A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダーにパーカー、西武ライオンズ、FEプレイ日記(似非)・・・好きなことをぽつぽつと。

相棒の話、その③(さらにドートマンダーとケルプ、それから自作小説)

 

もはや原型をとどめていませんが、拙著のルキリウス・ロングスはアンディー・ケルプをモデルにキャラクターづくりをしました。いや、実在の人物ではあるんですが、情報が少なすぎたために。ティベリウスのロードス引退につき合ったこと、没年、新人から補欠執政官まで上ったらしいこと、くらいしかわかっていません。

 

1作目2章のティベリウスと橋を渡る場面などは、私がドートマンダー・シリーズで最初に読んだ『強盗プロフェッショナル』の二人歩きのところを思い浮かべつつ書きました。

 

拙著のルキリウスはおしゃべりですけど愚痴っぽく悲観的なところがあり、その点でもケルプとは逆の方向に向かっている気がしますが、私は『最高の悪運』あたりで見せるケルプの暗さとかシリアスさとかも好きなんですよね。

ちょくちょくドートマンダーよりよほどドライなところも見せるケルプですが、描かれていないところでかなりモテる男ではあるようで、過去の女性関係を訊かれたときの「そのうち数人は女房だった」と答える闇、関係が長くなればなるほど経験上苦い思い出になるから最高の今のうちにアン・マリーと別れよう、とか考える暗さ、それがまた魅力に深みを与えています。

思うに、後期になるにつれてかっこ良く見えてくるのも、ドートマンダーたちに対して過剰に陽気な楽天家を演じる必要がなくなったからかも……と思わないでもないです。内心心配なときほど明るく振る舞う……という趣旨のドートマンダー視点のケルプ描写が『What’s So Funny?』にちょこっとあります。

そのくせ9作目以降、毎回恋人との仲睦まじいシーンが用意されているのが、やっぱり小憎たらしい(笑) ドートマンダーとメイなんか、14作中片手で数えて余るくらいしかなかったのに!(笑)

 

 

……まあ、そんな幸せな御人の話は、そのうちまたあらためて。

 

 

…ところで、アンドルー・オクタヴィアン・ケルプのオクタヴィアンって、つまりオクタヴィアヌスなんですけれども、『ホット・ロック』のときのミドルネームはなぜかフィリップで、オクタヴィアヌスの継父もフィリップスという名前なんですよね。……偶然?(そりゃそうだ)

 

 

ところで、当方次作ですが、アウグストゥス&アグリッパ&マエケナスの歴史的「三つ巴」や「家庭」をしっかり書くときだなぁと思っております。

と言いつつ、『最高の悪運』や『殺戮の月』のようなオールスターキャストの最高級品を……などと夢を見ております。なんでそうなるの!?

 

い、いずれ書き上げ目標は、ら、来年じゅうに……(たぶん無&理)

 

主人公はティベリウスです、元に戻って。時系列的にも1作目の後になる予定です。

ルキリウスはとんでもない所へ行くかもしれません。彼は孤高の人ティベリウスの「相棒」になり得るのでしょうか? そしてその果ては――長い旅になりそうですが。

1作目の冒頭部あたりでわちゃわちゃしているティベリウスの友人たちも、描き方が多分にドートマンダーの仲間たちに寄っている部分があると思うのですが(お前は貴顕の若者たちを悪党一味の真似をして書いているの…?)、大事に書きたい。

 

 

さて、これで年内最後の更新かと思います。今年も一年、当ブログや拙著へのアクセスありがとうございました! 来年もどうぞよろしくお願いします! 来年はもっと書くぞぉ~~!(希望)

 

ブログでは、そうだなぁ…、昔書いていた「悪党パーカーの相棒争奪戦」という殴り書きを加筆修正して載せたい……と、まだ相棒ネタを引っ張る気でおります。

 

 

以下拙著リンク、『小説家になろう』様HPにジャンプします。

ルキリウスさんは1作目2章と2作目3章後ろ3分の1あたりに主に登場しています。……ということはすなわち、言わずもがな、ティベリウスの人物像にはあの人の影が――。

ティベリウス・ネロの虜囚』 (https://ncode.syosetu.com/n6930cz/

『ピュートドリスとティベリウス』(https://ncode.syosetu.com/n6661ez/




ではでは、どうぞ良いお年を!

