A.Banana.S

古代ローマ、ナックス兄さん、ドートマンダー・・・好きなことをぽつぽつと。

2014/08/29 クールマイヨール→トリノ 「アルプス」

 

どうもです。先日ドラマ『隠蔽捜査』を全話観終わりました。安田さんが出演されているから観はじめたのですが、それにしてもものすごく楽しめました。スカッとできました。指折りのお気に入りドラマです。録画しておいてくれた父に感謝。

そういうわけでこのごろは『隠蔽捜査』→『問題のあるレストラン』の流れを思うだけで、もういつでもどこでもニヤニヤが止まらない状態に陥っています。

 

「署長、お久しぶりです~」

 

この一言の妄想だけで、もうそこらじゅう転げまわりそうです(語尾にハートマークをつけたい衝動を懸命にこらえました)。

 

 

 

・・・さ、さて、旅の思い出話も終盤となりました。観光は、事実上この日が最後です。

 

古代ローマ人も越えたアルプスをなんとかこの目で見たいという、私の強い希望が実現したこの日、友人にお付き合い願いながら、クールマイヨールでの朝を迎えました。

宿泊したホテルは、なんとまた4つ星で、設備も内装も素敵でした。それでも友人と一緒だったから安く済みました。朝食も申し分なく。

そして外へ出ると、

 

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ご覧いただくとおり、この日も大変天候に恵まれ、アルプスふもとの美しさを堪能できました。いやもう本当に、歩いているだけで素敵な街でした、クールマイヨール! リゾート地ならではののんびりした雰囲気に加え、建物が一軒一軒可愛らしく、おしゃれで、花々が綺麗で。

素敵なお土産物屋さんもたくさんありました。いくら散策していても飽きないと思います。でもそう言えば午後だったかと思いますが、シエスタみたいな休憩があるらしく、ほとんどのお店が閉まる時間がありました。

本当は連泊して、周辺の自然を満喫して歩けると最高だったでしょう。しかしこの一日天候に恵まれただけでも非常に幸運です。美しさは見渡すかぎり味わえます。空気もおいしい!

 

さて、私がこの日の観光の予定に入れていたのはただ一つ、モンブランロープウエイに乗ることでした。なので友人にもお知らせして、しっかり長袖を持参。

ところでいざロープウエイ乗り場へ向かおうとしたら、上空を飛びまわるヘリコプターに気づきました。なにごとかと思ったら、突然前方から――

 

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正式名称は忘れてしまいましたが、国をまたいでアルプスを駆ける大会がこの日ちょうど開催されていたようです。ストックを持っている方もいたことから察するに、相当ハードなレースなのでしょう。筋骨たくましい男性たちが目の前を通り過ぎていきましたが、女性もけっこういらっしゃいましたっけ。

私は体力ないのですぐにへたばって話にならないと思うのですが、走るのが好きな方にとってはたまらない大会でしょうね。アルプスの大自然をめぐりながら駆け抜けるわけですから。しかも良い天気。

ちょっと驚いて、ちょっとラッキーな出来事でした。

 

さて、我々はバスに乗って、ロープウエイ乗り場へ。

この日は空いていました。我々を含め、4、5人ほど。

ロープウエイはあっというまに上昇しはじめました。うおぅ、高い、高い!

 

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下に見える道路。あれが古代はローマ街道だったということでしょうか・・・? さすがにこの山をてっぺんからまともに越えることは無理でしょうから。なにしろ上に行くにつれてわかったのですが、もう断崖絶壁の、岩の塊でした。いや、当たり前のことなのかもしれませんが、私は登山というものをまったくしたことがない人間なので、山を知らないんですよ。

 

我々は一気に、「トリノ小屋」(標高3375M)までやってきました。そこで目にした景色が、こちら。

 

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 あれ、今は8月だったはずでは・・・・・・な、景色でございます、本当に。しかもこの雪の上をスキーで歩いているらしき方がいらっしゃいました。いやはやいやはや。

私みたいな者が気軽に触れるとただでは済まないような、大自然をしかと感じてまいりました。

 

これ、越えるとか無理じゃないですか、ハンニバルさん。

 

工事中らしくフランス側までは行けなかったので、ここで引き返しました。復路は途中の植物園で寄り道。世界一標高が高い植物園なんだとか。

 

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お子さん連れのご一家と写真を撮ったりしながら、アルプスの景観を満喫しました。

帰りのバスを待つあいだは、ここまでのロープウエイでずっとご一緒だった一人旅のお兄さんと少しお話をしました、英語で。イスラエルからいらしたそうです。

彼らとはもう二度と会うことはないのでしょうが、出会ったという事実は、いつかまた折に触れて思い出すのでしょうね。

 

 

さて、ということでわたくしめがこの旅で予定していた観光は、これで全て終了と相成りました。色々ありましたが、終わってみればすべて順調だったと言っていいのではなかったでしょうか。後半の成功は、同行者である友人に拠るところがとても大きいです。

 

あとで友人は、中でもクールマイヨールがとても良かったとメールで送ってくださいました。けれども私のこの古代ローママニアな旅につき合わせてしまって、果たしてどこまで楽しんでいただけたのか、未だに疑問です。とにかく、本当にありがとうございます!

 

夏のアオスタ、クールマイヨールは、私からもぜひおすすめします。来て損はなかったと必ず思う景色が360度広がっております。

 

次はアルプスの道を車で走って、フランスやスイスまでまわることができたら・・・と夢に見ています。

実はこの旅、さらに欲張ってフランスにまで行っちゃえという計画も一時は立てたのですが、予算と日程の都合上あきらめました。そして私が、フランス語の勉強を挫折したためでもありました。いや、これまでイタリア語と、あとスペイン語もかじったことあるんですけれども、フランス語ばかりは、これは無理だと思いましたなぁ・・・。いや、でもいつかはルーブル美術館にある古代ローマの展示品を見なければと思っているのですが。

 

いつかいつか。またいつか――。

 

でもまだ旅は終わっていません。この日はトリノまで帰らなければならなかったのですから。これがまた、予定外に長くかかってしまいました。アオスタまでバスで戻ったあと、そこから乗った列車が、乗り換えが必要なルートのもので、なんかどんどん人気のない場所を走っていないか?このような場所を来たとき通ったっけか!?という景色がだいぶ長く続いて、トリノに帰り着いたころには夜になっていました。

 

イタリアでの最後のディナーを食べ終え、私は疲れてベッドに倒れこみました。友人もそうだったでしょう。というのも、この日はなぜかシングルの部屋で予約されていたので。

帰り支度をしながら、私はこのときようやく思いました。帰りたくない、と。

 

来る前は、具合が悪くなるレベルで憂鬱だった癖にね。成田から出発するときは半泣きだった癖にね。旅の前半なんか特に毎日が必死で、一日一日を消化するといった気持ちで、帰国まであと〇日、あと〇日――なんて数えて、ため息もついてた癖にね。

終わってみればこれが、楽しみ尽くしたと言う以外になかった!

 

ああ、帰りたくない。このままイタリアに住んでしまいたいとまで、考えましたっけ。

 

すばらしい国でした。街も、そして人も。南はナポリから、北はアルプスまで、無事まわらせていただきました。

初日こそ、はい、撃沈しましたけれども、恵まれた旅ではなかったですか、これ以上なく。

 

次に訪れる日は来るのでしょうか・・・? 今の私の現状を思うにあやしいですが、でもまだまだ行ってみたい場所が、この国にはあります。

二度あることは三度ある! だから、またいつかきっと・・・!

 

 

次回が、旅の思い出話の最終回&おまけとなります。ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます!