤツに、このダークプリンス・ユリウス様が倒せると思ってるのか?

 

スカサハ:グサッ……な、なんでそこまで言われなきゃならないんだよっっ、人が気にしてるのにーーーーっっっ!!!

 

デルムッド:スカ、落ち着け……(^_^;)

 

スカサハ:と、とにかく! この剣に受け継いだ父上の想いにかけて、俺は勝ってみせる! いくぞ!!!

 

ユリウス:フッ……

 

ラクチェとの☆きょうだいアタック発動!!☆ ユリウスに1ダメージ

 

ユリウス:フハハハハハッ、その程度か! 攻撃力半減してなくても、これではたいしたことないなあ!

 

スカサハ:くっ……

 

ユリウス:では今度はこちらの番だな。ロプトウス!!

 

ロプトウス:ギャオオオオオオオオッッ!!

 

スカサハ:うわぁぁぁっっ

 

ラクチェ:スカサハ!!

 

ユリウス:フン、ザコが…

 

スカサハ:…俺は……俺は、負けない!! ここからだ! 流星剣!!!

 

ユリウス:ムッ!?

 

セリス:よし、出たぁっ!!

 

ズバッグサッザシュッザンッドカッ

 

スカサハ、流星必殺5連撃を叩き込む!

 

ユリウス:!!?

 

スカサハ:ユリウス、覚悟ーーーーっっ!!!

 

ズバババッ ザシューーーッッ

 

そしてさらに必殺2連打! ユリウス撃破!!

 

ユリウス:チッ……

 

スカサハ:や、やった……

 

ティルナノグズ:おぉーーーーーーっっ!!!

 

セリス:よくやったぞ、スカサハ! すごいっっ! 感動した!!

 

デルムッド:本当にやってのけるとは思わなかったぞ。まったく本気を出すと底が知れないな。

 

レスター:必殺7連撃も新記録じゃないか!? 見事なもんだ!

 

ラナ:本当にお疲れさま(#^ ^#) リカバー!

 

スカサハ:は……は……はは…………これで本当にもう……ラクチェと同等に……父上と勇者の剣に………全世界の…ソードマスターになれない剣士に光が…………

 

ラクチェ:なにわけのわかんないこと言ってるのよ! かっこよく決めたんだからシャンとしなさい、兄さん!!

 

スカサハ:ラクチェ……!

 

ユリウス:フン! ここはひとまず帰るとするか。今日はこのくらいで勘弁してやるよ、セリス<(`^´)>

 

セリス:へーーん、負け惜しみーーー♪

 

ユリウス:バ、バーバラで貴様らを待っていてやる! せいぜい無駄にあがいて頑張ることだな! イシュタル、帰るぞ!

 

イシュタル:ユリウス様~~vV(リワープ)

 

セリス:……この調子じゃイシュタルだって余裕で倒せたんじゃないのか? 強いよ、ボクら、マジで。さ、みんな、最大の難関は終わった。ミレトスを制圧して、あとはもう楽勝楽勝♪

 

 

《移動力のある者でミレトスに突進し、残る敵をあっさり殲滅。しかしセリスは、この先待ち受ける最大の難関にまだ気づいていなかった……》

 

~ミレトス城制圧~

 

セリス:ま、ここからはじっくり進めば何も問題はないよ。敵も結構強いけど、心配いらない。陣を組んでいる部隊を、少しずつおびき出して倒していけばいーんだから。スカサハ、ラクチェ、お疲れ様だけど、また前線よろしくね。

 

双子:了解!!

 

セリス:あとはアルヴィス皇帝だが、アレスやリーンがいないから、いつもより時間はかかると思うけど、私のティルフィングがあればなんとでもなるさ!

 

ラナ:そうですね、ティルフィングがあれば♪

 

レスター:ティルフィングがあれば。

 

スカサハ:ティルフィングがあれば……

 

ラクチェ:ティルフィングが……………

 

デルムッド:どこにあるんですか?

 

セリス:パルマーク司祭が預かってくれているよ。もらいに行かなきゃね! もら、いに、いか……な……きゃ…………────

 

他5人:・・・・・・・・・・・・・

 

 

セリス:ギャアアアアアアアアアアッ!!! ボクのティルフィングがーーーーーっっ!!!

