A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダーにパーカー、西武ライオンズ、FEプレイ日記(似非)・・・好きなことをぽつぽつと。

リーフ王子のグランベル778/第5話 偽セリス軍のグランベルデビュー戦☆

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめ↓)

 

第5話

~10章 光と闇と~

 

 

ヘクトル:みんな、下がってろ! ここは俺一人で行く!

 

リン:馬鹿なこと言わないで! グレートロードLv20のあなたを一人で行かせたら経験値がもったいないわ!

 

エリウッド:ぼくをおいて行かないでくれ、ヘクりん☆

 

ヘクトル:愛しのエリー!

 

フィン:…だ、だからここは「光」ではなく「光と闇と」なんですってば……(-_-;)

 

ヘクトル:なに? おっと悪ィ悪ィっ、じゃ、またな!

 

デルムッド:また来る気なのか…(^_^;)

 

セティ:リーフ王子は?

 

フィン:ナンナと一緒にペルルークの城下街に買い物に行かれました。先だっての誤解を解くために。

 

セティ:色々苦労が絶えないな、王子も(^_^;) さて、ついに我々偽セリス軍ことリーフ軍は、グランベルを目指してトラキア半島を飛び出してきたわけだが──

 

フィン:このミレトス地方を突破すれば、グランベルはすぐそこです。

 

セティ:しかし、今まで何度正体がバレそうになったことか……

 

一同:・・・・・・・・・・・・(汗)

 

セティ:これから帝国本隊とロプト教団、セリス皇子の帰還を待ち望むグランベル国民、特にシアルフィ市民を前にして、偽者であることがバレるのは非常にマズいだろう。

 

フィン:そうですね。これからはもっと慎重に行動しなくては。山賊だとかヤクザだとか呼ばれてはグランベル国民に追い払われてしまいます~~! ここはひとつ、追いはぎ根性を慎んで──

 

シャナム:オヤジ! まけてくれまけてくれまけてくれーーーーっっorz彡

 

オーシン:おいコラ、俺のもまけやがれよ!

 

店主:ひぃーーーーーーっっ*1

 

オーシン:へっ、ベルクローゼンか。久しぶりだな。全部まとめて返り討ちにしてやるぜ!

 

ロプト兵:ヨツムンガンドーー!

 

リーフ:そんなの効くもんか! くらえ、光の剣!!

 

ロプト兵:ぐわーーーーーーっっ

 

リーフ:みんな、足の速い者を中心に樹海へ突入するぞ! 魔防及び回避率の低い者は気をつけること! なるべく森に待機して、カリスマ×2の範囲から出ないように! スリープとヘルを優先して倒すんだ!

 

フィン:はっ! リーフ様に続きます! 勇者の槍を受けてみろーー!

 

ザシューーーーッ

 

フェルグス:よっしゃ、いっちょ行ってやるか! ん? おおっ、あっちに銀の剣、こっちにキラーボウ! こりゃあ、追いはぎ魂がうずくな♪

 

リーフ:そこの黒騎士アレス! 追いはぎは禁止なんだってば!(あとでパーンたちに盗ってもらうし)

 

フェルグス:おおっと、そうだった。黒騎士アレスとは、俺のことだ! 俺の剣さばき、とくと見るがいい!──ってか?

 

ロプト兵:あそこにやっつけ負け大王アレスがいるぞ!

 

ロプト兵:なに!? よし、みんなで一斉に飛びかかれーー! ヨツムンガンドぉーー!!

 

フェルグス:ぎゃーっ! ぎゃーーっ! それはないだろーーー!(゚Д゚;)

 

デルムッド:やれやれ、ミストルティン持ってるわけじゃないんだから、調子に乗るなよ。

 

ズバッ ザシューーッ

 

ロプト兵:ぎぇーーーーーーっっ

 

デルムッド:…まぁ、あんたがやっつけ負けするのは見たことないけど。

 

フェルグス:も、もちろんだ…(^-^; アレスの真似なんてしなきゃ──あれ、毒はくらってないな?

 

セティ:ライトニング!!──『聖戦』のヨツムンガンドは毒なしだ。ただしフェンリルよりも威力がある。もっとも、フェンリルが弱くなったというのが正しいかな。

 

フェルグス:へぇ、そりゃ助かるな。ほいっ、どきな!

 

ズババババババッ

 

オーシン:うおりゃーーーーっ!

 

マリータ:たあーーーーっ!

 

どかすかばきめちゃずかーーん

 

ロプト兵:どわぁーーーーーーっ

 

シャナム:フッ、やるな、皆の衆。

 

ロプト兵:ス、スリープ!

 

ハンニバル:ぐーーーーー~~ZZZ

 

コープル:あっ、父さん! だめだよ、こんなところで寝ちゃあ!

 

セティ:私がレストをかけよう。コープルはみんなの援護を頼む。つまり、杖乱用。

 

コープル:はいっ! リザーブ! リザーーブーー!!

 

ロプト兵:さらにスリープ──

 

マリータ:させないわ! たあっ!

 

ロプト兵:ヘルーーーー!

 

アルテナ:くらいなさい、地槍ゲイボルグ

 

ズババッ ザシューーッ 

 

リーフ:よし、みんな快調だ! 姉上、カリ……いや、フィー、クロノス城の状況は?

 

アルテナ:それが大変よ! クロノス城から子ども狩りで捕らえられていた子どもたちが逃げ出してきたの。その子たちを始末するために、さらに西のラドス城から騎士団が向かってくるわ。

 

リーフ:むうっ、それは確かに大変だ。市民と子どもたちには優しいが我が軍のモットーなんだから。助けておけば、あとでなんか良いものをくれるかもしれないし♪

 

ナンナ:……でもマンスターに行ってからはあんまし助けても良いことなかったですよね…

 

リーフ:うっ……言われてみると、確かに……

 

カリン:リーフ様ってば! 子どもたちを助けられないと、偽セリス軍でもなんでも市民に嫌われちゃいますよ!

 

アルテナ:周辺の村々も襲われてるわ。山の向こうのミレトスの村も。ミレトスに通じる門が閉じているので進軍できないんだけど……

 

リーフ:村=金! 村だけはなんとしても救い出さなくては! こんなところでモタモタしてる場合じゃないぞ! ひとまず姉上は、クロノスとラドス付近にいる海賊どもを追い払って、村を救ってください。

 

アルテナ:わかったわ!

 

ナンナ:お兄様、いきます! 銀の剣、必殺!!

 

☆兄弟アタック発動!!☆

 

ザシューーーーーーッ

 

デルムッド:いいぞ、ナンナ!

 

フィン:強くなって……お父さんはうれしい( ;∀;)……しかし私より強くなられるのはフクザツ……(^_^;)

 

リーフ:フィン、ナンナ、デルムッド、フェル……じゃなくてアレス! ぼくとフィーと一緒にとっととこの樹海を抜けて、クロノス城に向かうぞ! 子どもたちと金を守るんだ!

 

シャナム:金かい……(^_^;)

 

セティ:ここは我々が引き受ける。レスト! ライトニング!

 

マリータ:あとからすぐ行きますから、私の分の敵、残しておいてくださいねーーーっ♪♪

 

 

 

 

フィン:あれがクロノス城です。守っているのはフリージのヒルダ。我々トラキアの民を長年苦しめてきた、フリージの大ボスです。

 

フェルグス:うわっ、怖そうなオバさんだな。

 

ナンナ:子ども狩り大推進の悪逆非道、性格最悪のクイーンですね。

 

リーフ:てゆーか当主は故ブルームだったんじゃないの? 女王というより、つまりフリージのボス猿的な──

 

ヒルダ:キィーーーッ! 黙って聞いてれば好き放題言いおって! このボルガノンで焼き尽くしてくれる! 我が夫と息子の恨み、思い知るがいい!!

 

リーフ:いや、アナタの夫にも息子にも、ぼくらなにもしてないから。そりゃあ、ブルームはこの手でケリをつけたかったけど──

 

フィン:リーフ様っ、我々はセリス軍なんですから!

 

リーフ:いけない、そうだった! もうっ、やりにくいなぁ……

 

ヒルダ:リデール! そいつらの首を私に持っておいで!

 

リデール:むっ……

 

フェルグス:おいでなすったな。

 

フィン:デュークナイト、グレートナイト、ボウナイトにマージナイト……率いる敵将ミスター・七三はパラディンですか。手ごわそうですね。

 

カリン:子どもたちはすぐ近くの村に集まってるわ。ここを守りきらなきゃ!

 

リーフ:それに金のこともある。ここは一気に強行突破と──

 

フィン:いえ、リーフ様、敵はこちらの倍以上の数です。もう少し稼げる距離もあります。ここは慎重に引きつけつつ、武器に☆をつけ、後続の歩兵部隊を待ってから突入しましょう。

 

リーフ:そうか、わかった。村と金は姉上が守ってくれているはず。よし、前線はぼくとフィン、アレス、デルムッド、援護にナンナ、フィーで迎撃だ!

 

 

 

 

リデール:──やるな、リーフ軍!

 

マリータ:お待たせ、リーフ様!

 

オーシン:へっ、楽勝だったぜ!

 

セティ:ハンニバル将軍とコープルは後から来る。

 

リーフ:なら二人に子どもたちの保護は任せましょう。我が騎馬隊! クロノス城を突破するぞ! 歩兵隊は仕損じよろしく!

 

オーシン:──ってほとんどいねぇし! 届かねぇじゃねぇか! おい、ちょっと待てよ、リーフーーーーーーーーっっ!!

 

シャナム:フッ、頑張れ、下々の者ども。私は後方でゆっくり休む。

 

マリータ:私はレッグリング持ちだから、リーフ様たちに続きます!

 

オーシン:レッグ……なんだって!? おいおいおい!!??

 

 

 

 

ヒルダ:オーーッホッホッホッ! 覚悟をし、セリス軍! 私のボルガノンとリデールの勇者の剣で挟み撃ちにしてくれる!

 

リデール:久々に誇りある戦いができるな。礼を言うぞ!

 

ヒルダ:出てこい、セリス! 息子と夫の仇ーーっ!

 

リーフ:ごめん、オバサン、デルムッドで我慢してくれ。

 

デルムッド:我慢って……(^_^;)

 

リーフ:唯一イシュトー軍と戦った人だろ(小声)

 

ナンナ:お兄様、頑張って!

 

ヒルダ:大地よ怒れ、ボルガノーーーーン!!

 

デルムッド:ベオのけ……じゃなくて銀の大剣! ──うわっ、命中率41%!?

 

ナンナ:大丈夫よ、お兄様。私がついています! 負けないで!

 

デルムッド:ありがとう、ナンナ。さあ、くらえっっ!!

 

ザシューーーーーーッ

 

ヒルダ:ぐはああっっ! チッ……ここはひとまず引き上げだね。覚えておいで!(逃走)

 

デルムッド:あっ、こら、待て──

 

リーフ:デルムッド、ここはしょうがない。猿ものは追わずだ!

 

ヒルダ:だれが猿だってぇーーーーっっ##

 

フィン:あぁ、リーフ様、慣用句の勉強の時、居眠りされていたから……(ノД`)

 

リーフ:それよりボルガノンを奪っときなさい。金になるから!

 

デルムッド:は、はぁ……

 

リデール:なんと! 追いはぎをするような卑劣な軍だったとは、許せん!

 

カリン:子ども狩りをする軍よりはマシよ! さあ、証拠隠滅させてもらうわ! 必殺細身の槍ーーっ!!

 

ズババッ グサッ

 

リデール隊:ぐわあーーーーっっ!!

 

リーフ:フィン、ナンナ、マリータ、ぼくらも残りをやっつけるぞ!

 

フェルグス:隊長さんの相手は俺みたいだな。

 

リデール:お前にこの私の剣が破れるか?

 

フィン:気をつけて! 相手は必殺追撃持ち&勇者の剣、『聖戦』最強のモブ七三ですよ!

 

カリン:フェルグス! 負けたら承知しないわよ! ……必殺なんてくらったら──

 

フェルグス:負けねぇよ、カリン

 

リデール:行くぞ! とあーーーーっっ!!

 

ガキィッ ズバッ!!

 

フェルグス:お前がそばにいる限りな!

 

 

vVラブラブアタック発動!!vV

 

 

ズバババッ ズババババッ

 

リデール:ぐっ……アルヴィス様……──

 

リーフ:おーーーーっ! ついに出たーーーー!! 二人とも、待ちかねたよっ!

 

マリータ:フェルグス、カリン、おめでとーー(#^.^#) もうっ、ずっと前からお似合いだったのに、遅すぎたくらいよ!

 

カリン:フェ、フェルグス……あんた……////

 

フェルグス:──っ!! 危ねぇっ!

 

ボウナイト:おのれ、隊長の仇ーーー! ビシュッ ビシュゥッ

 

フェルグス:ぐっ……

 

カリン:フェルグス! こいつっっ ズバババッ

大丈夫、フェルグス!?

 

フェルグス:俺があんまりカッコよかったからって、ポーッとしてんなよ、おいおい。

 

カリン:あんたって人はホント……バカなんだから! ……でも、ありがと。

 

リーフ:あーもう、見てらんないよ、ぼくには。さ、もうあらかた片づいたでしょ。制圧、制圧っと。ゆけ、セリスロボ!

 

 

~クロノス城を制圧した!~

 

 

セティ:なんとかここは上手く切り抜けたみたいだな。リブロー! リライブ!

 

オーシン:おいおい、俺の分の敵はどこなんだ?(゚Д゚)

 

アルテナ:リーフ! 山の向こうの村々に海賊が近づいてきているわ! ラドス北の村にも山賊が!

 

リーフ:うわぁ、もうぐずぐずしている暇がない! どうしよう!?

 

セティ:ミレトスへの関所の門を開くには、ラドス城を制圧するしかなさそうだな。

 

リーフ:なら、超特急でラドスに進軍するぞ! 騎馬隊ダーーーーッシュ!!

 

オーシン:え゛? おい、また出番なしか? ちょっと待てって言ってんだろーが! リーフーーーーーーっっ!!!(# ゚Д゚)

 

セティ:まぁまぁ、我々は門の前で待っているとしよう。

 

シャナム:フッ、この俺が出張るまでもないということか……

 

 

《ラドス城》

 

モリガン:ひぃーーっ! フェンリルフェンリルフェンリルーーっ!

 

ナンナ:リライブ! リライブ! みんな、大丈夫ですか?

 

マリータ:へっちゃらよ、ナンナ様! さぁ、この悪党、私が成敗するわ! 月光剣!!

 

モリガンギャアーーーッ!! ロプト帝国バンザーーイ……ぐふっ

 

マリータ:やった!

 

フィン:辺りの側近たちもすっかり片づけました、リーフ様。

 

カリン:北の村もなんとか間に合ったわ。マジックリングくれるって言ってるけど、私にはあんまり意味ないのよね…

 

ナンナ:じゃあ、私がもらっていいかしら? 聖戦になってから魔力がもう下がって下がって……(^_^;)

 

リーフ:もちろんだ、ナンナ。そうしてくれ。よし、セリスロボにタイマーをセットして、みんな、ミレトスへの門の前に集結だ!

 

デルムッド:た、タイマー?(゚Д゚;)

 

 

《そのころ、クロノス城付近の村》

 

ハンニバル:……もうやはりトラ7の偽セリス軍でも儂は忘れ去られている気がするのは気のせいかのぅ、コープル。

 

コープル:そ、そんなことないよ、父さん。勇者の弓必殺つきの立派なヤツを持ってるじゃないか。それにこうして子どもたちを助けてどんどこレベルUPしてるんだし。

 

子どもたち:わーーい、聖戦士様だぁーーーーっっ!!

 

コープル:ぼくももうすぐクラスチェンジレベルだよ。ハイプリーストになれるんだよ♪

 

ハンニバル:コープル……つい一年前まで子ども狩られる側だったのに、立派になって、父さんはうれしいっ……うっ、うっ……(´Д⊂ヽ

 

 

 

リーフ:姉上、門が開いたら海賊たちの討伐をお願いします。くれぐれも敵ロプト兵のフェンリルにはお気をつけください。

 

アルテナ:わかったわ、リーフ。心配してくれてありがとう。…………

 

リーフ:姉上、どうかなさいましたか? なにか思い悩んでおられるようですが……ぼくでよろしければ話してください。

 

アルテナ:リーフ……。実はアリオーンのことを考えていたの。

 

リーフ:アリオーンのこと…やはりそうでしたか。そうですね、あのとき祈りの腕輪は落としていきましたが、グングニルを奪い損ねたのはぼくの一生の不覚です。捕縛し損ねたというのも我が軍最大の恥辱……

 

アルテナ:え……?(゚Д゚;)

 

リーフ:しかし姉上、ぼくはまだあきらめていませんよ。アリオーンはまだ生きているではないですか。生きている限り、望みはあります!

 

アルテナ:リーフ……! はい、そのとおりですね。私もあきらめません。次に会うときは必ずアリオーンを説得するわ。私たちの愛するトラキアのために。

 

リーフ:はい、姉上!

 

 

 

オーシン:──ったくリーフのやつ! なんで俺の敵を取っておいてくれねぇんだよっ! ああっ、暴れたんねぇな! つまんねぇの!

 

げしっ げしっ

 

セティ:門に八つ当たりしてもしかたないよ。それにそろそろ──

 

どかーーーーーーーん

 

オーシン:え゛? うわっっ、門が崩れた! げぇっ、俺のせいか!? 俺のせいか!?(((((゜ロ゜;)*2

 

セティ:あまり緊張するな、リーフ王子。いつもどおりやれば大丈夫だ。

 

リーフ:でもロートリッターが……アルヴィス皇帝が……ファラフレイムが……(((・.・;)))

 

フェルグス:ま、世の中なんとかなるもんだ! 気楽にいこうぜ。

 

 

《シアルフィ城》

 

マンフロイ:どうじゃ、皇帝! 儂の孫サラは!? かわいーじゃろう? うらやましーじゃろう? ほしいか? ほしいか?? やらんぞ! 儂のかわいーかわいーかわいすぎる孫なんじゃからなvV

 

アルヴィス:マンフロイ……貴様わざわざ孫自慢に来たのか…"(-""-)"

 

サラ:…………

 

マンフロイ:悪いか? うらやましくてうらやましくて仕方ないんじゃろう? 貴様のとこのユリアの100倍はかわいーからな。のう、サラ? これからおじーちゃんと一緒に人形遊びに行こうな~~vVvV

 

アルヴィス:人形遊び? マンフロイ、何を企んでいる? それに…セリス一行を捕らえたという噂は本当なのか? ユリアも一緒に……?

 

マンフロイ:これから滅びゆく皇帝には関係のないこと。な~~、サラvV

 

アルヴィス:セリス一行がお前の手の中にあるということは、我々が今戦おうとしている連中は何者なんだ?

 

マンフロイ:自分の目で確かめるがいいわぃ。

 

サラ:盗賊で山賊な追いはぎ中毒軍団よ……

 

アルヴィス:!?…なにか言ったか?

 

サラ:…………

 

マンフロイ:ではサラ、バーバラに帰るとするか。

 

アルヴィス:…どうでもいいがマンフロイ、貴様が孫自慢しているあいだに、パルマ―ク司祭がティルフィングを持って逃げたぞ。子どもたちと。

 

マンフロイ:なに? フッ、まぁいい。一応追撃隊を出しておくが、ティルフィングを受け取ったとて、敵方に使えるやつなどおらんのだからな。

 

アルヴィス:……やはりセリス一行はお前の下にいるのか……

 

マンフロイ:飾り物の皇帝には、偽物のセリス一行は戦うにふさわしいじゃろう。せいぜい頑張るがいいわ、フォッフォッフォッ。さぁ、サラ、おじーちゃんと一緒にリワープじゃ!

 

サラ:………………

 

(リワープ×2)

 

アルヴィス:おのれ……マンフロイ……

 

 

 

 

アルテナ:リーフ、グランベル東の岬で、司祭と子どもたちがロプト兵に追われているわ!

 

リーフ:なんですって? 姉上、カリンと急いで救出に向かってください! きっと助けたらなにか良い物をくれるに違いありません!

 

セティ:……さっきひっそりミレトスの村をまわって荒稼ぎしたのに、物欲は尽きないな(^_^;)

 

フィン:橋の向こうにシアルフィ軍──ロートリッターの大軍が配置されました!

 

リーフ:よし、まずは迎撃開始だ! 前線はオーシン、フェルグス、デルムッド! いざ、ぼくらのグランベル・デビューにふさわしい戦いを!

 

 

  

オーシン:うおりゃああああっっ ズバッドカッ

 

セティ:エルウインド! ライトニング! ズガガガガッ

 

シャナム:どけっ、アーマーども! 私の華々しいグランベル・デビュー☆を邪魔するな!

 

ハンニバル:うむ、良い調子だ! くらえ、勇者の弓!

 

マリータ:月光剣!!

 

ナンナ:みんな、頑張って! リライブ! リライブ! 

 

フェルグス:よっし、デルちゃん、オーシンちゃん、橋を突破するぜ!

 

オーシン:おう!

 

デルムッド:ちゃんづけはやめろ。

 

ドドドドドドドドドド

 

リーフ:うっ……レンスターのプリンス・リーフ、グランベルへ栄光の第一歩…………! うわぁ、すごーーいっ! ここがグランベルヽ(^o^)丿 うわぁっ、うわぁっ、初めて来たーーっっ! あっ、あれがシアルフィ城? すごーーーっ(*''▽'') おっきーーーーい♪♪

 

フィン:リ、リーフ様、そんな田舎丸出しの言動は慎んでください……(^_^;)

 

リーフ:あはは、ついつい…

 

敵兵:メテオーーーー!!

 

リーフ:うわっ、危ない!

 

敵兵:スリープ!

 

シャナム:ぐーーーーZZZ……私は……イザークの王子。。。

 

マリータ:師匠!

 

デルムッド:メテオにスリープに銀系装備、勇者系装備も……さすが皇帝直属だけあって豪華ですね…

 

フェルグス:「強力」じゃなくて「豪華」というあたり、お前ももう染まってるからな、追いはぎワールドに。

 

デルムッド:……(-_-;)

 

リーフ:後でみんなぼくらのものになるんだ。気合を入れていくぞ! 今度は城周辺のマージファイターどもを除いて、一気に敵をせん滅させるんだ!

 

セティ:レスト!

 

敵兵:スリープ!

 

セティ:レスト!

 

敵兵:スリープ!

 

オーシン:だああっっ! 寝たり起きたりうんざりなんだよっ! くたばれ!

 

ザシューーーーッ

 

敵兵:ぐはあっ

 

リーフ:いくぞ、フィン!

 

フィン:はっ! くらえ、勇者の槍ーー!!

 

リーフ:こんなに☆のついた光の剣ーー!!

 

ズバババッ ドカアアッ

 

 

 

 

カリン:あっちも激しくやってるみたいね。私たちも頑張らなくちゃ。手槍で迎撃しましょう、アルテナ様!

 

アルテナ:ええ、来たわよ!

 

ロプト兵:ヨツムンガンドーー!

 

アルテナ:くっ……おのれ、お返しよ! ズバッ グサッ

 

カリン:アルテナ様、無理しないでくださいね。私もいきます! 

 

グサッ ザシューーッ

 

パルマーク:おお、聖戦士様方、助けに来てくださったんですね。

 

子どもたち:わーい、聖戦士様だーーっ!

 

カリン:(私は違うんだけど)みんな、無事ですか?

 

パルマーク:はい、おかげさまで。ライブ! ライブ!

