『無限の住人』観にいってまいりました。
百パーセント、音尾さん目当てで。
なに? 出演シーンがほんのひととき? むしろほんのひとときでいいから観たくてたまらない、居ても立ってもいられない状態なんだから、どうしようもないじゃないか!
で、そのひとときを目にしてますます夢中になってしまいましたとも!
え? 殺陣がない? それでもまったく問題なくこんなにも満足してしまっているこの気持ちはなに? おかしいの? ファンの余裕? これまでもすばらしいものを見せていただいたし、これからも見せていただけること確定という。
それとも発見しました? シーンの長さに関わらず満足感は得られるものであると。
やっぱり音尾さんは最高だなと。
まったくもう、おととしより去年、去年より今年と、見事なまでに年々深みにはまっていくよ! どうすんの!?
以下、感想を少し書かせていただきます。
※内容に触れます。また、ミステリーでないかぎり、なにをもってネタバレとするかは本当に人それぞれですから、これから劇場へ行かれる方はくれぐれも閲覧注意願います。
原作を読んだことがなく、事前情報もほとんど入れずに向かいました。
風景、背景、メイク、道具……、
役者の皆さんの演技、
すばらしく思いました。
どれだけ凝っているんだという…。
好きな役者さんの殺陣、好きな役者さん同士の斬り合いを楽しむという点においては、これ以上の作品はなかなかないでしょう。
印象としては、『キル・ビル』に近い感じです。『アイアムアヒーロー』にも。
また、設定のためもあり、大変マゾ的なシーンでいっぱいでした(この表現が適切か怪しいですが、とにかく自分がマゾの側へ向かわされるような気持ちになりました)
ただ、原作を読んでいないせいでしょうか、なんと言いますか、人物の描き方というか、人物の言動というか、ほぼすべての登場人物に、「おいおいちょっと!」「ええぇ…」「いやいやいや!」「それはないでしょ!」
と、突っ込みを入れたくなってしまいました。
途中、あまりの振る舞いに、どう考えても笑うところではないところで数度笑ってしまいました。
私がひねた見方をしてしまっているんでしょうか。
あの、ファンの贔屓目という批判を覚悟で言えば、音尾さんの役柄の人がいちばん、道理的にも義理的にも、一貫してまっとうだったように思えたのですが。善悪云々ではなく、言ってしまえば、突っ込みどころを思わずにすんだのですが。
上記二作の映画のように、爽快でかつそういうのが好きな人にはたまらないグロさエグさもあったのですが、クライマックスの敵陣を見て、「や、や、や、ちょっと、それは、いくらなんでも……」
と思ってしまいました。
そこまでの悪、憎たらしさ、恐ろしい言い方をすれば斬っても良さ、というのを感じないのか。
「いや、あなた、部下があんなことになっているのに、なんで〇〇しとるんや。どんだけ人材豊富なんや…」
したがって、斬り合いを楽しむ映画、好きな役者さんのバトルを堪能する映画というのが、所感でございました。
いや、でも、テーマが重すぎたり、相手が憎らしすぎてどんな結末でも後味悪さが残ったりするものよりは、好みではありました。
おかげさまで、GWを満喫しております。
洋さんと風邪引きが連動したのは、ファンになって以来二度目ですな。
のんびり過ごせているぶん、ぶり返さずにすみそうです。
洋さん、お大事に…!