 

《シアルフィの大軍と対峙しているセリス軍。彼らから遠くとおく離れたところで、ティルフィングを持ったパルマーク司祭と子どもたちが、ロプト兵に追われていた》

 

セリス:な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、なんてことだ! このままではボクのティルフィングがなくなってしまうじゃないか!! 急がなきゃっ、急がなきゃっ、急がなきゃーーーーーーっっ!!

 

レスター:セリス様! 今突撃したら、シアルフィ軍の大集中攻撃をくらいますよっ!

 

セリス:うっ……し、しかし、ティルフィングがなきゃ我々はアルヴィス皇帝を倒せないし、終章を戦い抜くなんて論外だ。なんとしてもティルフィングだけは救い出さなくては!

 

スカサハ:パルマーク司祭と子どもたち、でしょう。そこは一応……(^_^;)

 

セリス:う、うん、まぁね。いつもはフィーやアルテナにあらかじめ飛んでいってもらっていたから、こういう事態になることをすっかり忘れてたよ。こうなったら作戦変更だ! 全員、無茶を承知で敵陣を強行突破!!!

 

ラクチェ:わかりました、セリス様! 私が先陣を切ってパルマーク司祭たちの救出に向かいます! レッグリングがあるからなんとか間に合いますよ。

 

セリス:いや、ラクチェ、この先にはエルファイヤーやメティオやヨツムンガンドがたくさんいるんだ。いくら君でも魔法が相手じゃキツイだろう。ここは私が直々に向かう!

 

ラナ:ああ、セリス様、なんてご立派なvV それでこそ主人公、光の皇子様ですvV

 

セリス:だからみんなは私を援護してほしい。……つまり、囮になってなるべくシアルフィ軍を引きつけてくれ。特にレスター、よろしくね(^_-)-☆

 

レスター:は、はぁ……

 

セリス:みんな、シアルフィ城で生きて会おう! それでは全員、強行突破ーーーー!!!

 

《激戦の幕開け。まずはやってきたアーマー部隊をセリス以外の5人で攻撃。セリスは一気に橋を渡り、最前線に進む》

 

セリス:このまま海沿いに東へ行けば、パルマーク司祭たちがいるはず! なんとかこのターン持ちこたえなければ!

 

《セリスめがけて突進してくるシアルフィ軍。猛攻を自身の魔防と仲間の囮で必死にしのぐセリス。なんとか耐え抜いたものの、四方八方敵だらけ》

 

ラナ:負けないで、セリス様! リザーブ

 

ラクチェ:私たちが道を切り開きます! 先に行って、セリス様!

 

セリス:よし! 間に合ってくれ! 間に合ってくれよーーーっ!!

 

《なんとか大軍の中を抜けたセリス様。しかし次に待ち受けるはメティオの雨》

 

セリス:くっ、私のティルフィング! 私のティルフィング!! 父上! どうか私に力をーーーーっ!!

 

《残された5人はセリスによって一気におびきだされたシアルフィの大軍に苦戦。敵味方入り乱れての乱戦状態に。そしてスリープの魔法も降りかかる。特に魔導士軍団の攻撃はすさまじい》

 

ラナ:レスト! リザーブ! レスト! リザーブ

 

スカサハ:くっ……とにかくあのスリープ使いと魔導士だけは倒さないと!

 

ラクチェ:勇者の武器持ちの私とスカサハで、反撃されずに魔導士を減らす!

 

デルムッド:わかった。俺とレスターは騎馬隊とアーマー隊を引き受ける!

 

敵司祭:スリープ! スリープ!

 

スカサハ:ぐーーーーーーZZZZZ

 

ラクチェ:ぐーーーーーーZZZZZ

 

ラナ:レストおぉーーーーっっ!! もうっ、らちが明かないわ! こうなったら私が出ます! かかってらっしゃい! 私の戦い方を見せてあげるわ!!

