A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダーにパーカー、西武ライオンズ、FEプレイ日記(似非)・・・好きなことをぽつぽつと。

リーフ王子のグランベル778/第2話

(約15年前、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』で、一部キャラを『トラキア776』のキャラと思い込んでプレイした記録です。会話メイン。脚色あり、後述。聖戦キャラの人権(キャラ権)がありません)

(登場人物とルールまとめは一つ前の記事にて。ルール破りないし実際のプレイとは違う脚色をした場合は、話の終わりに記述)

(前話↓)

 

第2話

~8章「トラキア竜騎士」の途中から~

 

 

オーシン:あ゛あ゛ーーーーーーーっっ!!!

 

リーフ:!!? な、なんだ、オーシン!? いきなり敵か!?

 

オーシン:ハルヴァンの勇者の斧と間違えて持ってきちまった! これは俺のプージじゃねぇ!

 

一同:なにぃぃいいいいいい!!??

 

リーフ:そ、そんなっ、なんてことだ! それじゃあ手斧と称して必殺プージ使いまくり大作戦ができないじゃないか! ガーーーーーーン!!(ToT)

 

フィン:オーシンは相変わらずですねぇ……(^_^;)

 

オーシン:ん……ま、まぁ、俺様はプージがなくたって十分強ぇからよっ、心配すんな!

 

リーフ:もーーっ、頼んだよ、オーシン(-""-)

 

サラ:いきなり暗雲がたちこめたわね……

 

フェルグス:しかしこの道はなつかしいな。一年前もこうしてミーズに向かったっけか。

 

リーフ:そうだね。あの時はマンスターから脱出して逃げまわっていた。ホント、大変だったなぁ、あのころは……

 

カリン:そう言うわりに、私の記憶には「わーいレイピア取り放題♪♪」「銀の剣ゲェットォ!」「闘技場発見! 突撃ーーっっ!」という光景が残ってるんだけど……

 

フェルグス:もう追いはぎなんてできないんだ。古き良き日々ってやつだな、フッ…

 

オーシン:俺はミーズに良い思い出はねぇな。あのハンニバルのおっさん、人を山賊呼ばわりして牢に入れやがって。なにが「トラキアの盾」だ。人を見る目ってもんがねぇのか!

 

ナンナ:ハンニバル将軍は客観的にもっともな判断を下されたと思うんだけど……

 

フィン:シーーーーッ! ナンナ、本当のことを言うんじゃないっ

 

オーシン:オイっ!(# ゚Д゚)

 

リーフ:でもホント、ミーズでハンニバル将軍に会ったときは肝を冷やしたよ。せっかくぼくが身分を偽って、ナイスな偽名まで使って会見に臨んだのに、オーシンやハルヴァンたちが大声で「リーフ王子」と──

 

オーシン:うっ……

 

フィン:私もあの時は寿命が3年縮みました……

 

フェルグス:ミーズ城の連中、笑いをこらえるのに苦労してたっけ……

 

オーシン:おっ、俺たちにわかったかよっ! お前たちが身分を隠してたなんて!!

 

セティ:まぁ、思い出話はそのくらいにして。リーフ王子、つまり我々はこれから件のハンニバル将軍と戦うというわけか?

 

リーフ:そ、そうだ! そういうことなんだ! うーん、できれば戦いたくないなぁ……

 

マリータ:でもこのへんに敵はいないみたいですよ。なんだ、つまんない。

 

シャナム:ん……? あれは……? おいおい、冗談じゃないぞ! 向こうにシューターが6基も配置されていやがる!

 

一同:なんだってぇ!!?

 

リーフ:シューターが6基も固まって? うわぁ…最悪だ……

 

デルムッド:その後方にドラゴンナイト部隊。シューターの攻撃範囲に入らなきゃ向かってこないつもりでしょう。

 

リーフ:厄介だなぁ。シューターを玉切れにさせつつドラゴンナイツを相手にするのか。こんなことならオルエンかイリオスでも連れてきて、サンダーストームを使わせるんだった…

 

セティ:「聖戦」ではそれは不可だ。それに敵の武器が壊れることはないぞ。

 

リーフ:え゛えっ、ウッソーーーー!!

 

フィン:リーフ様、これからマスターナイトになられるんだから、少しは「聖戦」のことを思い出してください(^_^;) 心配いりません。聖戦のシューターはトラ7のシューターよりも格段に弱いですから。

 

リーフ:あ、ホントだ。攻撃力も命中率もかなり下がってるぞ。これならなんとかなりそうだ! よし、ぼくが攻撃範囲に入って、Dナイトどもをおびきよせてくる。

 

ナンナ:そんな、リーフ様が直々に向かわれなくても…

 

リーフ:大丈夫。ぼくにはこの光の剣がある。マスターナイトになるために頑張らなきゃ。もう経験値稼ぎのジャマだなんて言わせないぞ! ナンナ、デルムッド、支援よろしく! さぁ、来い!

