A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダーにパーカー、西武ライオンズ、FEプレイ日記(似非)・・・好きなことをぽつぽつと。

我が家にグロちゃんが来ました!

……正確には、『カジノ島壊滅作戦』の原著が届きました! 

 f:id:Anridd:20190308013857j:plain

うわぁい! 翻訳を一度だけ読んで以来の、十何年ぶりの再会です!

 

……それにしても「グロちゃんが来ました!」ってなに!? 主人公はパーカーですよ! グロちゃんシリーズではないですよ!

 

だから正確には、我が家にパーカーとグロフィールドとサルサが来ました!…となるわけですが(それもどうか)、

 

いや、もう、グロちゃんが絶好調すぎて、にやにやが止まりません。

 

小鷹信光氏の手で翻訳がなされた、あの名言この名言が、実はこうだったの……!?という楽しみ。

 

それにしても、本全体から漂う、グロフィールドの異色さですよ。

これまでは、正直、ドートマンダーシリーズのグリーンウッドと同一人物の可能性もまだいくらか残っているかな、と思っていたのですが、この作品に目を通して確信しました。この二人は別人ですわ!(今更?)

 

グロフィールドの台詞がですね、なんか全体的におかしい(語弊ひどい)。我が手元には『ホット・ロック』の原著もあるんですけど、グリーンウッドはこういう台詞まわしじゃない。口調が全然違う。グロフィールド一人だけ違う。この人、我が道を行きすぎ。

芝居・演劇関連語が頻出。どれだけ根っからの舞台俳優かが伝わってくる。でもそれだけではない「なにか」もまだある……。なんと言えばいいのか……。

『Breakout』以降の未翻訳作を読んだことがあるんですけど、それにドートマンダーシリーズのも読んでいますけど、こんな人いなかったです。

話し相手がパーカーだからまた際立つのかもしれません。

なんなら初めてパーカーの気持ちがわかりました。(こいつ、なにを言ってるんだ……?)(異星人か…)(なんでそんなにご機嫌なんだ…?)

 

これは、どうしよう、オーディオブックも欲しくなる……!

もうすでに脳内でグロフィールドがしゃべりはじめているんですが。

 

ところで『Dirty Money』で試聴してみたのですが、Stephen R Thorne氏の音読、素敵でした! ちゃんとパーカーと仲間の声の使い分けがなされています(されていないのもあるんです)。氏はパーカーシリーズのほとんどを担当されています。これは『カジノ島~』でも聞いてみたい…! というか私は、グロフィールドとサルサとダリーシアとあと皆の声を聴きたい! 『殺戮~』が出た日には絶対買ってしまう!(人物多すぎでどうなるんだ……?)

そして、すみません、ドートマンダーシリーズでおなじみのWilliam Dufris氏の声と、試聴段階ではほとんど区別がつかなくて、まさか同一人物では…と検索してしまったくらいでした。

ドートマンダーシリーズも、初期・中期作のオーディオブックも出ているんですが、William Dufris氏の声を聴いたら、申し訳ないけどもう他の方の音読には浮気できない。シリーズファンの方々に本当に聴いていただきたい。Dufris氏のドートマンダー、ケルプ、スタン、タイニー、アーニー! 試聴でドートマンダーとスタンは聴けますけれど、私は残る三名の声もぜひ耳に入れていただきたい!(試聴できますが、”Why me?”冒頭のケルプとかなり違います。どちらの声のイメージが好みかはもちろん人それぞれです)

 

……わたくしが、オフ会とかやれればいいでしょうか。手持ちのオーディオブック持って。それから未翻訳の原著も持って、その場で私が口頭で(いいかげんな)日本語訳を読み上げる、とか。

 

…………すみません。思いつきを言いました。

 

ところで、来週には『Get Real』のオーディオブックが到着予定。楽しみすぎる……。

 

 

話をグロちゃんと『カジノ島~』に戻しますと、

 

ほかにも、十数年ぶりの再会だったので、色々驚きがありました。(※少しだけですが、ネタバレ注意)

 

 

事件① パーカー、グロフィールドと再会して、握手。

 目を疑いました。なぜか。

 ……そういえば、ケルプだってドートマンダーと握手しようとはしましたっけ。殴られましたけど。

 

事件② パーカーとグロフィールド、友だちだった。

 f:id:Anridd:20190308013957j:plain

(裏表紙の評に書いてあったというだけです。わかっています)

 

 

事件③ グロフィールドさん、パーカーへの呼びかけに ”love” “old man”

 ……いや、ちゃんと辞書は引きました。これらの呼びかけに、深い意味はない、と。

 それにしても、今のところパーカー&ドートマンダー両シリーズの原著で、同性の仲間に”love”という呼びかけを使っている人は見たことがありません。

 無論のこと、パーカーは全スルー(笑)

 

どれだけこのグロちゃんという方が異色か、おわかりいただけます……?(だれに言ってるんだ?)

 

ホントにもう、楽しい男だな、おいっ!!!

 

 

最後に、私の勝手な原著の一解釈:(※小鷹氏の一流翻訳が済んでいます)(※原文たったの二語)

 

「あんたが天国から迎えに来るなんて冒涜にもほどがあるぞ、パーカー!」

 

 

 

(あと、以下、やってしまいました報告。)

 

 

いっぽんかいてしまいました。どうじん、にじそうさく、ないし、ただのもうそう・・・

やるとおもいました? わたしもやるとおもいました。ほんとうにすみません。

たんぺんです。たんぺんいっぽん。

こうそうが、ごほんあります。ごほんかきおわったら、ここでほうこくのうえ、りんくはります。

むりょうです。かぎつけます。いわゆる腐ではありません。でもぱーかーさんのほうもあるので、りゅうけつはありそうです。

かんせいのめどは、いち、にかげつです。

 

まったくほんとうにすみません。

 

なんでじゅうねんまえにおもいつかなくて、いまになってとつぜんやってみたのか、ほんとうにふしぎです。

 

※※※

当方の駄文――ファンフィクションはこちら。
ドートマンダー・シリーズ:
『エメラルド始末記』『ファースト・ネーム』『ココナッツと蜘蛛』『エキストラとスタントマン』
悪党パーカー・シリーズ:
『哀歌』『最終作Dirty Moneyについての考察』『アフターワールド』『ラスト・デイズ』『ダーティー・ゴールド』『ライン』
※※※