 

アルテナ:ありがとうございます。ここの敵は一掃しましたので、安心してください。子どもたちは後でハンニバル将軍とコープルが保護してくれます。もう少し待っていてくださいね。

 

パルマーク:はい。…あの、セリス様はどちらにいらっしゃいますか? お渡ししたいものがあるのですが……

 

カリン:セ、セリス様……? え、えーっと──(汗)

 

セリスロボ:ワタシ、セリス、ワタシ、セリス・・・

 

カリン:こ、ここに……

 

パルマーク:おお、セリス様! あなたにこれを! 伝説の神器、聖剣ティルフィングです。さるお方からこれをあなたにお渡しするように言われて──

 

アルテナ:聖剣ティルフィング、これが……

 

カリン:うわぁ、すごい剣ね。ありがとうございます、司祭様。

 

アルテナ:……とりあえずリーフに届けるとして、私たちもシアルフィに向かいましょう、カリン。

 

 

 

 

リーフ:みんなよくやってくれたね。ロートリッターはあらかた片づいたよ。

 

マリータ:結構しんどかったわ。

 

シャナム:フッ、こんなものか……

 

フィン:あとはシアルフィ城の皇帝の側近たちですね。メテオとリザーブ持ちです。

 

リーフ:向こう側から姉上とカリンが突撃してくれるはずだ。ぼくらも騎馬隊で、メテオの攻撃範囲外から突入するぞ! あっ、ハンニバル将軍とコープルは、岬まで子どもたちを保護しに行くこと。さあ、どうなるかわからないけど、いよいよアルヴィス皇帝との決戦だ!

 


 

《シアルフィ城》

 

アルヴィス:むっ……来たか。お前たちは……?

 

リーフ:アルヴィス皇帝! あなたはなぜぼくの伯父を!?

 

アルヴィス:お前はシグルドの甥か?

 

リーフ:そうだ。レンスターのプリンス、マスターナイト・スーパーリーフマン参上!!

 

アルヴィス:なるほど、偽セリス軍を率いていたのはお前か。

 

リーフ:そうそのとおり──ってバレてんじゃんかいっ!! どーゆーことだよっフィン!?

 

フィン:……やはりセリス様一行は帝国の手中にあるということなんでしょう。

 

リーフ:あー、せっかくここまで化けて、追いはぎまで謹んできたのに、無駄だったの?

 

セティ:無駄じゃなかったさ。とにかく不自由なくここまで来られたんだ。市民が金を出してくれたのはセリス解放軍だと思っていたからだぞ。

 

リーフ:そ、そーですか?

 

セティ:(だいたい言うほど化けていたか怪しいが…(^-^;))なんのためにセリス一行を?

 

アルヴィス:そんなことはマンフロイにでも訊くんだな。それより偽セリス軍よ、私のファラフレイムに勝てるつもりでいるのか?

 

リーフ:う゛っ……セ、セティ王子! 今こそフォルセティの封印を解くときですよ!

 

セティ:そうしてもいいが、無理だ。皇帝の魔防は高すぎるうえ、「見切り」持ちだ。数ポイントもHPを削れないだろうな。

 

リーフ:くっ……あ、姉上! ここは聖戦士の武器の中でも最高の攻撃力を持つゲイボルグで!

 

アルテナ:ごめんなさい、リーフ。私は攻撃力70のファラフレイムで一撃でやられてしまうわ。

 

リーフ:ううっ……

 

カリン:リ、リーフ様、そのう……一応ここにティルフィングがあるんですけど……

 

リーフ:ああ、ぼくがこれを使えていたらなぁ。ううっ……みんな、すまない。ぼくが真の聖戦士でないばっかりに……

 

ナンナ:そんな! リーフ様は立派な聖戦士です! 今まで勇敢に苦難を乗り越えてこられたではないですか!

 

フィン:そうです。リーフ様は我々の最高の聖戦士です。なにも恥じることはありません。自信をお持ちください!

 

セティ:そのとおりだ、リーフ王子!

 

マリータ:リーフ様!

 

オーシン:リーフ!

 

リーフ:そ、そうだ……ぼくだって聖戦士なんだ。こんなところであきらめられない。この銀の槍でなら、いくらかでもHPは削れるはずだ。上手く連続と組み合わせれば、希望はある! そうだ! いくぞ、アルヴィス! 父ゆずり、フィンゆずりのこの槍さばき、受けてみろ!

 

グサッ

 

アルヴィス:無駄だ、リーフ。希望はない。ファラフレイム!

 

ドゴオーーーーーーーーッッッ

 

リーフ:ギャーーーーーーーーッッッ

 

ナンナ:きゃああっ、リーフ様ぁっ! リライブ!

 

セティ:リライブ! やはりキツいか……

 

リーフ:ま……まだまだ……! みんな……ぼくに続いて……攻撃を……

 

フィン:そ、それが、私とナンナとシャナムとカリンとコープルとハンニバル将軍はファラフレイムで一撃死デルムッドとオーシンもつけた覚えのない「突撃」スキルを発動させてしまえばやられてしまうんです。そ、そういうわけでして──

 

リーフ:ガーンガーンガーンガーンガーン……そ、そんな……もうどうしようもないじゃないかぁぁっっ!!

 

アルヴィス:終わりだ、リーフ。全員まとめてここで焼き尽くしてくれよう!

 

リーフ:ううっ……そんな、ここで敗北なんて──

 

ズババババババッ

 

アルヴィス:ぐはっ……なっ、なに!?

 

フェルグス:まだあきらめるのは早いぜ、リーフ王子。こいつはどうやら効果があるらしい。

 

リーフ:そ、それはっ、ブラキの剣じゃないか!!

 

フェルグス:そ。実はさっきパーンたちからもらっておいたんだ。どうやらアーマー系や男爵、皇帝には威力を発揮してくれるようだぜ。そら、もういっちょ!

 

ザシューーーーッ

 

アルヴィス:ぐうっ……調子に乗るなよ、小僧! ファラフレイム!

 

ドオーーーーーーーッッ

 

フェルグス:ぐあっ……

 

カリン:フェルグスーー!

 

ナンナ:リライブ!

 

セティ:リライブ! 大丈夫か、フェルグス?

 

フェルグス:な、なんとかな…

 

セティ:よし、いけるぞ、リーフ王子!

 

リーフ:聖戦士の血を引く者しか使えないブラキの剣をなんで君が使えるんだよっていうトラ7以来の謎はとりあえず忘れてあげよう! 一緒に戦おう、フェルグス!

 

フェルグス:おう!

 

リーフ:ナンナ、デルムッド、支援よろしく!

 

デルムッド:はい!

 

ナンナ:負けないで、リーフ様!

 

フェルグス:俺のそばを離れるなよ、カリン!

 

カリン:わかってる! やっちゃいなさい!

 

リーフ&フェル:たあああああああっっ!!

 

ズババババッ ザシューーーーッッ

 

アルヴィス:ぐっ……ファラフレイム! ファラフレイム!

 

ナンナ:リライブ!

 

セティ:リライブ!

 

コープル:リザーブ

 

フェルグス:やぶるぞ、リーフ王子!

 

ザシューーーーッ

 今だ、いけ!!

 

リーフ:アルヴィス皇帝、覚悟ーーーーっっ!!!

 

ズババババババババッ

 

アルヴィス:…………たいした力だ……リーフ王子…………ディアドラ……ユリア…………

 

リーフ:や、やった……やったぞ!

 

ナンナ:リーフ様! ああっ、よくぞご無事で!

 

フィン:キュアン様、エスリン様、シグルド様……見ていてくださいましたか! 王子は皇帝をもついにっ……ついにっ……!

 

カリン:よかった、フェルグス。

 

フェルグス:な? なんとかなっただろ?

 

デルムッド:まったくもう……あんたってやつは……

 

オーシン:ちぇっ……二人していいとこ持っていきやがって。

 

シャナム:ま、この俺が腕をふるうまでもなかったというだけのことだ──(安堵で気絶)

 

リーフ:グランベルでの初勝利だ。みんなで力を合わせたからできたんだよ。トラキアらから立って、よくここまで来てくれた。

 

マリータ:リーフ様……

 

リーフ:さあ、制圧だ!

 

セリスロボ:セイアーツ

 

 

~シアルフィ城を制圧した!~

 

 

アウグスト:シアルフィでの勝利、おめでとうございます、リーフ王子。

 

リーフ:うわあっっ、ア、アウグスト! いいかげんその唐突な登場はやめてくれよ!

 

アウグスト:このアウグスト、王子のお力ならここまで来られるものと信じておりました。

 

リーフ:は、はぁ……(^_^;)

 

アウグスト:ところでセリス一行のことですが──

 

リーフ:ああ、やっぱりマンフロイにさらわれたんだろう? そのくらいぼくらも進んでいくうちにわかったよ。まったくもう密偵なんて必要ないじゃないか! それにすでに偽物だってバレてるみたいだし。

 

アウグスト:いえ、私のやっていることは無駄ではなかったのです。ようやくさるお方とコンタクトが取れました。これからそのお方と、マンフロイとそのオン友Nちゃんの企みについて探り続けるつもりです。

 

セティ:その「さるお方」とはだれなんだ?

 

アウグスト:それはいずれおわかりになるかと。

 

セティ:……(-""-)……

 

アウグスト:それよりリーフ王子、ついにここまで来てしまいましたな。

 

リーフ:あなたが来させたんじゃないか! もーなりゆきで! どーすんだよ、これから!?

 

アウグスト:そんな愚問を。こうなればあなたが解放軍のリーダーとなって、正々堂々最後の聖戦を戦い抜き、暗黒神ロプトウスとその下僕どもを討ち滅ぼし、セリス一行を救出し、世界を解放する以外ありますまい。

 

フィン:リーフ様、そのとおりでございます!

 

ナンナ:リーフ様、あなたならできます!

 

リーフ:……もうこうなったら弱音を吐いてもしかたないか。やるよ。やればいいんだろ!

 

アウグスト:わかればいいのです。ではまた、私はこれにて。とわぁっ!

 

リーフ:ぼくがロプトウスを倒して、世界を解放する? これから待ち受けるエッダ軍、グラオリッター、バイゲリッター、ゲルプリッタ―、ヴァイスリッター、十二魔将を相手にして? ……でも、やるしかないんだ。セリス様やサラを助けるために。みんなを守るために……! そうだ、だれかが言っていたが「なぜベストを尽くさないのか」(※引用)ベストを尽くせ! ベストを尽くすぞ、みんな!!

 

 

 

~10章 光と闇と クリア!~

 

 

 

(あとがき)(※十五年後の人間の筆によりますが、半分くらい当時のノートの写し

 

(※引用はもちろん『TRICK』です。たぶん当時ハマっていた。申し訳ございません)

 

約十五年前の人によれば、このあたりはスムーズに進んだことは進んだが、リデール隊と戦うあたりから「なんか、ティルナノグ戦記より苦戦してないか?」という気がしてきた、らしい。リセット記録はないのでわからないけれども。こちらのほうが13、14人と味方の数は倍以上いるんだが、『ティルナノグ~』は緊張してプレイしたし、村とか見捨てたりしたし、ユニット一人一人が隙なしに強くしてあったから、とか。こちらでは色々やろうとしたり、ユニットがやや中途半端な育成状態なのは否めないし。前章加入キャラ三人含めて全員まんべんなく育てようとすると、どうしても難しくなるんだよ。無駄なまでに。

だいたいが所詮神器のないシャナンでありアレスであるし、ヨハルヴァやハンニバル、コープル、フィン、アルテナ、ナンナに無理はさせられん。させられんステータスなんだよ、だって……。

 

これ書き起こしながらも、何度も心の中で、「オーシンくれ! ぜいたく言わん。マーシナリーLv20のオーシンでいいから本物をwithプージでくれ!」と感情移入してしまったYO☆ 本物トラ7でHP65とかだよ? あと「体格」の数値をほかのパラメータに割り振らせてください、ぜいたく言わないから。あの村の青年、聖戦士の血をマジで一滴も引いていないはずなのに、なんなのあの才能!? 約十五年経った今でも思いを馳せずにいられないZE☆

夢:力24 魔力0 技24 速さ24 幸運(知らん、要らん) 守備20 魔防7(体格18と仮定)

このくらいで手を打ちましょう。

あ、もちろんこれからLv30までいけますよね?

 (実のところヨハルヴァのいちばんの問題は技。当たらないんだよ! 技30のデルちゃんでさえヒルダに41%だったのに、たぶん20足らずのそれで、しかも斧だぜ?)

 

しかしヨハルヴァをオーシンだと思い込むと、不思議と前線に立つことが多くなったり、フォーレストに必殺勝ちしたりと拍手な場面が見られたり。アレスもフェルグスだと思い込むとやっつけ負けしないし、そのくせ普通に切り込み隊長だし、おや、ミストルティンいらないじゃん、アレス? とか。

 

リデールVSフェルグス(アレス)でのラブラブアタックは、この瞬間のためにとっておいた、らしい。フェルカリ万歳! 夢の実現!(序盤、どんだけ必死に隣接させたことか……) 歩数も合うから実際かなり使える。

 

ユリウスはマリータことラクチェが、いともあっさりやっつけてしまわれました。シャナム様とのラブラブ……いや師弟アタックで。

 

本企画唯一の明確な反則は、一目瞭然と思いますが、VSアルヴィス戦。リーフで倒すことは早々にあきらめ、アレスwithミストルティンで倒しました。当たり前ぢゃん。ほかにやりようがない。こうでもしないと先に進むことが不可能レベルの事態。……やっぱり要るか、ミストルティン。……いや、ブラキの剣ということで(大汗)まず魔防20のフェルグスとかありえないが。(ギリギリ、トラ7のドーピング範囲内だとしても)

 

この人の素性に関しては、いわゆる私設定というやつで、リーフと従兄弟だと考えていました。母親がキュアンの姉妹で、友好のためコノートに養子に出されて、隣のレイドリックとの結婚が嫌で、某伝説の1万Gと駆け落ちした──とか。アレスに対して知ったような口ぶりでいるのも、私妄想で、出奔後にグラーニェさん(アレスの母)とアレスと一緒に住んでいて、母二人が亡き後一緒にジャバローに拾われた──とか考えていた気がします。

  

攻略上やむを得ないがために犯した反則は、この一回きり。あとはマジでミストルティンを持たせないまま、最後までいった、らしい。

あとは脚色上、このキャラでなくあのキャラで実は倒していたというのはありましたが……それはまたあとで。

 

 次回、どうする最終章!?(終盤で筆が止まったまま月日が流れ……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:;゚Д゚)))

 

パーン:よぉ、元気にやってるみたいだな?

 

マリータ:あら、パーン!

 

パーン:王子さんの言いつけどおり、色々後から盗ってきたぜ。スリープの剣、ライブの腕輪、各種リング類、杖、それからかき集めた軍資金! おら、リフィス! 遅ぇぞっ! とっとと持ってきやがれ。

 

リフィス:俺に全部持たせないでくださいよ、パーンさんっ! 重い~~っっ

 

一同:おーーーーーーーーっつ(≧▽≦)

 

マリータ:私にスリープの剣ください!

 

フェルグス:俺、パワーリング♪

 

オーシン:おいおい、俺のプージはねぇのか?

 

カリン:あっ、シールドリングいいな~♪

 

デルムッド:スピードリング──ってボディリングはいらないぞ!

 

コープル:なになに? なんですか~~??(^O^)

 

リフィス:並べ! 一列に!

 

パーン:はいはい、お金は一人4000G、利率120% ちゃんと返しに来ないと死神トルードが取り立てにやってくるぞ~~♪♪

 

フィン&セティ:・・・・・・・・・(^_^;)

 

フィン:……もう一生治りそうにありませんね……(ToT) うっうっ……ごめんなさい、キュアン様、エスリン様、ラケシスっ……(´Д⊂ヽ

 

セティ:……ま、まぁ、せめて形、もとい見た目だけでもなんとかしよう。カリン、次の戦闘からはこのイヤリングと鉢巻を着用してくれ。

 

カリン:は、はい? …あっ、王女様のですか!

 

フィン:オーシンは茶髪に染める、もしくはカツラをかぶる。マリータはチャイナドレス風衣装を用意。

 

オーシン:ちゃ、茶髪!?

 

リン:サカ民族衣装で良ければ貸すわよ?

 

マリータ:まだいたの!? 知らない人!?(゚Д゚;)

 

セティ:フェルグスは髪をほどいて黒ずくめの服着用。馬も黒くしてくれ。

 

フェルグス:う゛ーーん……(^_^;)

 

カリン:セティ様、そんなの絶対こいつに似合いませんよ!

 

フィン:それからサラは美容室でストレートパーマを……あれ、サラ? サラはどこへ行ったかな?

 

 

 

 

マンフロイ:おおおおおおっっ、サラーーーっっ! 探したぞ、儂の可愛い孫よーーーーーー!!

 

サラ:!? おじい様……

 

マンフロイ:お前がいないあいだ、儂がどんなにさみしー思いをしたか! ロプト教団もアイドル、プリティー☆サラ様がいなくなってずーっと沈んでおるのじゃぞ!

 

サラ:…………

 

マンフロイ:さぁ、おじいちゃんと一緒におうちに帰ろう。

 

サラ:いや!

 

マンフロイ:そんなこと言うでない。良い子だから(はぁと)

 

サラ:いやったらいや! おじい様なんか嫌いよ。

 

マンフロイ:フッ、反抗期のお前も可愛いものじゃ。なんでも好きなものを買ってやるから、言うことを聞きなさい。

 

サラ:私はリーフ様と一緒にいるの。あっち行って!

 

マンフロイ:やれやれ……しょうのない子じゃ。こうなれば力ずくでも──

 

サラ:リワープ──

 

マンフロイ:わーーーーっっ!! 待て! 待つのじゃ、サラ! お、お前のためにとっておきのプレゼントを用意しておるのじゃ! それはもうすばらしー出来栄えの!!

 

サラ:そんなの、いらないわ。

 

マンフロイ:絶対気に入る! 儂と儂のオン友Nちゃんが共同製作した最新型のお人形じゃ! なんでもいうことを聞く! いつまで経っても飽きはせん! 約束する!

 

サラ:お人形……? ロプト人形?

 

マンフロイ:いや、ベルトが作っていたロプト人形などとは比べものにならん! なにせNちゃんの千年にわたる研究の成果を借りて作ったのじゃからな!

 

サラ:Nちゃん……?

 

マンフロイ:お前にも紹介するぞ! だから、さぁ、サラ、大人しくおじいちゃんのところへおいで……

 

サラ:………………

 

 

 

 

リーフ:──だからナンナ、ぼくたちは本当になにもなかったんだってば!(> <) 本当に本当だよ!

 

ナンナ:……(-""-)……リーフ様……

 

リーフ:ただ、これからグランベルに行くのに、サラが辛い思いをするんじゃないかって心配していただけなんだ。それなのにぼくを守るためにMシールドの魔法を使ってくれると言い出して……それで──

 

ナンナ:……そうですね(^^) 私ったらサラにヤキモチを焼いて、恥ずかしいわ。リーフ様のおっしゃるとおり、私たちはみんなでサラに寂しい思いをさせないように、守っていくんですもんね。

 

リーフ:わかってくれると思ったよ、ナンナ。ありがとう。それに前にも言ったように、ぼくには……ぼくには君だけなんだから。

 

ナンナ:リーフ様……

 

リーフ:ミレトスには父上と母上が昔、一緒に買い物にいらしたらしい。父上はね、そこで母上にパールの可愛いティアラをプレゼントしたそうなんだ。だから君にも──

 

ナンナ:リーフ様……!

 

リーフ:ははっ……なにを言ってるだろうな、ぼくは……////

 

リフィス:そうそう! そーゆーことは、自分でティアラを買えるだけの金を用意してから言うもんだぜ。

 

リーフ:リフィス! くっ……このお邪魔虫め。こんなところに何しに来たんだっ

 

リフィス:金とかアイテムを届けに来てやったんだよ。みんながあんたたちを探してたぜ。

 

リーフ:なにっ、金っっっ!!?? わーーーーっっ!! ぼくの分は残ってるんだろうな!? これでナンナにパールのティアラを──

 

ナンナ:ダイヤのネックレスも欲しいです! リーフ様ーーーーっ(≧▽≦)

 

リフィス:だからそんな金はねぇって……(~_~)ったく人に金盗ませといて…………ん?

 

リーフ:おや? あれは……?

 

 

 

マンフロイ:さぁ、ゆくぞ、可愛い孫サラvV

 

サラ:…………

 

マンフロイ:ワープ! そしてリワープ!

 

 

 

リーフ:わーーーーーっっ!! サラーーーーーーーっっっ!!!((((;゚Д゚)

 

ナンナ:なんてこと……! サラが……サラがっ──

 

リーフ:どっかのじーさんにユーカイされたぁぁあああああっっ!!!

 

 

 

セティ:いったいなんの騒ぎだ、リーフ王子?

 

リーフ:セティ王子! みんな! サラが今、どっかの怪しげで不気味でいかにも諸悪の根源的なじーさんにさらわれたんだ!

 

一同:なんだって!?

 

マリータ:そんな……なんでサラが……!

 

セティ:…ひょっとしてそのじーさんは、あの大司教マンフロイではないかな?

 

リーフ:マンフロイだって!?

 

ナンナ:あ、そういえば「可愛い孫サラvV」なんて言ってたような……

 

セティ:おそらく間違いないだろう。なぜここにいたんだ? 我々の正体を確かめにきたのか……?

 

リーフ:おのれ、マンフロイ! よくもサラを!(# ゚Д゚)

 

アルテナ:……でも、自分の孫に危害を加えるとは思えないわ。

 

リーフ:ええ。ですがそのつもりなら自分の孫さえロプト人形にしかねないヤツです、マンフロイは。ベルトでああだったんだから。こうなったらなんとしてもグランベルに向かって、サラを助け出さなくては!

 

カリン:リーフ様! 外の樹海にさっそくベルクローゼンが陣を組んでます! スリープとかフェンリルとかたくさんいるわ!

 

リーフ:よし、みんな、出撃するぞ! まずはこの城付近に敵を引きつけて、それから一気にせん滅だ!

 

フィン:はっ!

 

リーフ:カリンは姉上と西の山に上がって、向こうのクロノス城を偵察してくれ。

 

カリン:はい!

 

リーフ:いよいよトラキア外での初戦だ! 待っててよ、サラ! 首を洗っておけよ、マンフロイ! ぼくらのトラキア魂を見せつけてやるぞーーーー!!

 

 

《戦闘開始》

 

ロプト兵:フェンリルーー!

 

シャナム:ひぃーーーっ、俺を狙うなーーーーーっっ((;゚Д゚

*2:;゚Д゚))))

 

セティ:いや、ラドス城が制圧されたからだよ。

 

リーフ:全員そろったね。じゃあ、オーシン、今まで退屈させた分、よろしく頼むよ!

 

敵ウォーリア:うおーーーーっっ!

 

フォーレスト:とりゃーーーーっっ!

 

オーシン:お、おうっ! まったく、待ちくたびれたぜ! どんどんかかってきな! 必殺勇者の斧をお見舞いしてやる!!

 

リーフ:シャナムもね。経験値の遅れを取らないよーに。

 

ロプト兵:ヨツムンガンドーーっ!

 

シャナム:ひーーーーっ! バルムンクの剣!(※勇者の剣) りゅーせーけーーーん!

 

セティ:気をつけるんだ、リーフ王子。フェンリルやスリープがたくさんいる。

 

リーフ:はい、セティ王子、片っ端からレストしまくってください。コープル、HP回復は君に任せるよ。

 

コープル:はい! バルキリーまで任せないように、みなさん頑張ってください。

 

リーフ:カリンは山の上からスリープやフェンリル持ちなど、厄介な連中を優先して倒していってくれ。君の魔防ならスリープも効かないはずだ。

 

カリン:了解!