 

・・・

 

フィン:おおっ、リーフ様、ご立派です! なんと見事な身のこなしっ! ロングアーチなどかすりもしません!

 

リーフ:いくぞ、Dナイト! もうケチらなくてもいい光の剣ーーっ!

 

Dナイト:ぐわーーーーーーっ!!

 

フェルグス:さあ、おいでなすったぞ!

 

マリータ:シャナム師匠! 私たちが最前線に出ましょう!

 

シャナム:さ、最前線!?((((;゚Д゚)))) ま、待て、弟子よ! 私はいつものように後方のさらに後方で買い物などを──

 

マリータ:なにをおっしゃるんです(*^^*) 師匠だってソードマスターなんですから、もっと自信を持ってください! 私が魔法剣で援護しますから♪

 

シャナム:いやっ、やめてっ、うわぁーーーーーーっ! 来るなぁーーーーーっっ!! このバルムンク(※勇者の剣)が、目に入らぬかーーーーっ!!

 

カリン:森に入ってカリスマを受けていれば、攻撃なんて当たらないわよ、シャナムさん。

 

シャナム:ひーーーーーーっ!!

 

フェルグス:カリン、飛行系は地形効果がねぇんだから、後ろで魔法剣でも振ってろ。倒しすぎるんじゃねぇぞ。

 

カリン:わかってるわよ。ミーシャさんから借りてきた風の剣の出番ね!

 

オーシン:オラオラオラぁーーーっ!! どんどん来やがれーーーーっっ、うおーーーーーー!!(# ゚Д゚)

 

Dナイツ隊長:な、なんと、あれがセリス軍か!? まるで野蛮人の群れではないか!

 

リーフ:う゛っ……なっ、なにを言う! ぼくはレンスターのプリンス、スーパーリーフマンだぞ!

 

ナンナ:私だってノディオン王女ラケシスの娘、プリンセス・ナンナです!

 

フィン:ご覧なさい、このそーそーたる顔ぶれを!

 

オーシン:おい! あの隊長、勇者の槍を持ってるぜ!

 

フェルグス:なんだと? くっ、なんとか奪えねぇのか!? スリープの剣は!?

 

セティ:だから追いはぎはよしなさいって…(-_-;)

 

デルムッド:奪ったって、使えるのはフィン殿だけだろう?

 

サラ:売れないしね……

 

フィン:それはトラ7……そうではなく…………ああっ/(ToT)\

 

リーフ:バレる前に部隊を全滅させろーーーーっっ!!

 

《開始早々、正体がバレる危機に見舞われたリーフ軍は、Dナイツを口封じに一瞬でやっつけてしまいました》

 

オーシン:なんでぇ、もう終わりか?

 

シャナム:フッ、このシャナム王子の華麗なる活躍のおかげ…

 

マリータ:さすがです、師匠☆

 

リーフ:えっと、あとは向こうのシューターどもだけか。よし、騎馬隊、ぼくと一緒に懐に飛び込んで、各個撃破するぞ! ナンナは危ないからここにいて。歩兵のみんなは囮として的になってくれ。

 

サラ:やっぱりここは回避率の高いソードマスターを的にするべきよね……

 

マリータ:頑張って、師匠☆(*^^*)

 

シャナム:ギャーーーーッ! なんで俺ばっかりーーーーっ!!

 

リーフ:フィン、デルムッド、フェルグス、ぼくに続け! 突撃ーーーーーっ!!

 

 

 

リーフ:うわぁん! おいてかないでよ、三人ともーーーーーっ(ノД`)・゜・

 

フェルグス:だって歩数が違うし…(^_^;)

 

フィン:リーフ様(/_;) かついで差し上げたくとも聖戦ではそれも叶わず……(ToT)

 

デルムッド:しかもシューターの攻撃が王子に集中して──

 

リーフ:うわあっ! きゃあ! だーーっ!!

 

ナンナ:リーフ様! リライブ!

 

リーフ:ナンナ!? 君は前に出てはだめだ!

 

ナンナ:リーフ様が目の前で傷ついているのを、見て見ぬフリなどできません!

 

リーフ:ああ、ナンナ……ぼくの愛しい恋人……vV

 

フィン:ううっ……二人とも……お幸せに……( ;∀;)

 

フェルグス:いや……そんなことより、ほら……(^_^;) とっとと倒そうぜ。

 

ナンナ:そうよ、フェルグスさん! 私の経験値は!?

 

リーフ:え゛?

 

デルムッド:……(^_^;)…まぁ、あまり無茶するなよ、ナンナ。たあっ──

 

ズバッ

 

シューター:ぐわあああっ

 

~1000G手に入れた♪~

 

一同:こらああああああああああっっ!!!