 

 

相棒の話、その②(主にジョン・ドートマンダーとアンディー・ケルプのこと、2回目)

相棒の話の続き。

 

それでも不肖わたくしめは、前記事で上げた中では、最もマイナーであるドートマンダー&ケルプを推していかねばと思っております。えっ、いちばん相性悪いし能力無……ゲフンゲフン!

 

関連過去記事① ②

anridd-abananas.hateblo.jp

anridd-abananas.hateblo.jp

 

宮部みゆき先生に「ドジな相棒」と太鼓判を押されているケルプですが、『ジミー・ザ・キッド』あたりをピークに(底に)、どんどん有能度もかっこ良さも上がっていきます。

 

このコンビに関しては、ほとんど三つ巴要素がないかもしれない。もちろん、スタン・マーチやタイニーは絡んできますけど、アンディー・ケルプはドートマンダーの相棒という地位を、だれかに一瞬たりとも渡したことがないかもしれない。

 

 

以下、表現に問題あり注意。

 

 

まず第1作目から、愛情表現(語弊)が激しい。

次元さん! 大丈夫ですよ! ニューヨークの自称悪党アンディー・ケルプさんなんか初登場のどアタマから相棒殺しにかかってますよ!

 

2作目、まったく懲りない。むしろ「なんでいるはずの場所にいないんだよ」という趣旨のことで、登場時から不機嫌。前作に引き続き、車の運転もちゃんとできないのではないか疑惑が濃厚に。

 

3作目には、懲りない片思いの末に絶交を言い渡される(二度も)。

 

4作目には、完全シカトされる。怒りの自宅来襲。クリスマスショッピング中の相棒に、本当に偶然出くわすミラクル。無視したかったけど手遅れだった相棒。辛抱強い努力の末、ようやく両思いに(だから語弊)。大西洋を渡った先で、化粧台の下で寝る羽目になってもつき合う。

 

5作目には、今更のだしぬけのファーストネーム呼び。全NY市民を敵にまわして逃亡する相棒につき合ってくれる。(が、作戦はことごとく裏面に出る)

 

6作目、相棒を見捨てかける。で、新キャラに怒られる。わたくし知人の読者にはここでやっと「ケルプさん、頭良かったんですね」との感想を言われるようになる。

 

7作目、仲間全員に引き止められる相棒を、ケルプだけが信じて好きにさせてあげるという、超ファインプレー。

 

8作目、相棒の正体を意図せずばらし、挙句置き去りにして逃げるという、久々の清々しいまでの疫病神プレー発揮。

 

9作目、かっこ良さの最高峰に到達。このころにはもう関係性が逆転していて、むしろ相棒から助けを求められるまでになる。

 

13作目あたりになるともう「いつ俺に助けを求めてくれるんだ?」などとのたまう増長ぶり。

 

最初の頃のストレートな愛情表現は、アラフォー男子と思えぬ可愛さ。

後半作品になると「時たまの仕事仲間」などという距離を取った言い方が小憎らしい。

あれか、そっけなくされると逆に熱が入るタチか。もうすっかりジョンには俺が必要で「相棒」の地位はゆらがないと安心しきってますよ、この方。

 

 

映画版などではケルプは鍵師になっていることもあるんですけれど、実際は特になんのスペシャリストでもない。ドートマンダーが天才的犯罪プランナー、マーチが運転手、タイニーが腕力担当の壊し屋、しかしケルプは「〇〇の専門家」という肩書きを一度も持ったことがない。それどころか全作品中、悪党なのに拳銃を一発も撃ったこともなければ、だれかを殴ったことさえなかったのでは。…あ、8作目に聖骨で殴ってましたっけ。(ドートマンダーさんは1作目で空中に向けて一発撃ち、ほかの誰でもないケルプをぶん殴っている)。

後期作品で、相手の鼻穴に指を突っ込んで持ち上げるという、ケルプでなければ『銀魂』の登場人物しかやっているのを見たことがない必殺技を持っていたことが明らかになるけれども、それまでは「この人、トラックのドアの開け閉めしかしてなくね!?」「結局見張り役しかしてなくね!?」などという仕事シーンが、わりとよくある。