 

リーフ:歩兵隊は南、騎馬隊は北中心に展開するんだ。行くぞーーーっっ!!

 

 

 

 

フェルグス:ぐーーーーZZZZ

 

デルムッド:ぐーーーーZZZZ

 

ハンニバル:うーーーーむZZZZ

 

オーシン:ぐおーーーーZZZZ

 

リーフ:ぐーーーーー~~ムニャムニャ……お金大好き♪ ぐ~~~~ZZZZ

 

セティ:レスト! 人の話を聞かない人間が多すぎないか!? レスト! さすがに私一人では手が足りないんだが……(-_-;)

 

シャナム:フォルセティの封印をやめれば、あんた一人でなんとでもなるじゃないか!

 

セティ:苦戦してこそリーフ王子の聖戦だ。私の力は強大すぎて使ってはおもしろくない。否、まだまだ使うまでもないはずだ。

 

シャナム:あんたはこの期に及んでもそんなこと言うんだからな……

 

ハンニバル:(覚醒)心配いらぬ。儂の勇者の弓の力もあって、もうあらかた片づいた。あとはミレトスを目指すのみ。

 

セティ:レスト!

 

リーフ:ふわぁっ……また寝ちゃった。。。うわっ、こっちはまだスナイパーにベルばら(※当時の業界用語、ベルクローゼンの愛称)がうじゃうじゃいるじゃないか! うわーーっ、来るなーーっ!

 

アルテナ:リーフ、大丈夫? 私の弟になにするの! ゲイボルグーー!!

 

グサッ ズバババッ

 

リーフ:姉上! 気をつけてください、まだスナイパーがいます!

 

アルテナ:二人で力を合わせて戦いましょう、リーフ!

 

リーフ:はい、姉上! 行くぞ、光の剣! 連続必殺撃ーー!!

 

 

 

 

コープル:アルテナ様、大丈夫ですか? だいぶ無理をなさっておられたようですが……リザーブ

 

アルテナ:ありがとう、コープル。いつも助かるわ。

 

コープル:あの、アルテナ様。一つお願いを聞いていただけますか?

 

アルテナ:ええ、なにかしら?

 

コープル:ぼく、アルテナ様にMシールドをかけてあげたい!

 

アルテナ:コープル、私の魔防が低いから心配してくれているのね。でもその魔法はあなたに大きな負担をかけるんじゃない? 無理はいけないわ。

 

コープル:大丈夫です。リーフ様とサラさんみたいなことにはならないようにしますから。

 

アルテナ:コ、コープル……(^_^;) そういうことではなく……

 

コープル:アルテナ様は、母のいないぼくに、母のように接してくださいました。決してリーフ様とサラさんのようにでなく。

 

アルテナ:強調しなくていいから……(^_^;)

 

コープル:これはぼくの恩返しのつもりです。どうか受けてください。

 

アルテナ:ありがとう、コープル。でも、無理しないでね。そして、健全に育ってね……

 

 

 

 

カリン:フェンリル使いは片づけたわ! こっちに来ても大丈夫よ!

 

リーフ:よし。でも油断せず、みんな固まってミレトスに向かうよ!

 

フィン:リーフ様、このミレトスを抜ければもうグランベルです。

 

リーフ:そうだな、フィン。なんだかんだ言いながらもうグランベルは目の前だ。それに、シアルフィは母上の故郷だ。フィン、なつかしいかい?

 

フィン:はい、それはもう! キュアン様とエスリン様に従って、シグルド公子の下へ向かったあの日……おなつかしゅうございます~~! うっ……うっ……(´Д⊂ヽ

 

リーフ:フィン、泣かないでくれ。まだ早いよ。母上の故郷を取り戻してからだ。セリス様が一緒でないのが残念だが……

 

フィン:シアルフィにいるアルヴィス皇帝は、セリス皇子の父上……つまりあなた様の伯父上の仇です。なんとしてもグランベルに上陸し、我らでシアルフィを奪回しましょう! セリス様もそれを望んでおられるはず。

 

リーフ:そうだね、フィン。ぼくは君や仲間の力を信じる。どんな強敵が現れても、あきらめずに戦うぞ!

 

ユリウス:ククク……お前のような凡人が父上のファラフレイムに挑もうとは、たいした勇者なのか、大馬鹿なのか……たぶん後者だろうな。

 

リーフ:…………ファラ……フレイム…………??

ギャアアアアアアアアアッッ無理だあああああああっっどーーーしよーーーフィーーーーーン!!!\(ToT)/

 

フィン:リ、リーフ様……(・_・;)

 

ナンナ:落ち着いて、リーフ様! 大丈夫! こうなったらズルしてでもリフィスかパーンにファラフレイムを盗んでもらって、それから倒せばいいじゃないですか! もしくはティナのシーフで!

 

フェルグス:それからサイアス司祭にファラフレイム返しをやってもらえばいけるってわけか。うん、グッドアイディアだ、お姫さん!

 

カリン:だめよ。子どもに父親を討たせるなんて、非情だわ!

 

フェルグス:そ、それもそうだな……じゃあ、それからは──

 

セティ:それ以前に皇帝は速さも魔防も30(※フルカン)だから、盗むもシーフも不可能だ。

 

一同:え゛ーーーっそんなあああっっっ!!!

 

リーフ:ああ……ここまでなのか、ぼくたちは……(T T)

 

ユリウス:おっ、お前らっ! せっかくボクが登場したのにシカトするなよっ! 父上のことばっかり考えてっ! ひどいぞっ、ひどいぞっ! サイテーだっ!!(;O;)

 

リーフ:え? あぁ、君は…………アリオーンの誘拐犯じゃないか!

 

アルテナ:兄上をどこへやったの、ボウヤ!?

 

ユリウス:だれがボウヤだっ! それ以前に言うことがあるだろーがっ! 俺様はダークプリンスだぞ! ロプトウスだぞ! ラスボスだぞ! ウェーーン、イシュタルーーっ、こいつらヒドいよぉーーっっ(;O;)

 

イシュタル:ああ、ユリウス様、お可哀そうに(はぁと)……おのれ、お前たち! ファラフレイムの前にこの私のトールハンマーで──

 

リーフ:トールハンマー? 君が雷神……いや、愛人のイシュタル!? うわぁっ すごいっ、愛人だ! 愛人がいるぞ! 本物だーー!!

 

オーシン:おおっ、なるほど、あれが噂に聞く愛人ってもんか。

 

アルテナ:コープル、子どもは見ちゃダメよ!

 

ハンニバル:そうだそうだ、愛人など教育に悪い。

 

コープル:愛人ってなんですか? 恋人や情婦となにが違うんですか?

 

フェルグス:……さりげなくもっとパンチの効いた語彙をもう覚えてねぇか?(^_^;)

 

イシュタル:愛人愛人言うなーーーーっっ(# ゚Д゚)!! 私はユリウス様の恋人よ。なんなのその癪に障る言い方は!

 

リーフ:え? だってアウグストが言ってたよ。「愛人」だって、トラ7で。

 

イシュタル:なんて失礼なやつなの(# ゚Д゚)

 

ユリウス:お前ら、そろいもそろってボクらをなめやがって! もういい、イシュタル! このゲーム、私がもらったぞ!

 

リーフ:へ? ゲーム?

 

マリータ:それよりリーフ様! セリス様たちのこと聞き出さないと!

 

ユリウス:ロプトウス!!

 

シャナム:マ、マリータ! 危ない!!

 

マリータ:え? ……きゃあっっ!!

 

ちゅどーーーーーーーーーんっっ

 

 

ユリウス:…ほう、まぐれでかわしたか。

 

マリータ:あ、危なかった……(゜o゜) ありがとうございます、師匠。

 

シャナム:な、な、な、な、な、な、な、なぁに、このくらい……

 

オーシン:腰が抜けてるぞ、シャナム。

 

シャナム:だって……竜が……どーーーんと……(゚Д゚;)

 

ユリウス:フッ、見たか、我が暗黒竜ロプトウスの力。最強の威力を持つうえ、相手の攻撃力を半減させる力があるのだ。これはお前らの負けゲームというやつだ。勝ち目はないぞ!

 

リーフ:ロプトウス……フン! 攻撃力半減くらいでビビってたら、トラ7はやってられないぞ! そうだろ、みんな!?

 

一同:おーーーーーーっっ!!

 

ユリウス:なっ……少しはビビれよ! ぼくにはすばらしースキルもそろってるんだぞ! 「追撃」「突撃」「怒り」──

 

リーフ:ならマリータ、頼む!

 

マリータ:はい! マリータ、いきます! シャナム師匠、もう一度私を助けてください!

 

シャナム:う、う、う、うむっ……お、俺だって、可愛い弟子の一人くらい守ってみせるぞ! さぁ、安心して戦え。技に心を込めて、マリータ!

 

マリータ:技に心を……技に心を……! 師匠……父様……母様……私、やってみせます! 流星月光連続見切りつき必殺剣ーーーーっっっ!!!

 

ユリウス:な、なに!?

 

vVラブラ師弟アタック発動!!vV

 

ズババッグサッザシュズバズババババッ

 

ユリウス:くっ……

 

イシュタル:ユリウス様!

 

リーフ:よし、決まったぁ!

 

ナンナ:すごいわ、マリータ! さすがよ!

 

ユリウス:フン……今日のところはこのへんで勘弁してやる。万が一バーバラまで来れたらまた相手になってやろう。サラバだ!

 

イシュタル:お待ちを、ユリウス様! お前たち、私は愛人じゃないわよ、覚えておきなさいっ

 

(リワープ×2で離脱)

 

マリータ:ホッ……

 

シャナム:よ、よくやった、弟子よ!(やっぱ化け物だ、こいつわーーーー(((;゚Д゚))

 

マリータ:師匠……師匠のおかげです……

 

リーフ:ご苦労様、マリータ。君は休んでいていいよ。さ、自称ラスボスもいなくなったことだし、今度こそミレトスに行こう。

 

セティ:結局、セリス一行のこともアリオーンのことも聞きそびれてしまったな……

 

 

 

《ミレトス城》

 

フィン:フェンリル隊、片づけました!

 

ナンナ:地味に活躍してますね、お父様。

 

デルムッド:残るは敵将のみ。名前はなんだっけ……?

 

オーシン:そんなこたぁどうだっていい! いくぜ、必殺勇者の斧!!

 

ザシューーーッ

 

城ボス:ぐわーーっ、ロプト帝国ばんざーーい……

 

リーフ:よし、セリスロボ、発進!

 

セリスロボ:セイアーツ!

 

 

~ミレトス城を制圧した!~

 

 

リーフ:次はいよいよシアルフィ……! グランベルについに乗り込むときが来たな。ドキドキ……((・.・;

正気に戻った証に、最近の個人的エンタメ事情について語ろうと思う。

まずはルパン三世PART6、一週間遅れくらいで、現在7話まで観ました。


以下、これまで「あな番」の犯人考察、「アンディー・ケルプこそ悪党パーカーだ」「某運転手は死んでいない」等々、客観的な証拠という名のこじつけを数多く並べ、迷推理を披露してきた実績のある不詳わたくしが、懲りずに名推理(笑)を披露しますので、主にネタバレにお気をつけください。バックするかスクロールしてください。



(無論、同じことを考えた方はいっぱいいらっしゃるでしょう。エラぶった調子はおふざけですからね、おふざけ)








これワッティーを殺した犯人は、レストさんと見せかけて、ホーさんじゃないの!? ヤツがあのレイブンだかワタリガラスだかの親玉にして、首謀者ですよ。ラスボスですよ。リリちゅあんの記憶が戻らないか、ずっと見張ってたんですよ。

ホーさん、予定外に相棒を殺しちゃったんですよ。グッパナ沙汰をやっちまったわけですよ。たぶん不本意に。

別にこれなら新組織モーリーだか「教授」だかと対決しても不思議じゃない。ルパンと共闘して教授を潰したあとで、本性を現すんでしょう。ハド夫人も組織の一員ですよ。


これならホーさんVSルパンのテーマも崩れない。もうどっちが悪党だかわからんですが、レイブンことワタリガラスは善いの意味のあるカラスなんですよ。だから本人としては良かれと思ってやってる組織なんでしょう。


和解なんぞしてないですよ。前に進むとかウソですよ。いよいよリリーを始末するかもしらん。


…だれが一番犯人だったら「個人的にオモロイか」ばかり考えている人間ですが、グッパナ沙汰の権威であるわたくしめとしては(なにそれ)、ここは相棒を手にかけてしまった悲劇を推したい。

最終的にルパンがそれを暴くのね。


ただ、大泥棒が、パーフェクト名探偵だった事例は、実のところあまりない。かの怪盗キッドもプロであるコナンに任せる。ドートマンダーも悪党パーカーも二回くらい探偵的な役を果たしたことはありますが(ドートマンダーは案外いける。短編で)、グロちゃんあたりは目も当てられない。この人、ホントに一人で大丈夫ですかね案件。

赤川次郎先生の泥棒&警官夫婦のシリーズもありますが、

大泥棒にしてパーフェクト名探偵だったのは、たぶんジム・バーネット一人。あ、ルブランが書いた作品ね。昔、それを丸々一冊読んだことあるのですが、もう言われなければルパンであること忘れますから。一冊すべて探偵もの。もう別作品でも疑わない。バーネットもあくまでバーネットとして生きている。泥棒アイデンティティを捨てたんじゃないかってほどになりきってる。プライドを持って。


ところでせっかくだから、ポアロやマープルおばさん関連のネタも見たいんですが。なによりアメリカに行ってVS最強ワトソン役ことアーチー・グットウィンと対決してほしいんですが。絶対オモシロイと思うのに〜!


あとメインキャラ一人ずつ探偵役をやらせる話を作るとかね。4者4様、5者5様の名or迷推理が見たい! ゴエゴエとかどーすんだろ? 見ものだと思うんですが、笑



話はまた変わりますが、ゴエゴエの出番が控えめ問題、あれゴエゴエの軸を決めきれていないからだと思うんですよ。なんのために生きる?と訊いたなら、ルパンは「退屈しないため」と言うかしれないし、次元は言葉にせずとも「ルパンの最も力になれる相棒であるため」と言うかもしれないし、不二子ちゅあんは「お金とスリルのため」と言うかもしれないし、とっつあんは言わずもがな。

じゃあゴエゴエは? 修行のため? なにを目指して修行しているの? そこをはっきりさせてる? ゴエゴエ本人も作る側も。

私はPART5も4も面白かった思っている人間ですが、まずルパンに「拙者はおぬしなんだ」と聞く前に、自分が「ルパンにとってなんであるのか、なんでありたいのか、そもそも目指す究極の目的はなにか」という軸を持たねばならんのですよ。ルパンに尋ねるのはそれからでいいし、その軸が決まっていれば(女に引っかかった場合以外)揺らぐことがない。

これは作る側のだれかが、原作や過去作を読み返して、見つけてあげるしかないと思うんですね。あるはずですから、必ず。そうしたらゴエゴエをずっと使いやすくなると思うんですよ。次元との使いやすさにおける違いが、たぶんここでは?なんて。


もうオマエこんなにルパン語れる立場だったっけ??



あとPART5「不二子の置き土産」、最近YouTubeさん(公式)で見返したんですが、あれ最後のゴミ箱以外、めちゃくちゃ面白い話ですよね。最後がすべてを後味悪くしている。

ただ、今思えば不二子のアプローチ仕方がらしくなさすぎた。「ねぇ〜ルパーン、今度は私たちの〇〇記念日でしょ? △△買って〜て言えば、ルパンもおおはりきりで不二子を喜ばせようとしてくれたはずなんですよ。不二子の気持ちもよくわかるのですが、何年ルパン付き合っているのか。彼がどうすれば喜んで「受け取ってくれるのか」わかるはずです。なんなら正面切って渡せばいい。「どったの、不二子? なんか悪いもんでも食べた?」くらい言うでしょうが、受け取ってくれるはずです。「で、代わりになにが欲しいの?」とも言うでしょうが、適当に無理難題を振っときゃいいんです。


ルパンはプレゼントを送って喜ばせるのに、おそらく最難関の男ですよ。


それでも今回だけは、おそらく人生で初めてレベルでそういうらしくないことをしたくてならなかった不二子ちゅあんの気持ちを思うと切なくも可愛いですが。


私もオバチャンになったなぁ。


以上、久々に語って、どうせ当たるわけがない迷推理を恥ずかしながら(笑)披露しました。


どう? わたくし正気でしょう? 年甲斐もないのは相変わらずだけど。



グッパナ沙汰の権威(笑)の渾身の記事が、こちら。悪党パーカーにおけるグッバイ・パートナー。

https://anridd-abananas.hateblo.jp/entry/2020/08/11/002839


リーフ王子のグランベル778/第4話 偽セリス軍 南トラキアへ!(後編)

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめは三つ前の記事にて。ルール破りないし実際のプレイとは違う脚色をした場合は、話の終わりに記述)

(前話↓)

 

 

第4話

~9章 誰がために 後編~

 

 

《カパトキア城》

 

カナッツ:ぬおっ!?

 

フェルグス:悪いな。とりあえずこの城はいただくぜ!

 

ザシューーーーッ

 

カナッツ:ぐわーーっ、ハンニバル様ーーっ……

 

フェルグス:デル、ここは任せた! 俺はこのままルテキアに行く!

 

デルムッド:オーケー

 

セティ:忘れものだ。これを持っていくといい。

 

フェルグス:ん? これは……リモコン?

 

セティ:ロードナイト・セリスロボのな。

 

セリスロボ:ワタシ、セリス、ワタシ、セリス、ワタシ、セリス、ワタシ、セリス、

 

フェルグス:よ、よし……行くぞ、セリスロボ!

 

 

《ルテキア城》

 

ディスラー:なっ、なんだ貴様!!?

 

フェルグス:おい、オッサン、子ども狩りはいけないぜ。

 

ディスラー:なっ、なにを言う! 儂は子守りをしておったのだ、子守りを!

 

フェルグス:なんだ、そーなのか? だったら返してくれよ。その子の親父さんが呼んでるんだ。

 

ディスラー:そうはいかん! コープルは大事な人質……

 

フェルグス:なら力づくだ! いくぜ! ズバッ

 

ディスラー:お、おのれーーっ、ならず者がーーっ!! グサッ

 

フェルグス:ぐっ……やりやがったな! 俺の二撃目は怖いんだぞ! 必殺ーーーーっっ!!

 

ズバババババッッ

 

ディスラー:ギャーーーーーーッ

 

フェルグス:ふぅっ……やれやれ、これでひと段落か……

 

カリン:あーーっ、フェルグス! ここでなにしてるの?

 

フェルグス:よぉ、無事だったか。お疲れさん。

 

カリン:あんた、ボロボロじゃないの。もうっ、情けないわね。油断するからそうなるのよ。

 

フェルグス:こっちは色々あって回復する暇もなかったんだよ。お前こそケガしてるじゃねぇか。

 

カリン:でもちゃんと敵をみんなやっつけてきたわよ。村もなんとか間に合ったし。

 

フェルグス:お前にしちゃ上出来だ。俺もちょうどここのボスを──…ん? なんだ、この指輪? 落ちてるけど、もらっていいのか?

 

カリン:あ、私ももらったのよ。村の人から、助けてくれたお礼にって。バリアリングっていって魔法防御を上げてくれるんだって。

 

フェルグス:ふーん、じゃあコレはなんだろうな……? まぁ、いいか、もらっとこう。それとも……なぁ、お前にはめてやろうか? 左手の薬指に。

 

カリン:なっ、なっ、なっ、なっ──/////

 

フェルグス:なぁーーんてな♪

 

カリン:あ、あんたって人はっっ、人をからかうのもいい加減にしてよ!!(# ゚Д゚) いつもいつもそうやって私を振りまわしてばかりで! もうっ、あんたとなんか口もきいてやらないわっ!! だいっきらいっっ!!!

 

フェルグス:おいおいおい、悪かった、悪かったって。そんなに怒るなよ。ちょっとした可愛いジョークだろ?

 

カリン:なにが可愛いジョークよっ!

 

フェルグス:……いくらか本気も入ってたんだけどな。

 

カリン:!?……え?……

 

フェルグス:5年後ぐらいに、もっと大人しくてセクシーな女になったら。……あ、一生無理か。やれやれ、困ったな。

 

カリン:このバカ! 一人で勝手に言ってなさい!

 

セリスロボ:イチャツイトランデ、サッサトセイアツセンカイ

 

フェル&カリン:!!!???

 

フェルグス:お、お、お、お前、今なんか言ったか……?((((;゚Д゚)))

 

カリン:い、いえ……な、なにも……((((;゚Д゚))) ね、ねぇ……今のって、じゃあなに──

 

フェルグス:ま、まぁ、とにかく(汗)、うん、そうだ、制圧、制圧っと……。ゆけ、セリスロボ!

 

セリスロボ:セイアーツ。

 

 

~ルテキア城を制圧した!~

 

 

コープル:セリス様! ぼくを助けにきてくれたんですか!?

 

セリスロボ:・・・・・・・・・・・・

 

フェルグス:あーーーーうん……えーーっと……おい、なんかしゃべろよー

 

カリン:(低めの声)そうだよ、コープル、ボク、セリス。お父さんはあっちだよ。早く行ってあげて。

 

コープル:はい! 父さん、待ってて! ぼくのために戦うなんて絶対だめだ! どうか間に合って──

 

カリン:……なんとかごまかせたわね(汗)

 

フェルグス:これからずっとこんなことをやるのか……(^_^;)

 

 

《カパトキア城付近》

 

デルムッド:これで最後だな! ズバババッッ

 

カパトキア兵:ぐわぁぁぁっ!

 

ハンニバル:ふむ……我が軍の劣勢か。やむをえん。ここはひとまず城に戻って、援軍を連れてくるか……

 

デルムッド:だめです。ここは通しませんよ。

 

ハンニバル:むうぅっ……ちょっとトイレに──

 

デルムッド:だめです。

 

ハンニバル:フライパンが焦げてしまうのだ。

 

デルムッド:だめです。

 

ハンニバル:犬にエサを──

 

デルムッド:だめです。

 

ハンニバル:息子のオムツを取り替えに──

 

デルムッド:だめですったら…(-_-;)

 

コープル:父さん! ぼくはもうとっくの昔にオムツは卒業したでしょ!

 

ハンニバル:おおっ、コープル! なぜここに!?

 

コープル:セリス様が助けてくれたんだ。父さん、もう戦うのはやめて!

 

ハンニバル:コープル……

 

コープル:セリス様たちに力を貸そう。トラキアは生まれ変わらなければいけないんだ!

 

ハンニバル:コープル、お前も大人になったのだな。お前の言うとおりだ。儂もお前を助けてくれた人たちに恩返しをしなくてはいけないな。新しい祖国のために、儂の力を尽くそう!

 

コープル:よかった! 父さん!!

 

セティ:……聞き分けの良い父親でよかったな、コープル。さて、もういいな。レスト!

 

オーシン:ぐお~~ZZZ……ん? ふわぁ……あ───よくもやりやがったな、このおかっぱオヤジ!! もう許さねぇっ! 俺様の怒りを受けてみろーーーーっって、あれ……?

 

コープル:父さん!

 

ハンニバル:コープルぅ!

 

セティ:これからはハンニバル将軍と彼の息子さんも、我らの仲間だ、オーシン。

 

オーシン:……けっ、なんでぇ。寝返るんならはじめっからそうしろっての! 手こずらせやがってよ。仲間になるなら、もう俺を山賊扱いするんじゃねぇぞ。

 

セティ:わりとあっさり許すんだな。

 

リーフ:オーシンのとこも父ひとり子ひとりだからね、父子の愛には弱いのさ。

 

オーシン:リーフ!

