A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダー・・・好きなことをぽつぽつと。

ウエストレイク=スターク氏作品の映画について。また諸々の相棒やチームについて。

エストレイク氏著作の映像化作品、私が日本にいながら観られたかぎりでは、以下があります。

 

ドートマンダーシリーズ

『ホット・ロック』ロバート・レッドフォード主演

『ホワイ・ミー』(逃げ出した秘宝)クリストファー・ランバート主演

『What’s The Worst That Could Happen?』(最高の悪運)マーティン・ロレンス主演

 

パーカーシリーズ

『ペイバック』(人狩りメル・ギブソン主演

『PARKER/パーカー』(地獄の分け前)ジェイソン・ステイサム主演

 

※()は原作の邦題。

 

 

ドートマンダーものの『強盗プロフェッショナル』と『ジミー・ザ・キッド』もあるらしいのですが、ずっと昔でかつマイナーなためか、視聴叶わずでした。

 

私が観たなかでの傑作は、ダントツで『PARKER/パーカー』ですね。原作の再現度がずば抜けております。エンドロールで「ドナルド・E・ウエストレイクに捧げる」との言葉を見たときは、私、画面越しに涙ぐみました。その言葉に値する作品でした。

 

主人公パーカーのビジュアル的には『ペイバック』のメル・ギブソンがかなり近い印象なのですが、映画の内容と原作がかなり違いますからね。なんならトラウマになるレベルで違います。わたくし、あの拷問シーンは無理です。そもそも原作にないのに……。

しかし『PARKER/パーカー』、パーカーにジェイソン・ステイサムレスリージェニファー・ロペスとか、豪華にもほどがありますやん。クレアとトム・ハーリーもちゃんと出るんですよ。

 

『ホワイ・ミー』と『What’s~』は、もはやほとんど原形をとどめていない感じです。あ、前者、タイニーとベンジーはほぼまんま出ましたけど…! 

いやまあ、どちらもそこそこ面白かったんですけれども、ドートマンダーを描いてはいないよね、という。『What’s~』に至っては、肝心のクライマックス、ラスベガス編なんてないですからね。

 

『ホット・ロック』は、ドートマンダー、ケルプ、スタン、アランと、原作どおりの名前を使い、おおむね原作どおりの話の展開になるわけですが……やはり、ええ、ケルプとチェフウィックを合体させたということは、あの最高に痛快なひと仕事が全カットされているんですよね。ヘリコプターはすごく良かったんですけれども。

 

ドートマンダーがなんとロバート・レッドフォードになるという事件は、うん、興行的にね……と思わないでもないのですが。

ごめんなさい、アランはもっとわかりやすいイケメンにしないと。プロスカーを「パパ」と呼んだらアカンよ……。

ぎりぎりケルプがビジュアル的に、うん、まあ、なんとかわかるかな…、という感じで仕上がっていました。

とはいえ、『PARKER/パーカー』の次くらいには原作に近いです。観る価値あり。

 

『ホット・ロック』のあとがきで、中野翠氏が、映画化した場合の俳優さんを考えておられるのですが、

 

ドートマンダー = 若き日のクリント・イーストウッド

 ……せいぜい当時高校生だった私は、まだ洋画自体ほとんど知らなかったんですけれど、その後『ダーティー・ハリー』諸々を夢中になって観まして、最高やないですかイーストウッド様でドートマンダー!と、今も思っております。

 

同じくケルプ = スティーブン・ブシェミ(『アルマゲドン』で一人まったく役に立たなかったのに無事生還した人、等)

 

……わかる。おっしゃることはわかる。まして初期ケルプ。

 

でも後期ケルプのかっこ良さを思うと、ブラピ様とはとても言えませんが(『オーシャンズ11』は『最高の悪運』パクってね?とかわりとマジで当時思っていた、モンスターファンはここです。いや、喜々として劇場に行ったんですけれどね、『オーシャンズ11』観に。脳内『最高の悪運』変換しましたけど)、ちょこっとハンサム路線でもいいと思うのです。ブシェミ氏のそういう画像どっかにあったりします? ギブミー!!(実はそんなに異存ない)

 

 

ケルプは……あれだな、ドラマ『BONES』のナイジェルマリーくんがもうちょっと年を取った感じがいいなぁ……。

 

 

◆◆◆

映画から話は変わりますが、

 

先日ルパン三世TVSPがありましたけど(当方電波不良でまともに視聴できず。でも我慢できずに諸々ネタバレ感想を検索してしまう……)

 

昔、ドートマンダー関連でネットを漁っていた時、拝読した意見がありました。

 

ドートマンダーがルパンだとしても、ケルプは次元じゃない、不二子でしょう、と。

 

あっはっはっはっ!!! ですよね!!! わかります!!!