相棒関係最悪になる『ジミー・ザ・キッド』であれ、ドートマンダーは最終的にケルプの身が心配だから計画に乗ることにしたような描写があるくらいである。そう、彼がわざとケルプに無理のない仕事を割り振っている疑惑があるにはある。良く言えば適材適所。

 

そういうわけだから、なぜこいつが相棒なのか、という疑惑を読者に抱かれるのもしかたがない。ドートマンダー本人ですら、8作目あたりになってもなお、「どうして俺はあいつ(ケルプ)とつき合っているんだろう……?」と空しく自問している。

 

 

でも後期作品になると、読者はドートマンダーに対しても、「この人大丈夫か?」「世の中についていかなすぎでは!?」とだんだん恐ろしいくらいに心配になってくるので、世界とのつながりを保つためだけにでも、やっぱりケルプは必要か。

たとえばドートマンダー、14作目に至ってもなお携帯電話なんて持たない。車にしか興味がないマーチですら持っているのに。それより前には相棒宅に複数台の電話を設置しようとするケルプをいく度も退け、ついにあきらめさせている。当然のように、家にはインターネットもない。ケルプ宅でたまに見ているので、存在は知っていると思われるが。電子レンジを嬉々として使っている同居人メイの描写が、わりと後の作品になってようやく見られる。戦慄。

 

 

10作目、久々にダメな仕事に相棒を巻き込む。

 

11作目、相棒誘拐される。でも基本放置。

 

12作目、とある一人の故買屋をめぐり、おおむね以下のような痴話喧嘩をする仲の良さ。

 

「アーニーは俺に電話してきたんじゃないぞ、ジョン。お前に電話してきたんだ」

「でも彼は俺たちがチームだって知っているんだぞ」(←前代未聞、ドートマンダーからの『相棒』表明)

「アーニーは俺に電話してきたんじゃない。だから俺は行く必要はない」

「ものすごくうまい話だと言っていたぞ」(←前代未聞、ドートマンダーからの『うまい話』)

「そりゃ結構。お前が行けよ。それでもし本当にうまい話だと本当にわかったら、それから俺に電話してくれ。なんなら俺の家に来て説明してくれてもいい」

「アンディー、率直に言うぞ」

「無理するな」

「一人で行きたくないだけなんだ。『リハビリ後』のアーニーがどうなったのか、知るのが怖いんだ。一緒に行くか、行くのをやめるかだ」

「…………あのなぁ、ジョン――」

 

 

13作目、面倒事に巻き込まれているらしい相棒を、華麗に他人のふり。挙句「助けて」って言えよ、発言。……まあ、そのときは完全に巻き添えのケルプだったから、この要求も当然と言えば当然だったんだけど。

 

それから「ドームを輪切りにするのか?」――ドートマンダーが可能性を見出すなら、ケルプの想像の泉も無限に湧くのだ……という趣旨の、もはや言葉はなくとも能力を引き出し合えるすばらしいコンビネーションの域に達する。

「…お前、俺を低能だと思ってるのか?」ドートマンダーあ然。

 

ついにはドートマンダーの依頼人兼脅迫者から、「友達のアンディー・ケルプによろしく(はぁと)」と言われるなど、関係者以外からすでに「仲間の筆頭」扱いを受けることに。

本人たちはお互いに「partner」という言葉を使っていないように私は記憶しているんだけれども(associate,friend,pal,team等は有り)、もう内外的に「相棒」という結論で固められている。

ちなみに次点で名前が挙げられたお友達は、なぜかアーニー・オルブライト(!!)12作目でもめていた三角関係三つ巴まで外に漏れているよ!(笑)

 

 

……今ごろは、ケルプさん、ドートマンダーに「ツイッターやらないのか? ジョン、お前も俺をフォローしろよ」とか、「インスタで知り合ったんだ」「電子マネーを盗もうぜ!」「それ以前にスマホを持てよ! タブレット買えよ! OJバー&グリルのライングループに参加しろよ!」などと迫っているんだろうか…。

 

 

さて、次回は4作目までの「ドートマンダー」呼びケルプ氏と、5作目以降の「ジョン」呼びケルプ氏は別人説の検証をば。(※嘘です。そんな説は見たことありません)

 

前者がアンドルー・フィリップ・ケルプ氏で、後者がアンドルー・オクタヴィアン・ケルプ氏ですよね? 前者はドートマンダーがスコットランドに埋めてきたんじゃないか疑惑が――。

 

どうやったら同一人物だと証明できますかね…?