 

リーフ:お疲れさま。こっちも片づいたみたいだね。

 

ハンニバル:おぬしは、リーフ王子!

 

リーフ:お久しぶりです、ハンニバル将軍。その節はどうも。

 

ハンニバル:……どうも見覚えのある顔が多いのは気のせいかな? 人数も少ないようだし。

 

コープル:セリス様は向こうにいらしたけど、他の方々は?

 

リーフ:そ、それは──

 

セティ:話してしまったほうがいいみたいだな。

 

 

・・・

 

 

ハンニバル:なんと! セリス一行が行方不明!? 

 

コープル:ルテキアにいたあれはロボットだったの!?

 

サラ:……バレてなかったのね。

 

セティ:我がマギ団の傑作だからな。

 

リーフ:そういうわけで将軍、今我々は(偽)セリス軍として動いているわけです。あそこで土下座&拝み倒しで値切っているのがシャナン王子、将軍が山賊扱いしたのがヨハルヴァ、ルテキアでめおと漫才やってたのがアレスとフィー……

 

デルムッド:もうかなり無理が出てきましたね……(^_^;)

 

リーフ:(^_^;)……で、ですから、将軍もコープルもそういう形で我々に協力してほしいのです。二人の力が加わると心強い。

 

ハンニバル:うむ、承知。老いた身なれど、これでも「トラキアの盾」 リーフ王子を守ってみせよう。

 

コープル:ぼくも、杖をたくさん使ってみなさんをお助けします。万が一、だれかが死んじゃった場合は、このバルキリーの杖で復活させてみせます。ただし修理代3万Gは自己負担で♪

 

マリータ:……あ、あんまりありがたみがないですね(^_^;)

 

シャナム:お、俺のときは半額にしとけよっ

 

デルムッド:こんなことまで値切るか……(-_-;)

 

リーフ:あ、ハンニバル将軍はなんとか闘技場でお金を貯めて、勇者の弓を買ってください。必殺☆がついてる良い品ですよ。コープルはリカバーでもリブローでもリザーブでもガンガン使っちゃって! 修理代は君が持ってるリング類を売り払うとかして工面してくれ。まぁ、クラスチェンジまでの辛抱だから。将軍、そういうわけでコープルのために、闘技場はテキトーなところで負けてきてくださいね♪ さぁ、みんな、新しい仲間も増えたことだし、ルテキアまでレッツ☆ゴー!

 

ハンニバル&コープル:・・・・・・(・_・;)

 

フィン:だんだん「聖戦」にも慣れてきたようですね、リーフ様。

 

 

《ルテキア城》

 

アルテナ:初めまして、セリス皇子。リーフの姉アルテナです。トラバントに育てられていたのですが、弟に真実を知らされ、もうあなたがたと戦うことができなくなりました。どうか私も解放軍の一員にお加えください。

 

カリン:あの方がリーフ様のお姉様? わぁ……素敵な方ね……!

 

セリスロボ:・・・・・・・・・

 

フェルグス:(裏声)わーーい♪ うれしいなっ♪ うれしいなっ♪ 仲間になってくれるんだ♪♪ バリオニウレピーvV 今度一緒にお茶でもいかがですか?

 

カリン:なに口説いてるのよっ(# ゚Д゚) セリス様はそんなこと言わないわ!

 

フェルグス:おっと、いけねぇいけねぇ。ボク、セリス。23才金髪美形。凄腕の自由騎士。ひょっとして王族の血を引いてたりなんかするかもしれない、とびっきりの良い男♪

 

カリン:「ボク、セリス」以外全部あんたの自己紹介じゃないの! しかもでたらめばっか!

 

フェルグス:なに!? バカを言うな。全部事実だ。

 

カリン:「23才(?)」「金髪」「自由騎士」「男」だけでしょ!

 

フェルグス:修飾語句をことごとく落とすな。大事なところなんだから。

 

アルテナ:あ、あの……あなたたたちは……?(・_・;)

 

リーフ:はいはい、めおと漫才はそこまで。姉上、ご無事でなによりです。

 

アルテナ:リーフ、長いあいだ心配をかけましたね。

 

リーフ:いえ、ぼくは姉上が元気に生きていてくださったことだけで、このうえもなくうれしいのです。本当に……よくぞご無事で……!

 

アルテナ:リーフ……

 

ナンナ:よかったですね、リーフ様。

 

フィン:ううっ……キュアン様とエスリン様もきっと喜んでおられることでしょう。生き別れていた王子と王女が、ついにっ……ついにっ……( ;∀;)

 

リーフ:あ……姉上……一つだけ……お訊きしたいことが……

 

アルテナ:? ええ、なにかしら?

 

リーフ:トラキアって本当にビンボーなんすか?

 

アルテナ:…え……?

 

リーフ:てゆーかなにあのライブの腕輪スリープの剣リザーブ村人はバリアリング持ち。信じらんねーーぼくの追いはぎ人生ってなんだったの? うわーーんアウグストの嘘つきーーっっフィーーンひどいよねっひどすぎるよねっっびえーーーーーーんっっっ!!!

 

アルテナ:リ、リーフ!?

 

フィン:ああ、アルテナ様っ、リーフ王子は少々疲れていらっしゃるのです。どうかお気になさらず。王子も色々苦労を重ねてきたのです。

 

アルテナ:かわいそうな、リーフ。こんなにすさんでしまって……。これからは私がそばにいますからね。

 

リーフ:うわーーんっっ、姉上ーーっっ(ノД`)・゜

 

アルテナ:よしよし

 

リーフ:ドラゴンのエサ代って、いっぱいかかるんですよねーーっ(ノД`)・゜

 

アルテナ:え゛……?

 

フィン:お、王子! どうも北の集落あたりにグランベル帝国軍が現れたようです。早くそちらの指揮を執ってください!

 

リーフ:……え? 帝国軍? うわぁ、なんか久しぶりだなぁ。

 

フィン:くれぐれも偽セリス軍であることがバレないようにしませんと。

 

リーフ:そうだな。よし、みんな、北に防衛ラインを作って迎撃態勢に入れ!

 

アルテナ:……偽セリス軍?

 

フィン:ああ、そのう……実は──

 

 

 

アルテナ:そんなことが……。フィン殿、あなたには本当に苦労をかけましたね。

 

フィン:そんな、もったいないお言葉……

 

アルテナ:かすかに覚えています、フィン。私はあなたが大好きだった。いつもあなたに甘えてばかりいた……。

 

フィン:アルテナ様……私は…………隣国にいるあなたをお救いすることができなかった。その償いを込めて、これからはリーフ様同様、命を賭してあなた様をお守りします。

 

アルテナ:ありがとう、フィン。……もうこれ以上苦労はかけたくないけれど、またときどき、あなたに甘えてもいいかしら……?

 

フィン:アルテナ様、私でできることがあれば、なんなりと。

 

アルテナ:ねーーvV フィーーンvV あそこで売ってる銀の槍ほしーー(≧▽≦) 買ってーーvVvV ていうか「捕獲」ってどーーやるの~~? 教えて~~vV あたしもいっぱい盗って盗って盗りまくりたいの~~vVvVヽ(^o^)丿

 

フィン:ああ、リーフ様にそっくりで……うっ、うっ……(´Д⊂ヽ

 

ナンナ:…………見なかったことにします(・_・;) さ、カリスマカリスマ……

 

 

 

ムーサー:ここがトラキアか。フン、とんでもない荒れ地だな。フフッ、愚かなる反逆者諸君、君たちはまだ帝国の本当の恐ろしさを知らない! 嘆きたまえ、私にそれを教わる不運を!

 

カリン:……なんかやけにハイテンションな敵将が来たわよ。

 

セティ:あれは倒置法と言うんだよ、カリン。

 

デルムッド:あんな口調のキャラだったっけ?

 

ムーサー:マンフロイ殿がオン友Nちゃんから頂戴したという『倒置法のD』なる本にハマってしまったのだ! 学びたまえ、美しき表現技法を!

 

オーシン:はぁ? ふざけてんのか? とにかく来るなら来やがれよ。お見舞いしてやるぜ、俺様の会心の一撃を!

 

フェルグス:オーシンちゃん、うつってるよ、口調が

 

マリータ:フェルグスもよ!

 

ムーサー:ゆきたまえ、我が精鋭部隊たち!

 

リーフ:いらっしゃいたまえ、ぼくの経験値たち! うなれ、光の剣! とぉーーーーーーっ!!

 

ナンナ:リーフ様!

 

ズバッグサッザシュッバシュッドカァンドカズカガキイィッズババババッ

 

ムーサー:ぬぬぬぬぬっっ

 

マリータ:リーフ様、すごい! あっというまに半分以上蹴散らしてしまったわ!

 

リーフ:見たか、スーパーリーフマンの実力!

 

オーシン:しかも上級クラスばっか相手に…。あれが本当にリーフか??

 

リーフ:聖戦最高クラスのステータスを持つマスターナイト。真の実力はまだこんなもんじゃないぞ! これからはセリス様同様、最前線で道を切り開く最強主人公だ! もう経験値稼ぎのジャマだなんて言わせないからな!

 

フィン:リーフ様、その意気です!

 

ムーサー:フッ、だがこの私には勝てまい。叫びたまえ、死を前にした絶望を!(丸パクり) トルネード!

 

リーフ:そんなもの、この光の剣で一刀両断!

 

ムーサー:な、なにぃつ!?

 

リーフ:やめたまえ、倒置法をパクることを!

 

ザシューーーーッ

 

ムーサー:ほ、誇りたまえ……この私に……ぐはっ

 

リーフ:どうだい、ぼくの見事な剣さばき!

 

アルテナ:リーフ、あなたってこんなに強かったのね。私も負けていられないわ。

 

リーフ:そしてトルネードもGET♪

 

サラ:追いはぎ……

 

リーフ:落とし物だってば!(汗)…さぁ、この勢いで一気にグルティア城まで行っちゃうよ。ぼくと一緒に、ナンナ、デルムッド、フェルグス、先行してくれ! 他のみんなは残っている敵を倒して……まぁ、のんびりやってていいよ。あ、コープルは残ってるあの村々、全部まわってお金を貯めておくように。

 

コープル:村一つにつき5000G×5で、計25000Gもらえますね♪

 

リーフ:……………(゜o゜)……………………………ト──

 

ナンナ:さぁっ、リーフ様っ! 行きましょっ、行きましょっ! 急ぎましょう、グルティアに!!(;'∀')

 

リーフ:……トラ7では村人はぼくらに1Gもお金くれたことがなかっ───

 

デルムッド:リーフ王子っ、見せてくださいよっ、トルネード! グルティアで思う存分! ああっ、楽しみだなぁ~(;'∀')

 

フェルグス:そうそうそうっ! もうアスベルもオルエンもオルソンもびっくりだなっ、あははははははっ(;'∀')

 

リーフ:──────────~~~~~~うわーんっ、びえーーんっっ……

 

コープル:……ぼく、なにか悪いこと言いましたか?

 

セティ:いや、いいんだ。もう今さらだから……(^_^;)

 

オーシン:あとでゆっくり南トラキアの現状について教えろよ、オッサン。

 

ハンニバル:……………(・_・;)

 

 

《グルティア付近》

 

リーフ:トルネード! トルネードトルネードトォォルネェェドオオオオオッ!!!

 

シューター隊:ギャーーーーーーッ

 

ナンナ:リーフ様っ ステキ! ビューティフル! ワンダフル! アンビリーバボーー!!

 

フェルグス:いよっ、若大将♪ 俺の分も残しとけよっ

 

リーフ:このっ、このやるせない怒りっっ、すべてトラキアの大地にぶつけてやるっっ! キーーーーッ(# ゚Д゚) トルネェーーードーーーーー!!

 

フェルグス:いやぁ、いつも後ろで「王者の剣」を素振りしてた王子が、よくあんなに強くなったもんだなぁ。たいしたもんだよ。

 

デルムッド:ナンナ、あまり離れるなよ。シューターがまだ数基残ってるからな。

 

ナンナ:平気ですよ、お兄様。ここのシューターったら10基もいるのに全然当たらないんだもの。玉切れしなくても性能悪すぎです。

 

デルムッド:まぁ、確かに……。こういうところには金を使われなくてよかったな。

 

ジュダ:好き勝手に暴れおって! しかし貴様のその低い魔力では、このロプトの魔法には勝てまい。全員、闇で食らいつくしてくれる!

 

リーフ:フン、なら光の剣で斬るまでだ! ナンナ、いくよ!

 

ナンナ:はい、リーフ様!

 

リーフ:見よ、ぼくらの必殺──vVラブラブアターーーーックvV

 

ズババババババッッ

 

ジュダ:ぐわーーーーっつ

 

フェルグス:( ゚Д゚)……おいおい、なんだ、あれは?

 

デルムッド:あ…あ~~あれは…その……聞いたとおり、聖戦オリジナルの技で、両想いの公認カップルが隣接してできる必殺撃だ。

 

フェルグス:……へぇ……( ゚Д゚) ──いやぁ、なんというか……愛の力か……うん……すげぇ、な…………

 

デルムッド:トラ7の支援効果だって必殺率が上がるだろ? あれと似たようなもんだ。

 

フェルグス:似てるか? トラ7であの二人がキラキラ光ってあれをやったら、ミランダ王女やティナが怒るぜ……。それにもう二十歳を過ぎたお兄ちゃんにはvVラブラブアターーーーックvVなんて言えん……

 

デルムッド:……(^_^;)……別に言わなくても……

 

フェルグス:だってハートのキラキラが飛ぶんだぞ? ブライトンやパーンやディーンやグレイドさんみたいな、良い年の男があれをやってるのを想像してみろよ。

 

デルムッド:……(-_-;)……

 

フェルグス:あ、でもお前はやるんだよな、デルちゃん♪ いいカノジョがいれば──

 

デルムッド:別に恋人同士じゃなくてもいいんだよっ! きょうだいでもできるんだっ! ナンナ、いくぞ!

 

ナンナ:はい、お兄様!

 

☆きょうだいアタック発動!!☆

 

ズババババババッ

 

シューター隊長:ひぃーーーーーーっっ!!

 

フェルグス:……(゜.゜)…へぇ、なるほどねぇ……。おもしろいかもな。

 

ナンナ:フェルグスさんもどうですか? カリンと?

 

フェルグス:あいつと? うーん、俺としてはアルテナさんあたりが希望だな♪ なんて。

 

リーフ:フェルグスがぼくの義兄上になるって…?(・_・;)

 

フェルグス:冗談だよ。

 

リーフ:……でもぼくに姉上がいるってことは、いずれだれかが義兄上になるわけだよねぇ……

 

ナンナ:さっきアルテナ様、お父様と、それからハンニバル将軍と会話して、ステータスを上げてらしたわ。

 

リーフ:!!?? ぼくの義兄上はフィンかハンニバル将軍!? うわぁ、そんな──

 

デルムッド:……(^_^;)…まぁ、リーフ王子、それはともかくとして──

 

セリス:セイアーツ、セイアーツ

 

リーフ:そ、そうだね。制圧、制圧と。

 

 

~グルティア城を制圧した!~

 

 

リーフ:さて、次はいよいよ最後、トラキア城の攻略だ! アリオーンがこっちの説得に応じてくれるといいんだけど……

 

アルテナ:リーフ、大変よ!

 

リーフ:姉上!? どうしたんです?

 

アルテナ:ここに来る途中で見えたの! アリオーンは残っているすべての兵力を集めて戦うつもりよ。ミーズとカパトキアとルテキアの三城を同時にドラゴンナイツで攻撃してくるわ!

 

リーフ:な、なんですって!?

 

ナンナ:どうしましょう、リーフ様?

 

リーフ:ぼくらは戦いたくないのに……アリオーン。……しょうがない! こっちはすべての軍をこのグルティアに集結させて、一気にトラキア城を落としてしまおう!

 

フェルグス:──って、三つの城はどうなるんだ!?

 

リーフ:いーじゃん、あとで取り返せば。今ならトラキア城の守りも手薄だろう。

 

デルムッド:本城を奪われたらゲームオーバーですよ、リーフ王子(-_-;)

 

リーフ:え゛? なにそれ?

 

ナンナ:それに自軍の城の数だけあとでお金をもらえるんだったでしょう?

 

リーフ:!!!??? むううっ……なんとしてもすべての城を守らなくてわっ……

 

フェルグス:………(^_^;)

 

アルテナ:今他のみんなはルテキアにいるわ。カパトキアには間に合うと思うけど、問題はミーズね。

 

ナンナ:ご心配なく。このリターンの杖ですぐ到着できますよ。

 

リーフ:よし! 姉上、ルテキアに戻って、みんなをルテキア組とカパトキア組に分けてください。あ、カリンにはミーズに急行するように言ってください。彼女なら間に合うでしょう。

 

アルテナ:わかったわ!

 

リーフ:ナンナ、君はぼくら三人をミーズにリターンした後、ルテキア組に加わってくれ。

 

ナンナ:はい!

 

リーフ:三つの城を防衛できたら、今度こそこのグルティアに全員集結だ!

 

 

《ルテキア城》

 

フィン:わかりました! 私がカパトキアに向かいましょう。他に足の速い者をだれか──

 

マリータ:私たちも行きます! ねっ、シャナム師匠!

 

シャナム:むうぅ……

 

セティ:私も行こう。

 

アルテナ:私も。山の上で敵をおびきよせるわ。

 

シャナム:(フォルセティにゲイボルグに化け物娘……これは安心だな)うむっ、私の華麗なる剣技を見せてくれよう!

 

サラ:……計算。

 

フィン:ハンニバル将軍、ルテキアを頼みます。

 

ハンニバル:うむ。

 

オーシン:オッサンにコープルにサラ、それにナンナか。女子どもに年寄りばっかだな。ここは俺が暴れてやるとすっか!

 

ハンニバル:フッ、儂もまだ若いモンには負けんぞ。

 

オーシン:へん! はりきりすぎて、くたばるなよ!

 

フィン:カリンはミーズに──

 

アルテナ:もう行ったわよ、大丈夫。

 

 

《グルティア城》

 

ナンナ:リターン!

 

リーフ:じゃ、お先に! 気をつけてね、ナンナvV(ヒューーーーーーーーン☆)

 

フェルグス:ワープみたいなもんか。便利だな。

 

デルムッド:このためだけにあるようなものだけどな。

 

ナンナ:では次は──

 

フェルグス:じゃ、俺が! ……ん? さっきの指輪が光って……? うわっっ、あーーーれーーーーーっっ☆

 

ナンナ:あらら……

 

デルムッド:リターンリングだったみたいだな……

 

 

 

フェルグス:エリウッド様ーーっ! リーフ王子ーーっ!

 

リーフ:ロリーナぁーーっ! フェルグスーーっ!

 

カリン:げっ…… きゃっ……

 

 

《カパトキア》

 

アルテナ:来たわ! 手槍である程度ダメージを与えておいたけど…

 

セティ:ではアルテナ王女、私が傷の手当てを!

 

マリータ:さあ、行きましょう、シャナム師匠!

 

シャナム:うっ……し、しかし……(汗)

 

フィン:山の上で迎撃すれば大丈夫ですよ。敵はほとんど手槍持ちのようだから、こちらも間接攻撃可能な武器で応戦しましょう。

 

マリータ:了解! 炎の剣!

 

セティ:エルウィンド!

 

シャナム:Σ(゚Д゚) あんた、さりげなく今ようやく戦ったな!

 

Dナイツ:とぉりゃーーーーっ!!

 

シャナム:ひーーっ! だからなんで俺のほうにそろって向かってくるのだーーっ!?

 

マリータ:あ、師匠だけだからですよ。間接攻撃用の武器を持ってないの。

 

シャナム:のおーーーーーっ((;゚Д゚))) バルムンク! バルムンク!(※勇者の剣)

 

Dナイツ隊長:勇者の槍ーーーーっ!

 

シャナム:ギャーーーーッ!!(゚Д゚;)

 

フィン:ぬっっ、その勇者の槍はキュアン様と私専用の武器のはず……

 

アルテナ:フィン、トラキアの将軍はみんなあれを持っているのよ。

 

フィン:ぬうぅっっ、ドラゴンランスじゃないんですか?

 

セティ:……まぁ、そのために作られた槍なんだろうがな、それは。

 

フィン:ならば力づくで専用にするのみ! 必殺本家本元勇者の槍ーーっっ!!

 

ザシューーーーッ

 

Dナイツ:どわあぁっ、無茶苦茶だーーっ!!

 

シャナム:フィンも結構ワガママだな…

 

セティ:おっといけない。まだ敵が残っている。城の守りにつかなくては。

 

マリータ:あーっ、でもだれも届きませんよ!

 

セティ:なら城の入り口を囲むように皆で立とう。

 

アルテナ:…さて、だれに攻撃が集中するかしら?

 

Dナイツ:うらあーーーーっっ!

 

シャナム:だーーっ、やっぱり俺かぁぁぁぁ!!!

 

マリータ:ファイト! シャナム師匠! すばらしい身のこなし! さぁ、私たちの師弟アタックを見せてあげましょう♪

 

 

《ルテキア》

 

ナンナ:おまたせ、みんな!

 

オーシン:よし、俺がちょっくら山の中に入って、連中をぶっとばしてくる! ナンナやサラたちは城で待っててな。なるべくそっちに敵がいかねぇようにすっからよ!

 

コープル:気をつけてくださいね。いざとなったらリザーブで援護します。というか、早くレベルアップしたいのでちょっとはやられてください。

 

オーシン:……?? なんか矛盾したこと言ってねぇか……?(ーー゛)

 

ハンニバル:儂もおぬしと前に出るとしよう。

 

オーシン:へっ、遅れんじゃねぇぞ、オッサン! 城で留守番しててもいいんだぜ?

 

ハンニバル:これでも儂は「トラキアの盾」 最前線でおぬしらを守ってみせよう。

 

コープル:父さん、頑張って!

 

サラ:来たよ。手槍と、勇者の槍持ち隊長……

 

Dナイツ:くたばれ、反乱軍ーーーーっっ!!

 

オーシン:どんどん来やがれ! 手斧で返り討ちだ!!

 

ザシュッズカッドカッバキッ

 

Dナイツ:とぉりゃーーーーっっ!

 

オーシン:チィッ!

 

ナンナ:どうしたの、オーシン? なんだかいつもより調子が悪くない? 

 

サラ:プージ…………

 

オーシン:あーっ、クソッ、手槍でチクチクやらねぇで直接来いってんだ!

 

ハンニバル:儂が代わろう。

 

オーシン:オッサン!?

 

ハンニバル:この必殺☆つき勇者の弓の腕前を見せよう。さあ、命が惜しくば去れぃ! 

 

ビシュウッ ドスッ ビシュウッ ドスッ

 

Dナイツ:どわああああああっっ

 

オーシン:やるじゃねえか、オッサン!

 

コープル:父さん、すごいよ!

 

サラ:祖国に弓を引く……

 

ナンナ:シーーーーッ(^_^;)

 

Dナイツ隊長:おのれ、勇者の槍!

 

ハンニバル:無駄じゃ、「大楯」!

 

ガキィィッ ガキィィッ

 

Dナイツ隊長:うぐぅ……

 

オーシン:見直したぜ、オッサン! さあ、とどめだ! くらいやがれ、勇者の斧ーーーーっっ!!

 

 

《ミーズ》

 

カリン:……そんな……ごめんなさい……王妃様……王女様…………

 

フェルグス:カリンっ、死ぬなぁぁぁぁぁっっ!!