 

いや、でも、じゃあ、次元のポジションにだれを当てるのかっていうと、それもケルプしかいないわけですよね。そもそも表面的な性格だけで言えば、ドートマンダー=次元で、ケルプ=ルパンと、逆ですもんねぇ。

五エ門は、まあ、タイニーになるでしょうね。

メイに不二子は冗談でも当てられないので、なんとかJ・Cでギリ押し切るしかないのか。(なにをだ)

とっつあんですか? もちろんマローニーですよ!! バーナード・クレマツキーも大好きですけど、そのタイプじゃない。

でもいずれスタンがいないのはさみしすぎるよぅ!

 

これ、『特攻野郎Aチーム』だったら、わりと上手くはまる。

 

ドートマンダー=ハンニバル

ケルプ=フェイス

スタン=モンキー(マードック

タイニー=コング

なんならジャドソンくんも=フランキーで当てられる。

 

スタンはマードックみたいにぶっとんだ変人じゃないですけどもね。

 

あのドラマは、マードックの変人&天才ぶりを楽しむものですよね、半分以上。

数年前の復活映画版ですか!? ばっちり観ましたよ!! でもやっぱりマードックという強烈なキャラは無二だったな。ご本人、フェイスと一緒に、ラストにちょこっと出演していらっしゃいましたけどね!(そこ見どころ)

これまで多くのファンが口をそろえて言っていることと思いますが、あのドラマは「吹き替え神!!!!!」

 

いずれ、ルパンとハンニバルはどポジティブなリーダーですけど、ドートマンダーは極端にもうどネガティブで、思い比べてはにやにやが止まらなくなります。そういう意味でも、ケルプという相棒は大事!(強調)

 

ところでAチームって、ほぼ性格陽性軍団で構成されていません? だれが歯止めをかけていましたっけ? コング?? 

危ういイケメンのはったり屋、病院がお待ちかねの超がつく変人運転屋、短気で飛行機恐怖症の腕力担当。

……ハンニバル、やっぱすごいね!

 

 

◆◆◆

 最近、『ホット・ロック』読み返したんですけどね、やっぱり最高すぎて至福のひとときになりましたよ。

まさに天才ドートマンダーここにありと。ドートマンダー・ザ・ジーニアス・ランキングを作るとしたら、燦然と並び立つのは『ホット・ロック』と『最高の悪運』だろうなぁ。

 

ええ、だれですか、後者のあとに一千ドルの墓掘り仕事を持ってくるという、ひどい相棒は?(爆) 前者の中で「十四のとき以来、一万ドルなんて端金で仕事をしたことはない」なんておっしゃってた人に、なんてことするの!(爆)

 

それにしても、チェフウィックかっこいい。この人をケルプと合体させちゃアカンですよ。(爆) たぶんチーム最年長なのに、ドートマンダーと二人、機敏な身のこなしで留置場に押し入るところとか、扉を爆破するところとか、かっこよすぎてしびれるんですが。

 

ケルプとグリーンウッド、仲良しすぎ。でも大仕事をこの二人だけでするとなると、確実に破滅するのが今はよくわかる(笑)歯止めがないどポジティブどもの典型。おそらく年上のケルプのほうが歯止めになるしかないんだけど、そういう意味で、大仕事となると必ずドートマンダーを引き入れる彼は、直感にせよなんにせよ、やっぱりわかっているんだろうな、と思う。

 

そして決してぶれない、スタン・マーチよ。

 

ある仕事に関して、

慎重派=ドートマンダー、チェフウィック

楽観派=ケルプ、グリーンウッド

どっちでもいい派=スタン

 

この絶妙なバランス感ね。それでいて常に冷静に状況をみている。全14作中、彼がパニクる(死語)場面などまずない。想定のルートが工事中だった等はともかく。(あえて言えば、手持ちの仕事を全員に却下された13作目)。

運転役である自分をわきまえ、悲観も楽観もしない、ただ淡々と仕事をこなす。けれども乗り物に関する情熱は天井知らずで、ハンドルを握る彼は狂喜と興奮の絶頂。

 

それでいて、やらかすことがないんだよなぁ…。

 

スタンの天才的運転を感じ尽くすなら、初期の『ホットロック』と『強盗プロフェッショナル』がやはりすばらしい。とりわけ華があり、後者なんかさらに超絶ド派手。

 

 うん、いつ読んでも、やはり『ホット・ロック』は最強のゴールデンファイブ!

