A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダー・・・好きなことをぽつぽつと。

悪党パーカーシリーズについて。

さてさて、何年も前にはじめるつもりが、今日になってしまいましたが、今後「悪党パーカー」シリーズについて語らせていただくときのため、参照・引用元を書きます。主要キャラクターも挙げます。

少しだけ作品内容に触れますので、ご注意ください。

 

……と言っても、ほとんど絶版なんだよなぁ(泣)

 

アマゾン、東京都区内の図書館めぐり、挙句現地NYに乗り込むなどして、一応全作読破したやつが書いております。……十年以上前かな。

 

今後一作ずつ語っていきたいと考えていますが、諸事情で手元にもうなく、一回しか読むことができていない作品も多いです。手持ちのメモを書き起こす感じで、不正確な部分もあると思いますが、平にご容赦願います。見つけ次第修正します。

 

著者はリチャード・スターク。ドナルド・E・ウエストレイク氏の別名。

 

①『悪党パーカー/人狩り』(1962) ハヤカワ・ミステリ文庫/小鷹信光訳、

(①映画『ペイバック』 メル・ギブソン主演 ※かなり原作と違う)

②『悪党パーカー/逃亡の顔』(1963) ハヤカワ・ミステリ/青木秀夫訳

③『悪党パーカー/犯罪組織』(1963) ハヤカワ・ミステリ文庫/片岡義男

④『悪党パーカー/弔いの像(1963) ハヤカワ・ミステリ文庫/片岡義男

⑤『悪党パーカー/襲撃』(1964) ハヤカワ・ミステリ文庫/小鷹信光

⑥『悪党パーカー/死者の遺産』(1965) ハヤカワ・ミステリ文庫/笹村光史訳

⑦『悪党パーカー/汚れた七人』(1966) 角川文庫/小菅正夫訳

⑧『悪党パーカー/カジノ島壊滅作戦』(1966) 角川文庫/小鷹信光

⑨『悪党パーカー/裏切りのコイン』(1967) ハヤカワ・ミステリ/大久保寛

⑩『悪党パーカー/標的はイーグル』(1967) ハヤカワ・ミステリ/木村二郎

⑪『悪党パーカー/漆黒のダイヤ』(1969) ハヤカワ・ミステリ/木村二郎

⑫『悪党パーカー/怒りの追跡』(1969) ハヤカワ・ミステリ/池上冬樹

⑬『悪党パーカー/死神が見ている』(1969) 角川文庫/桐山洋一訳

(1970年ドートマンダーもの第1作『ホット・ロック』出版)

⑭『悪党パーカー/殺人遊園地』(1971) ハヤカワ・ミステリ/石田善彦訳

⑮『悪党パーカー/掠奪軍団』(1972) ハヤカワ・ミステリ/汀一弘

⑯『悪党パーカー/殺戮の月』(1974) ハヤカワ・ミステリ/宮脇孝雄

(シリーズのクライマックスにふさわしい、最高無上の第16作。その同年にドートマンダーシリーズであの『ジミー・ザ・キッド』が書かれているという、戦慄もののギャップ。かのケルプ氏は『誘拐』(架空)以外には二冊読んだらしい。つまり、上記のどれかを)

 

~23年の空白~

 

⑰『悪党パーカー/エンジェル』(1997) ハヤカワ・ミステリ文庫/木村仁良

⑱『悪党パーカー/ターゲット』(1998) ハヤカワ・ミステリ文庫/小鷹信光

⑲『悪党パーカー/地獄の分け前』(2000) ハヤカワ・ミステリ文庫/小鷹信光

(⑲映画『PARKER/パーカー』 かなりの原作に忠実)

⑳『悪党パーカー/電子の要塞』(2001) ハヤカワ・ミステリ文庫/木村二郎

 

⑰の原題Comeback→⑱backflash ⑲flashfire ⑳firebreak そしてbreakout

 

21.『Breakout』(2001)

22.『Nobody Runs Forever』(2004)

23.『Ask The Parrot』(2006)

24.『Dirty Money』(2008)

 

「俳優強盗アラン・グロフィールド」シリーズ

①『俳優強盗と嘘つき娘』(1967) ハヤカワ・ミステリ/名和立行訳

(⑧『悪党パーカー/カジノ島壊滅作戦』の後のグロフィールド)

②『俳優強盗と悩める処女』(1969) ハヤカワ・ミステリ/沢万里子訳

③『黒い国から来た女』(1969) ハヤカワ・ミステリ/石田善彦訳

(⑭『悪党パーカー/殺人遊園地』の後のグロフィールド)

④『レモンは嘘をつかない』(1971)  ハヤカワ・ミステリ/沢万里子訳

 

 

ドートマンダーシリーズは、訳者によって特にケルプさんの口調違いすぎ事件(挙句、別人疑惑!?)がありますが(それがそれでまた楽しいんですけどね!)、パーカーシリーズはどの作品を読んでもほとんどまったく違和感がないと思います。どちらのシリーズも訳された木村二郎氏であったと思いますが、パーカーシリーズは最も訳しやすく、ドートマンダーシリーズは最も訳しづらいとのことを書いていらっしゃいます。ウエストレイク自身、ドートマンダーシリーズの献辞にて、木村氏含む各国翻訳者の方々をねぎらっておられました。

……私自身、高校時代にドートマンダーシリーズの当時未邦訳作『骨まで盗んで』を訳そうとして、40ページで挫折した思い出があります。ただでさえ訳しにくいのに、よりにもよってタイニーの従兄弟グリク・クルグンクという超難関人物が出てきたし…(当時は彼の名前すらなんて読んだらいいのかわからなかったよ…白目)。

 

 

◆主な登場人物

 (紹介文は、我が勝手な足し増し有り注意)

 

パーカー 

 犯罪者。この名前以外、素性不明。

リン

 パーカーの妻。

エリザベス・ハーロウ

 パーカーの情婦。

クレア

 パーカーの情婦。

 

※こんな並べ方していますが、パーカーは基本的に一度に一人の女性としかお付き合いしない方ですよ!