 

デルムッド:……なにがあったんですか?

 

リーフ:カリンの上にリターンで飛ばされたフェルグスとその馬が落ちてきたんだ。

 

デルムッド:大惨事じゃないですか(-_-;)

 

リーフ:さっそくバルキリーかな……?

 

フェルグス:嘘だ……! 俺はまだ……伝えていないんだ……本当の気持ちを……お前に……──

 

カリン:…………|д゚)

 

フェルグス:──てゆーか、こういうときはカッコよくお姫様だっこでキャッチくらいしろよなー(=゚ω゚)ノ それでこそロマンスってもんが始まるわけで──

 

カリン:なんであんたをお姫様だっこしなきゃならないのよーーーー(# ゚Д゚)!

 

フェルグス:うわぁぁっ、生き返った!

 

カリン:だいたいなに、このシチュエーション! 逆でしょ、普通! 引用元を見てご覧なさいよ!! まったくもう──

 

Dナイツ:反乱軍ども、我らをガン無視して漫才とはいい度胸だな……

 

カリン:だれが漫才よ! 必殺細身の槍ーーーーっっ!!

 

Dナイツ:ぎゃあああっ ぐはああああっ、我々ではないーーっっ、貴様の亭主だっ、亭主だーーーーっっ!!

 

フェルグス:亭主ってのは俺のことか…?

 

デルムッド:なんだかわけのわからない展開になったな(-_-;)

 

リーフ:無理に引用しようとするからこうなるんだよ。さ、カリン一人で大丈夫そうだけど、ぼくらも手伝おっか。

 

 

《グルティア城》

 

リーフ:みんな集まったか? 全員無事かい?

 

フィン:はっ!

 

リーフ:アリオーンは?

 

セティ:さっきから書状を送っているのだが、まったく返事がない。どうしても我々と戦うつもりでいるようだな。

 

アルテナ:兄上……

 

リーフ:くっ、アリオーン! あなたには姉上の気持ちがわからないのか! こうなったらぼくが手紙を書こう! 「アリオーンへ、妹は預かった。返してほしくばその超豪華な装備を捨てて投降しろ」

 

フィン:リ、リーフ様……それではますます戦争になります……

 

リーフ:じゃ、「税金を軍備に無駄遣いしていることを国民にバラされたくなければ、以下同文」

 

ナンナ:それはイケそうですよ、リーフ様!

 

フィン:え゛……?

 

リーフ:あるいは、「大変! あなたの婚約者リノアンが、ディーンと逃げました! 今すぐ北トラキアに全軍で追いかけにいったほうがいいですよ!」

 

フェルグス:いや……それはちょっと、さ……(^_^;)

 

セティ:…まぁ、なにごともやらないよりはマシだ。とりあえず送ってみよう。

 

デルムッド:本気ですか!?(゚Д゚;)

 

アルテナ:兄上……どうか愚かな戦いをしないで……

 

 

 

アリオーン:ええいっ、妹を奪われ、税金の無駄遣いがバレ、そのうえ婚約者にまで逃げられた私にはもう失うものなどなにもない!! 全軍、セリス軍に総攻撃だ!! 父トラバントトラキア王家の名に恥じない戦いを!

 

 

 

セティ:……かえってヤケになってしまったようだな…(^_^;)

 

リーフ:……あぁ、アウグスト……またやっちゃったよ……。どーしてぼくのやることっていちいち上手くいかないんだよぅ。。。。

 

フィン:リーフ様、あなたはもう全力を尽くされました。これはもう致し方ないことです。

 

ナンナ:そうです。くじけないで。前を向いて、リーフ様!

 

リーフ:そ、そうだな。ぼくはトラキア統一のために、ここでくじけちゃいけないんだ!

 

ハンニバル:うむ、アリオーン王子も武人。ここは我らと彼ら、最後の名誉ある戦いで決着をつけるしかあるまい。

 

シャナム:あんな書状でヤケになった王子に名誉なんて存在するのか?

 

マリータ:シーーッ、師匠! それを言ったら、私たちのこれまでの戦いが無駄になってしまいますよっ

 

シャナム:そ、そうだな……(汗)

 

アルテナ:アリオーン……兄様……

 

リーフ:いえ、姉上、ぼくはまだあきらめていません。リノアンとも約束したんです。アリオーンは必ず無事にトラキア城に返します。

 

アルテナ:リーフ……!

 

リーフ:ぼくらは捕縛のプロ集団ですよ。ご心配なく! サラ、スリープを用意してくれ。

 

サラ:オッケー

 

リーフ:よし、それでは全軍、いよいよ南トラキアの王都へ進軍だ!

 

 

 

フィン:最後のアリオーン隊はトラキア城付近で陣を組んでいます。かなりの大軍ですよ。

 

カリン:装備は細身系や手槍が中心。あ、でもスリープの剣もあるわ。

 

リーフ:数ではこっちが負けてるし、おまけにアリオーンはべらぼうに強い神器グングニルを持っている。うーん、ここはつよーいキャラを一人、敵陣の攻撃範囲に送り込んで、おびき出しつつ数を減らしてもらうしかないな…

 

マリータ:リーフ様! その役目は私に任せてください! Dナイツをみんな返り討ちにしてやりますから!

 

リーフ:マリータ! そうか、うん、確かに君は強いけど、さすがに一人では荷が重いかもしれないよ。守備力はそれほど高くないんだし。

 

マリータ:大丈夫ですよ。そのときはシャナム師匠がフォローしてくれますから(*^^*)ねっ、師匠♪

 

シャナム:お、お、俺も行くのか!?(゚Д゚;) いや、待てっ、他のやつでもいいだろう!?

 

マリータ:私、師匠がいてくださると力がわいてくるんです。安心して戦えるんです。

 

シャナム:俺は前線に引っ張り出されて、ちっとも安心じゃないぞ!

 

ナンナ:シャナムさん、いいじゃないですか。マリータを守ってあげてください。私とお兄様もカリスマで支援に加わりますから。

 

リーフ:ぼくも行こう。君たちの仕損じを片づけるためにね。さあ、前進、前進!

 

シャナム:ひーーーーっっ((;゚Д゚)))

 

 

 

マリータ:アリオーン隊が来ました! いきます! 流星月光必殺剣!!!

 

ズバグサザシューーッ

 

Dナイツ:どわーーーーっっ!

 

シャナム:い、いいぞ! その調子! もっと技に心を込めろ、弟子よ!

 

マリータ:はい!

 

アリオーン:その娘は強すぎる! 隣の男を狙えっ!

 

シャナム:なっ、なにぃーーーーっ('Д')

 

Dナイツ:とぉりゃーーーーっ!

 

シャナム:ま、待て、貴様ら、私がだれだか知っているのか!?

 

Dナイツ:むっ?

 

シャナム:私はかの剣聖オードの直系にしてイザークの王子シャナンだぞ! この最強の神器バルムンクの盾が目に入らんのか!?

 

リーフ:は?

 

デルムッド:バ、バカッ……

 

マリータ:師匠、バルムンクは盾じゃないですーー!!

 

シャナム:え゛ぇ!? うわ、しまった、うっかり口が滑ったぁぁぁ!!

 

アリオーン:貴様ら本当にセリス軍なのか? なぜわざわざ偽者を前線に出す? 我々を馬鹿にしているのか?

 

リーフ:馬鹿にしてたら我が軍最強のキラーマスィィィーンを前に出すわけがないでしょう!? いけ、マリータ!

 

マリータ:たあっ、えいっ、やあっ、はあっ、とう!!

 

ズバズバズバズバズバッ

 

Dナイツ:ギャーーーーーーーッッ!!

 

シャナム:うわあっ、ひゃあっ、どわあっ、でえっ ひいぃ!!

 

ブンブンブンブンブンッ

 

Dナイツ:おのれーーーーーーっ

 

ナンナ:まあ、シャナムさん、結構頑張るじゃないですか。こんなに強かったかしら……?

 

リーフ:護身用に勇者の剣を持たせてよかったなぁ。うんうん、あの様子なら一人前の戦力扱いしてもよさそうだな。

 

シャナム:見様見真似流星剣ーーーーっっ!!(;゚Д゚)))

 

マリータ:すばらしい! さすがです、師匠!

 

リーフ:よし、マリー……じゃなくてラクチェにシャナン王子、そこまでで切り上げろ。ナンナ、デルムッド、ぼくと一緒に手槍どもを片づけるぞ。終わったら後退し、第二陣に備える。前線はオーシン、フェルグス、ハンニバル将軍!

 

 

 

コープル:リザーブ! リザーブ! ありがとう、みなさん♪ おかげでぼくはどんどこレベルアップします♪♪

 

フェルグス:どぉいたしまして(^_^;)

 

リーフ:アリオーン! もうあなたに勝ち目はない! 投降してください!

 

アリオーン:リーフ王子!?

 

アルテナ:兄上、もうやめてください! この戦いは無意味です!

 

アリオーン:アルテナ、もうなにも言うな。お前もゲイボルグを継ぐ者として、私と戦うのだ。これがダインとノヴァの宿命だ!

 

アルテナ:つまらない意地を張らないで、兄上! 私は兄上のためを思って言っているのです! このままでは兄上は、スリープで眠らされてドラゴンから転落し、グングニルや祈りの腕輪や装備をすべて剥がされ、気づいたときは丸腰でその辺の樹海に放り出されているんですよ!

 

フィン:ア、アルテナ様……(汗)

 

アリオーン:……セリス軍はそんな品のない山賊まがいのことをするのか? それではまるでトラキアのリーフ軍ではないか!

 

一同:う゛っ・・・

 

リーフ:ア、アリオーン!! どうして姉上の気持ちがわからないんだ! あなたになにかあったら悲しむ人がたくさんいることに、なぜ気づかない!? トラキア半島の平和のため、どうしてこれ以上戦う必要がある!?

 

アリオーン:真にトラキアの平和を想って戦うと言うのなら、私を倒して先に進め!

 

リーフ:くっ……このわからず屋め……。こうなったらぼくが力づくでわからせる!(で、サラ、弱ったところをスリープね!) いくぞ、トルネード!!

 

アリオーン:むうっ!?

 

リーフ:あなたが魔法に弱いということはお見通しだ! どんどんいくぞ! トルネード!! トーーールネェーーードォォォォ!!!

 

ズギャーーーーン!!

 

アリオーン:ぐはっ……

 

アルテナ:兄上!

 

リーフ:さあ、サラ、今だ───

 

カッ シュンッ

 

リーフ:!!??

 

ユリウス:アリオーン、まだ死なせるわけにはいかぬ。私とともに来い。はーーーーっはっはっはっはっはっ!

 

シュンッ(リワープで消失)

 

一同:・・・・・・・・・

 

オーシン:……な、なんだ、今の赤い変な髪型のガキは……?

 

カリン:「はーーっはっはっはっ」なんて言わないよね、普通(・_・;)

 

リーフ:ほ、捕縛のプロ集団であるぼくたちを差し置いて誘拐とは、なかなかやるな……

 

アルテナ:兄上は? 兄上はどこに……!?

 

リーフ:あの男はいったい……?

 

サラ:ユリウス皇子よ。

 

リーフ:えっ、あれが? ダークプリンス? …なんでまたアリオーンをさらっていったんだろ?

 

フィン:それより我々の正体、バレなかったんでしょうか……

 

リーフ:(゚Д゚;)……と、とにかく、残った敵を倒して、みんな、トラキア城に入ろう。ゆけ、セリスロボ!

 

セリスロボ:セイアーツ、セイアーツ

 

 

トラキア城を制圧した!~

 

 

リーフ:こ、これで一応、トラキア半島での戦争が終わったのかな。長かったな……本当に……

 

サラ:ごくろうさま、リーフ様。

 

リーフ:ありがとう、サラ。他のみんなはまだ戦場かい? ねぎらいの言葉でも考えておこうかな……

 

アウグスト:その必要はありませんぞ、リーフ王子!

 

リーフ:うわあっ!!Σ(゚Д゚) ア、アウグスト! おどかさないでくれよ! いったいどこまで密偵に行ってたんだい? セリス様たちの行方は?

 

アウグスト:それはまだわかりません。しかし、どうやらやはりグランベルにいるのではないかと。

 

リーフ:グランベル!? 帝国の本拠地じゃないか! じゃあやっぱりロプト教団の連中にさらわれたってことか?

 

アウグスト:可能性は高いですな。

 

リーフ:どうするんだよっ! てゆーか、じゃあ、ぼくらが偽セリス軍をやってる意味ないじゃん!

 

アウグスト:いえ、まだセリス一行を捕らえたと正式に発表をしているわけではないようです。それに偽セリス軍がいるかぎり、ロプト教団も慎重に行動せざるをえないでしょう。民衆も、今行軍中のセリス軍のほうを本物と信じようとするでしょう。

 

リーフ:そ、そうかな……

 

アウグスト:と、いうわけで、リーフ王子、次はグランベルに向かいますぞ!

 

リーフ:え゛えぇっ、マジでーーーーっっ!?

 

アウグスト:もうそれしかありません。もたもたしていては帝国の援軍がやってきて、せっかく戦争の終わったトラキア半島を守れなくなりますぞ!

 

リーフ:し、しかし……ぼくらだけで帝国の本隊と戦うなんて……

 

アウグスト:私はもう少し密偵を続けて、セリス一行の行方と、何者によるいかなる陰謀であるのかを探ります。それまでの辛抱です。では。ハァッ!

 

リーフ:あーーっ! 待ってよ、アウグストーーーーーーっっ!!(゚Д゚;) ……行っちゃった。はぁ……ぼくらが帝国とロプト教団相手に真っ向勝負なんて、できるのかなぁ……

 

サラ:大丈夫よ、リーフ様。あなたならできるわ。

 

リーフ:サラ……

 

サラ:リーフ様がいちばん逆境に強いの、知ってるよ。いいじゃない。このままどんどん進んで、悪い人をみんなやっつけて、セリス様を助け出して、戦いを終わりにしちゃえば……

 

リーフ:サラ……ありがとう。そうだね。弱気になったら負けだ。自分とみんなを信じて、前に進まないとね! あ、でも、サラ、君は無理しなくていいんだよ。いくら大嫌いでも、祖父のマンフロイと戦うのは辛いだろう?

 

サラ:私は大丈夫よ。でもひとつだけ、わがままを聞いてくれる?

 

リーフ:ぼくにできることなら、なんでも。

 

サラ:私、リーフ様にマジックシールドをかけてあげたいわ。

 

リーフ:Mシールド? Mアップじゃなくて?

 

サラ:そ。半永久的に魔防がアップするのよ。

 

リーフ:そりゃすごい! でもそんな魔法を使って、サラは大丈夫なのかい?

 

サラ:平気よ。リーフ様の助けになりたいんだもの。さ、いいから、目を閉じて……

 

リーフ:こ、こうかい……?

 

サラ:そう……そのまま……そのまま…………──(ニヤリ☆)

 

ガシャアアアアアアアン(謎の音)

 

リーフ:!!??

 

ナンナ:リ、リ、リ、リ、リ、リーフ様っ……い、い、いったいなにを……サラと……!?

 

リーフ:ナ、ナンナ!? ……い、いや、ちがう! 誤解だっ! ぼくらは決してそんなことをしてたわけじゃ──

 

ナンナ:そんなことってなんですかっっ!?

 

リーフ:だからそのっ……そうじゃなくてっっ……あああっ、みんな! ちがうっ!! ちがうんだーーーーーーっっ!!!\(ToT)/

 

マリータ:ひどいわ、リーフ様! ナンナ様という人がいながら! 「大好きなナンナをぼくにください」じゃなかったんですかっ!

 

フェルグス:ヒューッ、やるじゃん、色男。

 

リーフ:ちがあああああああうっっ!!!

 

ナンナ:ああっ、リーフ様のウワキものーーーーっっ!!

 

フィン:ナンナっ、ビンタはやめなさいっ、ビンタはっっ

 

リーフ:ナンナ! ちがうっ、待ってくれ! ちがうんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!

 

 

サラ:クスッ…………さ、行きましょうか、グランベルに(^^)♪

 

シャナム:……小悪魔だ……(^_^;)

 

 

~9章 誰がために クリア!~

 

 

 

(あとがき)(※注 十五年後の人間が書く)

 

 『烈火の剣』ネタをやたら入れているあたり、当時のダメ学生だかニートだかは無邪気に人生をエンジョイしていたようで。こんなにぐだぐだ長くしておきながら、本人の中ではわりと実際のプレイに忠実で、特筆すべき言い訳がなかったらしい。(Dナイツがライブの腕輪じゃらじゃらさせてたのは最後のアリオーン隊の時じゃないの?)ハンニバルに勇者の弓☆50を持たせるのはファインプレーとか自画自賛している。あとひと組のカップルもこのマップで成立させたらしい。お披露目は次話以降だったか。

 

今やただの一人ホラー企画でしかないのですが、それそろ正気に戻ろうと思います。

……まぁ、実のところまた例によって家の問題にどっぷりとなったために気晴らしではじめたことだったのですが、

小説完成させねば。

来春には公開するんだぞ!

 

……正気に戻った結果、今現在手掛けているこれにもホラー感を抱いて気持ちくじけてしまわないかが心配(苦笑)いよいよ自分の文章に見切りをつけてしまうのか…!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーフ王子のグランベル778/第3話 偽セリス軍、南トラキアへ!(前編)

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめは二つ前の記事にて。ルール破りないし実際のプレイとは違う脚色をした場合は、話の終わりに記述)

(前話↓)

 

第3話

~9章 誰がために 前編~

 

 

フィン:リーフ様、先程の戦いで山の上にいた竜騎士をご覧になりましたか?

 

リーフ:え? ああ、うん、最初はエダかと思ったけど違ったみたいだ。なにしてたんだろうね、あんなところで。

 

フィン:あの竜騎士の体は聖なる光につつまれていました。まるでかつてのキュアン様のように……!

 

リーフ:……また始まった(-_-;) 父上の亡霊を見たんだろ、フィン。病院に行こうか。

 

フィン:そうではありません! あれはまさにノヴァの聖光! 行方不明のアルテナ王女が生きておられたのです!

 

リーフ:なんだって!? 姉上が!? まさか……

 

フィン:おろらくトラバントが自分の子として育てていたのでしょう。ゲイボルグの力を手に入れるために。あの男のやりそうなことです。

 

リーフ:ちょっと待て、フィン。ノヴァの聖光と言ったが、あの女性の持っていた武器はドラゴンランスだったぞ!

 

フィン:そ、そんなトラ7の七不思議は忘れてください! 聖戦ではゲイボルグ持ちということになっているんですっ

 

リーフ:姉上はゲイボルグを持っていながら自分の素性に気づかなかったのか……?

 

フィン:そーゆーツッコミも忘れてください! とにかくっ 王女を救えるのは、リーフ様、あなただけです! どうか姉君を取り戻してください。

 

リーフ:もちろんだ! ぼくは姉上と二人、手を取り合ってこのトラキアを統一してみせるんだからな! そのためにはまずマスターナイトにならなくては!

 

セティ:ゴホン。頑張ったな。君はマスターナイトにクラスチェンジできるぞ。クラスチェンジするのか?

 

リーフ:イエーース!

 

じゃーーん♪じゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃ──(例の音楽)じゃーーーーーーーーんっッ♪♪

 

リーフ:剣もA! 槍もA! 斧もA! 弓もA! 炎もA! 雷もA! 風もA! 杖もA! オールA! みんなのヒーロー、スーパーリーフマン! ただいま誕生ーーーーっっ!!

 

一同:おーーーーーーーっっっ!!!(^O^)

 

ナンナ:リーフ様、すごいわ! もうあなたにかなう者なんていません!

 

オーシン:魔法も杖も使えんのか!? まるで化け物じゃねぇか!

 

フィン:ほかの言い方をしなさい、オーシン……(^_^;) ううっ……リーフ様、本当にご立派になられて……(/_;) どうか姉君アルテナ様を救い、キュアン様とエスリン様の仇を取ってください。

 

リーフ:もちろんだよ、フィン! みんな! このスーパーリーフマンについてこい! 打倒トラバント!!

 

サラ:でも光がCなのがたまにきず……

 

リーフ:グサッ……み、見なかったことにしてくんない?

 

サラ:やだ。

 

リーフ:ううっ……と、とにかく! 山の向こうのトラキア城に向けて進撃するから……みんな、急いで準備をしなさい……(ノД`)シクシク

 

ナンナ:リーフ様、泣かないで! 一緒にお買い物に行きましょう♪ 

 

リーフ:ああ、ナンナ♪ そう、恋人同士はお財布も一緒なんだ。よし! ここは景気よくどーんと買い物しちゃおっか! ぼくは銀の槍とリカバーを買っちゃうぞ!

 

ナンナ:私は銀の剣がほしいです♪(具体的には今リーフ様が持っている☆つきのやつ)

 

リーフ:……その前にさっきの盗賊の剣は売っちゃおうね、ナンナ……(^_^;)

 

 

 

修理屋:2400Gです。

 

シャナム:ウオッホン! 私はかの有名なイザークの王子シャナンであるぞ!

 

修理屋:えっ!? あの剣聖オードの直系にして凄腕のソードマスター、シャナン王子!?

 

シャナム:ま、さ、に、そうである! この修理代を半額にしてくれたりなんかしたら、私のお妾さんの中から選りすぐりの美女を紹介してくれよーぞ!

 

修理屋:ほ、ほんとですかっ!?

 

シャナム:うむっ……ていうかまけてくれまけてくれまけてくれorz  今月ピンチなんだー俺。給料3000Gポッキリだしよー! なー、頼むよオッチャン、このとーり!!

 

修理屋:……剣豪シャナン王子が土下座のうえ手を合わせるなんて、なんともったいない! わかりました、1200Gで結構です。

 

シャナム:フッ…ざっとこんなもんだ。

 

デルムッド:またやってるのか、シャナム! いい加減にしろよ! シャナン様の名誉に傷がつくじゃないかっ!

 

シャナム:う゛……しまった……

 

オーシン:おいこら、シャナム、テメェの代金ばっか値切ってんじゃねーよ! 俺のも値切れ、勇者の斧の3000G!

 

フェルグス:そーだそーだ、ケチだぞ、セコいぞ、みみっちいぞ! 俺の銀の剣のも半額にしてもらえよ!

 

シャナム:せ、「聖戦」は個人主義だ。自分の金は自分で管理する。だから値切るのは自分の金だけだ…

 

オーシン:なんだと!? いつからそんな自己チュー野郎になったんだ、テメェは!? ケチケチしてねぇでさっさとやれ!

 

フェルグス:そんなこと言ってっと敵陣のど真ん中に置き去りにしてやるぞ! いいのか!?

 

シャナム:ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ

 

デルムッド:やめろよ、フェル! オーシン! あんたたちまで詐欺をはやし立ててどーすんだっ!

 

フェルグス:ていうか、デル、シーフの腕輪の売却金、お兄ちゃんに貸してくんない?

 

修理屋:だっ、だれかーーーっ! ヤクザだっ! ヤクザだぁーーーっ! お助けーーーーーっっ!!

 

リーフ:こらーーっ! なにやってんだ、そこの不良ども! また我が軍の評判を落とすような行為をっ!!

 

オーシン:リーフ! だってシャナムのやつが、自分の代金ばっか値切りやがってよー

 

リーフ:いいから4人とも、とっとと支度して出撃しなさい! 西のカパトキア軍を探って、ハンニバル将軍の様子を見てくるの! ゆけ、THE☆YAKUZUAAAS!!

 

フェルグス:おいおい…(^_^;)

 

シャナム:俺は被害者だー!

