……ええ、ええ、ち、ちょっと落ち着きまして……、と、唐突にでございますが――。
今後ドートマンダー・シリーズについて語らせていただくときのため、参照・引用元を書きます。
少しだけ内容に触れますのでご注意ください。
◆作品
()は米での出版年
①『ホット・ロック』(1970) 角川文庫/平井イサク訳
②『強盗プロフェッショナル』(1972) 角川文庫/渡辺栄一郎訳
③『ジミー・ザ・キッド』(1974) 角川文庫/小菅正夫訳
④『悪党たちのジャムセッション』(1977) 角川文庫/沢川進訳
⑤『逃げ出した秘宝』(1983) ミステリアス・プレス文庫/木村仁良訳
⑥『天から降ってきた泥棒』(1985) ミステリアス・プレス文庫/木村仁良訳
⑦『Drowned Hopes』(1990)
⑧『骨まで盗んで』(1993) ハヤカワ・ミステリ文庫/木村仁良訳
⑨『最高の悪運』(1996) ミステリアス・プレス文庫/木村仁良訳
⑩『バッド・ニュース』(2001) ハヤカワ文庫/木村二郎訳
⑪『The Road to Ruin』(2004)
⑫『Watch your back!』(2005)
⑬『What’s so funny?』(2007)
⑭『Get Real』(2009)
短編集
『泥棒が1ダース』ハヤカワ文庫/木村二郎訳
※収録されている『愚かな質問には』は、沢川進訳有。ミステリマガジン1983年9月号
ケルプ、ジム・オハラ、アーニー・オルブライト登場。
中編
『金は金なり』(2005) 木村二郎訳――『十の罪業RED』創元推理文庫 に収録
ケルプ、ハリー・マトロック登場。
◆主な登場人物
「」は、上記文庫本で使われていた紹介文。それ以外は私の足し。
ジョン・ドートマンダー
「天才的犯罪プランナー」
アンディー・ケルプ
「ドートマンダーの相棒」
メイ・ベラミー
「ドートマンダーの同居人」
スタン・マーチ
「衝動的で一本気な運転手」
マーチのおふくろ
「タクシーの運転手」
タイニー・バルチャー
「四十尋の海底から浮かびあがってきた“怪物”」:④以降長編すべてに登場。
以下、単発メイン&準レギュラー
〇番号は、主な登場作(上記参照)。それ以外でも話題に上ることがある。
アラン・グリーンウッド
「いかさま賭博師」:二枚目で色男で実は俳優。①④
ロジャー・チェフウィック
「風変わりな天才錠前屋」:①④(⑥)
ハーマン・X
「錠前破りのプロ」:②④(⑥)⑨
ビクター
「ケルプの甥。元FBI」②④
ウィルバー・ハウイー
鍵師。中でも強烈なキャラ(笑)⑥
ウォーリー・ホイッスラー
鍵師。中でも腕は最高との呼び声高いが……。(①)④(⑥)⑧⑨
ラルフ・ウインズロウ
愛想の良い鍵師。曲者だらけの鍵師軍団の中でわりとまともだが……。⑤⑧⑨⑫
ジム・オハラ
幸の薄い、なんでも屋(←オールラウンダーな泥棒の意)。⑤⑥⑧⑨、ほか短編集にも登場。
ガス・ブロック
無愛想ななんでも屋。⑤⑧⑨
フレッド・ラーツ
今も優秀な運転手。(①)④⑧⑨
セルマ・ラーツ
フレッドの妻。運転手。(①)④⑧⑨
ラルフ・デムロフスキー
いつもヴァンで仕事のなんでも屋。ウエストレイク氏の短編『最悪な日』(1966)の語り手と同一人物かもしれない。とすれば、ドートマンダーの元祖と言える。⑧⑨
ハリー・マトロック
ラルフ・Dの相棒。⑤⑧ほか中編にも登場。
アーニー・オルブライト
「故買屋」:⑤以降、出たり出なかったりいつのまにかレギュラーになっていたり(笑)。短編集での活躍は必見。
バーナード・クレマツキー
ケルプの友人。刑事。④⑧⑨
ロロ
ドートマンダー一味行きつけの店「OJ」のバーテンダー
アン・マリー・カーピノー
「アンディーのガールフレンド」
J.C.テイラー
「通販業者」
Judson Blint
J.C.のアシスタント。19歳! ⑫以降、レギュラーに。
――調べた上で書いたつもりですが、誤りがあれば適宜修正します。
そのうちパーカー・シリーズも。