A.Banana.S

古代ローマ、NACSさん、ドートマンダーにパーカー、西武ライオンズ、FEプレイ日記(似非)・・・好きなことをぽつぽつと。

小旅行の話など。

 

大変ご無沙汰しておりました……!!

 

実のところ書くパワーが消えているような状態だったのですが、先日ある方に「まあ、いいから書きなさい」と言われ、じゃあどこになにを…と考えたら、やっぱりこのブログからはじめるのがいちばんと思いました。

 

生きております。ただ、もういつ引きこもりに戻ってもおかしくないからね!とはあちらやこちらに話しております。もうなにをしてもぐったりが直らずで、そんな必要もなかろうに、絶望感でいっぱいで。

 

とはいえ、先月の北海道と東京の一人旅は無事終えてきました。楽しんでまいりましたよ! やりたかったことは9割以上果たしてきました。

…なんか、もう一人はいやだーーってなるつもりだったのに、本当に満喫してきてしまいました。むしろ旅をしながら、自分の貪欲さに我ながら驚いた次第です。

 

とくに北海道は1年分くらい歩いたなー。もう足が限界だって言ってるのに、まあ、あそこも見てみたい、ここも行ってみたい、せっかく来たんだから果てまで目にしたい(例:北大は広すぎですって! 自転車があるとはいえ、冬場とか、学生さん大変じゃないんですか!?)、んでもって夜10時すぎに温泉街を一人散歩して、危うく迷子になりかけてね、寒いし、周りには人っ子一人おらずで、マジで焦りましたっけ…。なんでそんなことをしたかというと、温泉街のライトアップが素敵で……でもいざ外に出てみたらとてもそんなしみじみ歩ける状況には思えず(いくら日本とはいえ、深夜に人気のない雪道を一人歩きですから)、必死の気持ちでずんずん歩いていました。

f:id:Anridd:20160410011423j:plain

 

それから、食べたいものも食べました。ソフトクリームなまらおいしかったです! 

で、写真を撮ったんですけれども・・・食いかけのわりと見苦しい感じだったので、アップは控えます。

食べる前に写真を撮れって話ですよね、すみません。つい欲望のままに口に入れてから、はたと思い至ってパシャリとやる。以後くりかえし。つくづく私欲の塊です(苦笑)。

 

そして2月のハナタレ全国放送で紹介されていた人気のラーメン屋さんとスープカレー屋さんにも行くことができました。

 

とくにあの「彩未」さん! 見つけられるのか! 見つけられたとしても平日でも行列必至のお店だと言われているし、食べられるのか!?と、心配しつつもなんとかなるさと思いながら駅に降りたら、またも見事に道に迷い、焦りまくり、それでもお昼の閉店時刻ぎりぎりになんとか滑り込みました。

その時間、行列はできていなくて、むしろ外から見た感じは静かすぎて、今日営業しているのか!?と嫌や予感に見舞われましたが、入店してみたらさすがほぼ満席。

冬なのに、ラーメン食べる前からすでに汗だくな女が一人、カウンターに座らさせていただきました。そしておいしかったですよ、やはり! スープまで飲むのを止められませんでした!

f:id:Anridd:20160410011257j:plain

 

すみません、こちらも食べかけで。

 

それから人生初のレンタカーを借りて、一般道を帯広方面までドライブしました。まあ、実際はその日に飛行機で帰る予定だったので、夕張までしか行けなかったんですけど。

 

それにしても実に緊張しました。レンタカー借りに受付に行った時からすでに冷や汗、たぶん挙動不審気味。受付の方にカーナビの操作法を教えていただいて、札幌市内に乗り出し、しばらくは汗かきまくりながらの運転でした。それでも、あーここが白石区ホワイトストーンズ白石区!とか、別の意味でテンション上がったりもしてね。

 

いや、ホント、カーナビってありがたいですね。これがなきゃ絶対私は札幌市内から出られなかったでしょう。

 

小雨のパラつくあいにくのお天気だったのですが、快適なドライブでした。緊張も少しずつやわらいできて、まっすぐな道をゆっくりめで運転していました。それでもあんまり追い抜かれなかった印象があります。地元だったら、遅い!もう我慢できん!みたいな感じでじゃんじゃん抜かれていくんですけどね。そして果ての見えない平原に目を見張りました。普通は途中で山とか丘とかがあるはずなんだけど、北海道は、札幌からほんのちょっと出ただけなんですけど、もう平原のまま地平線でした。いやはやさすが。

 

道の駅で休憩しながら、無理せずマイペースで進みました。

 

途中、白鳥をはじめとする野鳥の群れが、これでもかと群がっている畑があり、思わず車を留めてしばし見入ってしまいました。

 

本当にもう、帯広あたりまで行きたかったんですけど、帰らなきゃいけなかったので引き返し、新千歳空港まで戻った時は夕方5時近く。例によって、カーナビで案内されているのにレンタカーの返却場所への道を間違え、またしても冷や汗をかきましたっけ。

 

 