 

デルムッド:なんで俺まで…(-_-;)

 

オーシン:ハンニバルか……フン、ミーズでの借りを返す絶好のチャンスだな。暴れてやるぜ!

 

リーフ:くれぐれも将軍を殺さないよーに(^_^;)

 

 

 

カリン:リーフ様! トラキア城からドラゴンナイト部隊がこっちへ向かってくるわ!

 

リーフ:よし、YAKUZUAAAS☆に続いてぼくらも出陣だ! あ、カリン、君はここからずっと西にある村々の安全を確保しに行ってくれ。敵がいっぱいいる可能性もあるから、気をつけて。

 

カリン:了解! エルメス、飛ばすわよ!

 

リーフ:ナンナ、君も西へ行ってYAKUZUAAAS☆の援護をしてくれ。

 

ナンナ:わかりました! このヤンキーのカリスマ、女ヘッド・ナンナにお任せください!

 

フィン:あぁぁぁ、ナンナ、頼むからそんなカリスマはやめてくれ~~っ! お父さんは胃がイタい~~(T_T)

 

セティ:ヨシヨシ、フィン殿は良い父親ですよ。だれかと違って。では山の上に上がってスタンバイしようか。

 

マリータ:私がこの炎の剣で前線に立ちます! 今日の夕食はドラゴンの丸焼きで決まりね♪

 

リーフ:ははは……頼もしいなぁ、マリータは(^_^;) サラ、君もリザイアでマリータの援護をしてくれ。

 

サラ:はーーい。

 

リーフ:さぁ、来い! トラキアのドラゴンナイツ!

 

 

 

カパトキア兵:ハンニバル将軍、見るからにガラの悪い若者が4、5名そのへんをぶらぶらしております。

 

ハンニバル:フム、ならず者どもか。解放軍との戦いを控えてはいるが、ほうってはおけん。撃退せよ!

 

 

 

オーシン:だれがならず者だぁーーーっっ!!(# ゚Д゚) ──ったくあのオッサン、相変わらずだな。そりゃ確かにビンボー詐欺師その日暮らしのへっぽこ傭兵や、パツキン不良暴走族高校生がいるけどよー

 

デルムッド:だれがだよっ

 

シャナム:私は高貴なるイザークの王子だぞっ

 

フェルグス:そーゆーオーシンちゃんだって、山賊に間違われてぶち込まれた前科があるだろ?

 

オーシン:あのハンニバルのオッサンがな。クソッ、ぜってー後悔させてやっからな! 早く来やがれ!

 

カリン:そーゆーあんただって、兵士を半殺しにして牢獄送りになった前科があるじゃない、フェルグス!

 

フェルグス:あれはお前も共犯だろ、カリン。うーん、やっぱ立派なYAKUZUAAAS☆だなぁ、俺たち…

 

カリン:私を一緒にしないでよ! もう、行きましょ、エルメス

 

フェルグス:あれ、どっか行くのか?

 

カリン:山を越えて西の村々を解放しに行くの。

 

フェルグス:一人で? よしたほうがいいんじゃねぇか? カパトキアのさらに向こう、ルテキアの傭兵がたくさん配置されてるかもしれないんだぜ。

 

カリン:平気よ。さっきのボスを倒したの見たでしょ? 私だって強くなったんだから。それに、これはリーフ様のご命令よ。

 

フェルグス:だからってあまり調子に乗るなよ。俺たちもあとから行くから、無理だと思ったらその辺の山の上に隠れてろ。

 

カリン:……あんた、ひょっとして私のこと心配してくれてるの?

 

フェルグス:うん、まぁ、俺は自分に惚れてる女は大事にすることにしてるんだ、一応。

 

カリン:だっ、だれがあんたに惚れてるなんて言ったのよっ!?

 

フェルグス:顔が真っ赤だぞ。フッ、嘘がつけねぇよな、お前って。

 

カリン:バッ、バカ言わないでよ!/// あんたなんかっ、あんたなんかっっ──もう知らないっ! 行くわよ、エルメス!!

 

フェルグス:ほどほどに頑張ってこいよーーっ! ……やれやれ、いい男はモテて困るな。

 

デルムッド:ふざけたこと言ってないで真面目になれ! ほら、敵が来たぞ!

 

シャナム:おいおい、あれはじぇねらるではないか? 冗談ではないっ、私の細腕ではあのゴツい鎧を貫くのは無理──いや、あんなのこのバルムンクを使うまでもない。私は後方にて事を静観するとしよう。サラバだ、頑張れ、YAKUZUAAAS☆

 

オーシン:最年長者がさっそく尻尾巻いて逃げやがった……"(-""-)"

 

ナンナ:でもそっちはドラゴンナイツの攻撃範囲ですよ~、シャナムさ~~ん

 

 

 

シャナム:どわぁっっドラゴンナイツだーーっっ!!

 

マリータ:あっ、シャナム師匠、ちょうどいいところに! 私の仕損じのとどめ、よろしくお願いしますね。

 

シャナム:へ?

 

マリータ:といっても、ほとんどいないですけど。それっ、流星エルファイアー!

 

Dナイツ:ギャーーーーーッッ!!

 

サラ:リザイア、リザイア

 

シャナム:ひーーーっ、来るな来るな来るなぁーーーーっっ(ブンブンブン

 

セティ:フム、この調子じゃ私は回復役にまわってもよさそうだな。城の守備につくとしよう。

 

リーフ:よろしくお願いします、セティ王子。よし、マスターナイト・スーパーリーフマン、最前線でパワー全開! くらえ、必殺光の剣ーーーっっ!!

 

ずがぁん ずがぁぁん ずがあぁぁぁん

 

フィン:必殺&連続をあんなに発動されて……すばらしい! リーフ様、最強!! ううっ…キュアン様、エスリン様……リーフ様はこんなにも強くたくましく──

 

シャナム:フィン! 泣いてないで俺を守れーーーっっ(# ゚Д゚)

 

サラ:リライブ

 

リーフ:光の剣!

 

マリータ:炎の剣! 流星連続入り!!

 

アルテナ:おのれ、反乱軍! トラキアを火の海にする気か!!

 

フィン:あっ、あれは──

 

アルテナ:くらえ、地槍ゲイボルグ!!

 

シャナム:ぎゃああああっっ、バルムンクの盾ーーーっっ!!(←?)

 

リーフ:ま、待ってください、姉上!

 

アルテナ:姉上だと!? お前はだれだ? なぜ私を姉と呼ぶ!

 

リーフ:ぼくはあなたの弟リーフです!

 

《中略》

 

アルテナ:そんな……父上は私をだましていたというのか? 信じられない……

 

セティ:確かにトラ7のトラバントは娘を溺愛して隠さなかったからな…

 

リーフ:姉上! ぼくの目を見てください! ぼくの目を見れば真実がわかるはず……!

 

アルテナ:くっ……

 

リーフ:…………

 

サラ:チッ、トラキアがビンボーなのは本当みたいだな。どいつもこいつも手槍と細身の槍しか持ってないし。あっ、でも姉上はゲイボルグのほかにもはがねの槍をたずさえておられる。まぁギリ、オッケー?(^^)

 

フィン:サラ、リーフ様の心の声を語るのはやめなさい……(-_-;)

 

サラ:でも、素敵な声よ(はぁと)

 

リーフ:シーーッ、静かにしてくれ。説得してるんだから!

 

アルテナ:くっ…なぜだ。なぜお前の言葉を嘘だと言いきれない! 父上に確かめてくる!

 

リーフ:あっ、姉上──

 

フィン:リーフ様、ここはひとまず終わりにしましょう。

 

リーフ:でも、大丈夫かなぁ、姉上…

 

セティ:今は時間が必要だろう。我々は次の攻撃に備えながら待つしかない。

 

フィン:ああ、アルテナ様……後姿がキュアン様そっくりで……( ;∀;)

 

マリータ:……だいじょぶなのかしら、フィン様……(・_・;)

 

 

 

カリン:あっ、あの集落ね! エルメス、もう少しよ。 大変! もう村が襲われてる! 急がなきゃ……。傭兵が三人くらいいるけど、平気よね? 突撃よ、エルメス! 風の剣ーーーっ!!

 

 

 

サラ:リーフ様、来たよ。

 

フィン:トラバント王直々に率いるドラゴンナイツです。

 

リーフ:トラバント……我が父上と母上の仇! やはり仕掛けてきたか。あいつの出方次第では、この戦いは回避できたかもしれないのに。どうしてもぼくと戦うというんだな。

 

セティ:驚いたな、リーフ王子。ご両親の仇なんだから、勇んで討ち取りたいかと思ったが。

 

リーフ:ええ、そりゃあトラバントは憎い憎い憎たらしすぎる仇です。

 

フィン:死ね、ハイエナどもめ! byキュアン様、です!

 

リーフ:ぼくのビンボーな逃亡人生は、元はと言えばあの男のせいです。ですがぼくも長い長い戦いを通して様々なことを学びました。南トラキアの人に何度も助けてもらいました。ぼくの個人的な感情にとらわれて犠牲も出したこともありました。もうそんなのは嫌です! 憎しみ合っていては平和は来ないのです! トラキアの統一のために、ぼく個人の憎しみは必要ありません!

 

セティ:リーフ王子……君は本当に立派になったな。一年前とはまるで別人だ。これもアウグスト軍師の教育のおかげか…。この戦いが終われば、まもなくトラキアは英雄リーフの下で平和な国に生まれ変わるだろう。

 

リーフ:いやぁ、そんな……

 

セティ:謙遜することはない。君はもう父君キュアン殿を超える立派な聖戦士だ。

 

リーフ:セティ王子……

 

シャナム:うわあっ、来たな、ハイエナども!

 

マリータ:ち、ちょっと待ってください? あのDナイツ全員腕輪をつけてますよ!

 

シャナム:お、おいおい、ありゃ北トラキアでは絶対手に入らないと言われる超高価なライブの腕輪じゃないのか!?

 

マリータ:毎ターンHPが回復するというやつでしょう? それをDナイツ全員に持たせせるなんて……

 

シャナム:あの腕輪は市場価格4万G、売れば2万Gもする代物だぞ。それを9個も……

 

マリータ:大将のトラバントはパワーリングをつけてますね……何? リカバーリング…………??

 

リーフ:・・・・・・・・・・・・・・ぶちっ

 

おどりゃああああああっっなにが南トラキアはビンボーじゃたわけーーーーーーっっぎょーーさんじゃらじゃら貴金属持っとるんやないかいっっキィーーーーーーッッぼくのビンボートーボー人生はなんだったんだぁ!! ぶちのめしたるわ、トラバントーーーーーー!!! みんな、つぶせ! 奪え! 焼きつくせええええええっっっ!!!

 

フィン:リ、リーフ様……(;_:)

 

セティ:やれやれ、結局追いはぎ根性は消えず、か……(^_^;)

 

 

 

オーシン:オラオラオラァァァッッ!! ズバッズカッザシュッ

 

ナンナ:リライブ! リライブ!

 

フェルグス:おっと、もうだいぶ減らししまったな。

 

ハンニバル:むっ…トラバント王が出撃されたか……。やむをえん。全軍ならず者どもを追っ払って後、セリス軍に総攻撃をかけよ!

 

デルムッド:まだならず者だったのか、俺たち……(-_-;)

 

オーシン:ならず者がこんなに強いわきゃねぇだろ、オッサン!

 

ハンニバル:ん? おぬしはいつぞやの山賊の一人──

 

オーシン:だあああああっ、まだ言うか、このオヤジがぁぁあああっっ!!

 

フェルグス:どぉどぉオーシン。ども、ハンニバルさん、俺たちリーフ軍のメンバーだよ。覚えてるだろ?

 

ハンニバル:旅一座ルー・ファリス御一行ではなかったかな?

 

フェルグス:お約束の皮肉はやめなよ。わかってたくせに。

 

ナンナ:カリオンがよろしく申していましたよ、ハンニバル将軍。あなたはレンスターの若者たちを守ってくれた恩人です。できればあなたとは戦いたくありません。どうか剣を収めてください。

 

ハンニバル:それはできぬ。私とて武人。国のために戦う義務がある。

 

ナンナ:リーフ様はちゃんとトラキアのすべてを考えておられます。この国の未来のために、将軍の力が必要なのです。

 

ハンニバル:否。私は武人としての誇りある死を選ぼう!

 

ナンナ:お願いです! 私たちに力を貸して! どうしても戦うと言うのなら、その剣で私をスキに──

 

デルムッド:ナンナ、やめなさいっ。それは色々と誤解を招く表現だから。それに本当に剣で斬られたらどうするんだ!

 

ナンナ:だってお兄様、ここはやはりヒロインの胸を打つ説得で寝返っていただくのがFEのお約束でしょう?

 

デルムッド:そういう問題じゃなくてだな……(-_-;)

 

ナンナ:あなたは愛を信じますか? 愛する人がいますか?

 

ハンニバル:むっ……

 

フェルグス:そういやあんたの愛息子コープル君はどうしたんだい?

 

オーシン:そーだそーだ、俺たちがケルベスの門で助けてやったあのガキ……

 

ハンニバル:…コープルは……ここにはいない。……もう会うこともないだろう。

 

オーシン:なにぃ!? ひょっとしてまた子ども狩られたのか!? ──ったくもう子ども狩り対象年齢外だろうに、見た目がお子様だからな。

 

ハンニバル:い、いや、そうではなく……(・_・;)

 

オーシン:世話が焼けるぜ。で、どこに連れて行かれたんだ、コープルは!? ええ!?

 

ハンニバル:ル、ルテキア城に……

 

フェルグス:ルテキアか。すぐ隣だな。よし、ちょっくら馬を飛ばして行ってきてやるよ。ここで待っててな。

 

ハンニバル:そ、そうはいかん! 解放軍をこの先に進軍させるわけには──

 

オーシン:だーーーーっっ!! 息子を助けてやるって言ってんだろ!? ジャマすんじゃねぇよ!!

 

デルムッド:やるならば手加減はできませんが…いいんですね?(おい、フェル──)

 

フェルグス:(わかってる。どっちか手が空いたほうが走るぞ)

 

ハンニバル:無論! 全軍、敵をせん滅せよ!!

 

セティ:ナンナ姫! YAKUZUAAAS☆の援護は私が引き受ける。君はリーフ王子のそばで彼の力になってあげてくれ。

 

ナンナ:はい! リーフ様、私たちの愛の力でご両親の仇を──!

 

デルムッド:そのYAKUZUAAAS☆っていうのはそろそろやめませんか…(-_-;)

 

 

 

トラバント:フッ、キュアンの小せがれか。小賢しいガキよ!

 

リーフ:トラバントっ、貴様ぁ!! 貴様の政治のせいで南トラキアは貧しかったんじゃないか! 責任を取れ! 腹を斬れ!

 

トラバント:な、なんだと!?

 

リーフ:部下全員にライブの腕輪持たせるやつがあるかーーーーーーーっっ!!(# ゚Д゚)

 

トラバント:な、なんだ、そんなつまらんことでその怒りようか?

 

リーフ:つまらんことだと!?

 

トラバント:アリオーンなどは祈りの腕輪を持っておるぞ。

 

リーフ:キイィーーーーーーッッ!!!(# ゚Д゚) 許さん! 貴様の失政はこのぼくが正す! 覚悟しろ、トラバント!!

 

トラバント:フン、小僧、貴様に儂が倒せるものか!

 

フィン:リーフ様、今こそキュアン様とエスリン様の仇を!

 

リーフ:え? ああ、そうだった! それもあった! 忘れるところだった……

 

シャナム:……たいした王子だ(^_^;)

 

マリータ:他のザコは全部焼き尽くしておきますから、ご心配なく!

 

サラ:ライブの腕輪持っていても、弱くて意味なし……

 

リーフ:いくぞ! 父上にちなんで買ったばかりの銀の槍!

 

トラバント:フンッ

 

ガキイィィッ

 

マリータ:さすがリーフ様、マスターナイト! 槍も使えるのね!

 

シャナム:ちゃんと使いこなせるのか?

 

フィン:当然。リーフ様もキュアン様同様、槍騎士ノヴァの血を引くお方。そして、このフィンのそばでお育てしたのですから…

 

トラバント:だが、まだまだ儂の敵ではない! くたばれっ!

 

リーフ:くっ──

 

ナンナ:リーフ様!

 

リーフ:ナンナ!?

 

ナンナ:リーフ様は私が守ります! お母様、私に力を! 大地の剣!!

 

トラバント:うぐっ……おのれ、小娘!

 

リーフ:ありがとう、ナンナ。さぁ、下がって。ぼくたちの愛の力、受けてみろ! たぁあああっ!!

 

グサッ

 

トラバント:お、おのれ! くらうがいい!

 

リーフ:なんのっ! とどめだ、トラバント! 父と母の無念、思い知れ!

 

ズバババババババッッ

 

トラバント……トラキアよ……我が愛しき大地よ……ぐふっ…

 

 

リーフ:か、勝ったぞ……!!

 

ナンナ:リーフ様! ご無事で……

 

リーフ:ナンナ、ありがとう。君のおかげだ。……父上、母上……見ていてくださいましたか……?

 

フィン:見ていてくださいましたとも! ううっ、キュアン様、リーフ王子はついにやりました……! あなた様の仇をしかとっ、しかとっっ……! このフィン、感無量にございますーーーーーーっっ!!

 

シャナム:キサマっ、さっきから泣いてばかりで戦っているのか!? 少しはこの俺を守るとか、城の守備につくとかせんかいっっ

 

フィン:リーフ様……本当にお強くなられて……うっうっ……(´Д⊂ヽ

 

リーフ:でもまだ姉上が心配だ。それにアリオーンのこともある。みんな、急ぎトラキア城へ向けて進軍するぞ!

 

 

 

オーシン:ジャマすんなって言ってんだろっ! どけよっ! おいっ、テメェっ、なんでそんなにかわしやがるんだっっ、このっっ(# ゚Д゚) 

 

ハンニバル:私の優秀な指揮官効果のおかげだ。

 

フェルグス:「レンスターゲート」や「渡河作戦」の悪夢を思い出すぜ……。こういうときは守りに徹するべきだんだろうが、今回はそうもいかねぇな。おい、デル、カリスマしてくれ。ここは一気に強行突破と──

 

カパトキア兵:とりゃーーっ! グサッ

 

デルムッド:!?…………ぐーーーーZZZZ

 

フェル&オーシン:え゛……!?

 

オーシン:だーーーーーーーーっっ!!!(## ゚Д゚))) トラキアがビンボーだって言ったのはどこのどいつだ!? スリープの剣なんて超高価な武器を持たせやがって! この嘘つき野郎どもが!!

 

カパトキア兵:リザーブ

 

オーシン:だあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!! ぶっころす!! 八つ裂きだぁ!! くたばれぇ!!!

 

カパトキア兵:とうっ! グサッ

 

オーシン:……ぐおーーーーーー~~~~ZZZZ

 

フェルグス:…………一年前、コープルが気前よくワープの杖をくれた時点で疑うべきだったな……。金の使い方がおかしいんだ、とどのつまり。

 

セティ:まぁ、そう熱くならなくてもいいだろう。今では我々も結構豊かになったんだ。レスト!

 

デルムッド:!!? あ……あれ……?

 

セティ:さあ、爆睡オーシンが囮になっている間に、君たちでここを片づけてしまうんだ!

 

フェルグス:……あの人も結構いい性格してんな(^_^;)

 

デルムッド:ああ……(^_^;)

 

 

(→後編へ続く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーフ王子のグランベル778/第2話

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめは一つ前の記事にて。ルール破りないし実際のプレイとは違う脚色をした場合は、話の終わりに記述)

(前話↓)

 

第2話

~8章「トラキア竜騎士」の途中から~

 

 

オーシン:あ゛あ゛ーーーーーーーっっ!!!

 

リーフ:!!? な、なんだ、オーシン!? いきなり敵か!?

 

オーシン:ハルヴァンの勇者の斧と間違えて持ってきちまった! これは俺のプージじゃねぇ!

 

一同:なにぃぃいいいいいい!!??

 

リーフ:そ、そんなっ、なんてことだ! それじゃあ手斧と称して必殺プージ使いまくり大作戦ができないじゃないか! ガーーーーーーン!!(ToT)

 

フィン:オーシンは相変わらずですねぇ……(^_^;)

 

オーシン:ん……ま、まぁ、俺様はプージがなくたって十分強ぇからよっ、心配すんな!

 

リーフ:もーーっ、頼んだよ、オーシン(-""-)

 

サラ:いきなり暗雲がたちこめたわね……

 

フェルグス:しかしこの道はなつかしいな。一年前もこうしてミーズに向かったっけか。

 

リーフ:そうだね。あの時はマンスターから脱出して逃げまわっていた。ホント、大変だったなぁ、あのころは……

 

カリン:そう言うわりに、私の記憶には「わーいレイピア取り放題♪♪」「銀の剣ゲェットォ!」「闘技場発見! 突撃ーーっっ!」という光景が残ってるんだけど……

 

フェルグス:もう追いはぎなんてできないんだ。古き良き日々ってやつだな、フッ…

 

オーシン:俺はミーズに良い思い出はねぇな。あのハンニバルのおっさん、人を山賊呼ばわりして牢に入れやがって。なにが「トラキアの盾」だ。人を見る目ってもんがねぇのか!

 

ナンナ:ハンニバル将軍は客観的にもっともな判断を下されたと思うんだけど……

 

フィン:シーーーーッ! ナンナ、本当のことを言うんじゃないっ

 

オーシン:オイっ!(# ゚Д゚)

 

リーフ:でもホント、ミーズでハンニバル将軍に会ったときは肝を冷やしたよ。せっかくぼくが身分を偽って、ナイスな偽名まで使って会見に臨んだのに、オーシンやハルヴァンたちが大声で「リーフ王子」と──

 

オーシン:うっ……

 

フィン:私もあの時は寿命が3年縮みました……

 

フェルグス:ミーズ城の連中、笑いをこらえるのに苦労してたっけ……

 

オーシン:おっ、俺たちにわかったかよっ! お前たちが身分を隠してたなんて!!

 

セティ:まぁ、思い出話はそのくらいにして。リーフ王子、つまり我々はこれから件のハンニバル将軍と戦うというわけか?

 

リーフ:そ、そうだ! そういうことなんだ! うーん、できれば戦いたくないなぁ……

 

マリータ:でもこのへんに敵はいないみたいですよ。なんだ、つまんない。

 

シャナム:ん……? あれは……? おいおい、冗談じゃないぞ! 向こうにシューターが6基も配置されていやがる!

 

一同:なんだってぇ!!?

 

リーフ:シューターが6基も固まって? うわぁ…最悪だ……

 

デルムッド:その後方にドラゴンナイト部隊。シューターの攻撃範囲に入らなきゃ向かってこないつもりでしょう。

 

リーフ:厄介だなぁ。シューターを玉切れにさせつつドラゴンナイツを相手にするのか。こんなことならオルエンかイリオスでも連れてきて、サンダーストームを使わせるんだった…

 

セティ:「聖戦」ではそれは不可だ。それに敵の武器が壊れることはないぞ。

 

リーフ:え゛えっ、ウッソーーーー!!

 

フィン:リーフ様、これからマスターナイトになられるんだから、少しは「聖戦」のことを思い出してください(^_^;) 心配いりません。聖戦のシューターはトラ7のシューターよりも格段に弱いですから。

 

リーフ:あ、ホントだ。攻撃力も命中率もかなり下がってるぞ。これならなんとかなりそうだ! よし、ぼくが攻撃範囲に入って、Dナイトどもをおびきよせてくる。

 

ナンナ:そんな、リーフ様が直々に向かわれなくても…

 

リーフ:大丈夫。ぼくにはこの光の剣がある。マスターナイトになるために頑張らなきゃ。もう経験値稼ぎのジャマだなんて言わせないぞ! ナンナ、デルムッド、支援よろしく! さぁ、来い!

