A.Banana.S

古代ローマ、ナックス兄さん、ドートマンダー・・・好きなことをぽつぽつと。

映画の感想 その2

 

久しぶりに、最近観た映画の感想を書かせていただきます。多少ネタバレがあるかと思いますので、困る方はお戻りください。

 

 

『龍三と七人の子分たち』

 

北野監督の作品を見るのは初めてでした。白状すれば、完全にヤスケン目当てで行きました、はい。

・・・だって4月の、あのスマスマを見たら、行くなと言うのが無理な話でしたよ、もう。

そして私は基本コメディが好きです。「笑って泣ける」映画があれば、泣けるの部分が無くていいとか思ってしまう類の人間です。

ミステリーとかでも、あまりに重すぎる話、例えば犯人があまりに気の毒な背景を背負っている、などは避けがちで、どちらかというと淡々と、それでいてスリリングに、だれが犯人なのかで引っ張ってくれるものが好きです。

 

この度は、笑わせていただきました。面白かった!! ありがとうございます。5つ星評価なら4.5でしょうか。どんなに高名な作品でも好き嫌いはあると思うのですが、私にとっては好みの映画でした。たぶん、北野監督作品が初めてで、そもそもどんな映画なのか、コメディというのは本当か、などと訝りながら足を運んだことも大きかったと思います。以前の『相棒』と違い、安田さんが出演されるという以外、良くも悪くも前知識や期待がなかったんですね。

 

私の地元はだいぶ閑散としていて、したがって映画館はだいたい常にガラガラで、このあいだ『ミュータントニンジャタートルズ』を観にいったときなんか、あやうく人生初の、観客はオンリーミー状態になるところでしたが、さすが北野監督の作品、いつになく人が入っていました。良い席に座れないほどではなかったですが、うちの地元にしては大盛況だったと思います。おおむね、私より年配のお客さんが多いように見受けられました。根強いファンがいるようです。

 

安田さんもおっしゃっていましたが、通常は笑うべきでない場面で、笑ってしまうんですよね。劇場でもしばしば笑いが起こっていました。シャイなうちの地元ではなかなかないんじゃないでしょうか、こういうことは。

 

ただ別の日に観にいった母は、「もう少しスカッとしたかった」みたいなことを言っていました。私はあれで満足だったのですが・・・だって基本、悪党たちの物語です。だからあのくらいさばさばしている。あそこでじっとり執念をたぎらせるのは、善玉VS悪玉の対決の場合です。私はむしろスカッとすると言われる話でスカッとできないんですよ。あいつあんな悪いやつなんだから、もっとやってやれ、一発殴ったり、説教するだけじゃすまないだろうって思うわけですね。それくらい、悪玉に腹が立って、観ていてストレス溜まってしまう。かといって徹底的に復讐がなされればいいかというと、それはそれでなんだか後味悪い。だからいっそ悪玉VS悪玉の対決のほうが、娯楽として魅かれてしまいます。

 

もう1回観にいきたいです。私は相変わらず独りもんですが、劇場でほかのお客さんと一緒に笑えるって、なかなかうれしいことですね。

 

けれども次は、いわゆるにわかですが、NACSファンとしては『駆け込み女と駆け出し男』を観にいくところでしょうか(勉強は? 英検は!)。ただ、さっき拷問シーンがあると知って、だいぶひるんでいます。世の中で最も嫌いなものです。でも音尾さんも出演されるというし・・・どうしよう・・・・・・。