 

でも、たとえばあのとき、重いガラスケースを持ち上げたのがドートマンダーとグリーンウッドじゃなく、ドートマンダーとタイニーだったら、『ホット・ロック』は早々に終了していたんじゃないかと思う…(タイニーは当時ムショの中)

……いやいや、そうなるとたぶん、ドートマンダーがガラスケースを落としただろうと、今は確信する。で、捕まるのもドートマンダーね。

……どうしてこうなった……?(笑)

 

 

いずれ『ホット・ロック』は、ドートマンダーの人材の使い方を見るのが興味深い。

博物館に乗り込んで、重いものを持ち上げるのはドートマンダーとグリーンウッド。爆発炎上直前脱出というど派手な陽動作戦はスタン。

サーチライトを避けつつ留置場に押し入ったのはドートマンダーとチェフウィック。

某所に押し入ったとき、トミー・ガンを携えて戦闘態勢だったのはドートマンダーとグリーンウッド。扉開けはチェフウィック。スタンはヘリコプターの運転、屋上から下へ催涙弾投下。

 

……実は、ドートマンダーが明確に仕事現場でケルプと二人だけで動いたのは、④『悪党たちのジャムセッション』の終盤までない。しかもあれはイギリスという、ほかに仲間がいない状況だったのもあり。

 

じゃあ、いつ「相棒」をやっているかというと、ほとんど「仕事の前」なんですよね。どこからが仕事かという問題はあるにせよ、まさに真っ最中でペアを組んだことが、驚くほど少ない。

 

ドートマンダーはケルプに絶対に戦闘をさせない。そういう腕前を頼るのは、①ではグリーンウッド、④以降タイニー、なんならスタン。グリーンウッドやタイニーがいれば、ケルプは見張りや手錠係。トミー・ガンも持たせるにしても持たせるだけ。

 

留置場なんてゴツイ場所にも同行させない。自分より年上で小柄で「非戦闘員」(④参照)と一目でわかるチェフウィックは連れていくのに。鍵師の仕事があるにしても。

 

④『悪党たちのジャムセッション』はそういう意味で終盤が異色。「相棒」として当たり前のことをしているはずなのに、ようやくこのコンビだけで仕事の核を行なうという…。

 

⑤以降は、二人で仕事をする場面も増えるけれど、『ホット・ロック』のようなだれがどう見てもヤバい場所にはほとんど入らないんですよね、二人だけでは。

 

⑦が、そしてまた異色。ドートマンダーの失敗と敗北宣言の後、貯水池にダイビングする役をドートマンダーに代わってケルプが引き受けることに。このときのドートマンダーの申し訳なさそうな様子と、「大丈夫だよ。気にするな」というケルプの対応。

 

……それまで、自分より危うい役目を決してケルプには振らなかった、相棒。

 

愛情であり、思いやりであり、仕事のうえで冷徹に見た適材適所の選択であったのでしょう。

 

いよいよケルプが池に飛び込む間際になって、暗い中できるだけ、ボートの上で二人きり見つめ合うシーンは、ぐっとくるものがあります。

で、池の中で、ケルプ失踪。緊張のあまり一部装備を忘れて飛び込んだために。心配するドートマンダーの胸中、「かわいそうに、アンディー。こうなるのは俺だったかもしれないのに…」(※眠い、退屈等の心情も並べられている)

で、最終的に行方不明になるのは、なぜかドートマンダー。

「あいつは溺れてなんかいない」

ケルプの悲痛な叫びが、水面を震わす。

 

ああ、翻訳しましょうよ……。(切実)

 

いずれドートマンダーは、相棒を危険な目に遭わせないという一点においてだけでも、第一級の天才プランナーだと思うんですが(代わりに全部自分がかぶる。だから相棒は「疫・病・神☆」)。

……パーカーさんのところなんて、相棒役がことごとくひどい目に遭ってますぜ。それも2、3人なんてレベルじゃないですぜ。なんならチーム全滅回とかありましたよね…?

 

その話は近いうちに。

 

 

 

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