A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダーにパーカー、西武ライオンズ、FEプレイ日記(似非)・・・好きなことをぽつぽつと。

2年と20年と2ページ(雑記)

どうもでございます。…我ながらこのごろのブログ記事でも思うのですが、暑さでだいぶ頭がやられております。

 

さて本年ももはやはやはや9月となりました。

すなわち、「小説家になろう」様へ2作目を投稿してから2年となりました。うぉう、うぉう………

 

ヤバE!!!

 

だれだ、次作は3年以内に書き上げたいとかぬかしていたヤツは! だれにも迷惑をかけていないであろうただの趣味とはいえ、いったい全体このノロマぶりはどうしたことか! やる気あんのか!?

2作目を書き終わった直後なんかは、早く次を書きたくてうずうずしていただろうが。

でもその前に色々調べものをしなきゃならなかったから、懸命に我慢したのではなかったか?

遅くとも翌年明けには図書館通いを再開していた……はずなのに……はずなのに……

ぬぁんでこうなった!!??

コロナのせいか!?(違います)仕事のせいか!?(違います)パソコンがお亡くなりになり買い替えに手間取ったせいか!?(言い訳)年のせいか!?(ちょっとあるかもしれない…)そういえば、まともなスマホに機種変したのも2年ちょっと前だから、今更ながらネット中毒になったか!? そんで、集中力を失くしたか!?

 

……い、いや、そもそも昨年の盛大な脱線があまりに楽しすぎて想定外の事態になったのはわかってるんですがね……ハハハ……。

 

一昨年末ごろの私:

「3作目のテーマはパートナーシップや! 自分の好きな相棒萌えをチャージして活力にするで!」

 

昨年年明けごろの私:

タートルズや! ルパンや! ドートマンダーや!! パーカーや!!

 

昨年2月の私:

「この過疎ブログが過去最高アクセスやないか!!?? なに、もしやドートマンダーに需要が……!? いや、ホントは私が新作読みたいんですが……(泣)?」

 

昨年4月の私:

「ふんぎゃあああああああああああああああっっっっ…………」

 

 

以降の数ヵ月間で、文庫本2冊分くらいにわたる暴走……

 

……を、まだ引きずってるってことなんですかね。いいかげんにしろや、もう。

 

 

で、でもまあ……思い返せば、ウエストレイク氏の作品……特にドートマンダーシリーズとは、思い返せばもう20年にわたる愛読……執着……いや愛着でございましたものね。

それこそ今年か昨年のあたりで、ちょうど20年になったはず。

 

なにしろ当時JK、自分の世界史B受験対策にこんな駄文をこしらえておりました。

anridd-abananas.hateblo.jp

 

これが高3時代に作ったものだとすると(ちなみにその年のセンター試験だか二次試験だかにまんまこのあたりが出題されて、めちゃめちゃ役に立ちました。ありがとう、ジョンとアンディー。私が大学生になれたのはあなたたちのおかげだ)、作品そのものとの出会いは、高1か高2だったはず。

受験学年の秋から冬ごろには、受験勉強そっちのけで、当時未翻訳だった『骨まで盗んで(Don't Ask)』の翻訳に無謀にも挑戦した思い出もあるので、そのころにはひととおり手に入る翻訳作品は読むことができていたのでしょう。

 

最初は、忘れもしない、母がたまたま勧めてくれた宮部みゆき先生の『ステップファザー・ステップ

そのあとがきで紹介されていた、ドートマンダーシリーズ。

 

当時はかろうじて携帯電話が普及し始めたころ。家にインターネットなどなく、どうしても使いたいときは市内の公共施設へ出かけていました。

初めて手に取ったのは、今は亡き地元の古本屋だったかな……。

シリーズ2作目の、『強盗プロフェッショナル』でした。

 

白状すれば、初読みした私は、ケルプさんを「強盗」や「泥棒」だとは思えていませんでした。ドートマンダーはともかく。スタンやハーマンはともかく。

ぶっちゃけて言うと、「親友」ポジションの「素人」だと思っていました……。

だ、だって…まあ、ほとんど初めての本格悪党小説だったためもあるかもしれませんが、プロの泥棒ってのは、なんらかの肩書と言いますか、自分の特技やご自慢や専門性をひと言でわからせるような「ウリ」を提示して出てくるのではないのですか、と。「天才犯罪プランナー」とか「運転のプロ」とか「天才金庫破り」とか「早撃ちガンマン」とか……。

このケルプさんという方は、なに?? なにを持って(エンタメ的な意味での)プロの泥棒なの?? この人はなんでいるの!?(ひどい)なんの役に立つからっているの!? ねえっ…!

