あじさいが見事だった東京都内……。
おわーーっ!! もう一週間が過ぎてしまいました!!
行ってまいりましたよ!! 『恋は雨上がりのように』 小雨の降る日に、こちらを持って!!
(あからさまには書きませんが、いかなるネタバレも避けたい方は閲覧注意願います)
NACSファンの同志の方と、ご一緒できました。というか、こちらが強引に押しかけました。うれしくありがたく申し訳なく……。とっっっても楽しんでまいりました!!!
もうこちらの欲望の押しつけが激しかったですがね(一例:これ幸いとエアドゥ初乗り、『俺の』パンロール持参〈めちゃめちゃおいしいですからね、は事実〉、『騙し絵~』読破し感想をぶつけ――〈※前記事参照〉)、おかげさまで洋さんシゲさん出演の映画を、劇場のどセンターで鑑賞することができました。感謝です。。。
映画、とても素敵でしたとも~! 観終わっていちばんに「さわやかだったね」と口にしましたもん。本当にもう心洗われる…むしろ全身洗浄完了、みたいな思いでした。と言いますのも、その前に観た映画がもう「毒しかない」と言うべき作品で……(※そちらも大いに楽しみました)、このたびはいわゆる腸の煮えくり返ってたまらない人物が出てこなくて、ああ、なんて美しい世界に招かれたんだ、ずっと住みたい、なんて気持ちでいっぱいです。
だってあんな店長がいる世界ですよ! なんて尊いんですか!
むしろなんでバツイチになるの!? ちょっとつき合ったら、どういう人かわかるでしょ! この人と会わない人はそもそも結婚しないんじゃない!? それともこの方こう見えてもしや裏のお顔が――!?(毒に浸された心)
いや、もう、店長が良い人すぎてね、惚れてまいますわ、あれは。
わたくし、原作未読、ネット記事をいくつか読んだことがある程度、
お友だち、原作読了、
という状況でしたので、上映後、色々教えてもらえました。貴重な経験でしたわぁ! 大事な台詞とか、盛り上がったシーンが実は……とか、ラストとか、ね。
シゲさんもですねぇ、すばらしかったんですよ~! 見ているあいだは、まずシゲさんに見えませんでした。ちひろさんがハンサムでないわけではないんですが、シゲさんの隠し難いハンサムをとことん隠した役作りでした。店長との、着ているシャツの違いがね、ひっそり面白かった。
でも結局やっぱり、三十代の若くはないわたくしめは、店長とちひろのとあるシーンでいちばんキュンキュンしてしまいましたね! あれですか? これが今話題の、おっさんずら――(※観られていません)
全体の印象は、キュンキュンというより、やはりそう、まさに雨上がりのように、心が洗われてきれいになるような作品でした。
ぐへへへっ(おい)
……当分、「どうせこの後どん底に突き落されるんだろ」的な、ドラマメンタルにおける防衛本能を封印したい。
案外、男性単身のお客さんも一人ならずいらっしゃって、笑い声も幾度も聞こえきて、それもまた素敵だなぁとしみじみしました。
……原作を読んでいないので、理解が十分でないところがあると思いますが、店長が小説を書きはじめた意味を考えました。素人考えですが、書きたいんだけれどもこれぞという書きたいことが自分にない、という状況ならわかる気がします(もしも強烈に書きたいことがあったら死ねないんじゃないかなあ、という、甘いであろう感想を抱いたのは別の作品)。小説に恋をすると言いますが、書きたいことに恋すると、書かずにいられなくなる。
そうだとすれば、店長もやはり恋をしたのはでないかと思いました。
以前、プラトンの『饗宴』が100分de名著で取り上げられたときの、「すべての人間は懐妊状態にある」「美しいと思う相手との出会いがあると、二人のあいだに子どもができる」
この哲学が好きです。
その後、お友だちとカラオケで遊びまして、2016年ジャンボリーの曲などを歌わせてもらって満足し、そしたら職場から不在着信が入って戦慄し(ソウダ、ボクハオシゴトシテイタンダッタ)、やらかしたとかではたぶんとりあえずなく今日に至ります。
帰りは久しぶりの夜行バスだったのですがね、超快適でした。なにしろ座席がラッキーにも最後列、遠慮なくリクライニングし放題、荷物を置くスペースもあって、さらにはカーテンまで引けるから消灯してもスマホを見られる。ところが、人生初、消灯を待たずに爆睡し、気づいたら翌朝6時過ぎ、という満喫ぶり。
JAMJAMライナーさんでしたが、値段も安くて助かりました。
久しぶりの一人旅でした。ちょっと緊張しました。
お金貯まったら、また出かけたいなぁ~。