 

  

ところで、ドートマンダー・シリーズのオーディオブックは最高に尽きます。TOEICや英検を受ける際、私のリスニング能力の向上にもどれほど貢献してくれたことか。おかげで全然苦も無く耳を鍛えられました。勉強が天国でしたわ。

 

ドートマンダー、ケルプ、マーチ、タイニー、アーニー・オルブライト、全員イメージどおりの声を、ただ一人のプロフェッショナルが語っていらっしゃるとか信じ難い…。

 

ドートマンダー、このうえもなく最高! まさにこの陰鬱ボイスこそドートマンダーの声! ケルプ、『Watch Your Back!』がだれも役立たずと言えないレベルのめちゃくちゃクール&チャーミングボイス! マーチは『Road to Ruin』が低め、「Watch Your Back!」が高めの声にイメージチェンジしている。タイニーとアーニーは天才の仕事です、Mr. William Dufris!!!

 

下記リンクの サンプルからだとOJバー&グリルにて、ドートマンダーとロロと、それからスタン・マーチの声が聴けますよ~♪ アメリカのアマゾンだったら他作品のオーディオブックも販売されています。

パーカー・シリーズもDufris氏の声で読まれている作品があります!

Watch Your Back!: A Dortmunder Novel

Watch Your Back!: A Dortmunder Novel

 

 

 

相棒話、まだ続く予定。




追記:たまたま初めてはてブさんのお題と合致した!  ・・・こんな記事でいいのかしら・・・?

理想のコンビに投稿します!


相棒の話、その①

 

うわーーーーいっ!! 5度目のハナタレ全国放送!!!!!

 

 

リアタイできないじゃん!!! シゲさんのせいじゃん!!!(おいっ)

 

 

……と、来年も楽しみな年末でございます。

 

 

ところで年明けにルパン三世の新作TVSP、「グッバイ・パートナー」が放送されると聞いて、たぎっております!

それで、今更ながら「次元大介の墓標」見ました。……遅い! 

PART4とPART5の存在も知りました。……なんでそんなに遅いの! 一応、昔からのファンなのに! TVアニメも長編もひととおり見てきたはずなのに!

いや、TVSPの「イタリアン・ゲーム」は見たはずなんだけども、ほぼまったく覚えていない…。これは年明けまでに一人キャッチアップマラソンをしなければ! …できるといいなぁ。

それで、「グッバイ・パートナー」ですが、「次元の裏切り」がテーマですって!? それでゴエゴエが怒りに燃えているですって!?

……いや、アナタに怒られる筋合いはな……ゲフンゲフン!

次元が何回か裏切ったところで、ルパンは問題ナッシングだと思うよ! 愛しの不二子ちゅわんなんてもう何十年も裏切らない話は無いくらいではないの! ゴエゴエの突飛な行動にも何回振りまわされたと思ってるの! 

 

……と、言いながらも大いに楽しみにしております! 大好きだから! ルパンと次元のコンビ! 相棒と言えばこの二人!の筆頭ですから。

 

「相棒」という言葉に超絶弱いわたくしめは、年明けから大好物を用意されるわけですな。

 

あ、「ヘミングウェイ・ペーパーの謎」は好きです! トップ3に入るくらい! あと次元の大活躍なら「ルパン暗殺指令!」は見逃せないですよね。

 

とくに前者など、脳内で他作品キャラに置き換えるという、密かな楽しみ方があります。

たとえばそう、我が愛読書の天才的犯罪プランナー「ドートマンダー・シリーズ」で……

 

……すいません、無理でした。

(ケルプさん拳銃恐怖症、マーチさん運転しかしない、だれもタイニーにかなわないetc.)

 

そうだ! ナックスおじさんたちで置き換えよう! キャーーーーッ!! 楽しいわ!! 脳内実写化だわ!!