 

レスター:ラ、ラナ……(^_^;) あ、あまり頑張りすぎるなよ……

 

《5人はそれぞれ分断されるも、やがてなんとかきわどいところで敵を全滅させ、勝利を得る》

 

スカサハ:ふう……ユリウスより大変だったよ。

 

ラナ:セリス様は大丈夫かしら……

 

レスター:今のところセリス様も無敗で、ツキがあるからな。とにかく俺たちは信じて、シアルフィ城のメティオ部隊に備えよう。

 

ラクチェ:私、反対側にまわりこんで、セリス様の様子を見てくる。

 

スカサハ:メティオの攻撃範囲に気をつけろよ、ラクチェ。

 

~その頃~

 

セリス:ロプト兵発見! なんとか間に合ったみたいだな。さぁ、お前たちの相手はこっちだ! 光の剣を受けてみろ!

 

《セリスvsロプト司祭×4 光の剣で一体ずつおびき出し、銀の大剣でとどめを刺していくセリス》

 

ロプト兵:おおっと。

 

セリス:こらーーーっ! よけるなーーーーっっ!!(# ゚Д゚)

 

《威力の高いヨツムンガンドにさすがのセリスも苦戦。ロプト兵はじりじりとパルマーク司祭に迫っていく……》

 

セリス:ティルフィングは渡さーーーーんっ!!!

 

父親と違って鬼神のごとき根性を見せるセリス皇子。間一髪HP1ケタになったところで、敵せん滅に成功した》

 

セリス:ぜえっ……はあっ……ま、間に合った…………

 

パルマーク:おおっ、聖戦士様! 助けに来てくださったのですな!(※本戦記最大のヒロイン)

 

子どもたち:わーーいっ、聖戦士様だーーー!

 

セリス:ははははは、正義のヒーロー・光の皇子セリス、ただいま参上! しかも瀕死……ぐふ。

 

パルマーク:おおおおっ、ライブーー! ライブーー!

 

セリス:いやはやどうも(ちょっと復活)ところで司祭、私のティルフィングは?

 

パルマーク:はい、ここに。

 

セリス:これが、ティルフィング……! ああ、不思議な力がみなぎってくるようだ…………ていうか父上! ちゃんと修理しといてくださいよ! 私とラナの財布がまたさみしくなるじゃないですかーーーーーっ!!

 

パルマーク:せ、セリス様?(゜.゜)

 

セリス:え? あ、いや、あははははは……

 

ラクチェ:セリス様! 大丈夫でした?

 

セリス:ああ、ラクチェ、なんとかね。そっちは?

 

ラクチェ:こっちもなんとかオッケーでしたよ。みんなシアルフィ城を包囲して、セリス様を待ってますよ。

 

セリス:よし、無事ティルフィングも手に入れたし、いよいよ皇帝との決戦に臨むとしようか。

 

《東からセリス&ラクチェ、西からデルムッド&レスターがシアルフィ城を囲むメティオ軍団に攻撃をしかける。次のターン、スカサハとラナも加わり、残るはアルヴィス一人となった》

 

セリス:皇帝は私が倒すしかない。ラナ、私のそばに来て。デルムッド、支援よろしく。

 

ラナ:はい、セリス様vVvV

 

 

アルヴィス:……来たか、セリス。

 

セリス:アルヴィス皇帝、あなたはなぜ私の父を……! ていうかティルフィングの修理代がかさむからあまりねばるんじゃないぞ!

 

アルヴィス:な、なに!?

 

セリス:いくぞ!!

 

《セリスvsアルヴィスの因縁の対決! ティルフィングがヒットするのは、アルヴィスの回避と異常な大盾の発動率により、ほぼ50%。ファラフレイムはやけに当たる。ラナがそのたびにリライブ》

 

セリス:くっ、しぶといな。ターンごとにHPが回復するなんてズルいよ、まったく。

 

ラナ:大盾なんか出さないでください、皇帝! 私たちの家計のことを考えてもみてください。無駄にティルフィングの回数が減っていくなんて許せないわ。こうなったら私が──

 

レスター:ラナ、もういい(-_-;) あと少しだから、な。

 

ラクチェ:あー、たいくつーー(-""-)

 

アルヴィス:セ、セリス(-_-;) お前は一体何のために戦っておるのだ?

 

セリス:我らティルナノグの幼なじみ6人で世界に平和を取り戻すために決まってるじゃないか! それももう達成のゴールが見えてきたところなんだ! ここであきらめるわけにはいかない!

