A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダーにパーカー、西武ライオンズ、FEプレイ日記(似非)・・・好きなことをぽつぽつと。

大阪で観劇『メルシー!おもてなし』

『メルシー!おもてなし ~志の輔らくごMIX~』編

 

※ネタバレがあるのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出演者以外の事前情報、および落語等の予備知識無しの状態で観劇しました。

座席は十の位がない列という、かなりの前。その右端。

 

開演前のドキドキ感が、ちょっと異様なほどでした。本当に胸まで痛くなって(笑)。

マジで恋ですか!? 楽しみすぎて。自覚している以上に音尾さんにノックアウトされてるのかもしれない。

 

そして開幕早々、音尾さんわりと真ん前に登場。

 

・・・ここ1年ちょっとのあいだに、生の音尾さんを4回も観ているぞ・・・。

もう家族に、「ナックスの追っかけになった」と言われるのも当然なレベルだ・・・。

スーツを着ておられたためかもしれませんが、音尾さん、足細い! 痩せられました!?

 

 

その後見せ場はしばらくお預けとなりましたが、

 

その間に展開される怒涛の笑い。

 

絶対に笑ってしまう福引。あの場面のテンションは、舞台上でも客席でもひときわ異質でした。

しかし腹が痛いほど笑いながらも、福引の人だかりにさりげなく混ざっている音尾さんからやっぱり目が離せず。

 

その後のファックス。通信系お笑いの王道かもしれませんが、このテの仕掛けと展開が嫌いな人はいないでしょう。

 

主演の中井貴一さんの役どころは、思い返せばわりとまともで、大きく常識外れなことはしていないようだったのですが、それなのになぜあんなに笑ってしまうんだろう。不思議。・・・楽しい! 

 

勝村さん、ファンになりました。『龍三と七人の子分たち』を観て以来で、直に目にするのは初めてでした。もう生の舞台でこその魅力と面白さというものを、これでもかと見せられた感があります。 これはテレビや映画では観られませんわ・・・!

 

YOUさん、こんな可憐な方が場末の商店街にいるの・・・と思いきや、これまた不思議と違和感がなくなっていくのが不思議。夫婦の息がピッタリ。

 

大いに笑いながらも、心のどこかで、「音尾さんまだかな? まだかな?」と思っていた私は完全に重症。

 

中盤以降、音尾さん大活躍。

勝村さんが登場しただけで音尾さんがなにも言わずにorzポーズになったのがたまりませんでした!

 

後半、どんどん壊れていく音尾さん。ただ、商店街の面々は特段突拍子もないことをしでかしたわけではなかったと思います。ただ彼らにとって良かれと思うこと、当たり前のことをしているだけ。それがただ面白い。異世界VS異世界、恐竜VSハッカーみたいな。

 

後半の音尾さんを前に、私の脳内に響くもリーダーの声――

「顔! 顔! 顔気をつけて!」(今年のハナタレ全国放送より)

 

いや、もう音尾さんが、完全に顔で笑わせにきてました。まばたきもせず、どえらい顔で静止したり。

ボケよりは突っ込みの役どころだったのですが、だからこそでしょうか、それにしてもコメディとして最高潮の、すさまじい顔でございました。前列で良かったと思った瞬間。

それでも眼鏡取ってくれたところはちょっとうれしかったな。あ、いつもの見ている音尾さんだ感になって。

 

客席をダッシュしてきたところは、ほとんどのお客さんが舞台上の華麗かつ珍妙なクライマックスの光景を見つめていたようなのに、もう私は思いきり体をひねってずっと目で追いかけまくり、するとなんとかつてない近距離で拝見することになりました。

列の反対端の席だったら危うく本当に心臓が止まる体験になったかもしれない・・・。

 

なんと言いますか、音尾さんには、とくに生で観るときに感じるのですが、人を惹きつけてやまないなにかがあると思います。新入りの私ばかりでなく、以前から兄さんがたんの中でも女性にモテると言われているのも、なんだかわかる。直に会うとわかる。

 

 

 

やはりコメディが好きです。あの素敵な商店街、シリーズ化していただきたい・・・!! 出演者の皆さまの息がピッタリで、次はなにがくるんだと始終わくわくして、笑いっぱなしで、これぞコメディの醍醐味と言いますか!

ただ個人的に、『悪童』の影響か、前半の笑いがなんらかの伏線になるのかと、ちょっと身構えて見ていたところがありました。もう少しリラックスして、素直にもっと思いきり笑ってもよかったな、と。

出演者の皆さま、出演者とはいえどうして笑わずにいられるのでしょう。無理ではないですか、目の前であのようにふるまわれたら!?

 

大千秋楽日でした。観にいくことができて、幸せでした! お疲れさまでございました!!

 

私が観劇ラバーになる日も近いかもしれない・・・。