ところでやっぱりシゲさんが次元で、ゴエゴエが安田さんかな? それとも逆がいいかな? どうしよう! 長年の問題なんですけど!(いいから)(あのビジュアルになってもオトサマ=不二子でいいのか問題は!?)

 

 

ところで銭形警部、声が山寺さんになってから、ハードボイド系カッコ良いとっつあんしか見ていない気がしまして、そろそろ恋しくなってきましたわぁ。ルパーーーンととっつあーーーんのコンビもこれまたもちろん大好きですから。

 

 

相棒と言えば、話は変わりますが、今シーズンの『相棒』もまた最高ですな! 

なんですか、あのイタミン&セリー回!? それからそのちょっと前の角田課長回! 神回攻撃激しすぎでは!? セリーの口から「相棒」という言葉が出ましたよ! 右京さんの「わかりました」ですよ! 胸を撃ち抜かれすぎですよ! どう控えめに言っても悶え昇天ですよ!!

初代&三代目相棒をこれまでになく存在アピールかけてきて、ファンはいちいち狂喜状態。挙句正月SPは二代目登場ですとな!?

これは四代目も負けていられませんぞ! いや、四代目が超絶ファインプレーを見せたのが、その第4話「バクハン」だったのですけれども。

 

 

実は三つ巴を呈している「相棒」たちも、しばし見受けられますな。

たとえば、ルパン&次元&五ェ門もそうだし、現『相棒』までが三人体制ですし(青木くん、愛でられすぎ、笑)、かつてはトリオ・ザ・捜一でしたし。

ルパンのところには銭形が絡み、二人にしかわからない因縁と情が生まれ、

右京さん&亀ちゃんのところへ、どこをどう見ても亀ちゃんが気になってしゃあないイタミンが絡み、語り継がれる伝説となり、

たとえ姿は見えずとも、その存在があったからこその今があり(三浦さんもだけど、ところでイタミンのあの部屋なに? あれ本当にイタミンの部屋? ま、まさか……もしや……!?)、

「相棒」における「三人目」って、不確定要素と言いますか、さらに物語を面白く、そして長く続けていくのに欠かせないのですな、きっと。

 

 

たぶん相棒話続きます。

 

ファンミ前札幌歩き2018(画像の羅列)

そういえば、だいぶ前にPCでDVDを見ようとしてさっぱり動かなかったことを思い出しました。…DVDドライブが逝っていたわけでした。バッテリーもある日突然行方不明というか、検出されなくなって久しかった…。

 

どうしよう……。

 

と、ともかく……、

 

写真はそう、定山渓。

私は二度目でしたが、母が初めてだったので、前乗りした日に足を伸ばしました。

 

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宿へ向かう道は、夕方の混雑時、ぎゅうぎゅう詰めのバスの中を立ちっぱなし、というわりとハードなものになりましたが、定山渓を見せ母を温泉に入れる、という目的はなんとか達成できました。

というのも、予定していたバスに乗ることができなくて。飛行機が1時間強遅れたために。

とはいえ飛んだだけありがたいし、非常に幸運でした。地元のほうが荒れ気味でしたが、千歳の天気自体は良かったです。

 

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帰った時は、飛行場に停めた車が、雪をどっさりかぶっていたけれどもね。

 

さて、定山渓はほぼ泊まっただけみたいな状況でしたが(温泉街の夜景が美しかったですけれども、あの寒さの中、出歩くパワーは我々にはありませんでした。無論、豊平峡にはまたも足を伸ばせずでした…)、札幌市中央区に戻ったあとは、貪欲に食べました。

 

「SOUL  STORE」さんにて、スープカレー

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リベンジでした。ジャンボリーのとき初めて行ったのですけれど、すでにスープ切れで食べられず。今回は開店前に並びました。

 

それからHTB新社屋に行き、あれこれグッズを漁り……

 

ぬわんてきゃわゆいツリーなんだ!!! けしからん!!!!!