 

・・・

 

フィン:おおっ、リーフ様、ご立派です! なんと見事な身のこなしっ! ロングアーチなどかすりもしません!

 

リーフ:いくぞ、Dナイト! もうケチらなくてもいい光の剣ーーっ!

 

Dナイト:ぐわーーーーーーっ!!

 

フェルグス:さあ、おいでなすったぞ!

 

マリータ:シャナム師匠! 私たちが最前線に出ましょう!

 

シャナム:さ、最前線!?((((;゚Д゚)))) ま、待て、弟子よ! 私はいつものように後方のさらに後方で買い物などを──

 

マリータ:なにをおっしゃるんです(*^^*) 師匠だってソードマスターなんですから、もっと自信を持ってください! 私が魔法剣で援護しますから♪

 

シャナム:いやっ、やめてっ、うわぁーーーーーーっ! 来るなぁーーーーーっっ!! このバルムンク(※勇者の剣)が、目に入らぬかーーーーっ!!

 

カリン:森に入ってカリスマを受けていれば、攻撃なんて当たらないわよ、シャナムさん。

 

シャナム:ひーーーーーーっ!!

 

フェルグス:カリン、飛行系は地形効果がねぇんだから、後ろで魔法剣でも振ってろ。倒しすぎるんじゃねぇぞ。

 

カリン:わかってるわよ。ミーシャさんから借りてきた風の剣の出番ね!

 

オーシン:オラオラオラぁーーーっ!! どんどん来やがれーーーーっっ、うおーーーーーー!!(# ゚Д゚)

 

Dナイツ隊長:な、なんと、あれがセリス軍か!? まるで野蛮人の群れではないか!

 

リーフ:う゛っ……なっ、なにを言う! ぼくはレンスターのプリンス、スーパーリーフマンだぞ!

 

ナンナ:私だってノディオン王女ラケシスの娘、プリンセス・ナンナです!

 

フィン:ご覧なさい、このそーそーたる顔ぶれを!

 

オーシン:おい! あの隊長、勇者の槍を持ってるぜ!

 

フェルグス:なんだと? くっ、なんとか奪えねぇのか!? スリープの剣は!?

 

セティ:だから追いはぎはよしなさいって…(-_-;)

 

デルムッド:奪ったって、使えるのはフィン殿だけだろう?

 

サラ:売れないしね……

 

フィン:それはトラ7……そうではなく…………ああっ/(ToT)\

 

リーフ:バレる前に部隊を全滅させろーーーーっっ!!

 

《開始早々、正体がバレる危機に見舞われたリーフ軍は、Dナイツを口封じに一瞬でやっつけてしまいました》

 

オーシン:なんでぇ、もう終わりか?

 

シャナム:フッ、このシャナム王子の華麗なる活躍のおかげ…

 

マリータ:さすがです、師匠☆

 

リーフ:えっと、あとは向こうのシューターどもだけか。よし、騎馬隊、ぼくと一緒に懐に飛び込んで、各個撃破するぞ! ナンナは危ないからここにいて。歩兵のみんなは囮として的になってくれ。

 

サラ:やっぱりここは回避率の高いソードマスターを的にするべきよね……

 

マリータ:頑張って、師匠☆(*^^*)

 

シャナム:ギャーーーーッ! なんで俺ばっかりーーーーっ!!

 

リーフ:フィン、デルムッド、フェルグス、ぼくに続け! 突撃ーーーーーっ!!

 

 

 

リーフ:うわぁん! おいてかないでよ、三人ともーーーーーっ(ノД`)・゜・

 

フェルグス:だって歩数が違うし…(^_^;)

 

フィン:リーフ様(/_;) かついで差し上げたくとも聖戦ではそれも叶わず……(ToT)

 

デルムッド:しかもシューターの攻撃が王子に集中して──

 

リーフ:うわあっ! きゃあ! だーーっ!!

 

ナンナ:リーフ様! リライブ!

 

リーフ:ナンナ!? 君は前に出てはだめだ!

 

ナンナ:リーフ様が目の前で傷ついているのを、見て見ぬフリなどできません!

 

リーフ:ああ、ナンナ……ぼくの愛しい恋人……vV

 

フィン:ううっ……二人とも……お幸せに……( ;∀;)

 

フェルグス:いや……そんなことより、ほら……(^_^;) とっとと倒そうぜ。

 

ナンナ:そうよ、フェルグスさん! 私の経験値は!?

 

リーフ:え゛?

 

デルムッド:……(^_^;)…まぁ、あまり無茶するなよ、ナンナ。たあっ──

 

ズバッ

 

シューター:ぐわあああっ

 

~1000G手に入れた♪~

 

一同:こらああああああああああっっ!!!

 

デルムッド:え……? な、なに……?

 

リーフ:デルムッド! 強盗はいけないぞ、強盗は!!

 

デルムッド:いや……これは……なぜか持ってた「シーフの腕輪」で……

 

フェルグス:デルっ、お兄ちゃんはお前をそんな子に育てた覚えはないぞ! カツアゲなんて不良なこと、許しませんっ!

 

デルムッド:育てられてないぞ…(-_-;)

 

フィン:ああ、ラケシス……私たちは彼に追いはぎを教えたが強盗は教えていません。どうか私を責めないで……(T_T)

 

デルムッド:追いはぎはいいんですか……?

 

ナンナ:ずるいわ、お兄様ばっかり! よし、私もなぜか持ってた「盗賊の剣」で! そこのシューター隊長さん、3000Gくださいなっ♪

 

シューター隊長:ギャーーーーーーーー!!!

 

リーフ:ご……強盗兄妹だ……

 

フィン:ごめんなさい!! ごめんなさい、ラケシスうぅーーーーーー!!!(号泣)

 

フェルグス:二人とも、いい子だからミーズ城に着いたら、そんな強盗グッズは売っ払ってしまうんだぞ? なぁに、あとでお兄ちゃんが買い戻すから。

 

デルムッド:おい……(-_-;) 自分が使うのか?

 

リーフ:くっ……高貴な身分の者まで野蛮な行為に走ってしまっては、我が軍の評判はますますヒドいことに……。かくなるうえは、急いでミーズ城まで迫って、ハンニバル将軍を上手く言いくるめるしかない! 歩兵隊も前進! ミーズへ再び!!

 

 

~ミーズ城~

 

マイコフ:ぬっ……来たな、山賊ども。

 

リーフ:ちがぁう! ──ってハンニバル将軍じゃないぞ!? どういうことだ?

 

マイコフ:ハンニバル将軍はカパトキア城に転勤になった。今は私がミーズの城主だ。

 

リーフ:転勤? そうか。なら、遠慮はいらないな。ちゃっちゃと制圧させてもらうぞ!

 

マイコフ:トラバント様のご命令により、貴様らを先に行かせるわけにはいかん!

 

リーフ:トラキアはぼくのもんだ! くらえ、光の剣!!

 

ガキィィィッ!!

 

サラ:リライブ……頑張ってね、リーフ様……勝てばキラーボウよ……

 

シャナム:勝てばアイテムGETっていうのも一種の追いはぎじゃないのか?

 

フィン:落とし物扱いにすればOKなんですよ。

 

サラ:へりくつ……

 

リーフ:プリンスLv20の力を受けてみろーーっ!

 

マイコフ:おのれ、負けるかーーっ!

 

カリン:ファイト! リーフ様!

 

セティ:リーフ王子は強くなったな。初めて会ったときとはもう比べものにならない。

 

カリン:そうでしょ、セティ様!

 

セティ:君も強くなったよ、カリン。もう一人前のペガサスナイトだ。

 

カリン:本当ですか、セティ様!? うれしい……王子様に認めてもらえるなんて……! でしたらもう私をおいていかないでくださいね、セティ様!

 

セティ:もちろんだ。これからは共に戦おう! 頼りにしている。

 

カリン:はいっ!

 

マリータ:…なんだか良い雰囲気ね、あの二人。

 

オーシン:カリンはフェルのカノジョじゃねぇのか?

 

フェルグス:おいおい、俺はあんなガキよりもっとセクシーな──

 

セティ:ところでカリン、以前君に預けた王妃の証「セティの書」はどうした?

 

マリータ&オーシン:(なっ、なにぃぃぃぃぃ!!??)

 

カリン:あっ…あれは……たぶん、マンスターで別れたメンバーのだれかが持ってると思います。

 

セティ:え゛? そ、それはマズいぞ! 20才の私の誕生日にそれを持っていた者がシレジア王妃になるというしきたりがあるんだ!

 

カリン:ええっ、そうなんですか!? 知らなかった……

 

セティ:私のいまいましい父上が勝手に決めたことだ……(-""-♯)

 

シャナム:そういや俺、ラルフが持ってるの見たな…

 

マリータ:私も。ダグダさんが持ってた…

 

デルムッド:ゼーベイア将軍も確か…

 

サラ:スルーフ神父と、彼を捕らえたバーサーカーLv15が持っていたわ

 

セティ:あああぁぁぁぁっ、このままでは私の花嫁がとんでもないことにっっ! おのれ父上ーーーーーーーーっっ!!!(# ゚Д゚)

 

カリン:まぁまぁ、セティ様、まだ20才のお誕生日まで時間がありますから、ゆっくり探しましょう。持ち主もお嫁さんも。

 

フェルグス:…………

 

ナンナ:フェルグスさんっ

 

フェルグス:わっ……( ゚Д゚) なんだ、お姫さんか。どうした、いきなり?

 

ナンナ:あなたに、ラケシスお母様から手紙を預かっています!

 

フェルグス:はぃ? おたくの母さんがなんでまた……

 

ナンナ:私のお父様があなたに宛てたものです。

 

フェルグス:お父様? フィンさん?

 

ナンナ:いえ、私の実の父のほうです。

 

フェルグス:実の……へぇ…………(汗)

 

ナンナ:お母様に「俺にそっくりな若造を見つけたらこれを渡してくれ」と言ったそうです。私は実のお父様のことはよく存じませんが、フィンお父様に相談したら、とりあえずあなたにあげちゃいなさい、と。

 

フェルグス:(ずいぶん危ない橋を渡ったもんだな……(^_^;))……あ、ありがとうよ。あとで読んどく……

 

ナンナ:どうしてフェルグスさん宛てに手紙を書かれたのかしら?

 

フェルグス:さ、さぁ……それは……えっと……(大汗)…………そ、そんなことよりお姫さん、ここで俺がひとつ剣を教えてやるよ。この先戦いが厳しくなる。悪い虫がつかないように、ガードは堅くしておかないと。

 

ナンナ:? そうですね。はい、お願いします!

 

フェルグス:よし、俺の剣技、とくと見るがいい! ──なんちゃってな♪

 

 

カリン:…………なによなによ、フェルグスってば(# ゚Д゚) ナンナ様にはもうリーフ様という人がいるのに! あんなにイチャイチャして! あんたこそが悪い虫じゃないのっ! そう思いませんか、デルムッド様!?

 

デルムッド:あ、ああ……うん……まぁ…そうかもな………(- -;)

 

カリン:まったくほんとにもうっっ(### ゚Д゚)

 

リーフ:とうっ、やぁーーっ!

 

マイコフ:ぐっ……まだまだぁっ!

 

サラ:ふわぁ……まだ終わらないの……?

 

リーフ:ここでねばって経験値を稼いでおけば、後々楽に──

 

カリン:どいて、リーフ様っ

 

リーフ:え゛?

 

カリン:必殺細身の槍ーーーーっっ!!!

 

マイコフ:ぎゃああああああああっっ

 

リーフ:ああ……ぼくの見せ場が……(T_T)

 

セティ:本当に強くなったな、カリン。

 

カリン:どう? 見た、私の実力!?

 

フェルグス:……なにをそんなに怒ってるんだ……?(・_・;)

 

カリン:ふーーーんだっ

 

リーフ:(ノД`)シクシク……ボク……主人公……レンスターのプリンス……。。。

 

フィン:リーフ様! 泣かないでください! ここを制圧すればクラスチェンジ! リーフ様の天下ですよ!

 

リーフ:そ、そうだ……こんなところでくじけてる場合じゃ……ない……!

 

セティ:これがリモコンだ。

 

リーフ:よし、ロードナイト・セリスロボ始動!

 

セリスロボ:(ぱからっ ぱからっ)セイアーーツ(※馬のひづめ音)

 

《ミーズ城を制圧した》

 

フィン:いよいよトラバントとの決戦です!

 

セティ:セリスロボの陰から、セリス様っぽくひと言!

 

リーフ:「みんな、次もサクッとやっちゃおうね♪」…………ううっ……スーパーリーフマンばんざーーいっ、トラ7ばんざーーいっ、もっと目立ちたいぞウェーーーーン(ノД`)・゜・。

 

セティ:それがFE主人公の宿命だ。頑張れ、リーフ王子。

 

 

 

アルテナ:ミーズが落ちた? ……私が間違っていたのか……

 

オーシン:ん? なんだ、まだ敵が残ってたのか? まぁいいか、届かねぇし。

 

 

 

~8章 トラキア竜騎士 クリア!~

 

 

 

(あとがき↓)

前回の『ティルナノグ戦記』と同じ作戦でラスボスを倒す気満々だったため、今回ナンナはガチでベオの子です。マリータの中の人の父親も、もちろん月光剣の矛盾が起こらないようにホリン。

いつぞやみたいにうっかり予定外のカップリングができてはかなわないので、出番のない聖戦キャラたちは早々にカップル成立させておく。

この時点で、本筋に関係のあるカップリングはリーフ×ナンナ、シャナン×ラクチェシャナム&マリータの師弟コンビ。あと一組は只今必死で隣接させ中。

『ティルナノグ~』は6人での攻略をメインに作ったけれども、今回は攻略よりむしろお笑いリーフ軍の珍道中をメインに作っていたので、話の都合でいじったところも少しある。それはこの(あとがき)に書く予定(というか十何年前のだれかが書いていた。つくづくホラー)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーフ王子のグランベル778の主な登場人物とルール(トラ7思い込みプレイ記)

解放軍リーダー・リーフ

 装備:光の剣(必殺つき)、銀の剣(必殺つき)

 恋人:ナンナ

 

ヒロイン・ナンナ

 装備:大地の剣、はがねの剣、ほか。

 恋人:リーフ

 

リーフの下僕忠臣・フィン

 装備:勇者の槍(必殺つき)

 

本人のまま連続出場・デルムッド

 装備:ベオの剣と称する銀の大剣

 (性格が「ティルナノグ戦記」と違う気がするのは、気にしてはいけない。人格とは周囲の人間の影響を受けて形成されるものだから…)

 

軍師にして影の支配者・セティ

 装備:フォルセティ(封印中)、エルウインド、ライトニング、杖各種

 

 

偽アレス・フェルグス

 装備:銀の剣(必殺つき)

 ※ミストルティンを使うのはもちろん装備するのも禁止。(ただし後に一回だけ特例が……!?)

 

偽フィー・カリン

 装備:細身の槍、風の剣

 ※トラ7Pナイトはペガサスに乗っていては剣が使えないはずだが……そこは気にしてはいけない(えっ)。あ、ファルコンナイトにCCしたかもしれないが、杖は使わない。

 

ラクチェ・マリータ

 装備:マリータの剣と称する勇者の剣(必殺つき)

 恋人:シャナン 師弟関係:シャナム

 

偽シャナン・シャナム

 装備:勇者の剣、バルムンクの盾(?)、ねぎりの腕輪

 恋人:ラクチェ 師弟関係:マリータ

 ※バルムンクを使うのはもちろん装備するのも禁止。それにしてもシャナムにしては申し訳ないくらい強いステータスなのは、どうしようもないので気にしてはいけない(ええっ)(日頃バルムンクのないシャナンとか弱いよね……とか言ってごめんなさいと思う日)

 

偽ユリア・サラ

 装備:リザイア、各種杖

 

偽ヨハルヴァ・オーシン

 装備:勇者の斧(必殺つき)(おっとプージはどこいった?)

 

以上、11人スタート。

 

※ロードナイト・セリスロボの支援範囲で戦闘することは禁止。

※偽アレスと偽ヨハルヴァは、それぞれ槍と弓を使ってはいけない。(だって使えないだろ、君たち)

※連続M、突撃Mあたりが大量に出回ってしまったようだが、気にしてはいけない。

 

 

(※以下は前シリーズあとがきにも書きましたが…)

 

トラ7思い込みプレイなるものです。事実7割、脚色3割くらいのプレイ日記。ナレーション部分を減らして、だらだらボケ会話多めの珍道中。

 ただ、これ、終章の終盤まで書いておいて、完結していない……。どうしたのか。ついに我に返ったのか、十数年前の孤独な馬鹿は。

 載せるからには終わらせねばならない。どうするのか。だいたいこんな感じで終わりました的な説明を入れて終わるのか。それとも新たに書き足すのか。十何年も年を取ったオバチャンが? 推敲も残っているのに??

 

 たぶん、途中まででも載せれば、現在のこの居たたまれなさは落ち着くとみておりますが、どうするかはおいおい考えます……

リーフ王子のグランベル778/第1話(トラ7思い込みプレイ記)

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめは次の記事にて。ルール破りないし実際のプレイとは違う脚色をした場合は、話の終わりに記述)

(他シリーズ↓)

 

 

 

第1話

~プロローグ~

 

セリス:よしっ、コノートをわずか一日で制圧してやったぞ! ははは、さすが聖王セス様♪

 

アレス:──ったく何度リセットしたことか……"(-""-)"

 

セリス:毎ターンごとのセーブは便利だね♪ うんうん♪ さあ、急いでマンスターに向かって、リーフ王子たちに加勢するぞ!

 

マンフロイ:そうはいかぬぞ、セリスよ!

 

ユリア:セリス様!

 

セリス:お、お前は!? なんでこんなトコに出てくるんだ、マンフロイ!

 

レヴィン:むっ……

 

マンフロイ:いつもいつもワシらをコケにしよって。今回はたっぷり借りを返させてもらうぞ! 貴様ら全員、ワシとオン友Nちゃんの実験モルモットにしてくれる!

 

セリス:Nちゃん?? なにをするつもりだ、マンフロイ!?

 

マンフロイ:さあ、覚悟しろ、反乱軍どもーーーーっっ!!

 

セリス:!? こ、これは────

 

 

~マンスター~

 

 

リーフ:おっそいなぁ、セリス様…

 

ナンナ:そうですねぇ、もうとっくにベルトを倒してマンスターを解放してしまいましたのに。

 

リーフ:うん。宝箱を奪って武器を盗りまくり城中の金目のものを漁って増援相手に暴れつくしたってゆーのに、まだ来ないよ、セリス軍一行は……

 

フィン:…色々と責任を問われる前に、我々はここから逃げたほうがいいでしょうね(^_^;)

 

リーフ:うーん、そうしたいんだけど…

 

アウグスト:リーフ王子、大変ですぞ!

 

リーフ:どうした、アウグスト? …ひょっとして、だれかを離脱させないままクリアしちゃった? キアの杖が壊れたのに、まだ石化してる人がいるとか?

 

アウグスト:そんなどうでもいいささいなことではなく──

 

アスベル:ささいなことでしょうか……(-_-;)

 

アウグスト:たった今連絡が入りまして、コノートを制圧した直後、セリス軍一行がいずこかへ失踪し、行方がわからないとのことです!

 

一同:なっ、なんだって!!??

 

リーフ:セ、セリス様たちが……そんな、バカなっ! あのセリス様たちにかぎって、そんな……!!

 

オーシン:夜逃げだぜ! 夜逃げ!!

 

フェルグス:やっぱり向こうの軍も苦しかったんだな、財布の中身が。

 

リーフ:ぼくたちだけじゃなかったんだ、うんうんっ(#^.^#) みんな、手分けして「ぼくたちが追いはぎの仕方教えますから出ておいで」というチラシをあちこちに貼りつけてこよう!

 

アウグスト:リーフ王子、事態にはそんな簡単なことではありませんぞ。

 

リーフ:え、なに? …ああ、セリス軍の人たちはあんまし体格がなさそーだしね。でも大丈夫。ウチの軍の体格UP講座に参加すれば──

 

アウグスト:そーーーいう話から少し離れて! どうも状況から判断するに、全員何者かに連れ去られた可能性が高いものと思われるのです。

 

リーフ:なに!? それは大変じゃないか! じゃあ急いでダンツヒの捕虜収容所に部隊を派遣しよう。メンバーはダンディライオンズとリフィスとサラ──

 

パーン:あそこはもうとっくに制圧しちまっただろう?

 

リフィス:もう金目のものなんてこれっぽっちもないぜ

 

リーフ:そ、そうか…。どこならまだお宝が残ってそうかな?

 

フィン:リーフ様、セリス様一行の話をしていたはずでは……(-_-;)

 

リーフ:おおっ、そうだった! それで、えっと、じゃあセリス様たちはどこへ行ったんだ?

 

アウグスト:それがわからないから大変だと言っとるのですよ!

 

リーフ:そのとおりだ。やれやれ、困ったな。どーしたらいいんだ?

 

アウグスト:セリス軍失踪の噂が広まってしまっては、大陸中の市民たちがショックを受け、意気消沈するでしょう。逆に帝国軍は活気づき、この城でモタモタしている我々にいずれ猛攻撃を仕掛けてくるでしょうな。

 

リーフ:またかい? ターラといいレンスターといい、もう攻められるのはたくさんだよ。

 

アウグスト:みんなそう思っております。

 

リーフ:なにか策があるのかい、アウグスト?

 

アウグスト:ここで軍を解散して、皆一般市民としてあちらこちらで暮らすのが下策。イチかバチかこの城で三たび籠城し、なにもしないのが中策。

 

リーフ:上策は?

 

アウグスト:フッ、それはもうおわかりのはず。

 

リーフ:サラ、スルーフさん、こいつはドリアスの亡霊だよ。除霊してくれ、ライトニングで。

 

サラ:オッケー

 

アウグスト:ジョーダンですよ、ジョーダン! 上策はリーフ王子、つまり攻撃は最大の防御ということです

 

リーフ:……アウグストはぼくたちだけでこのまま戦いを続けてしまえって言うのかい?

 

アウグスト:いかにもです!

 

ナンナ:そ、そんな……

 

フィン:しかしそれでは──

 

アウグスト:ん、まあ、対トラキア王国戦くらいはなんとかなるでしょう。その間に私が密かにセリス皇子一行の行方を突き止めてみせます。

 

リーフ:……どーやって突き止めるつもりなのかは訊かないでおくことにするけど、まぁ、全然大丈夫だよ。こっちのほうが人数も多いし、なんてったってフォセティーーvVがあるから。ねっ、セティ王子!(はぁと)

 

セティ:……だがリーフ王子、我々はこのまま戦うわけにはいかないぞ。

 

リーフ:え? どういうことです?

 

セティ:我々がリーフ軍として戦ったら、すぐにセリス軍の失踪が市民にも帝国軍にもバレてしまう。民衆から光の皇子セリス様への支持が消えてしまうのは、色々マズい……

 

オーシン:追いはぎ王子リーフへの支持じゃだめなのか?

 

リフィス:ビンボー王子とか、金欠王子がいいんじゃね?

 

リノアン:まあ、人聞きが悪いですわ。アイテムコレクター王子と呼ぶべきです。

 

リーフ:そこ、やめなさいっ(-_-;)

 

カリン:じゃあ、セティ様、私たちどうやって戦ったらいいんですか?