 

以下、パーカーの仲間。(主に⑯『殺戮の月』を基準)

※主な登場作を書いていきますが、ある意味「あいつ死んでなかったんだね」とか「あいつそれまで裏切らなかったんだね」というネタバレにもなりかねないので、ご注意を。

今後人物語りもしていきたいと考えています。

 

ハンディ・マッケイ

 初出②。初期パーカーの相棒。金庫破り。

 注目作③④

 

アラン・グロフィールド

 初出⑤。俳優業との二足わらじ。スピンオフシリーズで主役。

 注目作⑤⑧⑯、彼のシリーズ全般。

 ……もう扱いが、完全にヒロイン枠(おい)

 ドートマンダーシリーズのアラン・グリーンウッドとは、たぶん平行世界の別人。こちらは舞台俳優、あちらはテレビ俳優。

 

ダン・ワイツアー(ウイッツアー)

 初出⑤。力自慢の大男。プロレスラー。ドートマンダーシリーズで言うところのタイニー・バルチャー的役どころ。

 注目作⑤『襲撃』⑱『ターゲット』

 

フランク・エルキンズ

 初出①終盤

 注目作⑳『電子の要塞』

ラルフ・ウィス

 初出①終盤。錠前師

 通称、家庭派泥棒コンビ(当方が勝手に)

 

サルサ(たぶん、ソルサ)

 初出(たぶん)③

 色男枠。⑧のグロフィールドとの張り合い必見。

 

マイク・カーロウ

 初出⑨。運転屋。プロのレーサー。

 

スタン・ディーヴァズ(デバース)

 初出⑩で犯罪稼業入り。ハンディの下で一人前に。

 若手イケメン枠。

 

フィリー・ウエッブ

 初出⑩。運転屋。

 パーカーシリーズの運転屋はバンバン撃ちます。

 

フレッド・デュカス(デュカッセ)

 初出⑮。

 良い人すぎて泣けてくるレベル…。

 

エド・マッキー

 初出⑮。

 不死身かな……? 注目作⑰『エンジェル』21『Break Out』

ブレンダ

 初出⑮。マッキーの恋人。

 内助の功の権化。

 

トニー・カーペンター

 初出⑮。年齢はなんとディーヴァズくんより若い。

ノエル・ブラセル

 初出⑮。カーペンターの恋人。⑱『ターゲット』でソロに。

 つくづく体張りすぎ。

 

ルー・スタンバーグ

 初出⑮。半分イギリス暮らし。気難しい実業家のような外見で、パーカーの仲間では一人毛色が違う。

 

トム・ハーリー

 初出⑯

 ⑲で、パーカーと電話しただけなのに、ほぼ相棒枠で映画にまで出演した人。

ニック・ダリーシア

 初出⑯、運転屋。趣味、釣り。

 注目作22『Nobody Runs Forever』

 

◆⑯の『殺戮の月』関係者

 アラン・グロフィールド

ハンディ・マッケイ

スタン・ディーヴァズ

ダン・ワイツアー

フレッド・デュカス

トム・ハーリー

ニック・ダリーシア

エド・マッキー

フランク・エルキンズ

ラルフ・ウィス

マイク・カーロウ

フィリー・ウェブ

 

⑰以降、23年を経てカムバックした仲間もいれば、カムバックしなかった仲間もいる。

 

……あ? シリーズ最後の『Dirty Money』?? 読んだに決まっているやないですか!!!(号泣)

 

パーカーシリーズとドートマンダーシリーズは、パラレルワールドということになっている。かのアンディー・ケルプ氏が、パーカーシリーズの本(架空)を片手に、「この本に書いてあるとおりに誘拐しようぜ!」などと言い出した『ジミー・ザ・キッド』にあるとおり。

しかしその前の②『強盗プロフェッショナル』で、ハーマン・Xが過去に仕事をした仲間に上げているのが、「スタン・デバース、モート・コブラー、ジョージ・キャスカート」

このコブラ―とキャスカートは、パーカーの仲間として少しだけど出てくる。それをドートマンダーとケルプがそれぞれ「知っている」としている。

デバースに至っては、もうディーヴァズくんに違いない。

ジョー・ゴアスとの競作の件といい、やっぱりつながっているんじゃないのか……!?(パーカーシリーズ『掠奪軍団』、ドートマンダーシリーズ『Drowned Hopes』)

 

ほかにもチェフウィックと趣味が同じカーウィンという金庫破りが⑤に出てくるし……、

 

あれ、ということは、『ホット・ロック』メンバーの5人中2人が、

 

グリーンウッド=グロフィールド

チェフウィック=カーウィン

 

という疑惑があり。

 

スタンもその気になれば実は、=マイク・カーロウかフィリー・ウェッブでいけそう(今読み返せば、新人ディーヴァズくんに優しい快活なベテラン運転屋ウエッブが、ジャドソンを弟子にしそうな勢いのスタンに見えてくる)

 

……ということはやっぱり某ケルプ氏が=パーk……(すみませんごめんなさい嘘です)

 

 

ようっし! これから両シリーズについて、バンバン記事上げて行きますぜ!

 

 

関連過去記事①②③