 

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それからファンミ会場へ向かうはずのところ、もう一つリベンジ。これはちょうど一年前。シメパフェを食べたくてすすきのの街に出たら、あまりの混雑ぶりに断念した件。

 

札幌の見た目麗しきパフェを食べたい……! シメでなくても……!(そもそも飲めない人間)

 

幸せのレシピ」さん。

 

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千円越えという、日常であれば「ぬわんだとぉ!!??」というお値段設定なのですが、見た目の美しさ、そしておいしさを考慮すれば、満足感でいっぱいになりました。

ひ、非日常を味わうことこそ、旅だからね……(汗)

なにより、自分の気が済みました。札幌でパフェ食べて。

ほんの一時間ほど前にスープカレー平らげておきながら、ペロリといけました。しかもおなかが苦しくもならなかった。私がいただいたのは柑橘系のパフェだったんですけれども、果物とゼリーの比率が高いからか、重い感じがしない。本来シメとしてあるパフェだから、そのようにさっぱりと仕上げてあるのでしょうか。こってり食べ疲れなんてことがない。器の底までおいしかった……。

 

こういう名物は、我が地元などでも真似できたらいいのにと思います。値段は高くてもきっと人は来ると思う…。

 

 

 

ファンミ生還報告(2018)

現在、現実に戻りつつ、デジカメの画像を書き込めないという、たぶん超初歩的な問題でつまずいて「うがああああっっ!?」となっておりますが(アナログ&情弱人間)(パソコンも寿命間近)、生きております。北の大地から帰ってまいりました。

 

…なにから書こうか……。

 

とりあえず、前後の個人的旅話はあとにして、ふぁんみ会場に入った後の出来事から。

 

(注:不正確も多々あろう書き手の記憶です)

(わりと文字数多めで書いております。ネタバレ回避したい等、閲覧注意願います)

(諸事情で一部ナンバー表記)

(…書きすぎたか感があるので、場合によっては下げるかもしれません)

 

続きを読む

HPB!!!& 遅延したけど無事到着したよ!

 

安田さん、ハッピーバースデーでございます!!!   

 

テリーマンから桜庭さんへ、その間妻ふりにアイリーンと、きっと信じがたい怒涛のお仕事と共にあった上半期、そして下半期は伝説のヤスーーーダ様のご登場(ナンバー4への抱きつきキス事件は我らが脳裏に刻まれております)、ファンは努力の成果たる映画公開を堪能しつつ、もう当たり前に全国に流れるCMも、ワンツー共演の奇跡ドラマも、歓喜の思いで観ております。

 

うおお、もうじきちょっとおそばで目にできるんだぁ。。。

 

 

 

 

 

・・・下半期、諸々落ち込んだり少ししんどい日もあったけど、この時を糧にしてまいりました。これからも糧にして、なんとかやっていきますわ!

ニューヨークの思い出。

我らが世界のMr. オイズーミがフォトダイにアップされた写真に触発されまして、私も十数年前の思い出を引っ張り出しました。それにしてもなんというセレブな場所からセントラルパークを撮っておられるのか! さすがですわ!! セントラルパークってあんなに美しく紅葉するんですね! 

 

一方、以下はわたくしめ、大学をようやく卒業と相成った貧乏女子が、冬のニューヨークに人生初の海外旅行を決行した際の、写真の写真です。

無論、ぼっち旅だったよぅ!

恐怖と緊張のあまり、具合が悪くなりかけました。

 

ほんの数日間でした。今でも覚えている小さな事件は…… 

 

・びびりすぎてレストランに入ることができず、ほぼスーパーと日本から持参のカロリーメイトで食いつなぐ。

・日暮れ前早々にホテルに引きこもる。

・メジャーな観光場所に行けない。

・会話は避ける。

・なのになぜか道を尋ねられる。

・勇気を出して入ったお店のテイクアウト用スープがめちゃくちゃおいしくて生き返る(久しぶりの温かい食事)。

・セルフのカフェで危うくトレーをひっくり返そうになり、黒人のお兄さんに優しく話しかけられる。

・地下鉄コワイという思い込みで、もっぱらバスに乗る。

・そして案の定乗り間違える。でも運転手さんに教えてもらう。

・本屋さんをめぐり、入り浸り、ドートマンダー&パーカーシリーズの原書を探しまわる。

 

そう、つまり旅の目的は、

 

念願の「ドートマンダーゆかりの地めぐり」でございました。

 

臆病大学生(当時TOEIC500点台)は、そんな実にオタクな理由から、初めての海外旅行に独り出かけていきました。

 

以下、写真複数。

 

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…あれ、あんま人いなくないですか……?