 

デルムッド:え……? な、なに……?

 

リーフ:デルムッド! 強盗はいけないぞ、強盗は!!

 

デルムッド:いや……これは……なぜか持ってた「シーフの腕輪」で……

 

フェルグス:デルっ、お兄ちゃんはお前をそんな子に育てた覚えはないぞ! カツアゲなんて不良なこと、許しませんっ!

 

デルムッド:育てられてないぞ…(-_-;)

 

フィン:ああ、ラケシス……私たちは彼に追いはぎを教えたが強盗は教えていません。どうか私を責めないで……(T_T)

 

デルムッド:追いはぎはいいんですか……?

 

ナンナ:ずるいわ、お兄様ばっかり! よし、私もなぜか持ってた「盗賊の剣」で! そこのシューター隊長さん、3000Gくださいなっ♪

 

シューター隊長:ギャーーーーーーーー!!!

 

リーフ:ご……強盗兄妹だ……

 

フィン:ごめんなさい!! ごめんなさい、ラケシスうぅーーーーーー!!!(号泣)

 

フェルグス:二人とも、いい子だからミーズ城に着いたら、そんな強盗グッズは売っ払ってしまうんだぞ? なぁに、あとでお兄ちゃんが買い戻すから。

 

デルムッド:おい……(-_-;) 自分が使うのか?

 

リーフ:くっ……高貴な身分の者まで野蛮な行為に走ってしまっては、我が軍の評判はますますヒドいことに……。かくなるうえは、急いでミーズ城まで迫って、ハンニバル将軍を上手く言いくるめるしかない! 歩兵隊も前進! ミーズへ再び!!

 

 

~ミーズ城~

 

マイコフ:ぬっ……来たな、山賊ども。

 

リーフ:ちがぁう! ──ってハンニバル将軍じゃないぞ!? どういうことだ?

 

マイコフ:ハンニバル将軍はカパトキア城に転勤になった。今は私がミーズの城主だ。

 

リーフ:転勤? そうか。なら、遠慮はいらないな。ちゃっちゃと制圧させてもらうぞ!

 

マイコフ:トラバント様のご命令により、貴様らを先に行かせるわけにはいかん!

 

リーフ:トラキアはぼくのもんだ! くらえ、光の剣!!

 

ガキィィィッ!!

 

サラ:リライブ……頑張ってね、リーフ様……勝てばキラーボウよ……

 

シャナム:勝てばアイテムGETっていうのも一種の追いはぎじゃないのか?

 

フィン:落とし物扱いにすればOKなんですよ。

 

サラ:へりくつ……

 

リーフ:プリンスLv20の力を受けてみろーーっ!

 

マイコフ:おのれ、負けるかーーっ!

 

カリン:ファイト! リーフ様!

 

セティ:リーフ王子は強くなったな。初めて会ったときとはもう比べものにならない。

 

カリン:そうでしょ、セティ様!

 

セティ:君も強くなったよ、カリン。もう一人前のペガサスナイトだ。

 

カリン:本当ですか、セティ様!? うれしい……王子様に認めてもらえるなんて……! でしたらもう私をおいていかないでくださいね、セティ様!

 

セティ:もちろんだ。これからは共に戦おう! 頼りにしている。

 

カリン:はいっ!

 

マリータ:…なんだか良い雰囲気ね、あの二人。

 

オーシン:カリンはフェルのカノジョじゃねぇのか?

 

フェルグス:おいおい、俺はあんなガキよりもっとセクシーな──

 

セティ:ところでカリン、以前君に預けた王妃の証「セティの書」はどうした?

 

マリータ&オーシン:(なっ、なにぃぃぃぃぃ!!??)

 

カリン:あっ…あれは……たぶん、マンスターで別れたメンバーのだれかが持ってると思います。

 

セティ:え゛? そ、それはマズいぞ! 20才の私の誕生日にそれを持っていた者がシレジア王妃になるというしきたりがあるんだ!

 

カリン:ええっ、そうなんですか!? 知らなかった……

 

セティ:私のいまいましい父上が勝手に決めたことだ……(-""-♯)

 

シャナム:そういや俺、ラルフが持ってるの見たな…

 

マリータ:私も。ダグダさんが持ってた…

 

デルムッド:ゼーベイア将軍も確か…

 

サラ:スルーフ神父と、彼を捕らえたバーサーカーLv15が持っていたわ

 

セティ:あああぁぁぁぁっ、このままでは私の花嫁がとんでもないことにっっ! おのれ父上ーーーーーーーーっっ!!!(# ゚Д゚)

 

カリン:まぁまぁ、セティ様、まだ20才のお誕生日まで時間がありますから、ゆっくり探しましょう。持ち主もお嫁さんも。

 

フェルグス:…………

 

ナンナ:フェルグスさんっ

 

フェルグス:わっ……( ゚Д゚) なんだ、お姫さんか。どうした、いきなり?