それから東京です。浅草寺に行ってきました。いや、学生時代に4年も東京に住んでいながら、訪れたことがなかったんですよね、一度も。もう、世界各国からの人で参道がごったがえしていましたが、私もその中の一人になり、お店の前で立ち止まるとすぐだれかにぶつかってしまうような状態でしたが、心はうきうきと初めて見る名所を満喫しておりました。

 

行く時もね、地下鉄ではなく上野駅からバスを利用しました。スカイツリーシャトルです。街の様子を見たかったので。

 

上野駅と言えばそう、到着したその日に、あそこで崎陽軒の『横浜チャーハン』を買いました。はい、『中居正広のミになる図書館』で安田さんが二度にわたって宣伝していたものです。安田さん効果で品薄状態にあるらしいと聞いて心配もしていたのですが、無事ゲットし、その日の舞台に出かける前、ホテルの部屋で一人で食べましたよ。

 

f:id:Anridd:20160410011523j:plain

 

 

さみしい? それが至福というか満足というか本望と思えてしまうんだから、私の一人好きはかなり重症でしょうね。

 

それにしても渋谷のBUNKAMURAに向かう途中も思ったんですが、東京って、こんなに人いましたっけ? やっぱり増えていますよね。

 

そしてもちろん、旅の最重要目的でありましたが、無事、北海道では『HAUNTED HOUSE』を、東京では『ETERNAL CHIKAMATSU』をしかと観劇してまいりました。

 

して目下、あー、もう、観劇が趣味になったらどうしよう。交通費だけでお金がいくらあっても足りないよ~!…な状況です。それくらい楽しくてしかたがなかった。どちらもチケット取ったのギリギリだったんですけど、じっくり観ることができました。

 

…それにしても道新ホールで、いつのまにやらあの方がすぐ近くに座っていたときは驚いた。ミスターこと会長のサービス精神旺盛も旺盛の演出に大満足。そしてもう登場するたびに自然とみんなを笑顔にしてくれるもリーダー素敵!

 

そしてシアターコクーンでは、またも音尾さんのカッコ良さにうっとり釘づけですよ。目が離せませんって言うと、音尾さんは必ずぼくは目が離れていますっておっしゃるんでしょうけどw TVももちろんですけど、舞台上での存在感がすばらしい! もうずっと見ていたいと思うんですよ。なにしろ私に舞台を観にいく楽しみを始めさせてくれた方ですから。

 

 

え~、こんなに旅を満喫してきたやつが、なんで記事の冒頭でネガティブ全開なんだって話ですね。

 

まったく、よくもあそこまで欲望のおもむくままに動いたもんだと思います。地元にいるときはあんなにぐったりしていたのに。今もわりとそうなのに。

 

腰は人並み以上に重いくせに、いざ旅をはじめてみると、あれもこれも見たくなる、見たことがないものはなんでも見たいし、おいしいと紹介されたものはなんでも食べてみたくなる(まして好きな人がそう言っていたならなおさら)。緊張で、汗だくになって、足に肩に目まで疲れて悲鳴を上げているような状況なのに、歩くことをやめない。行きたいところに行く。

精神が幼いのかなあ、私は。いつまでふらふらしているんだと思いながら、いつまでもふらふらするのをやめられない。たかだか数日…冒険と言うのはあまりに大げさですけれど、好きなものを見たい、まだ見たことがないものを見たい、そんな好奇心に突き動かされて動いているとき、普段の引きこもりがちな生活の自分からは信じられないような力がわいてくるのに気づきました。今はほら、休みの日はまさに一日寝ているような状況なのに。

 

海外旅行もしましたが、そのときはこうまでは思い至りませんでした。一人国内旅行で、ちょっとした初めてのことに手を出して、気づきました。未知のものに触れること、知らない場所を歩くこと、それ自体が快感だと。

 

汗だくで緊張しきりで必死の形相で動きまわっている時間こそ、あくまで後になって思い返せばですが、なによりの思い出であり、刺激であり、快楽であると。

 

もちろん、それもこれも本当の意味で深刻なトラブルには見舞われなかった幸運あってこそなのでしょうけれど。

 

どうしよう、旅が趣味になったら。

 

変化がほしいとずっと思っていながら、ついこのあいだも自ら変化のチャンスを摘んでしまった私ですが、やはり変化がほしい、刺激がほしい、心身共にそう思っているのは事実だと思います。

 

もう一生ふらふらしている覚悟を決めるしかないかもしれません。冒頭で言葉をかけてくださった方も、私が「このままでは食っていけません」と言ったら、あっさり「それでもいいんじゃない」と返されました。いや、さすがに食えなくなるのは困りますけどもね。でも「普通の道」はとうの昔に踏み外している身ですから、そういう生き方もありかもしれません。「普通」を行こうとしても、どうせすぐにくじけるの、すごく予期できます。

 

もうかなりいい年ですが、またなにか、ゼロから始める時かもしれませんね。

 

相変わらずまだ決めかねていますが。勇気はありませんが。

 

たっぷりあることに気づきました、欲だけは。これがあるかぎり引きこもりはしないでしょう。

 

とりあえず、書けました。ほっとしました。

 

次の記事も早めに上げよう。