 

セティ:リーフ軍でありながらセリス軍でもあり続けること、つまり我々がセリス軍一行に化けるしかないな。

 

一同:え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛っっっ!!!

 

アウグスト:と、そういうわけです。ではリーフ王子、私は密偵となってセリス一行の行方を追いますゆえ、これにて。ハァッ!

 

リーフ:あーーーっ、アウグスト! どこへ行くんだーーーー!!?

 

セティ:フッ、奴は泳がせておいていい、リーフ王子。そうすればいずれあの男も尻尾を出すだろうからな、フフフフフ……

 

アスベル:セ、セティ様!?

 

フィン:し、しかし……ではどうやって我々がセリス軍一行に化けるんです? リーフ様や私、ナンナ、デルムッド、それにセティ王子はこのままでいいとしても。

 

セティ:あとは全員は無理だろうが、似ている役者を選び出すことだな。

 

リーフ:なぁーーんだ♪ 簡単じゃないか、そんなの! こっちにはもうすでにセリス解放軍の超大物大将がいらっしゃるよ♪ ねっ、シャナム王子vV

 

シャナム:お、お、お、お、おれに帝国軍相手に戦えというのか!? いいいいいいや、遠慮する!((((;゚Д゚)))

 

デルムッド:大丈夫だよ、シャナム。「私はシャナンだ。このバルムンクが目に入らぬか!」とか叫んでれば、敵なんて寄ってこないから。

 

シャナム:そ、そうか? 

 

ナンナ:そうですよ。シャナム王子は存在するだけで人々の支持につながるんです。セリス解放軍の顔ですもの。なんと言ったって!

 

シャナム:……フフッ、まあ、そこまで言うなら仕方がない。私の偉大な力を貸してやってもいいだろう。ふはははははっ

 

フェルグス:おいおい、いーのか、あんないい加減なこと言って…(^_^;)

 

ホメロス:武運を祈るぜ、シャナム。華々しく散るんだぞ(=゚ω゚)ノ

 

リーフ:それから──マリータ! 君はラクチェになってくれ! ピッタリだよ!

 

マリータ:イザークの死神妹ラクチェ様に? そんな…私なんてまだ修行不足で、ラクチェ様の足下にも及びません……

 

ナンナ:マ、マリータ……冗談はよしましょう(^_^;) 流星月光見切りつき必殺5倍なんだから……

 

ガルザス:娘よ、お前はもう十分に強いぞ。父が哀しくなるほどに。

 

エーヴェル:そうよ、マリータ! もっと自信を持って。

 

マリータ:父様……母様……わかりました! 私、帝国相手に戦い抜いて、もっと強くなってきます! シャナム師匠! 一緒に頑張りましょう!

 

シャナム:う、うむ、弟子よ! 私についてこい!

 

リーフ:とりあえず「マリータの剣」は「勇者の剣」ということにしよう。そのほうがセリス様的、もとい聖戦的だから。あ、それからカリン、君もだ! まぁ、ペガサスのエルメスマーニャにしちゃえば、もうフィーになりきれるだろう。

 

カリン:私が王女様に化けるんですか!?

 

セティ:頼んだよ、カリン。

 

カリン:でもエルメスは男の子なんですよ? 女の子のマーニャに化けるなんて大変です。どうしたら…

 

フェルグス:いや、そこはなんの問題もないだろ(^_^;)

 

リーフ:うーん、それとフェルグス、君はアレスに化けてくれないかな?

 

フェルグス:へぇ、俺がアレスかい? パラディンってのは柄じゃねぇんだけど、まぁいいか。面白そうだし。

 

リーフ:とりあえず黒い鎧を着て、髪をほどいて適当に整髪し、さらに馬を墨で真っ黒にしちゃえば上手くいくって!

 

フェルグス:そ、そこまでするのか?( ゚Д゚)

 

サイアス:あとはそのへんにある魔剣をミストルティンと称すれば完璧ですね。遠慮なく持ち前の必殺撃を使えますよ。故レイドリックの使っていたロプトの剣なんてどうですか?(^_-)-☆

 

フェルグス:いや、やめてくれ……(^_^;)

 

リーフ:それからあと、オーシン! 君はヨハルヴァだ。アクスファイター系ウォーリアだけど、君がいちばん適役だよ。

 

オーシン:へへんっ、俺様の実力をまだまだ帝国の奴らに見せつけてやれるってわけだ! 腕が鳴るぜ!

 

ハルヴァン:リーフ王子、そのヨハルヴァという人は確かドズル家の公子だろう? オーシンには貴族の品格なんてもののカケラもないぞ。大丈夫なのか?

 

オーシン:わ、わぁるかったなぁ!(# ゚Д゚)

 

リーフ:ああ、まったくホントにこれっぽっちも問題ないよ。もう全然心配いらないから

 

ハルヴァン:??……そうか?

 

サラ:リーフ様、私も行く……

 

リーフ:サラ? そうだね、君の力も必要だ。回復兼大魔神も倒すすばらしー攻撃力の持ち主だ(※地階の狂剣2参照)。ユリア役で力を貸してくれ。

 

セイラム:サラ様っ、そんな危ないことを! 御身に万一のことがあったらどうするのですか!

 

サラ:大丈夫よ、セイラム。私はリーフ様についていくの。

 

リーフ:うーーん、あとはちょっと化けるのが難しいかなぁ。じゃ、残るはそのへんの木や岩にでも化けてもらって、敵を不意打ちする、とか?

 

残り一同:いやなこった!(# ゚Д゚)

 

セティ:表向き戦うメンバーはこの11人で限界ではないかな? これからのトラキア戦なら、おそらく戦い抜ける戦力だと思う。

 

フィン:そうですね。幸いにも我が軍の中でも選りすぐりの精鋭を入れることができましたし。

 

オーシン:おうよ! まかしとけ!

 

マリータ:絶好の腕試しになります! ねっ、シャナム師匠♪

 

シャナム:う、うむ……

 

フェルグス:ま、がんばろーぜ。

 

リーフ:でもたった11人じゃあ、いずれ疲労が溜まって出撃不可になるじゃないか。ぼく以外!

 

フィン:大丈夫ですよ、リーフ様。これからは「聖戦の系譜」ですから、そんなステータスは気にしなくてもいいんです。

 

リーフ:おおっ、そのとおりだ!!

 

フィン:王子ももうすぐマスターナイトにクラスチェンジできますよ(#^.^#)

 

リーフ:そーだ! そーだよ! 剣もA! 槍もA! すべてA! オールA! みんなのヒーロー、マスターナイト・スーパーリーフマンの復活じゃないか!

 

フィン:ああ、リーフ様最強!(≧▽≦)/

 

リーフ:イェーーーイ☆彡

 

ナンナ:そして私ももう「体格」を気にしなくていいんですね…vV

 

ホメロス:オレは体格14のナイスバディーなお前も好きだぜ、ナンナ(^_-)-☆

 

ナンナ:失礼ねっ、13よっ(# ゚Д゚)

 

デルムッド:ナンナ…………(^_^;)

 

リーフ:…そこはかとなく聖戦のナンナに戻りつつあるかな? …………ん、待てよ? もう「体格」を気にしなくていいってことは──

 

セティ:無論、追いはぎはなしだな。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

(ズギャアアアアアアアアアン※雷鳴)

なにいいいいいいいいいいいいいっっっ

(ドカーーーーーーーーーン※雷鳴)

 

 

リーフ:そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そんなあーーーーーーっっ!! 追いはぎを取ったら、ぼくらになにが残るというんだ!!?? 追いはぎなしじゃ生きていけないよっ、うわーーーーーーーんっっ!!!

 

フィン:リ、リーフ様……( ;∀;)

 

フェルグス:じ、じゃあ、これから先、どっかの敵が持ってるキルソードマスターソードを奪うなっていうのか!? あんまりだ!

 

デルムッド:「聖戦」にはどっちの剣もないぞ。

 

オーシン:人をバカにしてんのか? だったら武器はどーやって手に入れるんだ、武器はっ!!? 

 

サラ:……ごはん……食べられるの……?

 

カリン:敵を捕らえて、崖の上とか海の上とかに解放してみちゃう私のささやかな楽しみはどうなるの!? ひどすぎるわ!

 

リーフ:ああ、ぼくらの聖戦は終わった……orz

 

セティ:…そんなに悲嘆に暮れるようなことか?

 

フィン:ああ、キュアン様、エスリン様、お許しください。追いはぎを教えたのはエーヴェルです。私じゃありませんよぉ……シクシク(/_;)……

 

ナンナ:お、お父様~~(^_^;)

 

セティ:新しい武器は街に出て店で買えばいいし、使った武器は修理屋で修理してもらえる。足りない分は闘技場で稼げばいい。「聖戦」の闘技場は負けても死なないし、勝てばHPが全回復するからな。

 

オーシン:そ、そうなのか? なんでぇ、いいこともあるんじゃねぇか。早く言えよ!

 

フィン:ただし仲間同士で物を交換するときは必ず中古屋を介さなければいけませんよ。

 

マリータ:え゛?

 

シャナム:仲間同士なのにわざわざ物を売り買いするのか? おいおい、そんなバカな話があるか!

 

フィン:「聖戦」ではそれが常識なんですよ。

 

イリオス:チッ、これだから貴族や王族のすることはわからねぇんだ。庶民には考えられん贅沢だ。

 

カリン:今回はオルソンさんの言うとおりだと思うわ。

 

フィン:まぁ、これからは個人主義というわけです。買い物は自分一人のためにするんです。財布には一人5万ゴールドまで入れることができますよ。

 

フェルグス:ヒューッ、そりゃすげえな! 自分の財布が持てるうえに5万Gかい?

 

リーフ:ところが今、我が軍全体の資金は3万Gちょいしかないんだよね。これを11で割って、一人3000G未満……

 

一同:う゛っ・・・・

 

リーフ:……やっぱりここはぼくなりの戦い方を貫くしかないな。リフィス! 君は女装してパティになってくれ。これでなにも心配いらないよ。

 

リフィス:いやだああああああっっ

 

パーン:おいでリフィスちゃん、メイクアップしてあげるよvV

 

リフィス:ギャーーーーーーーッッ

 

サフィ:ウフvV ステキよ、リッフィーvV

 

シヴァ:………(-_-;)…………

 

フィン:リ、リーフ様、貧しいトラキア軍相手にそんなことしたら、後々のトラキア半島統一問題に影響しますから、どうかおやめください~~っ

 

リーフ:ううっ……た、確かに。しかし……じゃああとはどうやって資金をためたらいいんだ?

 

フェルグス:おい、ウマい仕事があるぞ! 簡単で、朝飯前だ!

 

リーフ:な、なに!?

 

フェルグス:あそこの店に押し入って金をいただくのさ。

 

ブライトン:俺が運転する。俺がいちばん腕がいいからな。

 

オーシン:俺が扉を壊してやるぜ! 俺は優秀な壊し屋だからな!

 

フェルグス:天才的な計画を頼むぜ、ボス!

 

リーフ:ふむ。まずブライトンが馬車で店に乗りつけ、オーシンが出入り口をぶち破り、ぼくとフェルグスが加わって中に突入し、カウンターにいる女性店員を人質に──

 

ブライトン:取ろうとしたところを、マスターソード&マスターアクスの二刀流必殺撃で返り討ちにされるわけだな。俺の未来の女房マチュアはまったく手がつけられないほど強いんだ。

 

フェルグス:お前の店かよ!

 

マチュア:いつまでバカやってんのよ、あんたたち!(# ゚Д゚)

 

セティ:……トラ7のみんなは少し「聖戦」の勉強をしてもらう必要がありそうだな。聖戦版闘技場を試してみつつ、なんとか新しい世界になじむようにしよう。

 

ナンナ:演技の練習も必要かも…

 

フィン:そうだな……

 

 

・・・

 

 

リーフ:ふーーっ、なんとか全員抜いてきたよ、闘技場! ゼノンは手ごわかったなぁ。

 

セティ:トラ7では当然の権利である「追撃」がなくなったからな。

 

フィン:あと少しの辛抱ですよ、リーフ様。もうすぐスーパーリーフマンです。

 

ナンナ:私なんて杖レベルがCになって、リライブまでしか使えなくなってしまったんですよ。魔力もガタ落ちで……(;_:)

 

リーフ:大丈夫。その分ぼくが強くなって、君を守るよ、ナンナvV

 

ナンナ:リーフ様vV

 

フィン:まぁ、力と守備はナンナの兄上以上にあるから、そんなに弱くはなっていないぞ、ナンn──

 

ズバッ グサッ

 

フィン:ギャアアアアアアッッ

 

ナンナ:ああ、お父様、ごめんなさい! うっかり手が滑ってしまいました! ああもったいない、大地の剣……!

 

セティ:……(^_^;)…………

 

リーフ:さて、みんなあらかた準備ができたようだし、いよいよ出発しようか。なに、これまでの苦難を思えば、トラキア軍なんて楽勝楽勝♪

 

セティ:その前に、言っておくことがあるんだ、リーフ王子。

 

リーフ:なんでしょう、セティ王子?

 

セティ:当分の間、私はフォルセティを封印しようと思う。

 

リーフ:え゛え゛え゛ええええっっ、なんでーーーーっっ!!??

 

セティ:いや、こうでもしないと前回の「ティルナノグ戦記」に比べて楽になりすぎて面白くないと、プレイヤーが……

 

リーフ:知りますか、そんなことっ! フォルセティなしじゃー大変すぎてクリアできませんよ!!

 

セティ:そんなことはないだろう、リーフ王子。私なんかいなくたって君ならやっていけるさ。ハッハッハッ

 

ナンナ:……セティ王子、私たちがサイアス司祭を選んで最終決戦に行ったこと、怒ってるんじゃないですか?(※「地階の狂剣」参照)

 

フィン:ああ、だからフォルセティを選んでと申したんですよ、リーフ様……

 

セティ:アウグストもどこかのぐうたら国王もいないんじゃ、私が軍師を務めるべきだろうし。

 

リーフ:そんなーーっ、いやだぁっ!! 戦ってよ、セテーさまぁあああっっ

 

セティ:泣くな、リーフ王子。戦わぬとは言っていない。ただ、フォルセティを封印し、なるべく杖援護中心に動くつもりだということだ。あんまり私のフォルセティが目立ってしまったら、君の主人公としての立場もないだろう?

 

リーフ:う゛う゛……うーーっ、どーせぼくなんか……伝説の武器使えないし……指揮レベルは低いし……追いはぎでビンボーだしっ……

 

フィン:リーフ様っ、お気を確かに! あなた様は立派な聖戦士ですとも!

 

ナンナ:そうですよ、リーフ様! さあ、これから私たちのラブラブアタックで新たなる英雄伝説を創るのです!

 

リーフ:フィン~、ナンナ~、ありがとう~~(ToT)

 

セティ:だがセリス軍として動く以上、リーフ王子が各地の城を制圧するのは不可能だ。

 

リーフ:グサッ そ、そんな……城も制圧できない主人公なんて──っっ、うわああああああんっっ(ノД`)・゜・

 

フィン:あぁあっ、泣かないでください、王子ーーっ!!(ノД`)・゜

 

ナンナ:…それじゃあ、どうしたらいいんですか、制圧を?

 

セティ:フッ、そこで、この我がマギ団が開発したニューマシーン「ロードナイト・セリスロボ」(全自動)を使うわけだ!

 

他3人:なんですと!?( ゚Д゚)

 

フィン:な、な、なんです、これ……?

 

セティ:等身大セリス様型のロボットで、戦闘はできないが、自由に動けるので、いつでも好きなときに制圧を行うことができる。タイマーをセットして、リモコン操作が可能だ。

 

リーフ:(こんなもの作ってるから、ぼくらが着くまでマンスターを取り戻せなかったんだな……)

 

セティ:これを使えばもうどこをどう見ても完璧な偽セリス軍の誕生だ。

 

ナンナ:完璧な偽物って……(-_-;)

 

リーフ:ハァ……なんかだんだんわけがわからなくなってきたけど、まぁ、いいや。さ、行こ、行こ。。。

 

 

・・・

 

 

リーフ:ぼくら11人は南のトラキア王国目指して進撃を開始する。あとのことはよろしく頼んだよ、みんな! エーヴェル、フィアナのみんな、北トラキアの村を守ってくれ!

 

エーヴェル:任せて、リーフ王子!

 

ダグダ:しっかりやれよ、リーフ王子!

 

タニア:オーシン! 負けたら承知しないからね! 無茶してリーフ様の足でまといになるんじゃないよ!

 

オーシン:バカ言えタニア! お前みたいなじゃじゃ馬なガキんちょと一緒にすんな!

 

タニア:だっ、だれがじゃじゃ馬なガキんちょよ!

 

オーシン:俺が帰るまでにはもう少し可愛げのある女になっとけよ。

 

タニア:うるさいっ、余計なお世話よ!

 

オーシン:けっ……

 

タニア:……無事に帰ってきてよ、オーシン。

 

オーシン:…ああ、心配すんな。俺は死んでも帰ってくる。じゃーな!

 

フェルグス:いいのかい、オーシン? これからしばらく会えなくなるんだから、もっと仲良くしてきてもいいんだぜ? 愛しのタニアちゃんと。

 

オーシン:う、うるせえっ、俺は別にあいつなんかっっ/////

 

フェルグス:あはははっ、照れなくていいのに、もうバレバレなんだから。さて、オレも愛しの恋人ミーシャにしばしの別れを告げにいくとするか。

 

カリン:いつ、あんたがミーシャさんの恋人になったのよ!(-""-#)

 

 フェルグス:やっぱダメか? やれやれ、結局またお前のお守りかよ。良い男はいつも守るものが多いぜ。

 

カリン:まったくバカばっかり言って! もうあんたなんかに守ってもらわなくたっていーですよーっだ! 私だって強くなったんだから!

 

フェルグス:まぁ、そう遠慮するな。いい子だから、よしよしヾ(・ω・`)

 

カリン:子ども扱いしないでよ!(# ゚Д゚)

 

セティ:にぎやかな旅になりそうだな。さて、マギ団諸君、マンスターをよろしく頼んだぞ。

 

リーフ:ちょっとそれぼくのセリフ──

 

マチュア:はいっ、セティ様!

 

ブライトン:任せろ、セティ殿!

 

ヒックス:マフィー、父は頑張っているぞ!

 

ダルシン:ディアナ…ユベル…待っていろ……もうすぐ…もうすぐ帰るからな……

 

リーフ:うあああああああああああんっ!!(´;ω;`)

 

アスベル:泣かないでください、リーフ様! リーフ様もセティ様も、ぼくにとってはかけがえのない人です!

 

リーフ:そういう問題じゃないよ、アスベル……(ノД`)シクシク

 

カリオン:リーフ様、トラキアハンニバル将軍にお会いになった折には、カリオンがよろしく申し上げていたとお伝えください。

 

リーフ:ああ、うん、もちろんだよ、カリオン。君たちでレンスターを守ってくれ。

 

セルフィナ:お任せください、リーフ様。私とグレイドでレンスターの留守をしっかり守ります。ウフvV グレイドvV 幸せに暮らしましょうねvVvV

 

グレイド:ああ、セルフィナvV やっと夢の新婚生活だvVvV

 

ケイン・アルバ・ロベルト:グレイド様ばんざーーーいvV セルフィナ様ばんざーーーいvVヽ(^o^)丿

 

フィン:………(-_-;)…………

 

リーフ:主にあのセルフィナ一家から城を守るように。

 

カリオン:は、はぁ……

 

リーフ:さて、では行くとしようか……

 

ミランダ:リーフ王子!

 

リーフ:ギクぅっっ!!

 

ミランダ:私はアルスターでいつまでも王子の帰りを待っていますからねっ! 必ず帰ってくるのですよーーーっ!!

 

リーフ:は、はは、ははははははははは……(滝汗)

 

コノモール:ミランダ様とリーフ王子が一緒になってくだされば、アルスターも安泰なのですが……うぅっ……( ;∀;)

 

ナンナ:……イリオスさん!

 

イリオス:な、なんだ!?

 

ナンナ:私たちが遠征しているあいだに、なんとかミランダを口説いて駆け落ちでもしちゃってください!

 

イリオス:なっ、なんだとぉ!? なんで俺がそんなバカげたことを──

 

ナンナ:上手く口説き落とせたら、あなたは王族になれるんですよ!

 

イリオス:!!? おっ、おっ、王族!!?? よし、わかった! 俺に任せるがいい!!

 

カリン:駆け落ちしちゃったら意味ないのに、オルソンさん……(^_^;)

 

リーフ:あと、残りのこれから特にやることもない暇人無職野盗逆戻りまっしぐらの人たちにはやってほしいことがあるんだ。

 

パーン:なんだ、その言い草はっ

 

リーフ:手持ちや預かり所にあるアイテムを売り払ってぼくたちに資金を調達したり、ぼくたちの行軍の後をこっそりついてきて倒した敵から武器を奪ったりと、やることはたくさんあるぞ!

 

リフィス:うっわ、汚ねぇ。

 

リーフ:君に言われたくないっての。

 

トルード:いわゆる裏の仕事というわけか……

 

シヴァ:まったくバカな話だ……

 

リノアン:リーフ様、アリオーン様のことをくれぐれもよろしくお願いします。命を奪うことはないように。

 

リーフ:わかってるよ、リノアン。君のフィアンセ・アリオーンは殺さないように、なんとかやってみるよ!

 

リノアン:よかったvV それなら私のトラキア半島制覇も実現します。トラキアの殿方は皆ターラに咲く花に群がるのだわvVvV

 

ディーン:……(-_-;)……まぁ……ターラのことは任せてくれ。アリオーン王子を頼む。

 

リーフ:うん。ついでに君のために、彼にお見合いでも勧めてこようか?

 

ディーン:余計なことはいいから!////

 

リーフ:はははっ! さあっ、これで準備は整った! これから南トラキアに向けて進軍を開始する! ぼくの10人の仲間たち、用意はいいか!?

 

フィン:はっ、いつでもご命令を!

 

オーシン:おうよっ!

 

マリータ:がんばります!

 

シャナム:う、うむ!

 

セティ:セリスロボもスタンバイOKだ。

 

カリン:エルメ……じゃなくってマーニャも快調よ!

 

ナンナ:私はどこまでもリーフ様についていきます!

 

リーフ:ナンナ……「恋人リーフ」のステータスは今はちょっと隠しておいてくれ。ミランダに見つかったら殺されるから(^_^;)

 

ナンナ:え?

 

リーフ:でも大好きなのは君だけだよ、ナンナvV

 

ナンナ:リーフ様vV

 

サラ:…………女ったらし。

 

デルムッド:セリス様たちは大丈夫だろうか……

 

フェルグス:ん、まぁ、なんとかなるさ。いつものようにな。

 

リーフ:セリス様、あなたが無事戻られるまで、私は立派に聖戦を戦い抜いてみせます! よし、進撃開始だ! いざ、ぼくらの聖戦へ!!

 

一同:おーーーーーーー!!!!!

 

 

《こうしてリーフ率いるトラ7のメンバーは、「聖戦」の領域に突入した。あくまで偽セリス軍として。しかしリーフ一行はまだこの先待ち受ける過酷な試練と恐るべき陰謀を知る由もなかった。

 グラン歴777年、時代は新たな局面を迎えようとしていた……》

 

 

ホメロス:フッ、短いあいだだったが楽しかったぜ~〜シャナム~♪。お前のことは忘れない~~♪♪

 

シャナム:な、なんだ、その永遠の別れチックな歌は!!?

 

セイラム:ああっ、サラ様っ……

 

 

(続く)