 

当時のJKには衝撃的だったでしょう。

小説にしろマンガにしろ、とかく「仲間」が集まる系のストーリーでは、個性の重要な一部として、その仲間の傑出した能力がアピールされるわけですが……それが当たり前といつしか思っていましたが……

 

役に立たなくてもいていいんだという意味では、衝撃とともに最高な読書体験でありました。

 

いや無論、ケルプさんの良いところや好きなところがいっぱいあるからなんですけどね。役に立たなくても!(くどい) いかにもなプロでなくとも! ○○はだれにも引けを取らないナンバーワン!みたいなアピールがなくても。

 

なんの話でしたか……。

 

それから②『強盗~』→⑥『天から降ってきた泥棒』→⑨『最高の悪運』(この辺で本格的にハマる)→①③④⑤……たぶんこの順番で読むことが叶いました。④と⑤のあたりは人生の最高に楽しい時間であったと思います。めでたく永遠にどハマりです。

 

で、そうして以来20年ですよ。

私ときたら年ばかり取って――(以下略)

 

 

ところで、パーカーシリーズの最終作にはあれほど暴れ狂って一年余りを捧げたわたくしめですが、ドートマンダーシリーズの最終作『GET REAL』については、なにか申したいことはないのかと。

 

実のところ、ない、のです。少なくとも今のところは。

 

パーカーシリーズの最後が問題作すぎたのもあるとしても(お前が勝手にギャーギャーゆうとるだけや)、ドートマンダーシリーズは終わりがそれならば不肖一読者わたくしは納得いたします。(…ってなんかエラそうな書き方ですな……)

以前に短い記事でも書きました。

エストレイク氏は『GET REAL』を最終回にするおつもりはなかったと思いますが、

奇しくもドートマンダーがシリーズの集大成にふさわしい台詞をつぶやきます。私が思うに二つ。内一つは……次作があったとしたら、いわゆるフラグでしかないかもですが(笑)

これで、シリーズは「永遠に…」という締めに、読者の中でできなくはない。

もちろん、もっと読みたかったですけれども、それは若い読者の欲でしかない。

 

…それにしても最終作でのケルプさんの活躍ぶりときたら、なんですか、あれ(爆)

かつて某JKに、「この人、なんのためにいるの…?」と困惑と衝撃を与えた人物と同じはずなんですが、有能。過去最高レベルで有能。前にも書いた気がしますが、チェフウィックと合体した映画版『ホット・ロック』などのスペックに追いついていると言っていいのでは。

……こんなの、ケルプじゃなくない?(えっ)

 

…いや、違うんだ。まったくなにもやらかしていないわけではないし(えっ)、なによりも1作目から最終作までの流れがあるからこそすばらしいんだ。

ドートマンダーとの関係が安定したとか、アン・マリーの存在が大きいとか、後輩ジャドソンをサポートするうちにおのずと…とか、色々要因は考えられますね。後ろの二者がいないというだけで、たぶん不安定度が増しそう……。

 

あとは、不肖わたくしめが、未翻訳作をちゃんと読めているかどうか疑惑もありますけどもね。それでこれまで何度となく痛い目に遭ってきましたからね!(貴様だN・D!) ドートマンダーシリーズはパーカーシリーズより英文読書難易度高いですからね、もうっ!

 

 

で、えーっ、結局今日もなにを書きたかったのかわからなくなってしまいましたが、いいかげん話を戻しまして、今日まで何度も書いてきた気がするのですが、そろそろ「2」のループからいったん抜け出しまして、「3」のゾーンに行かねばならないと思っているところでございます。

 

だれに待たれているわけでもないにせよ、

ますますブログもネタ切れになりそうな見込みにせよ、

もう材料はそろったはずなので(途中で毎回追加の買い出しに走る)、

3作目書こう! いや、もう書いてますけど、、、

 

記事タイトルの三つ目の「2ページ」ってなんやつまり……(セルフ戦慄)

 

 

ところで、最近よくアマゾンさんから、オーディブル(オーディオブック1作無料)のご案内が来るのですが、有料ですでに何度か購入したことがあるわたくし(CD版ですけどね)。

まだドートマンダーとパーカーシリーズの全作がオーディオブックで聞けるわけではない様子ですが、

今新たに購入したらまず確実に3作目がさらに数年遅れる羽目になりそうで、思いとどまっています。

でもどうしよう、『Nobody's Perfect(悪党たちのジャムセッション)』のオーディオブックとか聞きたすぎないかい!?

『Nobody Runs Forever』と『Dirty Money』を聴いた日には、無事精神幽体離脱の自信があります!(は?)

まだ出ていないようですが、『殺戮の月』のオーディオブックとか、ファンが興奮のあまり倒れない!? …だからまだ出ていないの!?

『GET REAL』は残念ながら音が途切れる箇所が多々あって返品せざるを得ず、それ以来オーディオブックはご無沙汰なんですが、

もうしばらく我慢しないとな。……できるかな?