A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダー・・・好きなことをぽつぽつと。

相棒の話、その③(さらにドートマンダーとケルプ、それから自作小説)

 

もはや原型をとどめていませんが、拙著のルキリウス・ロングスはアンディー・ケルプをモデルにキャラクターづくりをしました。いや、実在の人物ではあるんですが、情報が少なすぎたために。ティベリウスのロードス引退につき合ったこと、没年、新人から補欠執政官まで上ったらしいこと、くらいしかわかっていません。

 

1作目2章のティベリウスと橋を渡る場面などは、私がドートマンダー・シリーズで最初に読んだ『強盗プロフェッショナル』の二人歩きのところを思い浮かべつつ書きました。

 

拙著のルキリウスはおしゃべりですけど愚痴っぽく悲観的なところがあり、その点でもケルプとは逆の方向に向かっている気がしますが、私は『最高の悪運』あたりで見せるケルプの暗さとかシリアスさとかも好きなんですよね。

ちょくちょくドートマンダーよりよほどドライなところも見せるケルプですが、描かれていないところでかなりモテる男ではあるようで、過去の女性関係を訊かれたときの「そのうち数人は女房だった」と答える闇、関係が長くなればなるほど経験上苦い思い出になるから最高の今のうちにアン・マリーと別れよう、とか考える暗さ、それがまた魅力に深みを与えています。

思うに、後期になるにつれてかっこ良く見えてくるのも、ドートマンダーたちに対して過剰に陽気な楽天家を演じる必要がなくなったからかも……と思わないでもないです。内心心配なときほど明るく振る舞う……という趣旨のドートマンダー視点のケルプ描写が『What’s So Funny?』にちょこっとあります。

そのくせ9作目以降、毎回恋人との仲睦まじいシーンが用意されているのが、やっぱり小憎たらしい(笑) ドートマンダーとメイなんか、14作中片手で数えて余るくらいしかなかったのに!(笑)

 

 

……まあ、そんな幸せな御人の話は、そのうちまたあらためて。

 

 

…ところで、アンドルー・オクタヴィアン・ケルプのオクタヴィアンって、つまりオクタヴィアヌスなんですけれども、『ホット・ロック』のときのミドルネームはなぜかフィリップで、オクタヴィアヌスの継父もフィリップスという名前なんですよね。……偶然?(そりゃそうだ)

 

 

ところで、当方次作ですが、アウグストゥス&アグリッパ&マエケナスの歴史的「三つ巴」や「家庭」をしっかり書くときだなぁと思っております。

と言いつつ、『最高の悪運』や『殺戮の月』のようなオールスターキャストの最高級品を……などと夢を見ております。なんでそうなるの!?

 

い、いずれ書き上げ目標は、ら、来年じゅうに……(たぶん無&理)

 

主人公はティベリウスです、元に戻って。時系列的にも1作目の後になる予定です。

ルキリウスはとんでもない所へ行くかもしれません。彼は孤高の人ティベリウスの「相棒」になり得るのでしょうか? そしてその果ては――長い旅になりそうですが。

1作目の冒頭部あたりでわちゃわちゃしているティベリウスの友人たちも、描き方が多分にドートマンダーの仲間たちに寄っている部分があると思うのですが(お前は貴顕の若者たちを悪党一味の真似をして書いているの…?)、大事に書きたい。

 

 

さて、これで年内最後の更新かと思います。今年も一年、当ブログや拙著へのアクセスありがとうございました! 来年もどうぞよろしくお願いします! 来年はもっと書くぞぉ~~!(希望)

 

ブログでは、そうだなぁ…、昔書いていた「悪党パーカーの相棒争奪戦」という殴り書きを加筆修正して載せたい……と、まだ相棒ネタを引っ張る気でおります。

 

 

以下拙著リンク、『小説家になろう』様HPにジャンプします。

ルキリウスさんは1作目2章と2作目3章後ろ3分の1あたりに主に登場しています。……ということはすなわち、言わずもがな、ティベリウスの人物像にはあの人の影が――。

ティベリウス・ネロの虜囚』 (https://ncode.syosetu.com/n6930cz/

『ピュートドリスとティベリウス』(https://ncode.syosetu.com/n6661ez/




ではでは、どうぞ良いお年を!