雪が…かなりありますな。まるでうちの地元やないですか。

 

 

旅の拠点は、ユニオンスクエアでした。この写真…のはず。

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 ホテルがすぐ近くにありまして、大きな本屋さんもありまして、ずっとここをうろうろしていましたっけ。

ドートマンダーとメイが住むアパートメントの住所が、確か東19丁目なのですが、私のこのときの宿泊場所がホテル・セブンティーンというのですよ。めっちゃ近くじゃないですか! とテンション上がりまくりでした。

 

この後無論、ケルプどころかアーニー・オルブライトのアパートメントがあることになっている場所まで歩いていき、独りひっそり悦に入っていた女子大生、いや、ただの怪しいオタ女。

 

ケルプとバーナード・クレマツキーが食事していたお店が、本当にあった!!とか、(本当です)f:id:Anridd:20181128031819j:plain

 

 

教会の後ろの、あれがJ・C・テイラーのオフィスがあるアヴァロン・ステイト・銀行タワーだな!!とか、(住所はこのあたりのはずですが、実在ではありません。モデルですね)

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うわああっ!! ここはドートマンダーとケルプとクワークが、噴水の音を利用しながら話をしていたペイリー公園ではないですかー!!とか、(また本当にあった)

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……そんなんばっかり考えながら、マンハッタンの冬道をうろついておりました。

 

 

…本当にニューヨークです。

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彼方に自由の女神。(臆病&金欠のため、近くまでは行けませんでした…)

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タイムズスクエア

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セントラルパーク。

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そう、ドートマンダーとケルプが、何度も肩を並べて歩いたセントラルパーク!!

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こうしてベンチに腰かけて、次の仕事で召集する仲間選びをしていたわけですね!! 

「ラーツはどうだ?」

「奴はだめだ。飛行機とぶつかりやがってな」

「ホイッスラーは?」

「だめだ。ライオンを逃がしてとっ捕まったんだ」

 

……おや、私の隣にも相棒が……。

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セントラルパークもユニオンスクエアもですが、街中の公園に普通にリスがいて、しかもこんな近くに寄ってくるのが、ものすごく新鮮な驚きでした。

 

ちなみにかの悪党パーカーは、このセントラルパークに妻の亡骸を――(以下略)

 

 

…そうそう、そしてセントラルパークの傍らにあるこういう建物が、『Watch Your Back!』 でドートマンダー一味が盗みに入ったところの――!

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そんなことばかり考えておりましたっけ。

 

帰りの飛行機では、旅の戦利品である悪党パーカーの未翻訳作『Break Out』を夢中で読んでおりました。

 

あと、お土産に買ったキスチョコがおいしすぎて癖になりました。

 

ニューヨーク旅行といい、イタリア旅行といい、半引きこもり女を一人海外旅に駆り立てるのは、いつもオタクな欲望です。それにしてもドートマンダー旅行はマイナーにもほどがあったか。

 

そう、そうだ……このころは古代ローマも知らず、チームナックスも知らず、内定ももらえて、まだぎりぎりまっとうな道からこぼれ落ちてもおらず……(遠い目)

 

結局同じ年のうちに無職になって、病院通いして、バイトしたものの続かず、自立支援センターのお世話になって……(遠のく意識)

 

ま、まあ、生きていれば良いこともありますわな!!! 案外、いっぱい!!!

 

と、ずぶとくアラフォーに足をかけつつある今思います。

 

たとえお先真っ暗であろうと、捨てずに良かった十数年間でした。

 

 

ところで、この時期の諸々の写真を出してみて気づいたのですが……、

 

恐ろしいことに、十数年前と同じ服を未だに着ている。(※家の中だけだけど)同じバッグをまだ持っているどころか、たまに使っている。(※普通に外出用)

 

物持ち良すぎ…。いや、いいかげん処分しろ、この貧乏ドケチ!(笑)

 

安くても、なんというか、年齢相応のものにそろそろ買い換えるとか、いわゆる断捨離というやつをするとか、考えねばなぁ…。

 

……なんとか予算を用意しよう…。(希望)