 

アルヴィス:くっ……

 

セリス:これで終わりだ、アルヴィス! 聖剣ティルフィングの力を受けよ!!

 

ズバババババババババッッ

 

アルヴィス:ぐっ……ディアドラ……ユリア…………

 

セリス:あーーっ、ティルフィングがこんなに減っちゃったよ、もーーーーっ!

 

スカサハ:セリス様……一応お父上の仇なんだから、もっと感傷的になったほうが。。。

 

セリス:そうするよ。私は一人でこれからオバケの岬に行ってくるから、みんなは次の最終マップの準備をしておいてくれ。あ、ラナ、ミレトス城に戻って、できるだけ闘技場勝ち抜いてねvV

 

ラナ:セリス様が応援してくださるなら、かよわい私も頑張れる気がしますvV

 

ラクチェ:かよわかったかしら……?

 

デルムッド:シーーーーーーッ(^_^;)

 

セリス:じゃ、行ってくるよ!

 

ラナ:フフ(#^ ^#) じゃ、私もサクサク7人抜きするとしましょvV

 

レスター:……いつのまに、あんなにたくましくなったんだ……?

 

 

~東の岬~

 

(ディアドラ:セリス……大きくなって……)

 

セリス:母上、私はついにアルヴィス皇帝を倒しました! ティルナノグから我ら6人の力でここまで来たのです!

 

(シグルド:セリス、思い上がってはならぬ。ところどころでシャナンやリーンやセティの力に甘えたことを忘れるな)

 

セリス:くっ……人が忘れたいことをっっ……! 7章ですでに息子にステータスを越された父上に言われたくないですよ!

 

(シグルド:くっ……だ、だれがお前たちの武器とリング類を都合してやったと思っているんだ、息子よ!)

 

セリス:どーせならティルフィングの修理代も都合してほしかったですねぇ(# ゚Д゚)

 

(ディアドラ:うふふ……親子喧嘩なんて、仲睦まじいのね……(#^^#))

 

セリス:え? あ、あーー……うーーんと、母上、父上とお幸せに。ていうか早くライブの腕輪ください。

 

(ディアドラ:もう、せっかちさんねぇ。大事にするのよvV)

 

セリス:ありがとうございます、母上vV

 

(シグルド:……いよいよだな、セリス)

 

セリス:はい。父様、母様、見ていて……必ず……!

 

 

~10章 光と闇と クリア!~

 

 

《次回、終章》

《その前に、最終パラメータ表まで残っていたので、掲載》

 

セリス HP74

 力 24+5

 魔 12

 技 22

 速 22

 運 22

 守 22+5

 魔防 16

(+はリング装備分。これにティルフィング強化の、技&速+10、魔防+20が追加)

 

スカサハ HP78

 力 27

 魔 3

 技 27

 速 27

 運 23

 守 27

 魔防 4

(力、技、速、守、たぶんカンスト。HPすらあと2Pでカンスト。なんもしてないのにこれはスゲェぜ、スカちゃん)

 

ラクチェ HP70

 力 27

 魔 1

 技 30

 速 27

 運 23

 守 22+5

 魔防 4

(誤植ではなく、後に言及されるが、うっかり30になるはずの速さがカンストしてない…

 

レスター HP58

 力 25

 魔 11

 技 19+5

 速 23

 運 20

 守 18

 魔防 7

(だから言ったろ、ミデェールの技がさぁ……(略)これと、HP50台が次章でマズい事態を引き起こすとは……)

 

デルムッド HP67

 力 23+5

 魔 5

 技 30+5

 速 27

 運 17

 守 23

 魔防 9

(力(これでも)、技、速、たぶん守、カンスト。そのスキルリングはレスターに二重がけしたかった…※できません

 

ラナ HP58

 力 10

 魔 26

 技 22

 速 21

 運 30

 守 15

 魔防 10+5

(回復要員のはずが、兄に並ぶHP、カンストする強運、汗と手間の乱数調整のおかげで伸びた魔力のおかげで、本気で強い。先天的武器レベルがないから上級魔法が使えないのが惜しい……