 

ナンナ:あなたに、ラケシスお母様から手紙を預かっています!

 

フェルグス:はぃ? おたくの母さんがなんでまた……

 

ナンナ:私のお父様があなたに宛てたものです。

 

フェルグス:お父様? フィンさん?

 

ナンナ:いえ、私の実の父のほうです。

 

フェルグス:実の……へぇ…………(汗)

 

ナンナ:お母様に「俺にそっくりな若造を見つけたらこれを渡してくれ」と言ったそうです。私は実のお父様のことはよく存じませんが、フィンお父様に相談したら、とりあえずあなたにあげちゃいなさい、と。

 

フェルグス:(ずいぶん危ない橋を渡ったもんだな……(^_^;))……あ、ありがとうよ。あとで読んどく……

 

ナンナ:どうしてフェルグスさん宛てに手紙を書かれたのかしら?

 

フェルグス:さ、さぁ……それは……えっと……(大汗)…………そ、そんなことよりお姫さん、ここで俺がひとつ剣を教えてやるよ。この先戦いが厳しくなる。悪い虫がつかないように、ガードは堅くしておかないと。

 

ナンナ:? そうですね。はい、お願いします!

 

フェルグス:よし、俺の剣技、とくと見るがいい! ──なんちゃってな♪

 

 

カリン:…………なによなによ、フェルグスってば(# ゚Д゚) ナンナ様にはもうリーフ様という人がいるのに! あんなにイチャイチャして! あんたこそが悪い虫じゃないのっ! そう思いませんか、デルムッド様!?

 

デルムッド:あ、ああ……うん……まぁ…そうかもな………(- -;)

 

カリン:まったくほんとにもうっっ(### ゚Д゚)

 

リーフ:とうっ、やぁーーっ!

 

マイコフ:ぐっ……まだまだぁっ!

 

サラ:ふわぁ……まだ終わらないの……?

 

リーフ:ここでねばって経験値を稼いでおけば、後々楽に──

 

カリン:どいて、リーフ様っ

 

リーフ:え゛?

 

カリン:必殺細身の槍ーーーーっっ!!!

 

マイコフ:ぎゃああああああああっっ

 

リーフ:ああ……ぼくの見せ場が……(T_T)

 

セティ:本当に強くなったな、カリン。

 

カリン:どう? 見た、私の実力!?

 

フェルグス:……なにをそんなに怒ってるんだ……?(・_・;)

 

カリン:ふーーーんだっ

 

リーフ:(ノД`)シクシク……ボク……主人公……レンスターのプリンス……。。。

 

フィン:リーフ様! 泣かないでください! ここを制圧すればクラスチェンジ! リーフ様の天下ですよ!

 

リーフ:そ、そうだ……こんなところでくじけてる場合じゃ……ない……!

 

セティ:これがリモコンだ。

 

リーフ:よし、ロードナイト・セリスロボ始動!

 

セリスロボ:(ぱからっ ぱからっ)セイアーーツ(※馬のひづめ音)

 

《ミーズ城を制圧した》

 

フィン:いよいよトラバントとの決戦です!

 

セティ:セリスロボの陰から、セリス様っぽくひと言!

 

リーフ:「みんな、次もサクッとやっちゃおうね♪」…………ううっ……スーパーリーフマンばんざーーいっ、トラ7ばんざーーいっ、もっと目立ちたいぞウェーーーーン(ノД`)・゜・。

 

セティ:それがFE主人公の宿命だ。頑張れ、リーフ王子。

 

 

 

アルテナ:ミーズが落ちた? ……私が間違っていたのか……

 

オーシン:ん? なんだ、まだ敵が残ってたのか? まぁいいか、届かねぇし。

 

 

 

~8章 トラキア竜騎士 クリア!~

 

 

 

(あとがき↓)

前回の『ティルナノグ戦記』と同じ作戦でラスボスを倒す気満々だったため、今回ナンナはガチでベオの子です。マリータの中の人の父親も、もちろん月光剣の矛盾が起こらないようにホリン。

いつぞやみたいにうっかり予定外のカップリングができてはかなわないので、出番のない聖戦キャラたちは早々にカップル成立させておく。

この時点で、本筋に関係のあるカップリングはリーフ×ナンナ、シャナン×ラクチェシャナム&マリータの師弟コンビ。あと一組は只今必死で隣接させ中。

『ティルナノグ~』は6人での攻略をメインに作ったけれども、今回は攻略よりむしろお笑いリーフ軍の珍道中をメインに作っていたので、話の都合でいじったところも少しある。それはこの(あとがき)に書く予定(というか十何年前のだれかが書いていた。つくづくホラー)。